時の轍 第一話 ―搖命―
男性2名 女性3名 不問1名
登場人物
凪宮 咏琉(ナギミヤ エル)♂17歳 → 本作主人公。日本のどこかにあるらしい小さな島に住む青年。俺様主義。異世界より送り込まれる敵と戦っている。
秋月 凪(アキツキ ナギ) ♀17歳 → 本作ヒロイン。クールな感じ。感情の使い分けがうまい。少し、特殊な体質のようだが…。
御神楽 悠都(ミカグラ ユウト) ♂16歳 → エルの友人。特殊な能力を持っているらしい。基本的には誰にでも敬語。
クルル=シルファ=アルベイト ♀年齢不詳 → 悠都のことをマスターと慕う少女。悠都の屋敷に住んでいる。ボクっ娘。
遠騎 莉菰(トオノ リコ) ♀15歳 → 悠都の事をご主人様として慕う少女。悠都の屋敷に住んでいる。何か凄いらしい。
ナレーション 男女不問。年齢不詳 → 偶に物語に介入してくる人。一話目でエルに嫌われる。
000.エル :なぁ、ナギ
001. :今日の昼は何をしてたんだ?
002.ナレ :一人の青年が怪物に向け平然と剣を振り下ろす
003.ナギ :図書室
004. :する事もなかったから
005.ナレ :青年の声に返す声がする
006. :すぐ近くに待機していた少女が青年の方へ歩き、青年の隣で止まった
007.エル :明日は?
008.ナレ :青年が隣に立つ少女へ、怪物を割いた剣を曳きながら聞いた
009.ナギ :さぁ、どうかしら?
010.ナレ :少女は倒れた怪物へ向け手を翳す
011. :それとほぼ同時に倒れていた怪物は赫玉に変わる
012. :ナギがその状態で何かを小さく呟くと赫玉はナギの手のひらに吸い込まれていく
013.エル :曖昧だな?
014.ナギ :仕方ないじゃない
015. :分からないものは分からないもの
016.エル :明日の事は明日のこと
017. :なってみなければ分からない、か……どこぞのジジィも、んなこといってたな……(溜息)
018.ナレ :青年はそう言い息を吐くと静かに空に眼を上げた
019. :空には弱く輝く月が昇っていた
020. :青年の名はエル。一本の剣をもち、ダルそうに構えている姿はどこか寝むそうだ
021. :少女の名はナギ。眼鏡に手を伸ばしながら、物凄く嫌そうに少年に言葉を返している
022.エル :で、今日はもう平気だよな?
023. :俺、もうねみぃんだけど……
024.ナギ :ええ、そうね
025. :さっきので最後……いや、ちょっとまって
026. :北三キロに敵反応、行くわよ
027.エル :マジか……
028.ナレ :ナギは言うと同時に駆け出し、欠伸をしながらダルそうにエルがその後を追う
029. :次いで悠都とクルルがその脇を追っていく (さり気無く)←ここ重要
☆
030.エル :もう三キロくらい進んでねぇ?
031.ナギ :もう直ぐ其処よ
032. :見えてる信号の所を右
033.エル :ふぅ……了解!
034. :そっこーで潰しにいくぞ!
035.ナギ :ええ、よろしく。
036. :私はその辺りの家の屋根の上からまったりと傍観させて貰うわ
037.エル :はいはい!
038. :俺様の華麗な剣捌きを見物してな!
039.ナギ :過信しないことね
040. :さ、来るわよ
041.ナレ :四人は二手に別れた
042. :ナギはエルに言った通りにすぐ近くの家の屋根に立った
043. :その隣に悠都、クルルの二人も立つ (さり気無く)←ここ重要
044. :エルは信号を目印に右の通路に飛び込む、同時に一閃、光が走る
045.エル :なぁっ!?
046.ナレ :右に跳んだ筈のエルの体が左へと吹き飛んでいく
047.ナギ :ちょ……だから言ったのに
048. :もう……大丈夫!?
049.ナレ :ナギの顔からは焦りと困惑が窺える
050.エル :全……然、だいじょばない…… 051.ナギ :大丈夫そうね
052.ナレ :ナギはほっと胸を撫で下ろす
053.エル :何でだよっ!!
054.ナレ :エルは言いながら剣を杖代わりにして立ちあがる
055. :体に目立った傷はないが、エルが吹き飛んだ方向には粉塵が立ち込めている
056.ナギ :だって、大丈夫でしょ?
057.エル :いや、まぁ、そうだけど……ちょっとくらい心配してくれたっていいだろ?
058.ナギ :いや
059.悠都 :いやですね
060.クルル :いやだよね
061.エル :なんだよ、お前らっ!いきなり増えんなよ!!てかいたなら助けろよ!!!
062.ナギ :はいはい
063. :二人なら此処にくる途中から一緒に居たわよ?
064.エル :な……なんだとっ!?
065.ナギ :ちゃんとナレーションくらい聞いてなさいよ
066.ナレ :慌てて私の発言を見直すエル
067. :あ、ちなみに、私は確かに言いましたよ?
068. :移動する辺りですー
069.悠都 :僕は喋ってなかっただけですよ?
070. :勝手に忘れないでくださいー
071.クルル :隠れてついてきたわけでもないよ?
072. :堂々と後ろについてたのにー
073.エル :おお、マジだ
074. :作者め……ややこしいことしやがって。ナレもさり気無く混ぜやがって……
075.悠都 :可愛そうな作者さんとナレーションさんー
076. :僕は、気づかないエル君が悪いと思うなー 077.クルル :思うなー
078.ナギ :いい加減にしなさいよ
079. :アンタ達、物語であること忘れすぎ080. :……敵はまだいるのよ? 081.エル :ああ、そうだったな
082. :あんまし強いワケでもなさそうだし、さっさと倒せばいいんだ……ろっ! 083.ナレ :最後の”ろ”をいうのと同時にエルはその場から、攻撃をされた方に向け、速く跳ぶ
084. :剣の風を切る音がひゅっとなり、場に先程とは違う緊迫感が流れる085. :剣が鳴く程速く動く、それはつまり、エルが真面目になったということだ 086.ナギ :終わり……ね
087.悠都 :意外と、信頼してるんですね?
088.クルル :そうだねー
089. :仲悪そうなのにー 090.悠都 :ん?
091. :それは違うよ、クルル092. :……ちょっとこっち 093.ナレ :悠都はナギから少し離れた位置へ行き、クルルを手招く
094.悠都 :二人はね?……で……だから……ね?
095.クルル :そうだったのーっ!?
096. :気付かなかったよー 097.ナギ :あ、アンタは何を話したのよ!?
098.ナレ :ナギは多少の焦りの様な物を抱いていた
099.悠都 :んー……秘密です
100.ナギ :……もう、いいわよ……
101.悠都 :ああっ、そんなに沈まないでくださいよ!
102. :変なことは言ってないですから! 103.ナギ :本当に?
104.悠都 :本当です!
105.ナギ :じゃあ、言いなさいよ!今すぐ言いなさい!!さぁ、早く!!!
106.ナレ :ナギは光の速さで悠都に近づき、その胸倉を攫み、物凄い勢いで体を揺らす
107.悠都 :ああっ、嘘で沈むなんてずるいです!!
108.クルル :ああっ、何を!?
109. :マ、マスターに何するの〜! 110.エル :お れ さ ま を む し す ん なあああああああああああああああああ!!!!!
111. :で、それからナギ!112. :アレ、よろしく 113.ナレ :エルが光より更に早く、三人の元へ駆けてくる
114. :そして、親指をたて後方を指す115. :その先には既に赫玉と化した怪物が居た
116.ナギ :む、煩いわね……
117. :すぐにやるわよ118. :…………悠都、明日、覚悟しておきなさい? 119.ナレ :ナギは悠都に耳打ちをすると、先程と同じ様に赫玉を手の中に吸い込む
120.悠都 :恐ろしいですねぇ……
121.クルル :そうだねぇ……
122.エル :普段から一緒に居る俺の身にもなってくれ……
123.ナギ :エルもクルルも、明日が来るといいわね♪
124.エル :ふ……今を何時だと思っている?
125.ナギ :何時って……
126.クルル :1時58分だよー
127.悠都 :明日までは結構な時間があるみたいですね
128.エル :結束した俺達三人にそんなに時間を与えて、何も対策をされないと思っているのかね?
129.悠都 :いえ、結束してないですけど
130.クルル :勝手に一緒にしないでよー
131.エル :お、俺に仲間はいないのか……!
132.ナギ :はいはい。無駄に演技がからなくていいから、特にそこ
133.エル :いーじゃん、こーゆう時は楽しむもんだろ?
134.ナギ :それも……そ……う……ぅ……
135.ナレ :ナギは急に喋ることをやめ、その場にだらりと倒れる
136.エル :む……流石に連続はキツかったか……
137.悠都 :そう、みたいですね
138. :……というか、騒ぎすぎでしたね 139.クルル :エル君騒ぎすぎだよー
140.エル :お、俺だけか!?
141. :……ま、どーでもいいか142. :さて、俺はナギ連れてかないといけないから……悠都、後任せた。143. :此処と南に三キロ行ったトコだから、夕凪町三丁目辺りだな 144.悠都 :分かってますよ
145. :最初からいましたから 146.エル :ああ、そうだったな
147. :んじゃ、任した 147.ナレ :エルはナギの体を抱き上げると屋根を跳び継いでそのまま闇へと消えていく
148.エル :重いな……
149.ナギ :そ……んな……こと………
150.エル :うぉっ!?
151. :ま、まだ平気だったのか!?
152.ナレ :エルは抱き抱えたナギの顔を覗き込む
153. :その顔……いや、目に光は宿ってはいなかった 154.エル :気のせい……か?
155. :…………聞いてないんじゃ意味ないかも知れんが、お疲れさん156. :それと……ありがとな 157.ナレ :エルは照れているのか少し顔を赤らめながら、少しずつスピードを上げて行った
158. :その時、気のせいだとは思うがナギの顔が少し、ほんの少し、笑ったようにも見えた 159.エル :何言ってんだ、俺は……
☆
160.悠都 :さて、どうしましょうか?
161.クルル :空間修復なんて、ボク出来ないよー?
162.悠都 :僕もです
162. :困りましたねー 163.クルル :引き受けなければ良かったんじゃー
164.悠都 :いやー、あの場で拒否するわけにいかないよー
165.クルル :そうなんだー?
166.悠都 :そうなんですよー
167. :んー……どうするかなー168. :こういう時はアノ人に頼みましょうか 169.クルル :アノ人ー?
170.悠都 :莉菰ー、いるんでしょー?
171.ナレ :どこへともなく言う
172. :すると少しして、一人の少女がその場に現れる 173.莉菰 :流石なのですよ、ご主人様♪
174. :いつから気づいていたのですか? 175.悠都 :んー、さっき
176 :ナギさんが倒れるあたり、かな 177.莉菰 :其処まで分かってらっしゃるとはー♪
178. :どーしてわかったのですか? 179.悠都 :気配がしたからね
180. :来たタイミングが分かったのはナレーションさんのおかげです181. :エル君に色々言ったのに莉菰の事を言ってなかったら変でしょ? 182.莉菰 :んーと……何の話、なのですか?
183.悠都 :ああ、ごめん
184. :莉菰が来る前の話だよ 185.クルル :さっきね、面白かったんだよー?
186. :あのねー…… 187.悠都 :あ、待って
188. :その話は後にしてくれるかな189. :早く直さないと 190.莉菰 :……莉菰は気になることは無視できないのですよー……
191.悠都 :後で話してあげるよ
192. :エル君の話は聞いてたよね? 193.莉菰 :ハイ♪
194. :聞いてたですよ♪195. :ご主人様とくるるんはお屋敷に戻っていて、大丈夫なのですよー 196.悠都 :うん、分かった
197. :それじゃあ、邪魔しないように先に帰るね 198.クルル :また後でねー
199.ナレ :悠都とクルルはエルと同じくして闇の中へと消えていく
200. :莉菰はそれを静かに見送ると数分前エルが吹き飛ばされた辺りへと向かって行った to be continued
――作者から――
この台本は成長する台本らしいです。
ここを直してみたらどう?漢字読めない!等々ありましたら言ってください。
希望があれば次回予告、第二話を製作します。
感想、クレーム、希望、修正依頼等ありましたらkokou_autummoon☆infoseek.jpまでどうぞ。 ☆を@に変えてください。
お気軽にどうぞ♪
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