大谷山(401.3m)

広島県福山市

 

2005年12月17日(土)  仁王さん+チャコ&門久


今年の広島の12月は非常に寒い。

この日も、20年ぶりともいう大寒波が日本列島を襲い、

広島も各所で吹雪模様となった。

そんな中を出かけたが、

迫り来る雪雲と冷たく熾烈な北風に

身体も心も凍りつき、

心ならずも、頂上直下からのエクササイズで終わってしまった。

これで、広島百山踏破まであと1座

 

 

 

 

 

 

 

〈大谷山から松永湾を望む〉

 

〈林道から見た大谷山の山頂部〉

 

 

 

 

 

 

9:30〜37    八幡パーキングエリア(山陽自動車道)

 仁王さんとここで合流。彼は福山市の出身で、大谷山には登ったことがないとはいうものの、このあたりの地理に詳しい。心強いガイドとの配役である。

 

9:48     福山西インターチェンジ

 山陽自動車道を下りる。ETC通勤割引で通行料50%引きは有り難い。山陽道では、志和IC〜小谷SAの間、三原久井IC周辺で吹雪いていた。福山西IC付近は時折雪が舞う程度であった。

 

10:01〜03  本郷温泉

  本来はここに自動車を置いて、約5時間の周回コースを辿るのであるが、空は厚い雪雲に覆われ、いつ降りだしてもおかしくない天気である。朝のうちはここでも雪だったようだ。ジャングル風呂と登山口の道標を右に見送って、狭い車道を新市方面は大谷池まで行き、そこで山に登るか否かの決断をすることにした。

 

10:16     大谷池すぐ上流部の林道入口三叉路

  狭い車道を走り峠を越え、小さな池畔を回ったりして10分余り行くと、樹間に大きな大谷池が見えてきた。池の手前で右に分岐する道があり、狭い谷間を大谷山方面に延びて行っていた、先行する仁王さんが迷わず、その道へ入って行く。わが車もそれに従って林道を駆けて行った。

 

10:35     大谷山林道の三叉路

  林道はダートの道であったが、比較的よく整備されており普通車でも走り易かった。やがては厳しい道に変わるだろうと思いながら走行を続けたが、道は尽きることなく先へ先へと延びていた。三叉路に到達して、大谷山山頂直下を通過して、本郷の憩の森から上って来る中国自然歩道を兼ねた林道と合流したことに気付いた。

 

10:41     大谷山登山口着

  三叉路から来た道を引き返すと、直ぐにカーブを曲がったところで頂にマイクロウェーブの中継用の鉄塔が建つピークが見えてきた。これが大谷山の頂である。林道の路傍に「大谷山登山口」と書いた円柱の標識が立っていた。何故に、往きに頂上の鉄塔やこの道標に気付かなかったのだろう?初めて通るダートの蛇行する道とはいえ、随分と視野が狭くなってしまっていたものだ!反省。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈本郷温泉の登山口〉

 

〈林道脇に立つ登山口の標識〉

 

〈荒れた登山道〉

 

〈大谷山頂上の鉄塔〉

 

 

 

 

 

 

 

 

10:48     大谷山登山口発

  登山口の標識の側は今はブッシュがかなり伸びている部分はあるものの、切り開かれた平地になっており、自動車2〜3台なら悠々と駐車出来る。自動車を残して樹間に入って行った。登山道が直ぐに見付かるだろうと期待していたが、そうはいかなかった。10分近くも道を捜したが見付からないので、藪漕ぎ覚悟で樹間を上って行くことにした。直ぐにガイド役の仁王さんが登山道を見付けてくれたので、そこに出た。通る人も疎らな道なのであろう、潅木を時に掻き分け、倒木を潜って進む荒れた道であった。

 

11:01     頂上近くの北尾根上に出る。

  荒れた道は頂上部を南から西に巻くように北に進み、北に延びる尾根の上に出た。尾根の先は小さな墓地があった。そこから右に曲がり、尾根伝いに頂上まで続く荒れた切り明けがあった。そこを辿って行くと、マイクロウェーブの鉄塔の建つ頂上はすぐだった。

 

11:04〜24  大谷山山頂(401.3m)

  頂上部はマイクロウェーブの鉄塔の敷地となっており、金網のフェンスが四周を囲んでいた。草が伸びたフェンスの周りを回りながら、三角点の標石を捜してみたが何処にも見つけることはできなかった。

鉄塔の敷地の直ぐ下にエアコンの室外機がある民家風の建物があった。玄関に廻ってみると、今日は戸締りをしているようであるが、よく読めないものの直ぐ下にある円空山聖宝寺の事務所の看板が掛かってあった。

  頂上部付近にはあと何基かの鉄塔があり、また聖宝寺の八十八ケ所巡りの石像などがそこかしこに点在していた。ここは、本来周りに高い山のない絶好の眺望地の筈であるが、今は樹々が伸びてしまって眺望を損している。しかし、樹間から見えた松永湾や福山港方面の眺望は仲々のものであった。気温も低く、いつ雪や雨が降りだしてもおかしくない天気なので、昼食は登山口に下ってから摂ることにして下山の途に就いた。

 

11:26     北側尾根上

  ここからまた厳しい登山路を辿る。取り付きにもう文字が見えなくなった新市山岳会が掛けた下山道のプラスチック片の道標があった。

11:35     登山口

   下山の所要時間10分程度。これで、一座を踏破したとするのは潔いことではないとは思う。しかし、今日の寒波到来の天気、それに極めて散文的な頂上や林道を辿る登山路の状況などを思えば、何処かから登り直そうとも思わない。今回の大谷山踏破は成就したことにすると意を決した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈頂上から福山方面の眺望〉

 

〈登山道から松永方面の眺望〉

 

〈四国88ケ所の石像〉

 

〈樹間に見える聖宝寺の屋根〉

 

 

 

 

 

 

 

 

12:34     登山口

  登山口の平地の自動車の陰で昼食を摂った。冷たい北風が吹き荒んで往生した。コンロの火が強風に煽られて、温かいうどんを作っていたが、仲々お湯が沸かなかった。車道や広場の砂塵を全てのものの上に遠慮なく吹き付けてきた。

 

12:38     三叉路

  午前中に行き着いた三叉路から先は初めての林道走破である。三叉路を過ぎて暫くは道幅が狭く路面も芳しくない。対向車が来たら打つ手はないような道だ。しかし、直ぐに舗装道に変わり、道幅も広くなってくる。仁王さん運転の先導車は対向車のことなど胸中にないのか快調にドンドンと下って行った。

 

12:46     松永溜池

  林道を下り切ると大きな二つの溜池に出た。松永溜池と呼ばれる池である。この池を中心に本郷の憩の森が整備されている。上下の池の間の土手を渡ったところが駐車場になっていた。天気の先行き厳しい日であった、そのまま走って、国道2号線の松永バイパスに入って帰路に就いた。仁王さんは、福山の実家へと去って行った。

 

 

 

 

 

 

〈大谷山の麓にある松永溜池〉

 

〈北風の厳しい中で昼食の準備〉

 

 

 

 

 

 

【山行の所感】

  天気に翻弄された一日であった。行きの吹雪の山陽道では、山に登れるような天気ではないと思ったが、現地に着いて、頂上まで僅かな距離だったので登頂を果たした。しかし、下山してから冷たく強い北風に厳しい仕置を受けた。

  この日の夕方から広島市も大雪となった。市内でも17センチメートルの積雪と20年振りの大雪となった。12月としては、観測史上初めてのことらしい。

  我々が大谷山に登った時間帯というのは、この日唯一山歩きが出来る天気であったということのようだ。ちょっぴり歩いて完踏とした山であったが、意外にもラッキーなことであったようだ・

 

  大谷山という山は、果たして登山するに価するか否かの問題も残っているように思う。今回は僅かな距離しか歩いていないので、結論を書く訳にもいかない。登頂して楽しい山でないことは確実である。 あとは、ガイドブックにあるように5時間歩いて、果たして充実感を感じるトレッキングルートであるか否かであろう。それでこの山の価が決まるように思う。

 

【大谷山頂上付近】(1/8,000)

 


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