明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2008年正月

〈コバイケイソウ咲く雷鳥坂から立山三山を望む(2007.8.7)〉

 

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雪の正月の宮島 駒ケ林(509m)・弥山(535m

広島県廿日市市宮島町

2008年11日(火) 元旦    門久単独

 

 

 

〈多宝塔ルートから大勢の初詣の参拝者で賑わう厳島神社を俯瞰する〉

 

 

2008年新春初登りも安芸宮島の弥山となった。

厳島神社、大聖院に初詣の参拝をおえてから、多宝塔ルートを登ることにした。

下山は四宮ルートを考えていたが、山頂付近には歳末寒波の雪が大分残っていたので

大事をとって紅葉谷ルートを下ることにした。

正月に雪の弥山に出合える機会はそうあるものではない。

そうしたことからも珍しい体験となった新春登山であった。

 

《山行記録》

 多宝塔13:36・・・・13:49(着替え)13:53・・・・14:23朝日観音・・・・14:28岩室14:30・・・・14:48駒ケ林(509m)14:53・・・・14:56大元ルート合流・・・・15:02仁王門跡・・・・15:08御山神社分岐・・・・15:11御山神社15:15・・・・15:19弥山本堂15:26・・・・15:33弥山(535m)15:42・・・・15:48弥山本堂15:58・・・・16:07紅葉谷ルート尾根分岐16:09・・・・16:21 13号堰堤・・・・16:46紅葉谷公園登山口・・・・16:50紅葉谷橋・・・・16:54紅葉谷公園入口・・・・17:00町家通り・・・・17:11宮島桟橋

〔総所要時間:3時間35分、休憩等:0時間43分、正味所要時間:2時間52分〕

 

 

13:36 多宝塔

  大聖院への初詣の参拝を終えてあせび歩道で多宝塔前まで出た。今回はここを登山口にして先ず多宝塔ルートで駒ケ林に登ることした。10分余り尾根道を辿ると眺望の良い裸地に出る。ここで寒暖調整の着替えをしながら厳島神社や大鳥居のある瀬戸の美しい景色を楽しんだ。30分も登ると駒ケ林の岩峰の険しい上りに取り掛かる。羊歯が覆う道となるが、12月30日〜31日に降った雪が羊歯の上に沢山残っており、そこを掻き分けて進むと靴を濡らした。朝日観音の岩場を過ぎて、なお厳しい急坂を登って行き頂上直下の露岩の上を通過するところで、残雪を被った岩上がアイスバーン化していてちょっと冷や汗をかいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈今回の登山口は多宝塔前だ〉

〈多宝塔ルート上から大鳥居を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

〈羊歯の上に残る歳末寒波の雪〉

(朝日観音近くの石室〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アリスバーン化していた頂上直下の巨岩〉

 

 

14:48〜14:53 駒ケ林(509m)

  凍った岩の上を乗り越えて何とか駒ケ林の頂上に到達した。こんな条件ゆえ岩の峰の上には他の登山者の姿はなかった。暫し静かな岩盤上で冬の瀬戸内海の素晴らしい眺望を楽しんだ。しかし、足を濡らす残雪、アイスバーン化した岩の上などやや危険で楽しくない要素もあるので、先もまだ長いと早々に駒ケ林の頂上を発った。

 

 

 

〈駒ケ林頂上の露岩とその先は502m峰〉

(弥山頂上部を望む〉

 

 

  駒ケ林を下って大元公園ルートに合流すると登山道の沿道の樹々はまだ雪を被ったままであった。特に仁王門までの間は日陰のせいもあろうが雪が多かった。歩くにも滑らぬようにとの特別な注意を要した。

 

 

 

〈駒ケ林を下って大元公園ルートに合流する〉

(仁王門跡の直ぐ手前の日陰には残雪は多い〉

 

 

15:11〜15:15 御山神社

  仁王門を過ぎると日当たりも良く残雪も少なくなってきた。暫し行って御山神社の新しい鳥居のところで大元公園ルートを外れて御山神社に立ち寄ることした。厳島神社の奥院である。参拝後、神社の裏手を巻く道を辿れば弥山本堂に出る。

 

 

 

〈昨年新調なった御山神社の鳥居〉

(御山神社、厳島神社の奥院である〉

 

 

 

 

 

〈御山神社付近から駒ケ林(右)・焼山(左)を望む〉

 

 

15:19〜15:26 弥山本堂

  弥山本堂に来るとロープウェイで上って来た観光客の姿も多い。不消霊火堂が賑わっていた。私も煙る堂内に入って煮えたぎる白湯を戴いた。ここまで上がってくると、不消霊火堂にも弥山本堂にもその屋根にはまだ雪が残っていた。

 

 

 

〈新春で不消霊火堂も賑わっていた〉

(弥山本堂はまだ雪を被ったままであった〉

 

 

 

 

 

〈雪の積もった甍の屋根〉

 

 

15:33〜15:42 弥山(535m)

  弥山頂上も多くの観光客で賑わっていた。なかでも外国人観光客の姿が多い。厳しげな中国語の会話が聞こえ、のんびりとしたタイの女性達の声が聞こえていた。頂上の展望台の上には圧雪が残っていた。やはり歳末にはかなり降ったようだが、冬晴れとなったこの日の午後は素晴らしい眺望が広がっていた。下山は、展望台下から四宮ルートを辿ろうと思っていたが、多宝塔ルートの雪を被った羊歯の道と同じ状況であろうと考えて、今回はそれを避けて一番通行人が多く整備されている紅葉谷ルートを下ることとした。

 

 

 

〈弥山頂上の展望台〉

(展望台の上には圧雪が残る〉

 

 

 

 

 

〈巨岩累々とした弥山頂上、遥か502m峰、岩船岳が望める〉

 

 

 

 

 

〈展望台上から広島市街地方面の眺望〉

(こちらは獅子岩越しに能美島・江田島方面を望む〉

 

 

15:48〜15:58 弥山本堂

  再び弥山本堂に下って、不消霊火堂の裏側高台の岩の上に上がって雪のお堂などの撮影タイムとした。

 

 

 

〈屋根の雪を残した不消霊火堂(手前)と弥山本堂〉

 

 

 

 

 

〈不消霊火堂残雪〉

(参拝の二人〉

 

 

16:07〜16:08 紅葉谷ルート分岐

  観光客と一緒に獅子岩への尾根道を下って行って、途中の鞍部から紅葉谷へのルート採った。下山ルートに入ると俄かに残雪が多くなった。日陰ゆえのことである。石段道にも雪が残っている部分も多く、アイスバーン化していないか、滑らないか気を付けながらの下山となった。それでも下るほどに雪の量は徐々に減ってゆき、13号堰堤辺りから下はもう雪を気にする必要がなくなった。

 

 

 

〈雪の残る尾根から紅葉谷への下山口〉

(紅葉谷の下山路の樹々はまだ雪装束であった〉

 

 

 

 

 

〈谷間で日陰ゆえの残雪であろう〉

(アイスバーンとなった石段もあった〉

 

 

16:46 紅葉谷公園登山口

  弥山から約1時間で紅葉谷公園へ下った。ここからはロープウェイで下りてきた観光客と一緒に桟橋方面へと歩く。旅館や商店街などは早々に夜の明かりを灯していた。

 

 

 

〈下って来ると雪も消えて、まだ落葉が美しい〉

(紅葉谷公園の一番奥がこのルートの登山口〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈早々にランプを灯したもみぢ茶屋〉

 

 

 

 

〈前夜の鎮火祭の松明を飾るもみじ饅頭店〉

 

 

〔山行所感〕

  新春登山は安芸の宮島の弥山というのが定石のようになってきた。宮島というところは、めでたい初春に相応しいところであると思うし、世界遺産の島の森の中を歩くということは贅沢な楽しみであるとも思う。

  標高500m程の山であるということで、降雪の直後ということを知りながらも短靴の簡易なトレッキングシューズで今回登ってしまった。そのために、雪の残った羊歯の道で靴の中まで濡れてしまい、また凍って滑る露岩の上で踏ん張りが利かずに往生するという失敗を犯かすこととなってしまった。登山というのはやはり油断があってはならないものだ。装備は完全を志向すべきで、何かと妥協してはならないことが良く分かった。雪の弥山は手強い山である。

 

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