雪と霧氷でモノクロームの世界 恐羅漢山(1,346.4m)

広島県山県郡安芸太田町

2008年1月13日(日)  増長天さん+チャコ&門久

 

 

 

〈恐羅漢山頂上近くの霧氷の林〉

 

 

昨年末にたっぷりと雪が降って以降、広島県地方には雪が降っていない。

その上に先週は春のような陽気が何日か続いた。

週末から成人の日へと3連休となるが、こうなっては雪で遊べる所は少なそうだ。

でも雪と遊びたいと、天然雪のスキー場がオープンしている恐羅漢山へ出かけてみた。

連休中の天気予報は芳しいものではなかったが、

登山口の牛小屋高原から見上げた頂上部は果たして雲の中、さて山行は如何なりましたでしょうか・・・。

 

《山行記録》

牛小屋高原10:05・・・・10:10スノーシュー装着10:15・・・・10:53夏焼峠10:59・・・・11:12 1,131.8m峰11:14・・・・11:28台所原方面分岐・・・・12:23立山尾根分岐12:28・・・・12:37恐羅漢山(1,346.4m)13:26・・・・13:30立山尾根分岐・・・・14:17台所原方面分岐・・・・14:29 1,131.8m峰・・・・14:38夏焼峠・・・・15:04かわばたゲレンデ15:08・・・・15:14牛小屋高原

〔総所要時間:5時間03分、昼食・休憩等:1時間11分、正味所要時間:3時間52分〕

 

 

10:05 牛小屋高原

  牛小屋高原はスキー客で満杯だろうと懸念しながら来たが、積雪35センチメートルでの営業で、些か心もとない積雪量と思われたのか、駐車場はまだ十分に余裕があった。松原の三差路では旧芸北町方面の人工雪のあるスキー場へ行く自動車の方が多かった。

  それでも夏焼峠方面へ延びる登山道の積雪量は充分であった。かやばたゲレンデの先で早速にスノーシューを履いた。登山道にはスキーの古いトレースがあったが、凍みて硬い雪面であった。スノーシューは確実にこの硬い雪面を捉えてくれた。

 

 

 

〈牛小屋高原の駐車場から見上げた恐羅漢山〉

(夏焼峠への登山道を行く〉

 

 

10:53〜10:59 夏焼峠

  夏焼峠から恐羅漢山頂上へと続く主稜線歩きとなる。先ずは1,131.8mピークまで一気に登る。ここもしっかりと固まった雪で、雪で倒れた樹々が時折進路を遮ることはあるがスノーシューは雪面を確実に捉えてくれた。ピークに登り切るとブナなどの巨木群の枝に霧氷が付着していて綺麗だった。ピークを越えると暫し緩慢な尾根のうねりのままに歩く。

 

 

 

〈夏焼峠〉

(1,131.8mピークへの急坂からスキー場を垣間見る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ピークの上に暫し青空が!〉

〈特色ある樹木が霧氷で化粧〉

 

 

 

11:28 台所原方面分岐 (管理林道への分岐)

  今回の山行ではここから台所原へ下ってみたかったのだが、行く手を仰ぎ見ると恐羅漢山の頂上方面が見事な霧氷で覆われていたので、これを見に行くのを優先した。管理林道へ下って行く道にはトレースはなかった。

  主稜線は登り行くほどに段々と雪量も増え尾根の幅も広くなるので夏山登山道の位置は判じかねるようになってくる。この尾根筋に一つだけ古いスノーシューのトレースが今は鱗状になって残っていた。かなり雪が深かった頃のもので、今では笹原になっているところなどに突っ込んで行っていた。素晴らしい霧氷の林の中に入り、歩き易いラインを探しながら心楽しく登って行った。それが長く続いて疲れを感じ始めた頃に立山尾根からの合流点にある道標に出合った。それまでは一人の登山者にも出会わなかったが、ここで先行のグループ登山者とゲレンデスキーを担いで壷足で腰まで埋まりながら登って行っている女性スキーヤーの姿を捕らえることが出来た。ここから頂上まではひと登りである。

 

 

 

〈管理林道への道にトレースはなかった〉

(徐々に霧氷の中を行くように・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧氷を纏った梢の下を行く〉

 

〈霧氷の林〉

 

 

 

 

 

〈立山尾根ルートの合流地点〉

(粉雪が吹雪く頂上直下を行く登山者が見える〉

 

 

12:37〜13:26 恐羅漢山(1,346.4m)

  頂上も雪と霧氷の世界で、それまでの静けさから打って変わって大勢の登山者やスキーヤーで賑やかであった。福岡から来たという10人弱のパーティが我々よりちょっと早く登頂を果たしたところのようで、今夜ここで一泊するとテントを張りながら昼食の段取りをしていた。 もうひとグループはゲレンデスキーを担いで登ってこられたこれも10人弱の男女混成部隊で、昼食を摂って早々に滑って下りて行った。その他にも、何組かの登山者がこの賑わいに驚いた様子で通過された。我々もここで昼食を摂った。昼食の間ずっと粉雪が降り続けザックの上に積もっていた。

 

 

 

〈雪の恐羅漢山山頂〉

〈頂上は一時大賑わい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧氷の頂上、青いテントが覗く〉

 

〈霧氷で完全武装〉

 

 

 

 

 

(寒いが、実に美しい!〉

 

 

14:38 夏焼峠

  恐羅漢山から台所原に下るのは、時間も遅くなったしトレースもあまりないようであったので諦めて来た道を引き返した。夏焼峠までの主稜線歩きで、改めて見事な霧氷を眺め直したり、時折射す陽に照らされ色彩を取り戻した景観に歓声を上げたりした。

 

 

 

〈頂上直下は粉雪の吹雪の中であった〉

(枝も霧氷で真っ白だ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈実に白い満開の花のようだ〉

 

〈白い巨人に会いにアプローチ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈恐羅漢山の山頂付近から陽が射す〉

〈霧氷の林越しに砥石郷山が姿を現す〉

 

 

 

 

 

 

〈見上げれば全山霧氷で覆われていた〉

 

 

15:04 牛小屋高原

  夏焼峠からの登山道には新しい山スキーのトレースがあったが、峠近くで小尾根歩きのショートカットをしたことから、どこから来たものか確認出来なかった。かやばたゲレンデまで帰ってくると、山の上は再び霧に隠れていた。その霧の中まで延びているスキーリフトやゲレンデに多くのボーダーやスキーヤーの姿があった。

 

 

 

〈夏焼峠から牛小屋高原への登山道〉

(かやばたゲレンデ〉

 

 

 

 

 

〈牛小屋高原へ下山〉

 

 

〔山行所感〕

  スノーシュー・ハイキングの第2弾であった。半月近くも新雪が降っていない古く硬い雪の上でも、スノーシューが有効であることが分かった。また壷足では腰近くまで沈んでしまう雪の中でも、全く沈まない有益な道具でもあった。標高1300メートル台の山が最高峰である広島県内の雪山では、多分アイゼンを使うことなく、このスノーシューだけで登れるのではないかと思った。

  今回は台所原へ下っていくことを諦めたが、一度冬季の台所原に行ってみたいものである。そのためには、朝早く出立して少しでも長い山で過ごす時間を確保すること、また今回スキー場歩きを避けたため通らなかった立山尾根ルートを採って、距離を短縮してみることも有益だと思う。

  とは言え、雪と霧氷のモノクロームの世界を体験できた楽しいスノーシュー・ハイキングであった。

 

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