正面ルートから雪の尾根道を辿り中深川ルートへ 白木山(889.3m)

広島市安佐北区白木・深川

2008年2月2日(土)   門久単独

 

 

 

〈雪中行となった白木山から中深川ルートへの尾根筋〉

 

 

白木山、登山口と頂上の標高差が810mもある身近で登り甲斐のある山である。

敬意を表しに年初に早く登っておきたい山の一つである。

この週末は、暫く続けてきたスノーシュー・ハイクを一休みしてこの白木山の縦走路をのんびりと歩くこととした。

JR芸備線で白木山駅まで行き、正面の直登ルートから上がってから主稜を辿って中深川ルートを下る計画である。

しかし、登ってみてその思いは忽ちに砕け散ることとなった。

頂上から南に延びる主稜線は想定外の雪の中、また曇天の天気予報が外れて山上は粉雪から本格的な降雪となった。

結局はまたしても雪中行となってしまった次第。

 

《山行記録》

白木山駅8:35・・・・8:43登山口8:44・・・・9:05穴地蔵9:08・・・・9:53天主の段(五合目)9:54・・・・10:22水場・・・・10:31八合目・・・・10:41九合目・・・・10:58白木山(889.3m) 11:46・・・・12:06バリエーションコース分岐・・・・12:17椿谷コース分岐・・・・12:27福永八幡コース分岐・・・・12:42林道12:43・・・・13:07中深川道分岐・・・13:32 無線中継所(758m峰)・・・・14:15第356号送電線鉄塔・・・・15:00第362号送電線鉄塔15:01・・・・15:20登山口15:21・・・・15:35薬師橋・・・・15:39中深川駅

〔総所要時間:7時間04分、昼食・休憩等:1時間49分、正味所要時間:5時間15分〕

 

 

 8:35 白木山駅

  JR芸備線の各駅停車の列車で白木山駅へ。他に下車した人はいなかった。登山口へ向かう道路脇に9台の登山者のものと思われる自動車が停められていた。山上は早朝から賑わっているようだ。駅から10分足らず歩いた登山口から登山道に取り付いた。赤い冬装束で飾られた石仏に見守られながら、汗をかかないようにゆっくりと登って行った。

 

 

 

〈JR芸備線白木山駅〉

(白木山正面登山口〉

 

 

 

 

 

〈穴地蔵の上の展望所から安駄山を望む〉

(三合目の獅子の門、各合目に石像が祀られている〉

 

 

 9:53 天主の段(五合目)

  五合目のやや下辺りから日陰に融け残った雪を見るようになった。登るほどに積雪が多くなって、六合目すぐ上のヘリポート辺りから本格的に残るようになった。アイゼンを手にして下山してきた登山者に聞いてみると、「雪は水場の下辺りから多くなり、8合目から上はよく滑る」とのことであった。登って行くと、将にその通りの展開とあいなった。

 

 

 

〈積雪が現れ始めた五合目の天主の段から頂上を望む〉

(七合目辺りから登山道に雪が多くなってきた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈九合目:この辺りでは足元が滑り易くなってきた〉

 

〈水場は雪に埋もれていた〉

 

 

 

 

 

〈よく踏まれてアイスバーン状態の登山道〉

(頂上直下の馬酔木の道は雪の中であった〉

 

 

10:58〜11:46 白木山(889.3m)

  滑り易い道を注意しながら歩いて登頂した。アイゼンを履いて登った方が良かったような気がする。頂上広場は10センチメートル前後の積雪で、そこに粉雪が舞っていた。麓の方は雨なのであろうか、周囲360度ガスで包まれて眺望は全く得られなかった。頂上には、中深川ルートを単独で登ってこられてというご婦人がお一人おられた。寒いので小屋に入って昼食を摂ることにした。このご婦人と、その他にも4人の登山者が小屋に来られて暫し情報交換の場となった。

 

 

 

〈粉雪が降り眺望が得られなかった白木山頂上〉

 

 

 

 

 

〈頂上の白木山神社〉

(暫し頂上小屋で一服する〉

 

 

  他の登山者の方々は早々に正面ルートを下山されたので、ゆっくりと小屋で昼食と食後のコーヒーを楽しんでから中深川ルートに向け簡易アイゼンを履いて出立した。辿って行く主稜線は、行けども行けども雪の中で、のんびりと土の上を歩いてみたいという目論見が崩れてしまったことに早々に気付くこととなった。

 

 

 

〈頂上から中深川ルートに向かう尾根筋は雪の中であった〉

(雪の尾根筋に霧が巻く〉

 

 

 

 

 

〈尾根筋から幾つものバリエーションルートが下っている〉

(樹林帯の中を行く〉

 

 

12:42〜12:43 林道

  主稜線を辿った登山道はやがて桐原から上がってきている林道(管理道)に出る。中深川ルートの分岐点まで暫しこの林道を辿ることとなる。概して日陰を行くこの道は冬場は雪がなくてもよく凍っているのだが、この日は完全に雪で覆われていた。簡易アイゼンを履いた靴で小気味良く歩いた。

 

 

 

〈桐原から上がってきた林道に出る〉

(暫し雪の積もった林道歩きとなる〉

 

 

13:07 中深川ルート分岐

  中深川ルートの分岐点から林道を外れて杉林を下り、一度林道を横断してから今度は758m峰への上りとなる。森林の中であるが、意外にも雪が深い。多くの登山者が通っている様子はない。粉雪がいつの間には本格的な雪となっており、758m峰を越えたところでザックにカバーをし傘を差した。758m峰からの下山道は長いが、滑らぬように一歩一歩注意して下って行った。

 

 

 

〈中深川への道はこの電柱から右手へ下って行く〉

(雪も深く倒木も多い斜面を登って行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈758m峰からは雪深い中を下って行く〉

 

 

 

〈758m峰の無線中継塔〉

 

 

  深かった雪も下るほどに少なくなってきたのでアイゼンを外した。降っていた雪もやがてみぞれになり、中国電力の送電線鉄塔に出合う頃には雨に変わっていた。雨に煙る長い尾根を滑らぬように注意しながら傘を差して下って行くのは辛いことであった。

 

 

 

〈中国電力の送電線に出合う頃には雪が少なくなってきた〉

(雪のない登山道を下ってゆく〉

 

 

 

 

 

〈山中で二つの送電線が交差する〉

〈下ってきて雨に煙るようになった〉

 

 

15:20〜15:21 登山口

  ルート中の最後の送電線鉄塔の下を潜ってから、急坂を一気に下ると舗装をした林道に出る。ここまで来ると中深川ルートの登山口はすぐだ。その林道を横断してから更に自然林の斜面を下って行く。登山口に出ると、あとは林道をドンドンと下って集落に出て、さらその集落を抜けて三篠川を渡ると中深川駅は目と鼻の距離だ。

 

 

 

〈舗装されて林道にでる、登山口は近い〉

〈ゴールの芸備線中深川駅〉

 

 

15:39 中深川駅

 

〔山行所感〕

  のんびりと長い縦走路を歩いてみたいという目論見は崩れて、結果としては山上では雪中行、下山時には雨中の難行をこなさなければならないこととなってしまった。もともとも怠けた気持ちに雪や雨が重なって、長い時間を要した山行になったように思う。また一面では、白木山の大きさを改めて感じることが出来たようにも思う。白木山、やはりいつも敬意を払いながら登らねばならない山である。

 

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