冬の移り気な天気の里山を歩く 松笠山(374.6m)・二ヶ城山(483.2m)

広島市東区・安佐北区

2008年2月17日(日)   門久単独

 

 

 

 

〈二ヶ城山展望岩から元宇品、似島、能美島方面を遠望する〉

 

 

今冬は中国山地に雪が多い。

この日も強い冬型の気圧配置となって山陰地方から山陽北部は雪模様となった。

広島市街地北郊の我が家辺りでも朝のうちは小雪が舞っており、

阿武山の山影も見えない状況であった。

こんな日は遠出する気力も起こらず、また野暮用も抱えていたことから

近場の里山歩きと決め込んだ。

 

《山行記録》

9:59戸坂駅・・・・10:05龍泉寺10:06・・・・10:08琴比羅宮跡10:11・・・・10:29(着替え)10:30・・・・10:33山門・・・・10:38松笠観音寺10:50・・・・10:59八畳岩(展望台)11:04・・・・11:37松笠山(374.6m)11:44・・・・11:45憩の森分岐・・・・12:04菰口憩の森(昼食)12:38・・・・12:41二ヶ城山登山口(蝦蟇ヶ峠)・・・・13:27中国電力送電線鉄塔13:32・・・・13:49二ヶ城山(483.2m)13:56・・・・14:01千畳敷・・・・14:02展望岩14:10・・・・14:33男天狗14:35・・・・14:41中国電力送電線鉄塔(6号)14:43・・・・15:01林道15:04・・・・15:15高陽中央霊園・・・・15:38岩の上バス

〔総所要時間5時間39分、昼食・休憩等:1時間30分、正味所要時間:4時間09分〕

 

 9:59 戸坂駅(JR芸備線)

  JR芸備線で戸坂駅へ。駅裏に廻り込んで重氏稲荷神社の赤い鳥居を潜ってから龍泉寺への参道を登って行く。龍泉寺の境内右手から山道に入り数分の琴比羅神社跡から急坂が始まる。松笠観音寺の山門まで概して階段状の急坂が続く。冷え込みが厳しいとの予報だったが、登るに従い暑くなってきて上着を1枚脱いだ。小田方面からの参道を併せると直ぐに山門で、そこからはきれいに掃き清められた境内を本堂に向かう。

 

 

 

〈戸坂駅裏の重氏稲荷神社の鳥居が登山コースの始点〉

〈龍泉寺の境内を抜けて行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈琴比羅神社跡の滝〉

 

 

〈階段状の急坂が続く〉

 

 

 

 

 

〈松笠観音堂の山門〉

〈綺麗に掃き清められた境内を行く〉

 

 

10:38〜10:50 松笠観音寺

  松笠観音寺の本堂に参拝してから、弘法大師謂れの井戸の霊水を頂いた。ここで戸坂駅から後を追ってきておられた9人グループのリーダーの方から松笠山への道を尋ねられた。松笠山は初めてで、戸坂浄水場へ下山したいと仰っておられた。

 

 

 

〈松笠観音寺本堂〉

〈霊水を手動ポンプアップアップする井戸〉

 

 

 

 

 

〈松笠観音寺境内のミツマタ〉

〈松笠山への主稜に立つ道標〉

 

 

10:59〜11:04 八畳岩

  観音寺から久し振りに八畳岩に廻ってみた。展望岩である。太田川方面の眺望は松の木が枯れてしまって以前より良くなっているようであった。武田山の先の荒谷山辺りからは寒波に伴う雪雲に閉ざされていた。

 

 

 

〈八畳岩から武田山方面を眺望する、荒谷山方面は雪雲の中〉

〈眼下には太田川が流れる〉

 

 

  八畳岩からは稜線上の登山道を辿って松笠山に向かった。例年この時季の稜線上の道は猪に掘り尽されているのであるが、今年は山中に十分に餌があるのか意外にきれいな道であった。松笠観音寺でお会いした9人のグループがこの稜線上の道を逆に下って来るのに遭遇したので、回れ右をしてもらって松笠山の山頂まで同道することにした。

 

 

 

〈尾根上の登山道〉

〈グループに同道して松笠山に向かう〉

 

 

11:37〜11:44 松笠山(374.6m)

  松笠山の山頂は無人であった。東の呉娑々宇山から北の高鉢山にかけての眺望は良かったが、西方は武田山・火山から大茶臼山の線までで、その先の大峯山などの山々は雪雲のベールに包まれてしまっていた。ここで、9人のグループと別れて、独り菰口憩の森へと下った。

 

 

 

〈松笠山の四等三角点、背後は呉娑々宇山〉

〈松笠山から二ヶ城山を望む、その右肩には高鉢山が覗く〉

 

 

12:04〜12:38 菰口憩の森

  憩の森で風の当たらぬ場所を見付けて昼食を摂った。西方の阿武山には時折雪雲がかかっているようであったが、憩の森の上空は青空も見えた。陽に照らされると春近しという感じにもなる。

 

 

 

〈菰口憩の森から二ヶ城山を仰ぎ見る〉

〈雪雲のベールに包まれようとする阿武山を遠望する〉

 

 

 

 

 

〈遥かに絵下山を望む〉

〈蝦蟇ヶ峠の二ヶ城山登山口〉

 

 

12:41 蝦蟇ヶ峠(二ヶ城山登山口)

  昼食後、長い尾根道を辿って二ヶ城山の頂上を目指した。約1時間かかる稜線を持つ山は広島市街地周辺でそんなあるものではない。尾根上の道はよく刈り込まれていて気持ちが良かった。ただ冬の嵐で松喰い虫の被害で枯れていた松の大木がかなり倒れていた。途中にある送電線鉄塔を過ぎた先の岩場に上がって周辺を見ると、呉娑々宇山方面や松笠山方面が雪雲に包まれたりしていた。天気は猫の目のように変転著しかった。

 

 

 

〈樹々に囲まれた尾根上の登山道〉

〈よく枝を張ったヤマザクラ〉

 

 

 

 

 

〈稜線上から西側の川内・緑井辺りを望む〉

〈東側には呉娑々宇山、藤ヶ丸山の稜線が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈俄かに呉娑々宇山に雪雲が懸かってきた〉

 

 

 

〈尾根筋の岩場〉

 

 

13:49〜13:56 二ヶ城山(483.2q)

  二ヶ城山山頂も無人であった。頂上の露岩の上に上がってみると宮島から絵下山に掛けての広島湾の眺めが素晴らしかった。高尾山から呉娑々山、高鉢山、白木山方面も見通しが良かった。暫しこの眺望を楽しんだ。

 

 

 

〈二ヶ城山の三等三角点〉

〈二ヶ城山から広島市街地、広島湾を望む〉

 

 

 

 

 

〈この日はこの方向が最も眺望が良かった〉

〈手前の尾根は高尾山、遥か先には絵下山を望む〉

 

 

14:01〜14:10 千畳敷・展望岩

  落合南方面に下山することにして、まずは千畳敷の先の展望岩に赴いた。松笠山、牛田山の山塊越しに広島市街地や宮島をはじめとする広島湾の島々が見事に展開しているのが見える。西方の山々は相変わらず雪雲の中のようだ。

 

 

 

〈千畳敷の先の展望岩からの眺望〉

〈松笠山越しに広島市街地と宮島を望む〉

 

 

14:41〜14:43 送電線鉄塔(6号鉄塔)

  6号送電線鉄塔までの稜線から北の眺望を楽しんだ。高鉢山から安駄山、白木山、可部の街の背後の備前坊山、可部冠山、堂床山など広範囲な山々が見事であった。

  鉄塔からは南の水場に急坂を下る一般登山道を採らず、北西へと続く電力会社の鉄塔巡回路を採って、途中から藪に踏み込んで約10分間の藪漕ぎで二ヶ城山林道へ出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈太田川、可部の街の先に堂床山が聳える〉

〈北には白木山の山塊が構える〉

 

 

 

 

 

〈木ノ宗山、高鉢山、安駄山と広島北郊の山々が並ぶ〉

〈阿武山、権現山がドッシリと構える〉

 

 

15:15 高陽中央霊園

  高陽中央霊園まで出てみると、登山者用の駐車場に3台の自動車が停まっていた。山上で姿を見掛けなかったが、皆さんどこまで足を延ばされているのであろうか。霊園前から山陽道を跨ぐ上岩上橋を渡り、そのまま道なりに高陽中央通りの県道まで下って行った。

 

 

 

〈早春に咲く枇杷の花〉

〈一足早く菜の花が畑いっぱいに咲いていた〉

 

 

15:38 岩ノ上バス停

  高揚中央通り出ると直ぐに岩ノ上のバス停がある。広島バスセンター行きのバスの便が頻繁にある。

 

〔山行所感〕

  久し振りに雪のない登山道を長い時間歩いた。市街地に近い里山は、陽が照るともう春の気配が感じられた。今冬は県北に雪が多いが、もう2月も後半となり里ではフキノトウも芽吹き、春の訪れまでカウントダウン出来る頃になったことに気付かされた。早春と真冬、この時期の広島の山好きはこの二つの季節を楽しむことが出来る。里山を気軽に歩こうか、雪深い中国山地に分け入るか、楽しく迷う週末を迎えることとなる。

 

 

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