滴るような新緑の中を歩く 台所原・恐羅漢山(1,346.4m)

広島県山県郡安芸太田町

2008年5月11日(日)    仁王さん夫妻+門久

 

 

 

〈新緑の台所原のブナの森〉

 

 

新緑の台所原を訪ねてみたい!

あの台所原の豊穣なブナの森の新緑は心の癒しを超越し、見る人に感動すらもたらすこと間違いであろう!!

そんな想いであった。

今春は季節の進行がやや遅いものの、行くならこの週末であろうと思っていたが生憎の悪天候の予報であった。

それでも、日曜日になって冷たい雨は朝には上がり、午後からは晴れ間も見えるというので仁王さんを誘って行ってみることにした。

 

《山行記録》

 牛小屋高原駐車場10:24・・・・10:27かやばたゲレンデ(水仙の花見物)10:40・・・・11:05夏焼峠11:07・・・・11:17 1131.8mピーク・・・・11:25管理林道分岐・・・・11:36管理林道出合・・・・13:08中の甲林道終点(広場で昼食)13:41・・・・13:54台所原の三叉路・・・・15:02主稜線出合・・・・15:03恐羅漢山(1,346.4m)15:20・・・・15:28立山尾根道分岐・・・・16:01牛小屋高原駐車場

〔総所要時間:5時間37分、昼食・休憩等:1時間05分、正味所要時間:4時間32分〕

ご注意:管理林道出合〜中の甲林道終点、台所原三叉路〜恐羅漢山の所要時間は、植物観察等の時間が含まれているため山行の参考タイムとはなりません。)

 

 

10:24 牛小屋高原

  牛小屋高原エコキャンプ場入口前の駐車場にはいつになく沢山の自動車が停められていた。管理棟前で臨時の店開き(軽食やTシャツ類など)をしている広島県山岳連盟の方に聞いてみると、約60名の会員の方々が、新しい指導標識を設置するために恐羅漢山、砥石郷山、十方山の山域に入っているということだった。その方達の車が多かったようだ。

  仁王さん夫妻の到着を待って出発。待っている間にも沢山の登山者が入山して行った。出発してすぐの恐羅漢スキー場のかやばたゲレンデには今年も水仙が植えられていた。花の盛りは過ぎていたが暫し立ち寄ってみた。夏焼峠への登山道は新緑に包まれて気持ちが良い散策路となっていた。

 

 

 

〈朝の牛小屋高原の駐車場管理棟前〉

〈かやばたゲレンデの水仙〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈スキー場ゲレンデに咲く八重桜〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夏焼峠への登山道を行く〉

 

 

11:05〜11:07 夏焼峠(なつやけのきびれ)

  夏焼峠で左折して恐羅漢山への主稜線を登って行く。ここの上りももう新緑の世界であった。10分ほど急坂を登ると1,131.1メートルのピークである。特色のある背の高いブナの老木ももう完全に黄緑色の若葉を付けていた。ピークを越えて先に進むと、緩やかな下りから上りにかかる頃に、管理林道へ下って行く道が右に分岐する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夏焼峠の指導標識〉

 

 

 

 

 

 

 

 

1,131.1メートル峰のノッポのブナ〉

 

 

11:25 管理林道入口

  管理林道入口の分岐点で10人程度の人達が休憩中であった。同じく台所原へ下って行かれるという。今や台所原は人気の山岳スポットになっている感じだ。瑞々しい新緑の中の登山道を暫し下って行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの樹の下に管理林道入口分岐がある〉

〈新緑の森の中を下る〉

 

 

 

 

 

〈路傍に咲くエンレイソウ〉

〈まだ固い蕾のヤマシャクヤク〉

 

 

11:36 管理林道出合

  約10分間下って行くとダートの管理林道の終点に出る。ここを左折して台所原の入口まで林道歩きとなる。一気に歩き通せば20分間程で中の甲林道終点の広場につくのであろうが、この季節は大の植物観察派となる我々はそれより1時間も余計な時間をかけてノロノロと進んで行くことになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈管理林道に飛び出る〉

〈管理林道を台所原へと下って行く〉

 

 

 

 

 

〈谷の奥に高岳(左)・聖岳(右)を望む〉

〈眼前には天杉山が聳える〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈見事な新緑と常緑のコラボ〉

〈中川山も新緑に包まれている〉

 

 

13:08〜13:41 中ノ甲林道終点(広場)

  中の甲林道の終点の広場で遅い昼食を摂った。広場ではほかに2組のパーティが宴会中であった。この時刻になって青空も見え始め、広場周辺の柔らかい新緑も映えて絶好の宴会日和とも言えた。約30分間の昼食で我々は出立としたが、他のパーティはまだ宴会を終結させる気配がなかった。広場の端に立つ中ノ甲国有林の案内板の先を左に回り込んでいよいよ台所原へと入って行く。

 

 

 

〈管理林道の行き着くところは中ノ甲林道終点の広場〉

〈広場は新緑の森に囲まれている〉

 

 

13:54 台所原三叉路

  台所原に入ると林相が俄かに変って、見事なブナの森となる。台所原の「銀座四丁目」と言える三差路に立つこの森の番人の老ミズナラに先ずはご挨拶だ。樹の半分は白骨化ししているが、もう半分は分厚い樹皮が健在で頭上の枝には新しい葉を茂らせていた。この三叉路から恐羅漢山の稜線に掛けてのブナの森が圧巻だ。言葉では言い尽せないほどの圧倒的な森の豊かさ、広がり、奥深さを感じさせてくれる質量感を持っている。新緑のこの時期は、将にこの森の胎動を感じられるときでもある。

 

 

 

〈老ミズナラ:台所原の番人〉

 

 

 

 

 

〈晴れてきてブナの新緑も輝く〉

〈全てが緑に染まりそうな新緑の台所原〉

 

 

 

 

 

〈深いブナの森がイメージ出来る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈見上げれば頭上も新緑〉

〈新緑に抱かれて〉

 

 

 

 

 

〈新緑の梢〉

〈どこまでも新緑の道〉

 

 

 

 

 

〈新緑の樹々の間に中川山を望む〉

 

 

 

 

 

〈新緑の中で白さ眩しいオオカメノキ(ムシカリ)〉

〈ユキザサ〉

 

 

15:03〜15:20 恐羅漢山(1.346.4m)

  素晴らしいブナの森を抜けて恐羅漢山の頂上に辿り着いた。頂上には20名ほどの大パーティがいて下山開始するところであった。大パーティが去って静かになった頂上広場の岩の上に上がってみて驚いた。雨が大気の汚れを洗い流したのであろうか、大気が澄みに澄み切って遥か遠景までが鮮やかに見えていた。年間でも何度もはない程の透明度であった。

 

 

 

〈この日広島県山岳連盟によって新に立てられた指導標識〉

〈恐羅漢山の山頂広場〉

 

 

 

 

 

〈臥龍山、深入山、阿佐山々塊など西中国山地の名峰がよく見える〉

 

 

15:28 立山尾根分岐

  恐羅漢山山頂での滞在約15分で下山開始。もう遅い時刻となっていたので、下山は最短ルートの立山尾根ルートとした。下山路は朝方までの雨のせいでぬかるんでいるところが多かったが、スキー場のゲレンデに入ると足元も良くなってきて、一気にきれいに刈り込みがなされた急傾斜地を下っていった。 

 

 

 

〈新緑の恐羅漢山主稜の先に臥龍山を望む〉

〈立山尾根への分岐〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈下山路からまだ山焼きで黒い深入山を望む〉

 

 

 

 

 

〈スキー場のゲレンデを牛小屋高原へ下る〉

 

 

 

16:01 牛小屋高原

  午前中には数多の自動車が停まっていた駐車場であったが、午後も遅い時刻となって山岳連盟の人達をはじめ多くの登山者の車はもう下山した後であった。それでも我々より遅い人達の車がまだかなり残ってはいた。管理棟前で店開きしていた山岳連盟の人達も店仕舞を急いでいた。

 

 

 

〈牛小屋高原の登山口〉

〈登山口で満開の八重桜〉

 

 

 

〔山行所感〕

  今春は新緑真っ只中の台所原へ立ち入ることが出来た。大きな森の圧倒的な新緑の中に身を置いた歓びを感じながら歩くことが出来た。「一歩入魂」を2006年1月から始めて以降6度目の恐羅漢山・台所原への訪問であったが、これほどまでの新緑は初めてであった。いつ行っても台所原は笑みで迎えてくれるが、今回は満面の笑みで迎えてくれたようだ。

 

〔過去の恐羅漢山・台所原への山行記録〕

2006.10.14

2006.12.16

2007.05.03

2007.11.10

2008.01.13

 

 

〔BACK〕

〔HOME〕

 

Ads by TOK2