、広島・山口・島根の県境を行く 吉和冠山(1,339.0m)・寂地山(1,337m)・額々山(1,279.0m)
吉和冠山:
寂地山:
額々山:
2008年6月14日(土) チャコ&門久
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〈額々山頂上直下の岩壁〉 |
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6月も半ばになって中国山地ではオオヤマレンゲの開花状況が気になる頃となった。
例年一週間先の6月20日前後が最も良く、今年も同様とは思うもののやはり気になる。
そこで下見がてら賑やかな吉和冠山に登ってサラダドウダンと併せて見てから、
静かな広高山を久し振りに歩いてみようと中国道を西に走った。
結果的には広高山踏破は叶わなかったが、代わりに寂地山から額々山に踏み入り、
広島・山口・島根の三県を跨ぐ山行とあいなった。
《山行記録》
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冠高原スキー場駐車場9:25・・・・9:27松ノ木峠登山口・・・・・9:52
958mピーク・・・・10:47展望所10:49・・・・11:05冠山方面分岐・・・・11:14小川林道方面分岐・・・・11:25オオヤマレンゲ群生地11:36・・・・11:47冠山(1,339.0m)11:49・・・・11:50展望所(昼食)12:36・・・・12:37冠山頂上・・・・12:47オオヤマレンゲ群生地12:56・・・・13:06太田川源流碑13:07・・・・13:09小川林道方面分岐・・・・13:18冠山方面分岐(縦走路合流)・・・・13:38広高山方面分岐・・・・14:04寂地山(1,337m)14:09・・・・14:12額々山方面分岐・・・・14:29額々山(1,279.0m)14:40・・・・15:05額々山方面分岐・・・・15:54冠山方面分岐・・・・16:10展望所・・・・16:45(休憩)16:48・・・・17:22松ノ木峠登山口・・・・17:25冠高原スキー場駐車場 〔総所要時間:8時間00分、昼食・休憩等:1時間28分、正味所要時間:6時間32分〕 |
9:27 松ノ木峠
広島ICから山陽道、広島道、中国道を走って吉和ICで下りて、国道186号から同434号線に入り広島・
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〈国道434号線松ノ木峠〉 |
〈松ノ木峠登山口〉 |
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松ノ木峠の登山口からはよく整備された緩やかな潅木の中の登山道を暫し進んで行く。30分足らずで一度ピークアウトして杉林の鞍部に下ると、そこからは緩急が繰り返される約1時間の山道が待っている。概してきつい坂道が多く、緩やかになるとひと心地つける。樹林の中で視界はないが、一か所だけ南方向の羅漢山と鬼ケ城山が望める絶好の休憩場所がある。標高が1,200メートル近くになると稜線部となり、ブナ林の中の緩やかな道となる。冠山方面への分岐は直ぐだ。
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〈心癒されるブナの美林〉 |
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〈暫し緩やかな山道を行く〉 |
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〈尾根ルート唯一の展望所から羅漢山・鬼ケ城山を望む〉 |
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〈落葉松の尾根の道を登り行く〉 |
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〈山上には杉混じりのブナの美林が拡がる〉 |
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11:05 冠山方面分岐
平かな稜線部に冠山方面への分岐がある。真っ直ぐ行けば寂地山方面であるが、ここは右に道を採って吉和冠山に向かう。一度浅い鞍部に下り、左から小川林道から来る登山道を併せ、直ぐに右に太田川源流域への道を分けてやや左にカーブして徐々に高度を稼ぎながら登って行くようになる。尾根道の分岐から20分も歩いた頃、登山道の右側の笹原の中にオオヤマレンゲの群生地がある。人の背丈の倍はあろうかという高い樹の周りに人の目の高さ程度の樹が拡がっていた。著しい数の蕾の中に、何輪かの花の姿があった。咲いていたのは7〜8輪といったところであったろうか。ここで一緒になった昨年も来られたという方の言では、「今年の蕾は大変に多い」とのこと。来週末あたりの盛りの頃は、さぞ見応えのある情景が現出するであろう。10分ほどオオヤマレンゲを愛でてから、山頂に向かった。10分間ほどの頂上までの間に、今度はサラサドウダンの可憐な花が路傍を飾っていた。
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〈尾根ルートを外れてここから吉和冠山へ向う〉 |
〈手製の道標が誘う〉 |
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〈花開いたオオヤマレンゲ〉 |
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〈高みにも一輪花開く〉 |
〈今日はこの花目当ての登山者が殆どだ!〉 |
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〈今年は蕾が多いという!〉 |
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〈山頂近くの稜線を彩るサラサドウダンの花〉 |
〈サラサドウダンもこの時期の吉和冠山登山の魅力の一つだ〉 |
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11:47〜12:37 冠山(1,339.0m)
松ノ木峠から2時間20分で冠山の山頂に到達した。予想通り山頂周辺には沢山の登山者の姿があった。一等三角点のある頂上広場も狭く、稜線上にあるちょっと開けた場所には必ず弁当を広げた登山者の姿があった。山頂の直ぐ北側にある北方の山並が望める展望地も団体登山者に占拠されていたが、直ぐ脇の灌木の中に空地を見つけたのでそこで昼食を摂ることにした。
昼食後、来た道を松ノ木峠からの尾根道まで引き返した。途中で再度オオヤマレンゲを愛で、太田川源流域への道に少しばかり入って山中にある源流の碑を見てきた。
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〈吉和冠山頂上の一等三角点〉 |
〈山頂北側の展望所から見た芸北の山並〉 |
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〈恐羅漢山・臥龍山・十方山と名立たる峰々が並ぶ〉 |
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〈吉和冠山は太田川の源流の森でもある〉 |
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〈山中にある太田川源流の碑〉 |
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13:18 冠山方面分岐
松ノ木峠からの尾根道へ戻って、寂地山への縦走路を採った。見事なブナ林の中を行く気持ちの良い稜線上の道だ。この道路沿いにも
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〈この縦走路沿いにもオオヤマレンゲの自生地がある〉 |
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〈寂地山に続く縦走路〉 |
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13:38 広高山方面分岐
冠山分岐から20分ほどの二つ目の小さなピークを越えたところで、右に広高山へ向かう踏み跡が分岐している。分岐の入口の灌木にテーピングがされているので何とか分かる。ここから後冠山とも呼ばれる目の前のピークを越えて一旦ボーギのキビレと呼ばれる鞍部に下り、それから上り返したところに広高山がある。距離にしてこの分岐から1キロメートル程であろうか。数年前に一度辿ったことがあり、何とか視認出来る踏み跡が続いていた。今回も静かなこのルートを歩いてみたいと思ってやって来た。踏み跡に踏み込んでみると、以前と同様に踏み跡は明らかであるものの、笹がかぶさっており、その笹を掻き分けながら進まなくてならないようだった。チャコがこの藪漕ぎを嫌った。蝮がいたら怖いという。2年前の弟見山の笹の中の蝮が「トラウマ」となっているようだ。怖がりながら長い距離を往復するもの楽しくないので、ここは広高山行きを諦めて寂地山に進路を採ることにした。こちらはよく整備された公園の中のような道だ。
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〈縦走路から外れて広高山への笹を分けての踏み跡が分岐する〉 |
〈縦走路沿いには大杉も多い〉 |
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〈寂地山々頂近くの楓の林〉 |
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14:04〜14:09 寂地山(1,337m)
以前はよく来ていた寂地山であったが、このところご無沙汰であった。頂上には1家族と、午前中の冠山のオオヤマレンゲ群生地でお会いした4人グループの姿があった。通路と広場の外側にはロープが張られていて、春に美しく咲くカタクリを護っていた。以前と大きく違っているのはこのロープの存在ぐらいであった。ここで約5分間留まってから、直ぐ北隣にある額々山へ行ってみることにした。
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〈寂地山の山頂〉 |
〈山頂は二つのグループが静かに憩うていた〉 |
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14:12 額々山方面分岐
額々山への分岐は、寂地山から冠山方面へ数分戻ったところにある。以前から分岐入口の灌木の枝に「額々山方面行」という小さな手製の道標が掛けられているので直ぐ分かる。ここも数年前に辿ったことがあり、距離にして500メートル余りで、笹がかぶさったところもなく、踏み跡も広高山よりはもっと明瞭で歩き易い筈と踏んでいた。
思った通りのはっきりとした踏み跡を辿って、いったん標高差100メートル程を下って広々とした鞍部の杉と灌木の混合林を抜けて行くと樹木に覆われた岩の壁が屹立しており、その岩の下を左に巻いて行くと額々山の山頂へと上がって行けた。
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〈額々山への分岐〉 |
〈寂地山・額々山の間の鞍部に広がる杉と灌木の混合林〉 |
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〈額々山山頂の東面岩壁〉 |
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〈山頂はこの岩壁を回り込んだその上だ!〉 |
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14:29〜14:40 額々山(1,279.0m)
岩の壁の端を巻いて上って行くと三等三角点のある狭い頂上広場に出た。その南側の少しばかり高い位置にも狭い広場があり、その先の樹間から寂地山の稜線が望めた。「ガクガクサン」とはまた凄い名前である。ガイドブックには「ガクガク岩」があるのでそう呼ばれるという趣旨のことが書かれているが、どうもこの「ガクガク岩」は現在三角点のあるこの山頂ではなく、ここから北西方向になお500メートル程行った標高1,227メートルのもう一つにピークの近くにあるようである。かつてはそちらのほうが額々山と呼ばれ、現在の山頂部は東よけ岩と呼ばれていたようだ。この山域ももう少し探索が必要なようだ。
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