復活した大聖院ルートを辿って 駒ヶ林(509m) &宮島紅葉狩り

広島県廿日市市宮島町

2008年11月22日(土)   門久単独

 

 

 

 

 

 

〈弥山大聖院ルートの元の道筋はウリハダカエデの紅葉の盛りであった〉

 

 

 

11月下旬の三連休は六甲全山縦走大会への参加を計画したことから、宮島の紅葉狩りはその1週間後の予定としていた。

しかし、多くの人々から宮島は今が紅葉の盛りだとの情報が届き来て、もう一週間もは待てないような状況となった。

今年の宮島の紅葉の進行は昨年より遥かに早い様子だ。

とは言え、時間が余計にある訳ではないので、この日の午後に神戸に向けて発つ前に宮島を訪ねるしかなかった。

朝まだ暗いうちに自宅を出て、電車、連絡船を乗り継いで宮島に渡り、

まだ紅葉の名所に朝日の当たらない朝のうちに今年10月1日に約3年振りに復旧再開した大聖院ルートから駒ヶ林へ登り、

多宝塔ルートで下山してから大聖院や紅葉谷公園などで紅葉狩りを楽しもうという計画とした。

 

《山行記録》

〈登山編〉

 宮島桟橋7:55・・・・8:01町家通り・・・・8:07塔の岡・・・・8:10御笠浜8:12・・・・8:23大聖院山門前・・・・8:29第二号砂防堰堤・・・・8:34白糸の滝8:36・・・・8:43(着替)8:45・・・・8:49東屋8:51・・・・9:16第一号砂防堰堤9:18・・・・9:29仁王門跡9:31・・・・9:38駒ヶ林分岐・・・・9:44駒ヶ林(509m)9:52・・・・10:10朝日観音10:12・・・・10:56多宝塔

〔総所要時間:3時間01分、休憩等:0時間22分、正味所要時間:2時間39分〕

 

〈紅葉狩編〉

多宝塔10:57・・・・11:03大聖院(紅葉見物)11:13・・・・(もみじ歩道)・・・・11:25山村茶屋・・・・11:35宮島ロープウェイ下・・・・11:48紅葉谷公園入口・・・・11:59宮島桟橋

 

 

先ずは登山編です

 

7:55  宮島桟橋

  宮島口桟橋発午前7時40分の連絡船で宮島へ渡った。紅葉が盛りの三連休の初日で大変な人出になるのであろうが、まだ朝早い連絡船はさほどの乗客ではなかった。島内もまだ静かで、まだ開いてない土産物屋街などを歩いて登山口となる大聖院へ向かった。青空が広がり、一日の好天と数多の観光客の訪れを約束しているようであった。

 

 

 

 

〈朝早く宮島に渡る〉

〈まだ観光客の姿も疎らな土産物店街〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈町家通りから朝日を浴びる五重塔を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈好天の下の五重塔〉

 

 

 

 8:23  大聖院山門前

  白糸川の谷間の出口にある大聖院はまだ日蔭の中で、朝日が差して来るのはまだまだ先のようであった。この門前から始まる弥山大聖院ルートを辿って駒ヶ林まで登ってくることにした。3年前の平成17年9月6日に台風14号に伴う豪雨でこの白糸川の谷間に土石流が発生し、大量の土石が流れ出して下流の街に甚大な被害をもたらしたほか、流域の登山道もズタズタに寸断してしまい、以降今年10月1日に再開されるまでの約3年間ここ大聖院ルートの登山道は閉鎖され、復旧工事が行われてきたのであった。ここ暫く宮島を訪れることが出来なかったので、なるべく早い機会にこの再開ルートを通っておきたいと思っていた。

  大聖院門前から2.8qほど上方の駒ヶ林の山裾の土石流源頭までの間に二つの砂防堰堤が設置されてあり、その砂防堰堤の周囲や大聖院横の白糸川の流れは、流された岩を庭園風に敷き詰めた護岸に整備されていた。その他の部分は、露出した岩や土石がほぼそのままで、土石流の凄まじさが感じられた。渓流から離れたところには元の登山道が残っており、そこだけは秋の深まりが感じられる落ち着いた佇まいとなっていた。初めて見る復旧後の沿道風景を見ながら、約1時間をかけて仁王門跡まで上った。

 

 

 

 

〈修復された大聖院の横を流れる白糸川〉

〈大聖院のすぐ上手に築かれた第二砂防堰堤〉

 

 

 

 

 

〈第二砂防堰堤の上流部、白糸の滝が望める〉

〈第二砂防堰堤越しに大聖院の伽藍を望む〉

 

 

 

 

 

〈露岩の上を落ちる白糸の滝〉

〈東屋のある休憩所付近はかつてのままだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東屋の休憩所から大鳥居、大願寺などを俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

〈元の道が流されてしまった土石流跡〉

〈渓流を迂回する新しい階段道が敷設されいる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈一気に街まで流れ下った土石流跡を俯瞰〉

 

 

 

 

 

〈最上流部に造られた第一砂防堰堤〉

〈駒ヶ林の一角が平成17年土石流の源頭だ〉

 

 

9:29〜9:31 仁王門跡 

  山上はまだ静かな世界だと思っていたが、稜線のあちこちから登山者の話し声が聞こえてきた。どうも島内の宿に泊まった団体登山者が早立ちをして登っているようであった。仁王門跡の乗越に登り着く直前に大きな団体が弥山から駒ヶ林方面に通過して行ったようであった。

  本来であれば、ここから弥山へ行きたいところであるが、今日は時間もないので道を右に採って駒ヶ林に登ってから、直ぐに下山しなければならない。良く知った大元公園ルートを10分足らず行ってから駒ヶ林への道に分け入った。

 

 

 

 

〈大聖院ルートを上り切って仁王門跡に出る〉

〈長い間ここに通行止めの柵が設えられていた〉

 

 

 9:44〜9:52 駒ヶ林(509m)

  駒ヶ林の頂上に着くと、幾組かの団体やグループの登山者が露岩の上に座り込んで休憩を取っておられた。ひとつの団体の方にお聞きすると、大阪府羽曳野市からの36名の団体とのことであった。今の宮島は世界遺産の島であり、山の上でも外国人や遠来の登山者を多く見掛けるようになった。暫くすると、それらの団体さんは大元公園方面へ下って行かれて静かな山頂に変わった。暫し周辺のよく眺望の効く景観を楽しんから、多宝塔ルートを下山することとした。

 

 

 

 

〈団体登山者の姿が多かった駒ヶ林山頂〉

〈眼前に弥山が望める〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大黒神島、小黒神島の海域が光る〉

 

 

 

 

 

 

〈遥か岩船山を望む〉

〈目と鼻の先の焼山の岩峰〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遥か吉和冠山から小五郎山にかけての雪の峰が遠望出来た〉

 

 

 

 

 

 

〈朝日観音の祠がある辺り〉

〈露岩越しに広島市街地方面を遠望〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈こちらは厳島神社、塔の岡の俯瞰〉

 

〈多宝塔ルートの尾根筋から大鳥居を俯瞰〉

 

 

10:56 多宝塔

  多宝塔ルートを下山していると、2組の登山者と擦れ違った。どちらからも「早く登られたのですね!」と声を掛けられた。普通に宮島へ登山するなら、この時間帯が上りの時間なのであろう。尾根筋から時折よく晴れ渡った大野瀬戸や厳島神社界隈の景観を俯瞰しながら、多宝塔まで下った。ここで今日の登山コースは終了として、次の予定の紅葉狩りの行程に移ることとした。

 

 

 

 

多宝塔へ下山

〈多宝塔から紅葉の美しい聚景荘方面を望む〉

 

 

 

 

ここからは紅葉狩り編です

 

10:57 多宝塔

  多宝塔から「あせび歩道」を東へ進んで行けば大聖院に着く。大聖院の紅葉を見ようとこの道を急いだ。やや高台にある散策道ゆえ左手に厳島神社や五重塔がよく見える。

 

 

 

 

〈多宝塔から大聖院への道すがら塔の岡方面を遠望する〉

〈町家も紅葉に包まれる〉

 

 

11:03〜11:13 大聖院

  大聖院の境内に入ると、摩尼殿の下から奥に位置する大聖院本坊庭園はカラフルな紅葉に包まれてはいたが、もう盛りの時を過ぎたような佇まいが感じられた。昨年は11月23日にちょうど見頃の時であったのだが・・・! 庭園に入ってみると、既にかなりの枝は葉を落として寂しい姿に変わろうとしていた。やはり今年の紅葉は早めであったようだ。それでも、弘法大師を祀った大師堂の周辺にはまだきれいな一角も見られ、十分楽しめた。

  残念ながらそうゆっくりとも出来る状態ではなかったので、大聖院に滞在すること10分間ほどで、次の紅葉谷公園に向かった。その道中の「もみじ歩道」には今が将に見頃の紅葉が幾本か見られた。特に平松茶屋辺りの樹が見事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈紅葉した樹々に包まれた大聖院摩尼殿〉

 

〈境内の紅葉は盛りをやや過ぎたくらい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大師堂の裏手の紅葉〉

 

 

 

 

 

 

〈紅の葉越しに大師堂を望む〉

〈黄色と紅の枝越しに大師堂の屋根を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈見上げれば多彩なモミジだ!〉

 

〈紅葉の美しい「もみじ歩道」を行く〉

 

 

 

 

 

〈平松茶屋下の名木〉

〈もみじ歩道から塔の岡を遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈一際艶やかだった平松茶屋上り口のモミジ〉

 

 

11:25〜11:48 紅葉谷公園

  山村茶屋のある藤棚公園から紅葉谷公園へ入った。この藤棚公園のちょうど入口にある毎年見事な彩りを見せてくれる樹が今年は未だ冴えなかった。遊歩道を四宮神社へ行く途中で見事な紅と黄のコラボレーションを見た。この日の紅葉谷公園で随一のものであった。もみじ茶屋辺りの紅葉は昨年に比べれば健康ではあったが、もう既にピークを過ぎて色あせ始めていた。茶屋の上手の見事な紅葉を幾本か見て、紅葉谷橋を渡ったところで引き返して帰路に就くこととした。ここ紅葉谷公園の紅葉も今年は早々にピークアウトしてしまったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日紅葉谷公園で髄一であった紅葉と黄葉〉

 

 

 

 

 

 

 

〈もみじ茶屋辺りの紅葉は色褪せ始め!〉

〈もみじ茶屋直ぐ上手の紅葉〉

 

 

 

 

 

〈同じくもみじ茶屋すぐ上手の紅葉、これも素晴らしい!〉

〈紅葉谷橋を渡った広場の紅葉、あと一つの感じ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈もみじ茶屋は大賑わいだ!〉

 

〈この樹は赤と黄のコラボが良い感じ〉

 

 

11:59 宮島桟橋

  午後のスケジュールを考えて早々に帰路に就くことにした。既に紅葉谷公園や厳島神社、御笠浜など沢山の観光客で溢れていたが、宮島桟橋に着く連絡船からはよくぞこれまで乗船出来たものだと思える程の大勢の人達が次から次と降りてきていた。午後にかけて、宮島は混雑の極みを見たことであろう。

 

 

 

 

〈観光客で大賑いの御笠浜〉

〈帰路の連絡船から大鳥居を見返す〉

 

 

〔山行所感〕

  久し振りの宮島であった。駆け足で大聖院ルートを通り抜け、ピークに近い紅葉を何とか楽しむことが出来た。その限りでは、この日の願望を達したことになる。でも、やはり宮島は一日かけてゆっくりと歩いてみたいところだ。今回はあまりにも慌ただし過ぎた。でも、早起きして思い切って出掛けて行って楽しかったのも事実!!

 

 

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