全長56kmの力試しのロングトレイル 六甲全山縦走

兵庫県神戸市・芦屋市西宮市宝塚市

2008年11月23日(日)     増長天さん+門久

 

 

 

 

 

 

〈須磨アルプスから見る朝の神戸〉

 

 

 

神戸市が主催する「六甲全山縦走大会」(六甲全縦)に参加してきました。

六甲全縦とは、「神戸の背後に連なる六甲連山の西は須磨から東は宝塚まで、

全行程56km余、登る高さの累計約3,000mを尾根を辿りながら、

一日のうちに、自分の力で、自らの責任で歩き通す」競技です。

8年前にもチャコと共に歩き通したことがあり、二度目のチャレンジでした。

今年は還暦の節目、その記念と、身体能力・精神力を試すために参加することにしました。

同行してくれたのは増長天さん、さて二人のロングウォークの行き着くところは如何だったでしょうか?

 

    《山行記録》

須磨浦公園 5:37・・・・5:53(着替)5:56・・・・5:58展望台・・・・5:59鉢伏山・・・・6:09旗振山6:13・・・・6:30おらが山・・・・6:40高倉台団地・・・・6:45陸橋(階段上り口)・・・・7:08栂尾山7:12・・・・7:37横尾山・・・・7:49須磨アルプス・・・・8:14東山・・・・8:41妙法寺8:46・・・・9:21荒滝神社・・・・9:26高取神社・・・・9:30安井茶屋・・・・9:35山友登山会広場 9:38・・・・10:18鵯越駅10:23・・・・11:32菊水山(チェックポイント)11:40・・・・12:06天王吊橋・・・・12:38鍋蓋山12:46・・・・13:15大龍寺13:26・・・・13:41市ヶ原・・・(天狗道)・・・15:19摩耶山・・・・15:25掬星台(チェックポイント) 15:34・・・(アゴニー坂)・・・15:53車道・・・・16:06分岐(右折山道)・・16:26車道・・・・16:39丁字ヶ辻・・・・16:50六甲山ホテル・・・・16:40商店16:42・・・・16:52郵便局(甘酒)16:55・・・・16:59記念碑台・・・・17:00右折・・・・17:28凌雲台・・・・17:31凌雲台トイレ17:35・・・・17:36右折・・・・17:46車道・・・・18:17一軒茶屋・・・・18:25東六甲分岐チェエクポイント・・・・18:27(着替等)18:32・・・・18:35宝塚方面分岐・・・・19:30サハラ峠・・・・19:45船坂峠・・・・20:08太平山20:20・・・・20:50大谷乗越・・・・21:45塩平寺21:48・・・・22:36宝塚ゴール 

〔総所要時間:16時間59分、休憩等:1時間29分、正味所要時間:15時間30分〕

 

神戸市の「KOBE六甲全山縦走大会」のサイトはこちらをクリックしてご覧下さい。

 

 

 5:37 須磨浦公園(チェックポイント)

  ホテルをタクシーで午前4時半に出て、スタート地点の須磨浦公園に7分後に到着した。もう公園には長蛇の列が出来ており、その最後尾に並んだ。午前5時からスタートのチェックが始まるが、我々がチェックポイントまで進めたのは午前5時37分であった。

  まだ夜明け前の暗い山道をヘッドランプを点けて他の参加者と共に鉢伏山から旗振山へと登って行った。若い参加者が多く、ドンドンと抜かれて行く。ここから無理をすると長丁場の後半には持たなくなるので、自然体の我がペースで押し通すこととした。おらが山辺りでヘッドランプを消し、早朝でまだ静かな高倉台団地を抜けると、栂尾山への上りにかかった。その栂尾山への480段の階段にかかる手前からいよいよ六甲全縦前半の名物の渋滞が始まり、その先の横尾山、須磨アルプス、東山までも大渋滞が続いて、とても縦走歩行のペースを作るどころではなくなった。今年の渋滞は特に酷いようで、もうこの時点で先々のチェックポイント通過の時間制限が気になってきた。

 

 

 

 

 

 

 

〈早朝4時半過ぎにスタート地点の須磨浦公園へ〉

〈スタート時のチェック〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈午前5時37分いよいよ出発だ!〉

〈旗振山から朝焼けの神戸を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈渋滞する栂尾山への480段の階段〉

〈展望台のある栂尾山々頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈栂尾山上から高倉台団地、塩屋、明石方面を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈須磨アルプス〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東山を下る〉

〈東山を下って横尾の街へ〉

 

 

 

 8:41〜8:46 妙法寺

  東山から横尾団地に下って市街地を行くと妙法寺に到着した。最初のトイレ休憩地として混雑する所らしい。我々も暫し休憩し行動食を摂った。妙法寺を出ると住宅地の中を抜けて高取山への上りにかかった。頂上部は荒滝神社や高取神社の神域のようで、縦走路は頂点を巻いていた。丸山、鵯越の市街地を抜けて、烏原の水道局の諸施設群を過ぎると第一の難所の菊水山への急坂が始まった。ここも渋滞箇所で、この上りに30分の時間を要したが、その急坂はとにかく我慢我慢の連続のようであった。須磨浦公園から宝塚までの間に登攀する累積高低差は約3,000メートルで、これは北アルプスの上高地から奥穂高岳の間の1.7倍、富士山五合目から頂上までの約2倍とのことである。

 

 

 

 

 

 

 

〈妙法寺門前で最初の休憩〉

〈高取山の山上にある高取神社の参道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈高取山からの下山道〉

〈丸山市街地〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈神戸電鉄有馬線のガード下を潜る〉

〈神戸電鉄有馬線鵯越駅〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈烏原川を堰き止めた石井ダムを見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遥かなる菊水山を目指す〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈烏原川を渡ると菊水山への上りが始まる〉

〈菊水山への上り道から辿ってきた山野を見返す〉

 

 

 

11:32〜11:40 菊水山(チェックポイント)

  菊水山の山頂には須磨浦公園を出てから初めてのチェックポイントがあり、ここで参加証のチェックを受けた。各チェックポイントにはチェック時間帯が設けられており、ここは「午前8時30分〜午後0時20分」であった。この後の長い距離を考えるともう余裕などなくなっているのには愕然とした。

  菊水山からはすぐ東側に鍋蓋山が見えた。 天王谷に一気に下って天王吊橋を渡るとまた急な鍋蓋山への上りが始まった。ここもまた渋滞する所であったが、その急坂は我慢我慢の30分間であった。上り切った鍋蓋山々頂は、数多の人達の休憩場所となっていた。我々も暫し休憩を取ってから、大龍寺へのなだらかな道を下って行った。

 

 

 

 

 

 

 

〈菊水山の山頂に設置されたチェックポイントを通過!〉

〈菊水山々頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈菊水山からの下山道から鍋蓋山を望む〉

〈有馬街道を跨ぐ天王吊橋の先で鍋蓋山への上りが始まる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈渋滞する鍋蓋山への登攀路〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鍋蓋山への登攀路の途中にある送電線鉄塔〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鍋蓋山々頂:沢山の人達が暫し疲れを癒す〉

〈一転緩やかな鍋蓋山から大龍寺への下山道〉

 

 

 

13:15〜13:26 大龍寺

  大龍寺はきれいな紅葉に包まれており、疲れた我々も癒されるようであった。大龍寺山門では、名物の豚汁が一杯300円也で売られており、これに舌鼓を打った。疲れた身体にはこれが何と美味いことか! 大龍寺で若干なりとも生気を取り戻してアスファルト道を市ガ原へと下って行った。清流の市ガ原は、今が紅葉の見頃の時期で沢山のハイカーで賑わっていた。桜茶屋から渓流沿いに摩耶山の登山口までやはり紅葉を楽しみながら歩いた。さて、ここからの稲妻坂、天狗道と続く摩耶山への胸突き八丁の長い長い急坂は第2の難所と言われるだけに厳しい所であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大龍寺の山門〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈再度山大龍寺〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大龍寺山門前で名物の豚汁を頂く、これが美味い!〉

〈大龍寺を後に市ガ原へと急ぐ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大勢のハイカーで賑わう市ガ原〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈市ガ原は紅葉の美しい所でもある〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈市ガ原天狗峡の紅葉〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈市ガ原桜茶屋〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈稲妻坂から見る紅葉した山々〉

〈長くて険しい天狗道を登る〉

 

 

 

15:25〜15:34 摩耶山掬星台(チェックポイント)

  摩耶山の山頂には沢山のアンテナや鉄塔の群れがあった。頂上を過ぎた掬星台に第二番目のチェックポイントがあり、地元の人達によるホットレモンの接待もあった。ここのチェック時間帯は「正午から午後3時50分」、余裕時間は殆どない厳しい状態であった。

  掬星台を出て、アゴニー坂を下ると車道脇の歩道を歩くこととなった。それも暫しで、自然の家の先から山道に入り、石段の多い道を上って行ったが、疲れた脚に何と負担がかかることか!ボランティアの方もおっしゃっておられたが、「ここが最もきつい所」かも知れない。その山道も20分間ほどでまた車道に出る。ここから記念碑台までの間はずっと車道沿いを歩いた。途中の商店で饅頭を求め、また郵便局前では甘酒の接待を受けた。午後5時になって夜の帳が降り、記念碑台を過ぎ神戸ゴルフクラブ方面への山道に入るところで再びヘッドランプを点けた。暗くなると写真を撮るものままならず、また時間的余裕もなかったので淡々と歩くよりすることはなかった。華やかな六甲ガーデンテラスでは、やはり疲れのせいか人恋しさを感じたりもした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈励ましを受けて摩耶山々上を行く!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈摩耶山々頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈摩耶山上掬星台のチェックポイント〉

〈掬星台ではホットレモンの接待が・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈掬星台から神戸市街地を鳥瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈掬星台から六甲山方面を望む〉

〈ホテル・ド・摩耶前を通過、ゆっくりお茶などしたいもの!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アゴニー坂を下ると暫し車道脇の歩道を歩く〉

〈自然の家の先から再び山道に入る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この石段道が最も堪える!〉

〈丁字ヶ辻:六甲山の山域に入ってきた〉

 

 

 

18:25 東六甲分岐点(チェックポイント)

  長くて暗い車道歩きに飽きてきた頃に最後のチェックポイントの東六甲分岐点に到着した。ここのチェック時間帯は「午後2時〜6時30分」で、我々はギリギリの通過で、もう余裕時間は殆どない状態であった。

  こうなっては宝塚ゴールまでの13kmほどを最後尾を行く赤鬼さんに追っ掛けられながら行かなくてならない。この赤鬼さんに抜かれると失格となってしまうので要注意である。この13kmほどの道が、ほぼ下り一方の山道で、くたびれた脚や膝には極めてハードな道である。主催者は東六甲分岐点で膝に異常を感じる人はそこでリタイアすることを強く勧めている。無理をすると膝や脚の将来に禍根を残す恐れが強いからであろう。

  長い長い下りは、また我慢我慢の道であった。行けども行けどもゴールが遠い道であった。ただ淡々と自分の脚に残っている力を信じて歩き続ける道であった。塩尾寺からゴール近くまでは、アスファルト舗装された急な下り道が長々と続いていた。膝を痛めた人達には過酷過ぎる道路である。後ろ向きになって下る人も多かった。

 

 

 

 

 

 

 

〈東六甲分岐から宝塚までの長い下りとなる〉

〈時折路面状態が悪い所では渋滞が起こる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈怖い「赤鬼さん」のご出陣だ!〉

〈険しい下り坂、苦しいところである〉

 

 

 

22:36 宝塚ゴール

  最後まで難路であった道を下って、我々は午後10時36分に市街地に入って直ぐのところにある公園に設置されていた宝塚ゴールに無事到着した。 ゴールチェックの時間帯は「午後4時30分〜10時40分」であったので、制限時間に4分前のゴールであった。今年は前半の渋滞時間が長く、かつまた東六甲分岐点からの下山道でも渋滞したことから、この最終締め切り時刻に近い時間にまだまだこのゴールに近づいている方々も多く、締め切り時刻が延長されるのかとも思っていたが、若干だけ遅れが許容されたようであった。

  ゴールで神戸市長の完走認定証と記念品の盾を頂戴した。認定証はB5版の大きさで、以前より大きくなっていた。記念盾は基本的には従前と同じデザインであるが、開催年度が記されているのが良い。これを頂戴することを目標に長い道程を頑張ってきたとも言える。

  ゴールの公園で記念撮影をしてから、もう夜も遅いので神戸市内のホテルへ帰ることにした。武庫川に架かる宝来橋を渡った阪急宝塚駅前で宝塚市が甘酒の接待を行っておられたので頂戴し、その後JR西日本宝塚駅から電車に乗って帰路に就いた。

 

 

 

 

 

 

 

〈晴れて宝塚にゴール〉

〈ここで最後のチェック!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈宝塚ゴールで頂いた「認定証」〉

〈記念品の盾〉

 

 

 

〔山行所感〕

  かくして、見事(?)に56km余を完歩することが出来た。自らが描いた理想形からは随分とかけ離れたものであったが、まあ完歩出来たのであるからそれ以上は望まないことにしよう。立派なというより贅沢な還暦の記念品を頂いたようだ。

  しかし、六甲全縦は、完全に若者達の世界になっているように思えた。 50歳代後半から上の人達は完全な少数派であるようだ。あまりお姿を見掛けることがなかった。今回結果的にはギリギリでの完歩となったが、もう限界であるとは思いたくない。若者達に伍して歩こうとは思わないが(また出来もしないが)、まだこの先も六甲全縦を楽しむ機会を持ちたいと思う。

  全ルート一緒に歩いた初参加の増長天さんが完歩出来たことは、真に目出度い限りでこの上なく嬉しく思う。一緒に歩いたことで、お互いの力になれたとも思う。増長天さん、お疲れ様でした、また有難うございました。

 

 

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