サラサドウダン咲く山上でのんびり過ごす 恐羅漢山(1,346.4m)・旧羅漢山(1,334m)・台所原

広島県山県郡安芸太田町

2009年6月13日(土)   仁王さん夫妻+門久

 

 

 

 

 

 

〈霧の中ながら周りを明るくするようなサラサドウダン〉

 

 

 

旧羅漢山のサラサドウダンはもう盛りを過ぎる頃でこの週末には訪ねてみたいものだ・・・、

まだ少し早いだろうがオオヤマレンゲにも出会えるのも楽しみだ・・・・、

そう考えて、天気予報は一日ほぼ曇天と芳しいものではなかったが、

花を見る分にはそう大した問題でもないだろうと仁王さん夫妻と出掛けることにした。

稜線上の花々を見た後には、台所原に下ってのんびりとあの潤沢なグリーンシャワーを浴びようという贅沢な計画とした。

 

《山行記録》

牛小屋高原8:45・・・・9:31国設スキー場分岐・・・・9:32尾根上(立山尾根分岐)・・・・9:37台所原分れ・・・・9:38恐羅漢山(1,346.4m)9:40・・・・10:08旧羅漢山(1334m)10:27・・・・10:57恐羅漢山(1,346.4m)(昼食)11:41・・・・11:43「台所原分れ」・・・・12:24台所原13:27・・・・13:37台所原平・・・・13:55(休憩)14:01・・・・14:32管理林道終点14:34・・・・14:45早手のキビレ・・・・14:54 1131.8mピーク・・・・14:58夏焼のキビレ・・・・15:20牛小屋高原

〔総所要時間:6時間35分、昼食・休憩:2時間16分、正味所要時間:4時間19分〕

 

 

 

 8:45 牛小屋高原

  中国道を戸河内ICで下りて国道191号線へ。戸河内の街外れの「戸河内バイパス西口」で左に折れてアーチ橋を渡り内黒峠を越えて二軒小屋に下り、牛小屋高原の駐車場に車を停めた。予報通りに曇天で、恐羅漢山を始め周辺の山々は霧の中に姿を隠していた。こんな天気ゆえ、牛小屋高原の駐車場には、仁王さんと私の車以外には山口ナンバーの若い夫婦の車が一台いるだけであった。

  この日は山上の花を見るのが主目的であり、最短の立山尾根ルートで恐羅漢山へ登ることとしていた。やや蒸す朝の天候の中、スキー場のゲレンデ脇の急坂の登山道を登って行くと汗が出てきた。山上も周辺の眺望も霧の中に閉ざされていた。ゲレンデを抜けて、稜線近い自然林の中に入って行くと早速にたわわに花を付けたサラサドウダンが迎えてくれた。登山口から50分足らずで夏焼のキビレからの稜線に出ると、恐羅漢山の山頂はもう5分程の距離である。

 

 

 

 

〈霧に閉ざされた朝の牛小屋高原〉

〈霧に巻かれたスキー場を登る〉

 

 

 

 

 

〈霧中に咲くサラサドウダン〉

〈稜線に出る〉

 

 

 9:38〜9:40 恐羅漢山(1,346.4m)

  この日の目的地はむしろ旧羅漢山の方であったし、また引き返してくることから、早々に恐羅漢山々頂をあとにして旧羅漢山へ向かった。晴れておれば十方山が望める稜線上であるが、霧に閉ざされ眺望は一切なかった。ただその代わりという訳ではないが、稜線上には見事に花を付けたサラサドウダンの群生が現れた。妖精が住む森のようにいつも静謐な平太小屋原にも見られた。弾けるように、こぼれ落ちそうに、たわわに咲いたこの花を見ると、豊かで元気づけられるような気持ちとなった。

 

 

 

 

〈霧の恐羅漢山々頂〉

〈霧に濡れたサラサドウダン〉

 

 

 

 

 

〈霧の稜線を飾るサラサドウダンの群生〉

〈いつも静謐な平太小屋原〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈平太小屋原の登山道をサラサドウダンが飾る〉

 

 

 

10:08〜10:27 旧羅漢山(1,334m)

  旧羅漢山の山頂は完全に霧に閉ざされ、視界は数メートルといったところであったろうか。山頂の大岩の直ぐ後のもう一つの物見の岩の上に上がって、さてオオヤマレンゲはと眺めてみると、霧の中ながら何とかその白い花を見付けることが出来た。岩の上から見えるのはまだ白く硬い蕾だけであったが、ブッシュを掻き分けて近づいてみると、二輪ほど開いた花があった。そのうち一輪だけが写真に何とか耐え得るものであった。全般的には、見頃まであと1週間というところであろうか。

 

 

 

 

〈旧羅漢山々頂〉

〈濃い霧で眺望のない物見の岩に上〉

 

 

 

 

 

〈霧の中に白いオオヤマレンゲの蕾が浮かぶ〉

〈全般にはまだ硬い蕾が殆んどだ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ひと足早く咲いたオオヤマレンゲの一輪〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈サラサドウダンの群生〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧の平太小屋原の杉林〉

 

 

 

 

 

〈こんな色合いのサラサドウダンもある〉

〈そろそろ見納めの頃か〉

 

 

10:57〜11:41 恐羅漢山(1,346.4m)

  サラサドウダン、オオヤマレンゲと目的としていた二つの花を見ることが出来て満足して恐羅漢山々頂に帰ってきた。この頃になって曇空から薄日が漏れるようになってきた。少し早い時間ではあったが、我々以外にはいない山頂広場で昼食を摂ることにした。ここまでにこの日山上で会った登山者は、駐車場で隣に車を停めていた山口県からの若いご夫婦と食事中に登ってこられた単独の中年男性の2組3人だけであった。ただ、ゆっくりと恐羅漢山々上で昼食を摂ったあと出立しようとする頃に高年の男女混淆の6〜7人のグループが上がって来られ、花の咲き具合など矢継ぎ早の質問を受けた。

 

 

 

 

〈まだ霧に巻かれた山頂でちょっと早い昼食〉

〈薄日が射してきて十方山の稜線が薄く見えてきた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈台所原分れ〉

 

〈まだ霧の濃い森を台所原へと下って行く〉

 

 

12:24〜13:27 台所原

  昼食後に台所原へ下った。ここのブナの美林を見ないで恐羅漢山から下山するのは物足りな過ぎる。ここのブナ林は広島県内随一であると思う。この日は、まだ早い時刻に下って来れたので、暫し台所原でゆっくりすることにした。いつもはゆっくりとは歩くが、この森に留まることは滅多になかった。美林を改めて眺めるも良し、梢を渡る風を感じるも良し、賑やかなで多様な小鳥達の鳴き声に耳を傾けるも良し、笹の切り開けでお茶とするのも良し、昼寝をするも良し・・・・、贅沢な時間がゆっくりと流れた。

 

 

 

 

〈台所原で暫しのんびり・・・・〉

〈グリーンシャワーの注ぐブナの天井〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈全てが緑に染まりそうな世界だ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈風の音、小鳥の囀り、全てが心地良い〉

 

 

 

〈古ブナの護る道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

広島県髄一の癒しの森である〉

 

 

 

13:37 台所原平

  台所原から出て中ノ甲林道の終点にある広場に出た。一昨年にここに立てられた指導標には、ここは「台所原平」と記されている。広場には中ノ甲林道を上がってきた四輪駆動車が一台停められていた。ここからは管理林道をこれまたゆっくりと時間をかけて歩いて夏焼のキビレへ向った。管理林道の両脇の草木は随分と伸びて、今まさに夏草の繁みになりなんとしていた。管理林道の終点から再びブナの森に入り早手のキビレまで上ってから稜線を辿って夏焼のキビレへと下って行った

 

 

 

 

〈中ノ甲林道終点の広場「台所原平」〉

〈管理林道から天杉山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈管理道路終点から早手のキビレへの登り口〉

 

 

 

〈管理道路、午後になって晴れ間も見えた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈早手のキビレ直下か登山道〉

 

〈夏焼のキビレへと続く尾根道〉

 

 

14:58 夏焼のキビレ(夏焼峠)

  夏焼のキビレは牛小屋高原の延長線上にある感じで、ここまで下ってくると「ああ、下山してきたな!」といつも思う。よく整備された登山道がきれいなミズナラや杉の林の中に牛小屋高原まで延びているので、最後のウォークと山でのおしゃべりを楽しみながら下山して行った。右手にかやばたゲレンデが見えてくると、牛小屋高原の駐車場はもう直ぐだ。

 

 

 

 

〈夏焼のキビレ〉

〈牛小屋高原まできれいに整備された登山道が続く〉

 

 

15:20 牛小屋高原

  牛小屋高原の駐車場へ戻ってみると、駐車場には朝出発した時よりは沢山の、それでも10台には届かない車が停められていた。好天ではないものの、雨の降る懸念がない天気に、サラサドウダンやオオヤマレンゲ見物の登山者が来て登っておられるようだ。

 

 

 

 

〈山上が見渡せるようになったカヤバタゲレンデ〉

〈牛小屋高原の恐羅漢山登山口〉

 

 

 

 

〔山行所感〕

  旧羅漢山と恐羅漢山の間の稜線上に群生するサラサドウダンはやはりこの山を代表する花であろうが、仲々にそのシーズンのピーク近くに見に来ることが出来ずにいた。しかし、今年は好天の予報ではなかったが、そのこぼれんばかりに咲く花に出合うことが出来た。やや早咲きのオオヤマレンゲも一緒に見ることが出来て、とても満足出来る初夏の山行となった。

  また台所原で潤沢なグリーンシャワーを浴びながら、この森の持つ奥深い魅力についても想いを馳せることが出来たのも楽しかった。これからも四季折々に、この山この森で数々の豊かな経験が積めることは間違いないことである。

 

 

 

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