オオヤマレンゲの咲く峻険な峰 猿政山(1,267.7m)
2009年6月20日(土) 8人の仲間達+チャコ&門久
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〈天女の舞い・・・猿政山々頂に見事に花開いたオオヤマレンゲ〉 |
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今年のオオヤマレンゲの花見物の本命は2年ぶりの猿政山とした。
今年は初めて
ただ旧
5月の雨の日に下見に行って登山口を確認してきた。
長いワイルドな歩行を要する峻険な峰との定評がある猿政山であるが、
先輩諸氏のサイトを拝見すると、ここからなら比較的楽に猿政山にピストン出来そうであった。
《山行記録》
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10:15猿政山登山口・・・・10:37南尾根に乗る・・・・11:15内尾谷ルート合流点・・・・11:24猿政山(1,267.7m)12:40・・・・12:50内尾谷ルート分岐点・・・・13:18南尾根からの下り口・・・・13:32猿政山登山口 〔総所要時間3時間17分、昼食・休憩等:1時間16分、正味所要時間:2時間01分〕 |
2006年6月の猿政山(内尾谷ルート) ←ここをクリック
2007年6月の猿政山(内尾谷ルート) ←ここをクリック
10:15 登山口
中国道を庄原ICで下りて国道432号線を北上し、王居峠トンネルを抜けて旧
今回の山行は、大黒さん、吉祥さん、月光さん、仰天さん、仁王さんご夫妻に呉から「気ままな山登り」ご夫妻が参加してくれて、わが夫婦を加えて合計10名となった。全員が何とか登山口に到達して、いよいよ山行開始となった。登山道は林道の険しい法面に一筋だけ草に覆われて延びている。ここから法面の上を回り込むと、猿政山の南尾根から東に下っている支尾根に乗っかる形になる。背丈ほどの笹が繁り若いブナやミズナラの樹々が多い急斜面を南尾根に向かって一気に登って行った。足元にはサンカヨウの株が沢山見られた。
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〈林道入口:ここから登山口まで2.5km〉 |
〈猿政山登山口:法面脇の草付きの斜面が取り付き口〉 |
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〈登山口から草を掻き分けて入山〉 |
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〈登山口のすぐ上手が崖の崩落現場〉 |
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〈笹を掻き分けて暫し急坂を登る〉 |
〈樹下に咲くコアジサイ(ユキノシタ科)〉 |
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〈若いブナの樹が多い支尾根を登り行く〉 |
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〈実をつけたサンカヨウ(メギ科)〉 |
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10:37 南尾根に乗る
登山口から20分余で南尾根に乗った。笹原の中にブナやミズナラの古木が多い明るい尾根道であった。樹林の中ゆえに眺望は殆ど効かないが、時折樹林の切れ間から周辺の山並みを眺めることが出来た。古木の森を抜ける風は汗ばんだ皮膚に心地良かった。地形図では緩やかに上って行く尾根筋のように読み取れるが、一箇所だけトラロープが張られた懸崖があった。概して樹林の中の笹原を掻き分けて登って行くが、内尾谷ルートとの合流点近くになってくると笹がよく刈り払われていた。道筋も明確でまま歩き易い踏み跡が山頂まで続いていた。
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〈ブナ、ミズナラ、笹で覆われた南尾根を北上する〉 |
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〈南尾根に乗った所にブナの古木があった〉 |
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〈被さった笹を掻き分けて行く〉 |
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〈巨岩のオブジェが配された尾根筋〉 |
〈古ブナの林〉 |
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〈内尾谷ルートの合流点:赤テープがあるだけ〉 |
〈ヤグルマソウ(ユキノシタ科)〉 |
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11:24〜12:40 猿政山(1,267.7m)
登山口から1時間10分ほどで一等三角点のある山頂広場に到着した。先客は若い夫婦連れだけであった。挨拶もそこそこにザックを広場にデポしてオオヤマレンゲを見に行った。既に花の命を全うしたものも見られはしたが、ちょうど今が見頃という感じで沢山の白い花が可憐に舞うように緑なす葉の上に陰に咲いていた。その華麗な咲きっぷりやその芳香などは見る人を幸せにしてくれる。辛苦を重ねて登って来た者だけが経験出来る至福の時だ。
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〈猿政山々頂に建つ一等三角点〉 |
〈廃校になった湯川小学校の校歌が記された山名標〉 |
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〈山頂直下の林にオオヤマレンゲが可憐に咲く〉 |
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〈今将に満開のオオヤマレンゲの花〉 |
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〈何か歌っているようだ・・・!〉 |
〈若々しく、凛々しく咲く〉 |
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〈これから開く蕾もまだまだ多かった〉 |
〈斜めから見る天女の顔も仲々のものだ・・・!〉 |
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〈初夏の光の中に咲く〉 |
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花の観賞を十二分に行った後で、大毛無山への稜線を望める所まで行ってみた。この稜線上の縦走路は深い笹に埋もれてしまっていると思っていたが、この猿政山山頂直下は笹を綺麗に切り開いた直後のようであった。その先がどうなっているか興味深々というところである。
山頂に返ると先客の若夫婦の姿はもうなかった。われわれ10名で山頂広場を占拠して昼食を摂っていると、今度は
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〈大毛無山、高野毛無山の眺望〉 |
〈南には福田頭が横たわる〉 |
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〈尾根の先に立烏帽子山、池ノ段が聳える〉 |
〈樹間から覗く大万木山〉 |
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〈山頂の繁み越しに船通山を遠望する〉 |
〈山頂から見た福田頭の手前には黒石山が陣取る〉 |
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〈2グループ36名で満杯となった山頂広場〉 |
〈山頂広場の東側の繁みの中にもオオヤマレンゲが見られた〉 |
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12:40 下山の途へ
静かな昼食の筈であったが、とんでもなく大勢の喧騒に満ちた休憩時間となってしまった。それでも、花見物も含めて1時間15分も山頂にいたようだ。午後になって天気も些か不安定になったようで、朝のうちは晴れていた空は暗い雲に覆われ始めていた。急ぎ気味に下山することとして、来た道を引き返して行った。帰りはもう一度知った道ゆえ、古ブナや沿道に咲く花々などを見る余裕もあるようであった。
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〈サワフタギ(ハイノキ科)〉 |
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〈古ブナの樹林の中を下り行く〉 |
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〈樹間から吾妻山を望む、その背後に烏帽子山、比婆山がかぶさる〉 |
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〈トラロープの張られた尾根筋の険路を下る〉 |
〈笹を分けて若いブナ林を下り行く〉 |
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〈ウツギ(ユキノシタ科)〉 |
〈色付いたサンカヨウ(メギ科)の実〉 |
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13:32 登山口
約50分で林道毛無俵原線上の登山口に下り着いた。5月に下見に来た時は雨の中で一つとして眺望がなかったが、この日は目の前に吾妻山を見渡せる絶好の眺望の中であることが分かった。吾妻山から見る猿政山が立派であるのと同様、猿政山から見る吾妻山もまた圧巻であった。
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〈吾妻山、黒石山を望む登山口の崖に上まで帰ってきた〉 |
〈吾妻山、比婆の山々を眺めながら暫し林道を行く〉 |
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〔山行所感〕
初めて登った
今は積極的にこの登山ルートを推奨する環境にあるとは思わないが、それでも機が熟せばこんな簡便ルートがあっても良いのではないかとも思える。猿政山登山の真価は内尾谷ルートに譲るとしても、このルートを活用して高野毛無山などへの縦走路が開かれば、何と楽しい所になるであろうかと夢見心地となってしまう。