梅雨の晴れ間に広島市街地北郊の稜線を行く 松笠山(374.6m)・二ヶ城山(483.2m)

広島市東区・安佐北区

2009年7月13日(月)   大黒さん+門久

 

 

 

 

 

 

 

〈松笠山の中腹にある松笠観音寺〉

 

 

 

今年4月26日(日)の「松笠山〜二ヶ城山〜木ノ宗山縦走」のレポをご覧になった大黒さんから

松笠山が未踏なので案内して欲しいとの依頼を受けていた。

休暇となった月曜日、梅雨の中休みで雨の心配も少なかったので二人で静かな平日の里山へ出掛けることとした。

聞けば二ヶ城山も木ノ宗山も未踏とのことで、この日は松笠山に加えて二ヶ城山に縦走して登石コースで下山することにした。

 

《山行記録》

戸坂駅9:12・・・・9:17龍泉寺観音堂9:25・・・・9:27琴比羅神社(瀧の宮)9:31・・・・9:34一休出会坂・・・・9:55鐘楼跡・・・・9:57山門・・・・9:59松笠観音寺10:24・・・・10:34八畳岩10:39・・・・10:53四等三角点(335.1m)・・・・11:13菰口憩の森道分岐・・・・11:15松笠山(374.6m)11:27・・・・11:30憩の森ショートカット道・・・・11:45菰口憩の森(昼食)12:38・・・・12:44蝦蟇ガ峠(二ヶ城山登山口)・・・・13:28千人塚入口・・・・13:29中国電力鉄塔13:38・・・・13:56二ヶ城山(483.2m)13:59・・・・14:05北面展望地14:15・・・・14:26二ヶ城山・・・14:29馬木八幡神社コース分岐14:32・・・・14:41中国電力鉄塔・・・・14:44登石コース分岐・・・・14:53中国電力鉄塔・・・・15:05登石コース登山口・・・・15:15県道・・・・15:20登石バス停

〔総所要時間:6時間08分、昼食・休憩等:2時間12分、正味所要時間:3時間56分〕

 

 

 9:12 戸坂駅

  JR芸備線戸坂(へさか)駅にて大黒さんと落ち合って松笠山滝見ルートを登ることにした。駅の右手から裏に回り込んで重氏稲荷の紅い鳥居を潜ってから住宅地の中の急坂を上って龍泉寺の境内へと入って行った。暫しこの日の戦略会議後、琴比羅神社(瀧の宮)へ。前日までの雨で小滝の水量も多くなっていた。その先は、階段状の急坂が松笠観音寺の山門前まで続く。朝方とは言え梅雨の季節、登る程に蒸してきて汗がほとばしり出て来た。出発早々の長い急坂登りはさすがに堪える!

 

 

 

 

〈登山口となるJR芸備線戸坂駅に入って来る列車〉

〈龍泉寺観音堂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈龍泉寺境内から太田川に架かる安芸大橋を望む〉

 

 

 

 

 

 

〈小さな滝の懸かる琴比羅神社(瀧の宮)

〈アジサイの咲く松笠観音への登山道〉

 

 

 9:59〜10:17 松笠観音寺

  平日の松笠観音寺の境内は無人で静寂そのものであった。先ずは井戸で霊水を頂いた。こんな山中できれいな井戸水を頂けるというのは有り難い限りである。境内の巨樹群を見てから、山岳信仰の名残りの山中に分布する小堂宇を巡ってみた。数年前に火災で焼失してしまった三鬼堂はまだ消失したそのままであった。勿体ないことになってしまったものだ。ゆっくりと視察方々観音寺の参拝をしてから、山中の巻き道を辿って八畳岩へと赴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈松笠観音寺山門〉

 

〈松笠観音寺参道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈松笠観音寺案内図〉(写真をクリックすると大きくなります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈松笠観音堂〉

 

〈境内には巨樹が多い〉

 

 

 

 

 

〈霊水が汲める境内の井戸〉

〈意外に広い境内を散策〉

 

 

 

 

 

〈龍頭観音のお堂〉

〈こちらのお堂は「稲生神社」と記されている〉

 

 

10:34〜10:39 八畳岩

  八畳岩から太田川の流れとその流域の市街地の大眺望を楽しんだ。久し振りであったので緑井方面の眺望が一際開けているような気がしたが如何なのだろうか。八畳岩からは尾根道を松笠山へと向かった。観音寺の上方で寺からの近道を併せ、その先で標高331.5mの四等三角点のある小ピークを越えた。一旦浅い鞍部に下ってから、なお長い尾根道を辿った。左手に菰口憩の森から上がってくる林道が並行するが、やがて林道を離れて松笠山の山頂部への急坂となった。

 

 

 

 

〈八畳岩から緑井方面を眺望する〉

〈太田川放水路を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈松笠観音堂からの近道が尾根に上がってくる〉

 

 

 

〈松笠山の尾根道〉

 

 

 

 

 

〈観音堂近くのピークには331.5mの四等三角点がある〉

〈松笠山へと続く縦走路〉

 

 

11:15〜11:27 松笠山(374.6m)

  いろいろと立ち寄ったので、戸坂駅から2時間もの時間を要して松笠山へ到達した。ここも無人の山頂であった。呉娑々宇山の山塊が堂々として、いつもながら気持ちが良い。やや弱いながらも日差しを浴びてより蒸し暑く感じた。暫しの休憩、バナナでリフレッシュしてから、木陰のある菰口憩の森で昼食を摂るべく先を急ぐことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂に建つ中国電力の反射板〉

 

 

 

〈松笠山山頂〉

 

 

 

 

 

〈山頂からの祇園方面の眺望〉

〈これから行く二ヶ城山、右肩には高鉢山が覗く〉

 

 

11:45〜12:38 菰口憩の森

  松笠山々頂から東浄団地へと向かう尾根道から憩の森へ下る登山道へのショートカット道を採った。もうこの道筋が常道となってきているようだ。菰口憩の森への下山道は意外に急坂である。滑らぬように気を付けながら、ストックを片手に下って行った。憩の森に下って、園地の藤棚の下で昼食を摂った。心地良い風がよく通り、もう動きたくなくなる所であった。とは言え、小一時間そこで過ごしてから、隣接する蝦蟇ヶ峠にある登山口から二ヶ城山へと歩を進めた。この区間は優に1時間以上を要する、広島都市圏内の山地にあっては珍しく長い尾根道である。

 

 

 

 

 

 

 

〈菰口憩の森の芝生広場から二ヶ城山を望む〉

 

 

 

 

 

 

〈憩の森から阿武山を遠望する〉

〈蝦蟇ヶ峠にある二ヶ城山登山口〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈蝦蟇ヶ峠から遠望した絵下山〉

 

〈二ヶ城山へ長い尾根道を辿る〉

 

 

 

 

 

〈尾根を横切る送電線の先に呉娑々宇山を望む〉

〈山頂直下の三叉路〉

 

 

13:56〜14:26 二ヶ城山(483.2m)

  二ヶ城山の山頂も勿論無人であった。長い尾根道でも誰にも会わなかった。さすがに平日の里山は静かなものだ。山頂の岩の上に上がって、広島湾や広島市街地の眺望を堪能してから、山頂部の潅木の中を抜けて北面の展望所にも行ってみた。やはりここからの高陽ニュータウンから可部方面の眺望は素晴らしい。三つのピークを持つ阿武山が威風堂々と陣取っているもの好きな景観である。

  順路であれば落合方面への道を採って下山するのであろうが、この日は大黒さんの本拠に近く馴染みの深い馬木、温品方面の登石ルートを下ることにして先ずは三田ヶ峠へと続く縦走路を辿って行った。午後2時半を過ぎて、西方に雷鳴を聞くようになった。直ぐに雷雨になりそうな気配はなかったが、やはり雷は気持ち良いものではなく急ぎ下山する気持ちとなった。

 

 

 

 

〈二ヶ城山々頂〉

〈山頂から遙かに霞む宮島を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂から広島市街地、広島湾を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

〈北面の展望所から高陽の町並み、阿武山の眺望する〉

〈武田山、火山から丸山にかけての連山を遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈白木山塊が直ぐ目の前に聳える〉

 

 

 

 

 

 

〈木ノ宗山への縦走路から馬木八幡神社コースが分岐する〉

〈縦走路に被さる羊歯〉

 

 

 

 

 

〈木の宗山への縦走路の延びる尾根筋を俯瞰する〉

〈呉娑々宇山、藤ヶ丸山の麓の変電所に送電線が集まる〉

 

 

14:44 登石コース分岐

  三田ヶ峠への縦走路上の送電線鉄塔下のビューポイントで縦走路全体を俯瞰する大眺望を楽しむと、もう直ぐその先が登石コースへの分岐点である。二ヶ城山から15分余と至近距離とも言える。このルートは初めて通るので楽しみであった、縦走路から北東に下る竹薮交じりの潅木帯の小尾根に従順に登山道が付けられており、途中に送電線の鉄塔があることから良く整備されていて歩き易かった。二ヶ城山への東面からの登山道としては、最も整備されたルートと言えよう。

 

 

 

 

〈縦走路から登石コースが分岐する〉

〈小尾根を辿る登石コースの登山道〉

 

 

 

 

 

〈尾根筋の送電線鉄塔越しに馬木の町並みを望む〉

〈登山道が通じる小尾根にも送電線が通っている〉

 

 

15:20 登石バス停

  尾根上の分岐点から20分程で馬木6丁目の住宅地の山手の登山口に下った。小一時間かかるかと思っていただけに、意外に早く下ってこれて驚いた。登山口は畑や果樹園で囲まれており、下の住宅地から舗装道が延びて来ていた。この舗装道を辿って下って行けば15分程で県道に出た。コンビ二の前の広い駐車場の端っこに登石のバス停があった。広島駅やバスセンターへのバスが頻発していた。

 

 

 

 

〈馬木6丁目の街区の最上部の登山口に下山〉

〈登山口から二ヶ城山の稜線を仰ぎ見る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈登石バス停近くから辿ってきた稜線と小尾根(右側)を仰ぎ見る〉

 

 

 

 

〔山行所感〕

  大黒さんを案内して、松笠山と二ヶ城山の山域を久し振りにジックリと歩く機会を得た。梅雨の時期で西中国山地の山々などの眺望は得られなかったが、山域内の多様な見所、訪ね所に久々に出合うことが出来た。改めて多様でなかなかの里山であると思った。また、前々から早く通っておきたいと課題にしていた登石コースを今回下山路として初めて利用させてもらった。送電線鉄塔の巡回路をも兼ねているようで、よく整備されており今後もっと利用してみたいものだ。上手く使えば、この山域のルート設定をもっと多様なものに出来ると思う。

 

 

 

〔BACK〕

〔HOME〕

 

 

 

 

 

 

 

Ads by TOK2