霧雨の山に秋の花咲き始める 雲月山(911.2m)

広島県山県郡北広島町・島根県浜田市金城町

2009年7月27日(月)    チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈岩座山の草原にはお花畑が拡がる〉

 

 

 

広島市内では久し振りに青空を見たこの日、その青空に誘われるように芸北に車を走らせてみた。

県北部は曇天であろうと覚悟はしていたが、目的地とした雲月山に近づくとその辺りは雨模様で霧に巻かれていた。

ラジオの天気予報が伝えるには、旧芸北町辺りだけに雨が降っているとのこと。何と不運なことか!

それでも折角久し振りに訪れた雲月山である。放牧された牛の姿に引き寄せられるように草原の遊歩道を歩いてみた。

 


《山行記録》

展望台下駐車場15:08・・・・15:322ピーク(高山)先の稜線・・・・15:55雲月山(911.2m)16:04・・・・16:19第2ピーク(高山)・・・・16:41第1ピーク(岩座山)・・・・16:47雲月峠・・・・16:57展望台下駐車場 

〔総所要時間:1時間49分、休憩等:0時間09分、正味所要時間:1時間40分〕


 

15:08 展望台下駐車場

  出発が遅かったので雲月山到着も当然に遅くなった。しかし、駐車場から直ぐに山野草の咲く山中に入れるのが雲月山の良いところである。雲月峠とその手前の展望台下の2ケ所に駐車場があるが、この日は展望台下の駐車場に車を停めた。どちらの駐車場にもきれいなトイレがある。霧雨の降る平日の午後で、駐車場にはほかに車はなかった。霧に巻かれ眺望はとても望みようがなかったが、静かな遊歩道を山頂方向へと歩いた。きれいに刈り込まれた遊歩道の周囲には、夏から秋にかけての花々が雨に濡れて咲いていた。ただ閉口したのは蛇や蝮の多いこと。最初は数えていたが、10匹を過ぎた頃には数える気力がなくなった。このところの雨と低温で笹の中の住処が肌寒くて、少しでも暖かい遊歩道に出て来ていたのであろう。1時間もかからぬうちに雲月山の山頂へと導かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈駐車場から展望台、その先の岩座山のピークを望む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧の尾根に放牧された牛が佇む〉

 

 

 

 

 

 

〈遊歩道の先の霧の中に雲月山山頂部が浮かぶ〉

〈稜線部に延びる登山道〉

 

 

 

 

 

〈キキョウ (キキョウ科)

〈オオバギボウシ(ユリ科)

〈ナンバンギセル(ハマウツボ科)

〈チダケサシ(ユキノシタ科)

 

 

 

 

 

〈カワラナデシコ(ナデシコ科)

〈ウツボグサ(シソ科)

〈ヤマジノホトトギス(ユリ科)

〈オカトラノオ(サクラソウ科)

 

 

15:55〜16:04 雲月山(911.8m)

  二等三角点のある山頂広場も濃い霧に包まれていて眺望は望みようがなかった。笹原のこの山の斜面も見渡すことが出来なかった。お菓子と飲み物を少しばかり摂ってから下山の途に就くことにした。濃霧の中を仲ノ谷経由の周回路を採る気にならず、稜線上の道を雲月峠へ下ることとした。

 

 

 

 

〈雲月山々頂〉

〈山頂付近の尾根道〉

 

 

 

 

 

〈ミヤマヨメナ(キク科)

〈ママコナ(ゴマノハグサ科)

〈オミナエシ(オミナエシ科)

〈ワレモコウ(バラ科)

 

 

16:41 第1ピーク(岩座山)

  雲月山から高山と呼ばれる雲月峠から数えて2番目のピークを踏んでから鞍部に下り、岩座山と呼ばれる雲月峠上の第1番目のピークへと上って行った。この第1ピークへの上り斜面の右側の笹原は季節の花々が咲き誇るお花畑となるが、この日はキキョウとオオバギボウシの群生が見事であった。ここから峠まではひと下りである。

 

 

 

 

                〈岩座山南面の火災痕も霧に霞んでいた〉

〈第一ピークの岩座山の頂き〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈岩座山の南東斜面はキキョウとオオバギボウシが咲くお花畑となっていた〉

 

 

 

 

 

 

〈可憐に咲く・・・、秋の風情も〉

〈登山道脇を見事な花で飾るオオバギボウシ〉

 

 

16:47 雲月峠

  峠まで下って来たが、雨脚が強くなり、霧も濃さを増したようであった。視界も随分と狭くなっていた。峠の風情に楽しみたいと思っていたが、これではそうは行かないので早々に車道を歩いて自動車を置いた展望台下へと下って行った。

 

 

 

 

〈峠の登山口の山名標も霧に巻かれていた〉

〈完全に霧に巻かれた峠のキャンプサイト〉

 

 

16:57 展望台下駐車場

  展望台下の駐車場の周辺も濃い霧に包まれていた。展望台の建物も、尾根上に佇む牛達の姿も霧の中で薄いシルエットとなっていた。2時間弱の霧雨の草原の散策は、秋の気配も感じ取れて、まあ粋とも酔狂ともどちらとも言えるものであった。

 

 

 

 

〈霧が濃くなった展望台を見上げる〉

〈小学生の作品であろうか・・・・この山を大事にしたいもの〉

 

 

 

〔山行所感〕

駐車場から一足草原に入れば季節の花々を楽しむことが出来るのが雲月山である。旧芸北町でも最も奥まった島根県境にあってやや遠いものの、気軽に本物の山野草を楽しむことの出来る別天地であると思う。まあ今回のような視界が全く開けていないような日に方向感覚の掴み難いこの山中に入ることはお勧めしないが、少々の悪天なら傘を差してでもこの別天地を楽しむことが出来よう。春には山焼きもされ、その跡で牛たちが牧草を食む姿を見るのも楽しい。遊歩道や登山道、山頂の広場もよく手入れされていて気持ちが良い。是非多くの方々に訪ねて頂きたい山である。

 

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