久し振りに安芸宮島の稜線を渡る 弥山(535m)・駒ヶ林(509m)・焼山

広島県廿日市市宮島町

2009年10月3日(土)     仰天さん+門久

 

 

 

 

 

 

〈四宮コースの尾根筋から大鳥居、塔の岡と大野瀬戸を望む〉

 

 

 

上州への遠征から1週間、この週末は遠出を控えて近場をウォーキング主体で・・・と思いを巡らせた。

こんな時に便利なのがやはり宮島である。

弥山、駒ヶ林といった主稜線には暫くご無沙汰している。

それではと、四宮コースの取り付き点が分からない・・・と、

試行錯誤を繰り返しているらしい仰天さんを案内して出掛けることとした。

 

《山行記録》

宮島桟橋9:54・・・・10:05御笠浜・・・・10:15紅葉谷公園入口・・・・10:17四宮神社・・・・10:22四宮コース登山口・・・・10:29(休憩)10:34・・・・11:18夕陽観音11:27・・・・11:51弥山(535)12:52・・・・12:59弥山本堂13:05・・・・13:13仁王門跡・・・・13:19駒ヶ林分岐・・・・13:24駒ヶ林(509m)13:27・・・・13:38大元公園コース出合・・・・13:42焼山13:52・・・・13:58大元公園コース出合・・・・14:02岩屋大師14:06・・・・14:13大師堂・・・・14:38大岩・・・・14:55大元橋・・・・15:04大元公園・・・・15:06国民宿舎「杜の宿」

〔総所要時間:5時間12分、昼食・休憩等:1時間38分、正味所要時間:3時間34分〕

 

 9:54 宮島桟橋

  猫の目のように変わる天気予報が雨から晴に変わったこの日は、ちょっと霞む朝であった。それでも宮島口から宮島へ渡るJR西日本の連絡船の乗客は多い。このところ世界遺産ブームか、あるいはミシェラン効果か国の内外からの観光客で宮島は大賑わいである。この日の夜は中秋の名月で、潮は大潮。ちょうど島に渡った時分が満潮で、厳島神社も見事に海の上に浮かんでいるようであった。

 

 

 

 

 

 

 

〈大鳥居の先にこの日辿る尾根筋を仰ぎながら島へ渡る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大潮で満潮の海に浮かぶ大鳥居〉

〈厳島神社も回廊も海上に浮かぶよう〉

 

 

10:22 四宮神社

  上りから早速に四宮コースを採ることにした。仰天さんの初陣であるので四宮神社に参拝し、社殿の裏手からの遊歩道を採って登山口へと向かった。正統ルートを選んだ積りである。樅の大樹が繁る登山口から暫し樹の根が網の目のように張った急傾斜の踏み跡を登って行った。蒸す日で汗がドッと吹き出てきた。直ぐに衣類調整をしてから緩くなった尾根筋を上っていった。決して眺望の良いルートではないが、一か所だけ厳島神社や塔の岡が望める地点がある。あとは羊歯の繁る踏み跡を辿って行くだけである。一昨年のルート案内の落書き騒動以降、このコースを通る登山者が増えたようで、道筋もよりはっきりとしてきた感じであるのは皮肉である。夕陽観音の祠を過ぎると急坂となり、それを上り切ると暫く水平道が続くものの、その後に頂上直下の急傾斜が待っている。倒木で荒れたその急坂を上って行くと、弥山頂上のトイレのある展望台下に飛び出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈四宮神社裏手の遊歩道から登山口へ向かう〉

 

 

 

〈四宮神社〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この樅の根元が四宮コースの登山口だ!〉

 

〈最初は樹の根を踏みながらの急坂だ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コース上随一の展望所から大鳥居を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夕陽観音〉

 

 

 

〈宮島独特の粘っこい羊歯の道となる〉

 

 

11:51〜12:52 弥山(535m)

  山頂の展望台には観光客の姿が多い。残念ながら霞んだ瀬戸内海の景観で能美島の島影も定かではないが、それでも人々を感動させるものであるようだ。対岸の先に芸北の山並みなどは望みようがなかった。今や弥山の標高535メートルの最高点となった山頂の大岩の西側直下の岩のテラスで昼食を摂ってから、やはり大聖院の弥山本堂に参拝するのが礼儀だろうと立ち寄ることにした。不消霊火堂で白湯を頂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈弥山山頂広場〉

 

 

 

〈展望台直下に登頂〉

 

 

 

 

 

〈展望台から駒ヶ林、焼山の2ピークを望む〉

〈ロープウェー山頂駅のある獅子岩と霞んだ瀬戸内海を望む〉

 

 

 

 

 

〈不消の霊火堂〉

〈弥山本堂〉

 

 

13:24〜13:27 駒ヶ林(509m)

  弥山本堂から仁王門跡へ、そこから大元公園コース登山道を採って駒ヶ林への分岐から山上に登った。弥山展望台から展望した時には大勢の登山者の姿があった駒ヶ林であるが、その時には岩盤の上で昼寝を決め込んでいた男性の単独登山者と、大野瀬戸を望む木立の先の岩上に独り佇む女性登山者の姿があるだけであった。ここからの眺望も霞んで漠としていた。早々に山頂を発って隣の焼山へ行くこととした。ルートは西面大岩壁の南側の縁を迂回する踏み跡のショートカットルートを辿ることとした。

 

 

 

 

〈駒ヶ林の岩盤越しに霞む広島湾方向を望む〉

〈駒ヶ林から弥山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈先月に踏破したばかりの前峠山〉

 

 

 

 

 

 

〈駒ヶ林から焼山への近道で出遭った鹿〉

〈近道の出口近くから焼山を見上げる〉

 

 

13:42〜13:52 焼山

  一昨年10月以降2年振りの焼山の山頂であった。その間幾度も宮島に来ているが、この魅力に満ちた山頂に上がって来ていなかったようだ。何と言っても眺望が素晴らしい。第1には西の先峠の先に見える岩船山の堂々とした山体であろう。第2には厳島神社大鳥居や宮島の街と前面の海の眺望であろう。残念ながら厳島神社の社殿は山の端に隠れているが、新鮮なアングルで楽しい。第3には駒ヶ林西岩壁の全容を眺望出来ることである。ここほど大迫力をもってこの大岩壁を眺められるところは他にはない。

  焼山から前峠へと下る手もあったが、時間的に無理なようだったので大元公園コースを下ることとした。下から眺めるオーバーハング気味の駒ヶ林西岩壁や岩屋大師の石室などが見どころである。

 

 

 

 

〈焼山の山頂から西方を望む〉

〈焼山から前峠へ下る斜面とその先の前峠山〉

 

 

 

 

 

〈眼前は駒ヶ林とその先は弥山〉

〈遥か西方に聳える岩船岳〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈焼山山頂から宮島の街と前面の海を鳥瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈焼山から駒ヶ林西面の大岩壁を望む〉

 

 

 

 

 

 

〈岩屋大師の石室〉

〈駒ヶ林の大岩壁を下から仰ぎ見る〉

 

 

 

 

 

〈大元公園コースにある風吹き岩群〉

〈大元橋を渡ると直ぐに大元公園だ!〉

 

 

15:04 大元公園

  大元公園コースの登山道は3本の公式登山道の中では最も野趣に富み、昼なお暗く静かなルートである。焼山からでも1時間余の時間がかかる。この日は蒸して汗を掻いたので迷うことなく大元公園横の国民宿舎「杜の宿」で入浴してから帰路に就いた。大浴場は我々だけの借り切り状態であった。厳島神社前面の海は大潮のこの日は大鳥居の先まで干上がっていたので、この浜をショートカットして桟橋へと急いだ。

 

 

 

 

〈大元公園の樅の群生〉

〈大元公園入口にある国民宿舎「杜の宿」で入浴した〉

 

 

 

 

 

〈甍の屋根の上に多宝塔が覗く〉

〈帰りは干潮で大鳥居の先まで干上がっていた〉

 

 

 

〔山行所感〕

  幾度もこの島に来て山に登ったり、厳島神社の周囲を逍遥したりするが、いつも退屈させることもなく楽しませてくれる。いつもつくづくと良い島だと思う。それだけ、この島には多様なものがあるということであろう。この島の山にしても、西の岩船岳まで脚を延ばすのは一日がかりで、日の短い季節は避けたほうが良いくらいの広範さを持つ。公式、非公式の登山道が縦横に島を走っており、組み合わせ次第で楽しみ方は多岐に亘る。今回の山行は、過去の山歩きの総復習のようであったが、やはり退屈することもなく、半日を大いに楽しむことが出来たと思う。そして、また近いうちにこの島に来ることになると思う!仰天さん、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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