寒波襲来直後の峰を初スノーシューイング 深入山(1,153.0m)

広島県山県郡安芸太田町

2009年12月22日(火)     チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈パウダーの新雪積もった深入山北面〉

 

 

 

今冬初めて雪の峰に登るというのはやはり心躍るものである。

先週の木曜日から5日間降り続いた寒波の荒天に山はたっぷりと雪を湛えている。

やっと巡りきた好天に、これは雪に会いに行かねばなるまいと出掛けることにした。

携えて行くのはスノーシュー、

今冬初めてのスノーシューでの山行である。

 

《山行記録》

いこいの村ひろしま12:46・・・・13:06グリーンシャワー・・・・13:11南登山口13:13・・・・13:24大谷分岐13:26・・・・13:39西登山口巻き道分岐・・・・14:24西尾根上三叉路・・・・15:06展望岩15:08・・・・15:20八畳岩・・・・15:28九合目東屋15:31・・・・15:44深入山(1,153.0m)15:52・・・・15:58南登山道分岐・・・・16:33旧道・・・・16:50いこいの村ひろしま

〔総所要時間:4時間04分、休憩等:0時間17分、正味所要時間:3時間47分〕

 

12:46 いこいの村ひろしま

  午前中に用件があったので遅い出発になってしまった。中国道戸河内インターチェンジを出た所にある道の駅「来夢とごうち」で昼食を摂ってから国道191号線を「いこいの村ひろしま」まで車を走らせた。平日ゆえに登山者の姿が果たしてあるだろうかと思っていたが、駐車場には5〜6台の車が停められてあった。幾組かの登山者かボーダーが山へ入っているようであった。

  いこいの村前の東登山口からは山上に延びる深いトレースがあったが、我々はグリーンシャワーから林間コースを採る積りで来ていた。除雪していないグリーンシャワーへ繋がる車道にはトレースはなかった。林間コースも同様と思って良かった。新雪ゆえにスノーシューもかなり沈むのでは・・・と危惧したが、サラサラの雪ゆえか登山靴の深さ以上に潜ることも殆どなく、気持ち良く歩を刻んで行くことが出来た。

 

 

 

 

〈タイヤ痕の上に積雪した車道を南登山口へ向かう〉

〈積雪はゆうに50センチメートルを超えているようだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈5日間の荒天にこんなシュカブラも現れていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈グリーンシャワーのグランド越しに深入山を見上げる〉

 

 

 

13:11 南登山口

  南登山口からも山に入っているトレースはなかった。登る程に深くなる雪のラッセルの労苦は危惧されたが、予定通りに林間コースを辿ることにした。大谷分岐までのグランドゴルフ場の上を巻く登山道は途中から雪に埋もれていて、いつしかゴルフ場を歩いており軌道修正を迫られた。林間に入ると、登山道は明確であった。斜面を直登する誘惑に駆られながらも我慢して、夏山登山道を忠実に辿って登って行った。新雪を分けての登攀はよくエネルギーを発散するようで、2度ばかり衣類調整を余儀なくされた。登る程に雪の深さは増して行ったが、ラッセルまでには至らなかった。それでも西尾根上の三叉路まで南登山口から1時間10分程の時間を要した。

 

 

 

 

〈動物の足跡以外何もない南登山口〉

〈大谷分岐から林間に入る〉

 

 

 

 

 

〈ミズナラの林間をジグザグに登って行く〉

〈西尾根の東屋が見えてきた〉

 

 

 

 

 

〈真白き深入山〉

〈西尾根上の三叉路〉

 

 

1424西尾根上三叉路

  西尾根上で西登山口からの道を併せてから登山道は山の西側の斜面を巻いて北方向へ延びている。西側で風が強いのか、登山道には多くの雪が堆積して摩訶不思議なシュカブラを刻んでおり、そのシュカブラを壊しながらの前進となった。赤松の林では、雪を纏うてモンスターとなった樹々の出迎えを受けた。ここは枝からの雪爆弾に要注意である。いつも楽しみにしている展望岩からの眺望は、恐羅漢山や十方山方面が曇っており、それに西日が加わって残念ながら楽しめるものではなかった。山の北側に回り込むと、今秋以降哀しい事件に巻き込まれている臥龍山がその悲しみにくれるかのように頭を雲に隠していた。八畳岩まで登ってくると、たおやかな登山道を行くこととなる。フワフワのパウダースノーの新雪の上を行くのは実に気持ちの良いものだ。山頂も近くなって、気持ちにも余裕が出て来たのであろうか、一歩一歩を楽しむように歩いて登って行けた。

 

 

 

 

〈深入山の西側を巻いて登って行く〉

〈凍てついた松林の斜面を行く〉

 

 

 

 

 

〈展望岩からの眺望:西日と雪雲で霞む恐羅漢山方面〉

〈展望岩から深入山北面へと回り込んで行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂部が雲に隠された臥龍山、その右手は掛頭山〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈八畳岩辺りから深入山々頂部を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

〈九合目辺りから山頂部北面を望む〉

〈九合目東屋下を行く〉

 

 

15:44〜15:52 深入山(1,153.0m)

  深入山山頂直下の北面を直登しようとしたが雪の下は灌木や薄の原で腰のあたりまで雪に沈むようであったので、仕方なく夏山登山道を巻いて登った。その道を巻くほどに北の冷たい風が強くなり、薄着になっていた身体が俄かに極寒の世界に放り込まれたような塩梅になった。温度計を見ると氷点下0.8度であったが、風が強いので体感温度はそんなものではなかった。特に手の指は凍えるように冷たくなっていた。我々の他に登山者の姿はもうなかった。そんなに冷え込む寂しい山頂に長居は出来ぬと、遅くなった時間も相俟って早々に下山に取り掛かることとした。

  下山は東登山道とし、日没まで時間もあまりないので先人たちが残してくれているトレースを辿ることとした。トレースは見事にというか忠実に東尾根上に引かれていた。途中から小さな沢を渡っていこいの村の駐車場にピンポイントで下りたかったのであるが、トレースが辿り着いたのはいこいの村から北に大きく離れた尾根筋が旧道になだれ落ちるような取り付き点であった。こんなところを歩くのも、雪の中ゆえの一興であろうか。

 

 

 

 

 

 

 

〈凍てつくような深入山々頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂部を曇で隠した恐羅漢山、十方山方面〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈南に向け下山開始〉

 

 

 

〈山頂に残されていた雪だるま〉

 

 

 

 

 

〈南登山道分岐から山頂部を見上げる〉

〈光芒射す横川川の谷間〉

 

 

 

 

 

〈松原川の谷間の先に天上山が一際高い〉

〈北東方向遥かに高杉山・天狗石山、阿佐山の連なりが白い〉

 

 

 

 

 

〈東尾根を下る〉

〈東尾根から「いこいの村ひろしま」を俯瞰する〉

 

 

16:50 いこいの村ひろしま

  雪に埋もれた旧道を歩いて、いこいの村裏手のミニゴルフ場から宿舎の裏側に上がり、風呂の下の物置のような所を抜けて行くと駐車場に出ることが出来た。こんな隠しルートのような経路があるとは知らなかったが、トレースの残る雪の中でこそ辿れた道であった。時は午後5時に近く、西の空は夕焼けで茜色に染まって行っていた。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈雪に閉ざされた旧道〉

 

 

 

〈東尾根取り付きの急傾斜面を旧道に下る〉

 

 

 

 

 

〈寒冷下に氷柱も伸びる〉

〈夕暮れ迫るいこいの村〉

 

 

 

〔山行所感〕

   初雪は心構えの出来ていない頃に来るものであるが、今冬は11月の初めの紅葉の時期にもう初雪があった。本来なら今回の雪あたりが初雪になるのであろうが、今回は早々の強靭な寒波であったようで、山では人を寄せ付けないほどに5日間も降り続いた。それだけに、初雪に近いものながらもたっぷりと積もった雪となった。降り止んだら行ってみようと思いつつ、長い間待った挙句の山行であった。それだけに心構えは出来ていたとは言えるが、とは言え久し振りの雪の感触である。やはり新鮮であった。巷間、暖冬が云々されているが、果たしてこの早々の大雪は何を物語っているのであろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

BACK〕

〔HOME〕

 

 

 

 

 

Ads by TOK2