登る程に悪天に、山頂は吹雪き気味・・・こんなこともあるさ! 高岳(1,054.3m)

広島県山県郡北広島町

2010年1月23日(土)   ランボーさん「気ままな山登り」ご夫妻+チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈吹雪く高岳山頂で〉

 

 

 

この土曜日を月一回の土曜休みに出来たという気ままさんと前の日に台所原経由で恐羅漢山に登ることを約した。

ランボーさんも加わることになって、当日スキー客で賑わう牛小屋高原に集まるも、

強めの雪が降る悪天に当初の予定ルートを諦め高岳へ転戦することとなった。

綺麗に除雪された聖湖左岸道路で走って着いた樽床ダムは青空も見える天気で転戦は大成功と思ったのだが・・・、

高岳に登頂する頃になって、この山一帯も雪雲に覆われて横殴りの吹雪!

今回はそんな「嗚呼、無情・・・の一日」のレポートです。

 

《山行記録》

樽床ダムサイト(左岸)10:18・・・・10:20樽床ダムサイト(右岸)10:29・・・・11:04高岳登山口11:05・・・・11:10 ひらきばし11:12・・・・11:20(尾根上)11:25・・・・12:10高岳(1,054.3)12:19・・・・13:04ひらきばし・・・・13:11高岳登山口13:13・・・・13:50樽床ダムサイト(右岸)13:52・・・・13:55樽床ダムサイト(左岸)

〔総所要時間:3時間37分、休憩等:0時間27分、正味所要時間:3時間10分〕

 

10:18 樽床ダムサイト(左岸)

  樽床ダムサイト右岸の駐車場は雪の中ゆえに、左岸の除雪したスペースに車を停めさせてもらった。気温マイナス2度という寒さであった。雪のないダムの堤防を渡って右岸でスノーシュー、ワカンを装着した。積雪40センチメートル程度で、しっかりと固まった雪である。壺足でも潜ることはないと思われる硬さであった。青空も見える天気で、聖湖越しに臥龍山が綺麗に見えた。右岸を出て10分程の間に聖山への登山道を左に分け、無人の小屋前を通過した。20分後に入江に架かる橋を渡り、その後も締まった雪上を順調に歩いて35分後に高岳登山口に着いた。

 

 

 

 

〈樽床ダム〉

〈聖湖越しに仰ぐ高岳〉

 

 

 

 

 

〈ダムサイトで足元を固める)〉

〈聖湖右岸の道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈聖湖から臥龍山を遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈雪原となった聖湖の入江〉

 

〈高岳を仰ぎながら締まった道を行く〉

 

 

11:04〜11:05 高岳登山口

  登山口から登山道沿いにスノーモービルのトレースが山の奥へと延びていた(この先スノーモービルで行く所はないと思うのだが・・・?)。登山道に入って直ぐに作業小屋があり、その先から杉林に入る。樹床の歩き易い所を歩いて行くと、直ぐに渓流の左岸へ渡る「ひらきばし」が架かっていた。スノーモービルはそのまま右岸を谷の奥へと向かっていた。「ひらきばし」を渡った後直ぐに杉林を抜け切るとミズナラの林となった。そこから渓流を離れて尾根上へと上がって行った。古いトレースの痕跡が雪の斜面に残っていたので、それを辿った。5分ほどで尾根に上がり暫し休憩した。そこからは細い尾根筋を山頂まで辿った。微かに残るトレース痕とテーピングが頼りになった。

 

 

 

 

〈高岳登山口〉

〈無人の作業小屋から樹林に入る〉

 

 

 

 

 

〈沢を渡る「ひらきばし」〉

〈ミズナラの樹間を登る〉

 

 

 

 

 

〈谷筋から尾根上へ〉

〈細い尾根筋を辿って山頂を目指す〉

 

 

12:10〜12:19 高岳(1,054.3m)

  尾根筋を辿っている間に身を反転すれば樹林の向こうに聖山や野田の頭の山稜が大きく見えていたのだが、我々が山頂に近付く頃にはそれらの山々が完全に雪雲に飲み込まれてしまい、やがてその雪雲が遂に高岳までをも覆ってしまったようで、山頂に到着した時には横殴りの雪となっていた。こうなっては高岳の最大のセールスポイントである聖湖や周辺の山々の素晴らしい眺望はもう望みようがなかった。山頂広場周辺の松の樹の下辺りに雪や風を避けるスペースを捜して昼食を摂ろうと思ったが、とても適当な場所はなく雪の降り具合も強くなってきていたので下山を急ぐことにした。雪の中ゆえ冒険は避けて登ってきた道をそのまま下った。あるいは下山途中で雪が止むかと期待はしていたが、降れども降れども降り止むことはなかった。

 

 

 

 

〈吹雪き気味の高岳山頂)〉

〈悪天に早々に下山を決意・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈横殴りの雪の降る高岳山頂〉

 

 

 

 

 

 

〈眺望得難く、樹林を見ながらの下山〉

〈時に舞う雪がカメラのレンズを直撃・・・〉

 

 

13:11〜13:13 高岳登山口

  登山口から山頂まで上りには1時間05分の時間を要したが、下りは山頂から52分で登山口に着いた。よく引き締まった雪の道ゆえの所要時間である。道中に雪は降り止まず、山上のみならず聖湖周辺もずっと雪が降り続いていたようで登山口からの湖畔の道では新雪で我々の午前中のトレースもほぼ消されていた。覆った新雪はサラサラのパウダースノーであった。湖の入江に架かる橋から見る湖底の雪原は一際白さを増している感じであった。

 

 

 

 

〈聖湖の入江から雪雲に隠された聖山方面を仰ぎ見る〉

〈聖湖右岸道路はパウダーの新雪に包まれようとしていた〉

 

 

 

13:55 樽床ダムサイト

  ダムサイトに帰ってきて驚いたことが2つあった。午前中は雪のなかった堤防上に10センチメートル近い積雪があったこと、もう一点は風が強くなってあたかも雪嵐のような風情になってきたことであった。最後に自動車周りで下山後の身仕度を整えようとしたが、冷たい風に苛まれて身仕度でさえ儘ならない始末であった。荒々の状態で中国道の戸河内インターチェンジ前の町営駐車場まで車を走らせ、そこで仕度を整えると共に遅い昼食を摂りやっと落ち着いた。

 

 

 

 

〈雪模様の樽床ダムサイト〉

〈聖湖も雪雲に閉ざされて〉

 

 

〈余 話〉

  帰路の聖湖左岸の道は新雪に完全に覆われていた。この日は我々以外に入山した登山者はいなかったようで、まっさらな雪上に我々の車のタイヤ痕だけが残った。国道191号線に出ると、風は一層強くなってきて、その風が路傍の積雪を吹き飛ばして将に雪嵐!ここまで荒れるとは思いもしていなかった。しかし、戸河内インターチェンジまで下って行くと、空も晴れて静かで全くの異次元の世界であった。戸河内で同行のメンバーと別れてから、加計に回って「よしお」に寄って餡子がいっぱい詰まり、はみ出した生地が一際美味しい鯛焼をお土産にした。勿論、現地で熱々の鯛焼を食した。寒かった山上から降りて来た直後だけに温かくて美味しくて・・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈除雪された聖湖左岸道路も新雪に覆われていた〉

 

〈帰路に加計の「よしお」で鯛焼を・・・〉

 

 

〔山行所感〕

  この日はまだ冬型の気圧配置が続き、日本海側に寒気が残るとの天気予報であったが、芸北の山がここまで荒れるとは思いもしなかった。「曇空で雪が舞うかも知れないなぁ・・・」くらいに考えていたのであったが・・・・。まあ、こうした機会は冬にはこうした天気の変化もあるのだということを学ぶ絶好の時と素直に思うのが良いだろう。

  しかし、よく引き締まった雪面に快調に歩けた山行であった。こんな雪山なら何度行っても良いと思う。見ること叶わなかった高岳からの絶景は過去の山行レポートでお楽しみ頂くしかない。是非共ご覧ください。

  ご遠来のランボーさん、気ままさん、お疲れ様でした。これに懲りず、また何処かの山へご一緒致しましょう。今回も良い思い出の山行になったと思います。

 

過去の高岳登山レポート

2007.2.4 道なき山中を聖湖へ下る 高岳(1,054.3m)

2008.3.8 好天の眺望を独り占め 高岳(1,054.3m)

2008.9.6 奥匹見峡から縦走 県境尾根から高岳(1,054.3m)

 

 

 

 

 

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