ササユリに逢いに小雨降る草原の山へ 雲月山(911.2m)

広島県山県郡北広島町、島根県浜田市金城町

2010年6月25日()     チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

 

〈ササユリが花開いた山道を登り行く〉

 

 

 

梅雨空の週末になりそうなので、昼近くから雨になるという予報であったが雲月山へ出掛けてみることにした。

開花が遅れているらしいササユリの咲き具合をチェックするのが第一の目的である。

いつもは物足りない距離の雲月山であるが、雨が迫っている時には好都合であった。

サッカーワールドカップで日本が決勝トーナメント進出を決めた対デンマーク戦を未明から見ていたので、

出掛けるのが遅れてしまい、登り始めるのが遅くなって、結局は途中で小雨に遭ってしまったが、

咲き始めたばかりのササユリに出会えて結構楽しい山行となった。

 

《山行記録》

東屋下駐車場(気温18)10:26・・・・10:42雲月峠・・・・10:44雲月峠駐車場・・・・10:52岩座山・・・・11:06高山・・・・11:23雲月山(911.2m)11:30・・・・11:51 859mピーク・・・・12:19仲の谷・・・・12:37東屋下駐車場12:43

〔総所要時間:2時間17分、休憩等:0時間07分、正味所要時間:2時間10分、歩行距離:3.8q、累積標高±295m〕

 

10:26 東屋下駐車場

  雨の迫っている平日ゆえに東屋下の雲月山駐車場(トイレあり)には一台の自動車もいなかった。草原越しに山頂部を望む駐車場を後に暫し舗装された車道を辿って島根県境の雲月峠へ回った。小さいながらもきちんとしたキャンプ場のある雲月峠の駐車場脇の登山口から登山を開始した。草地の急傾斜を暫し登っていくとこの日最初の岩座山と呼ばれるピーク上に出た。

 

 

 

 

〈草原の斜面の先に雲月山の山頂部を望む〉

〈放牧中の牛たち〉

 

 

 

 

 

〈雲月峠の登山口に立つ山名標〉

〈旧芸北町の町章で飾られた雲月峠登山口〉

 

 

10:44 岩座山

  岩座山のピーク上は雨を運ぶ南からの強風が吹き荒んでいた。ウツボグサやノアザミの群生に彩られた明るい感じの稜線上であったが、風に大揺れの花々を写真に納めるのも困難で、急ぎ先に進むこととした。草地の尾根道を一旦鞍部へ大きく下り、再度急坂を登るとこの日第2番目のピークの高山の頂きに出た。ここまでササユリは一本も見ることがなかった。高山から雲月山々頂までは緩やかなアップダウンを幾度か繰り返すが、その途中で多くの蕾を付けたササユリを見付けた。雲月峠から雲月山への主稜線上を歩いての印象では、ササユリの花を観るにはちょっと早すぎたかかんじであった。ただ一輪だけ花開いたササユリを途中の笹原の中で見付けることが出来た。

 

 

 

 

〈ベンチの設けられた岩座山の山頂〉

〈ウツボグサで彩られた岩座山の稜線〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈岩座山から高山を望む〉

 

 

〈ヤマツツジの咲く高山の稜線〉

 

 

 

 

 

〈高山々頂から雲月山々頂を望む〉

〈雲月山への主稜線上を彩るウツボグサとササユリ(蕾)〉

 

 

 

 

 

〈主稜線上のササユリはまだ蕾の状態〉

〈二輪の花を付けたササユリもまだ蕾〉

 

 

 

 

 

〈主稜線上の登山道を飾るノアザミの花〉

〈主稜線上の笹原の中で唯一開花していたササユリ〉

 

 

 

 

 

〈ヤマツツジ咲く笹原を右に見て山頂へ進む〉

〈小雨が降り始めた稜線を振り返る〉

 

 

11:23〜11:30 雲月山(911.2m)

  雲月山の山頂に着く直前から雨が降り始めて、徐々に雨脚が強くなって来た。山頂でザックにカバーを掛けたが、なお降り続くようであったので雨具も着込むことにした。雨となった山頂故に休憩もそこそこに先に進むこととした。ヤマツツジ、ウツギが斜面を彩り、ニガナの黄色の群生が飾った雲月山の草地を周回する登山道を緩やかに下って859mピークに向かった。途中開き始めたばかりのササユリやまだ固い蕾の状態のササユリに出逢った。

 

 

 

 

〈雲月山々頂〉

〈大潰山、大佐山を仰ぎながら尾根上の登山道を行く〉

 

 

 

 

 

〈開き始めたササユリを一輪発見!〉

〈4輪の花が稜線上を飾るのはもう間もなく!〉

 

 

11:51 859mピーク

  859mピークで島根県境を離れて、広島県側の仲の谷へ下る尾根筋を辿って行った。雨が降り続き谷越えに見る高山や岩座山のピークはやや煙り始めていた。新鮮なコアジサイの花が路傍のブッシュの中に咲く尾根道沿いの笹原の中にササユリが一輪、凛として清楚な佇まいで咲いていた。更に尾根筋を右に巻いて傾斜度が増してくる一角でも更に白いササユリが一輪咲いていた。この尾根道にはまだ採り頃の蕨も多く、「花より団子」のチャコは蕨狩りに精を出していた。こんな様子ゆえに、雨の中ながら極めてスローテンポでの前進とあいなった。  

 

 

 

 

〈高山、岩座山を仰ぎながら859mポークを通過する〉

〈859mピークからの緩斜面に咲くササユリ〉

 

 

 

 

 

〈放牧中の牛が群れる丘を望む〉

〈コアジサイとヤマツツジの蕾〉

 

 

 

 

 

〈雨の中に凛として咲く!〉

〈仲の谷への急坂に咲いていた白いササユリ〉

 

 

12:19 仲の谷

  仲の谷に下ると、谷間にあった小屋が倒壊しており、ただ放置されたままであったのに驚いてしまった。放牧される牛の出入口である谷間の柵は健在であった。登山道はこの谷間から一気に急斜面を上って我が愛車を停めている東屋下の駐車場に出る。やや草を被ったこの登山道への取り付きを過ぎると、深い草原の中に花開いたササユリが一輪、二輪・・・、まだ蕾のものも一つ、二つ・・・・と見付けることが出来た。更に登って行くと、傾斜面の中央辺りにも、更に駐車場の直下にも多くのササユリの花や蕾の姿があった。主稜線上は時期尚早であったが、この仲の谷の急斜面がこの時期のササユリ街道となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈牛放牧用の柵が設けられた仲の谷〉

 

 

 

〈仲の谷への下り〉

 

 

 

 

 

〈仲の谷からの登り口を飾っていたササユリ〉

〈新鮮で清楚な花である〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈仲の谷からの急坂の中ほどの咲いていたササユリ〉

 

 

〈駐車場直下の斜面を彩るササユリ〉

 

 

 

 

 

〈この時期は仲の谷を挟んだ傾斜面がササユリ街道を形成している感じであった!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈まだまだ蕾も多かった〉

〈ササユリを正面から覗きこんでみると・・・〉

 

 

12:37 東屋下駐車場

  2時間余の雲月山の草地の周回を終えて無事に出発地の東屋下の駐車場に返ってきた。雨脚はかなり強くなって来ており、本格的な雨になるような雲行きであった。駐車場にはわが愛車だけが停まっていた。我々が山上にいた時に数台の車で来たグループの姿が見えたが、暫く東屋で憩うた後に早々に下山されたようだった。我々も駐車場直ぐ上にあるその東屋へ立ち寄って昼食を摂ることにした。

 

 

 

 

〈下山後駐車場上の東屋で昼食を摂った〉

〈東屋から雨に煙る雲月山を観る〉

 

 

 

〔山行所感〕

  天気に左右される梅雨時の山行は実に儘ならない。この時期に咲く花々にその絶頂の時に会うのはそれこそ至難のことである。春先からの異常気象で花々の開花が概して遅れているが、この日は雨の降り出す前にササユリの開花状況をチェックしようと雲月山に出掛けてみた。本文中に記した通り、標高の高い稜線上はまだ蕾の状態であったが、谷間ではちょうど花開いたばかりの頃であった。ここ一週間くらいには全般的には見頃となるのであろうか!?出来得れば、稜線上で陽光を浴びて清楚に咲く白色やピンクがかったササユリに挨拶しながら想いのままに稜線歩きを楽しんでみたいと思うのであるが・・・!

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

 

《雲月山で出合った花々》

 

 

 

 

〈ウツボグサ(シソ科)

〈ノアザミ(キク科)〉

 

 

 

 

 

〈ササユリ(ユリ科)〉

〈コアジサイ(ユキノシタ科)〉

 

 

 

 

 

〈コウゾリナ(キク科)〉

〈ヒメジョオン(キク科)〉

 

 

 

 

 

〈ヤマツツジ(ツツジ科)〉

〈オオバギボウシ(蕾)(ユリ科)〉

 

 

 

 

 

〈スイカズラ(スイカズラ科)〉

〈シロバナノアザミ(キク科)〉

 

 

 

 

 

〈ノコギリソウ(キク科〉

〈ニガナ(キク科)〉

 

 

 

 

 

〈ガマズミ(スイカズラ科)〉

〈ヤマボウシ(ミズキ科)〉

 

 

 

 

 

〈アラゲナツハゼ(ツツジ科)〉

〈ウツギ(ユキノシタ科)〉

 

 

 

 

 

〈オカトラノオ(サクラソウ科)〉

〈ササユリ(蕾)(ユリタ科)〉

 

 

 

 

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