表参道成就コースから登る 石鎚山(1,982m)

愛媛県西条市・上浮穴郡久万高原町

2010年9月5日(日)   チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

 

〈成就コース登山道から見上げる石鎚山〉

 

 

 

9月になっても続く猛暑日に、とにかく涼しい所へ行きたいと、

遠征も儘ならないので、プチ遠征で石鎚山に登ることとした。

たまにはロープウェイで一気に高所に上るのも成就コースの道を忘れないためにも必要と考えて、

山頂成就駅からの表参道成就コースを採った。

 

《山行記録》

石鎚登山ロープウェイ山麓下谷駅(標高455m)7:40――7:48山頂成就駅7:53・・・・8:14成就社8:20・・・・8:34石鎚山遥拝の鳥居・・・・8:41八丁・・・・9:19前社ヶ森試し鎖取り付き・・・・9:28前社ヶ森9:31・・・・9:38前社ヶ森売店・・・・9:56夜明峠10:02・・・・10:18一の鎖10:22・・・・10:33土小屋道合流・・・・10:36休憩10:39・・・・10:41二の鎖10:59・・・・11:09三の鎖11:24・・・・11:25弥山(石鎚神社)11:30・・・・11:46天狗岳(1,982m)(昼食)12:33・・・・12:48弥山12:58・・・・13:22土小屋道分岐・・・・13:45夜明峠・・・・14:02前社ヶ森売店・・・・14:17休憩14:22・・・・14:49八丁14:51・・・・14:49石鎚山遥拝の鳥居14:50・・・・15:17成就社15:32・・・・15:55山頂成就駅16:00――16:08山麓下谷駅

〔山上成就駅から総所要時間:8時間02分、昼食・休憩等:1時間42分、正味所要時間:6時間20分、歩行距離:105q、累積標高差:±1,310m

 

 

7:48〜7:53 石鎚登山ロープウェイ山頂成就駅

  西之川の京屋旅館の有料駐車場(一日500円)に愛車を停めて、直ぐ上の石鎚登山ロープウェイ山麓下谷駅から始発(午前7時40分)のゴンドラに揺られて山頂成就駅へ。標高差約850メートルを約8分で上がった。ゴンドラには子供連れも含めた白装束の信徒さんが多かった。朝日にシルエットとなった瓶ヶ森を左手に見ながら成就への広いダート道を登って行った。(石鎚登山ロープウェイ:往復1,900円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂成就駅から瓶ヶ森を望む〉

 

 

 

〈石鎚登山ロープウェイ山麓下谷駅〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈信徒と共に成就社への道を行く〉

 

 

〈石鎚山を仰ぐ成就に到着〉

 

 

8:14〜8:20 成就社

 成就で石鎚神社中宮社(成就社)に参拝し山行の安全を祈念した。本殿に隣合う見返り遥拝殿から仰ぐ石鎚山が見事であった。石鎚山それ自体をご神体としていることが良く分かる構図であった(残念ながら拝殿からの写真撮影は禁止)。境内南側にある立派な神門を潜って登山道に入った。「八丁」の鞍部まで約20分間は坂道を下って行った。ブナの古木、名木の多い落ち着いた道で、途中には山頂まで登れない人の為の石鎚山を遥拝する鳥居があった。樹間から周辺の高嶺の姿も時に見えて楽しい逍遥路であった。

 

 

 

 

〈成就社〉

〈神門を潜って登山道へ〉

 

 

 

 

 

〈八丁まで暫し下っていく〉

〈ブナなどの美林の中を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遥拝の鳥居:山頂を目指さない人達はここからお参り〉

 

 

〈遥拝の鳥居から見上げるた石鎚山〉

 

 

 

 

 

〈樹間から岩黒山、筒上山、土小屋を仰ぎ見る〉

〈同じく石鎚山北壁を仰ぐ〉

 

 

8:41 八丁

  八丁の鞍部を過ぎると急傾斜の細い尾根を登って行くこととなった。木組みの階段道が延々と続いた。鞍部から約40分で前社ヶ森(ぜんじゃがもり)の登り口に出合った。そそり立つ岩峰に試しの鎖が掛けられてあった。上りが48m、下りが19mあるという。本格的な鎖で、ここを通過出来れば、山上の3つの鎖場を通過する自信が出来ようかというものである。岩峰のピークからは石鎚山の山体を圧倒的な迫力で仰ぎ見ることが出来た。試しの鎖から下ると売店があり、そこから再び急坂が始まった。ブナ林の中を小気味よく高度を稼ぎながら登って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈「八丁」の鞍部〉

 

 

〈八丁からは整備された急坂の上りが始まる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈前社ヶ森の頂から石鎚山を仰ぎ見る〉

 

 

 

〈前社ヶ森の「試しの鎖」〉

 

 

 

 

 

〈前社ヶ森から瓶ヶ森を望む〉

〈前社ヶ森売店〉

 

 

9:56〜10:02 夜明峠

  夜明峠は八丁からの長い急坂を登り切りこれから本格的な鎖場が控えるという絶妙な所で、中立的で伸びやかな雰囲気が楽しめる別天地であった。ここは昔の表現を借りれば一本立てたい所である。我々も小休憩を取って、おいしいミカンでひと心地着けた。峠を過ぎると笹の尾根となり、直ぐに一の鎖が待っていた。高さ33メートルと試しの鎖より短く楽に登れた。土小屋からの道を合わせてからニの鎖に取り付いた。高さは65メートルもあり、垂直に近い壁に鎖が掛けられている。足場を確保するのに苦心する箇所もあり、かなりの緊張を強いられた。一旦迂回路に合流するが、直ぐに三の鎖への分岐があった。高さ68メートルと最高の高さで、途中で鎖以外は足場のない、謂わば宙吊り状態で通過しなければならないややオーバーハングしているかとも思える岩壁があり、仲々のスリルであった。三の鎖を登り切ると待望の弥山山頂であった。

 

 

 

 

 

 

 

〈夜明峠から石鎚山北壁を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

〈成就コース登山道から東方を遠望する〉

〈土小屋ルートの尾根筋の先に岩黒山、筒上山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈一の鎖の上から秋空の下の北壁を見上げる!〉

 

 

 

〈一の鎖の取り付き〉

 

 

 

 

 

〈土小屋ルートとの合流点〉

〈二の鎖への取り付き〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈二の鎖の垂直面を上るグループ登山者〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三の鎖直下から石鎚山北壁を仰ぐ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈足場も覚束ない三の鎖の難所を上る登山者たち〉

 

 

 

〈三の鎖の取り付き〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三の鎖の上部から成就ルートを俯瞰する〉

 

 

11:25〜11:30 弥山

  石鎚山の鎖場を登る苦しさをいつの間にか忘れてしまっていた。久し振りに登りながらそれを思い出し、ただ懸命に登り通した。三の鎖を登り詰めた所に石鎚神社頂上社の祠が祀られていた。弥山の山頂広場には大勢の登山者や信徒の皆さんの姿があったが、オンシーズンのような賑わいからは遠かった。あと3週間から1か月後の紅葉の頃には、広場は溢れんばかりの人波で埋まることであろう。ここで大休止を決め込むと、その後で天狗岳まで足を延ばす気力をなくす虞があるので、小休止のあと一気に天狗岳へ向かうこととした。

 

 

 

 

〈石鎚山弥山々頂の石鎚神社〉

〈石鎚神社頂上社の社殿越しに弥山の山頂広場を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈弥山からの天狗岳、土小屋方面の眺望〉

 

 

 

 

 

 

〈天狗岳への尾根筋から弥山々頂を望む〉

〈ナイフリッジの天狗岳への岩稜〉

 

 

11:46〜12:33 天狗岳(1,982m)

  ナイフリッジの天狗岳への岩稜を辿って最高峰の天狗岳に達した。周囲360度の素晴らしい眺望を楽しむ筈であったが、その頃面河渓方面から濃いガスが湧き立って来て二ノ森や五代ヶ森方面の景観を隠してしまった。瓶ヶ森の氷見二千石原も雲で覆われていた。南尖峰に寄った尾根上で昼食を摂っている間に、また眺望は良くなっていったが、仲々に目まぐるしく変わる天気であった。 

 

 

 

 

〈天狗岳山頂から南尖峰を望む〉

〈天狗岳から俯瞰する成就コースの通北尾根筋〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈天狗岳の岩場に咲くリンドウとアキノキリンソウ〉

 

 

 

〈白装束の信徒も天狗岳へやって来る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈南尖峰から東に延びる東稜〉

 

 

 

12:48〜12:58 弥山

  昼食後に再び弥山に戻ってから、下山の途に就くこととした。下山は鎖場は通らず迂回路を採った。上り(お上りさん)と下り(お下りさん)を分離した立派な桟道が崖に設置されており、そこを通れば鎖場を通るよりも遙かに速かった。山頂で一時悪化していた天気は、また本格的に回復基調に乗ったようで、再び素晴らしい眺望を得られるようになった。一の鎖の取り付きまで下ると、あとは登り来た道を下って行くだけとなった。

 

 

 

 

〈石鎚神社頂上社〉

〈頂上小屋〉

 

 

 

 

 

〈西に延びる西ノ冠岳〜二ノ森の稜線〉

〈二の鎖下から成就コースの通る北尾根を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈再び晴れ始めた瓶ヶ森、伊予富士、笹ヶ峰方面の眺望〉

 

 

 

 

 

 

〈夜明峠から北壁を振り返る〉

〈前社ヶ森の先に成就を遠望する〉

 

 

14:49〜13:51 八丁

  弥山から1時間50分程で八丁に下った。ここまでの下り一辺倒の道は長く感じられた。鞍部から成就までは「八丁坂」と呼ばれる坂道で、石鎚山のお山開きの際にはここで御神像の走り込みが行われるという。帰りはこの緩やかな坂道を成就まで登り返した。

 

 

 

 

〈「八丁」へ帰り来た!〉

〈石鎚山遥拝の鳥居から石鎚山を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの美林〉

 

 

〈成就への緩やかな上り〉

 

 

15:17〜15:32 成就社

  成就まで下ってくると旅館の食堂や売店も開いており、ちょっと寛ぎたくなってしまいそうであった。ここは、先ずは成就社へ御礼の参拝をしてから、身仕度も整えて、なるべく早い時間帯のロープウェイに乗るべく早々に表参道を下って行った。

 

 

 

 

〈成就社門前町〉

〈成就の旅館街の上に石鎚山の稜線を望む〉

 

 

 

 

 

〈石鎚登山ロープウェイからの表参道〉

〈フワフワを飛んでいたアサギマダラが花に止まってくれた!〉

 

 

15:55〜16:00 山頂成就駅

  成就から20分余もの時間を掛けて山頂成就駅に到着した。ロープウェイの標準運転間隔は20分のようで、午後4時ちょうどの便に悠々間に合った。10数名の登山者や観光客を乗せたゴンドラは、8分の時間を掛けて山麓下谷駅に下った。下山後は、車を停めた京屋旅館の温泉(石鎚山温泉、500円/人)で汗を流してから、帰広の途に就いた。

 

 

 

 

〈山頂成就駅の看板〉

〈山頂成就駅の建物越しに瓶ヶ森を望む〉

 

 

〔山行所感〕

  避暑目的の山行でした。やや湿気が多く蒸す天気ではありましたが、下界に比べれば遙かに涼しい山上で一日を過ごすことが出来ました。昼頃の弥山山頂で23℃程度の気温でした。紅葉には1か月近く早過ぎ、夏と秋の観光シーズンの端境期で、石鎚山にしては比較的静かで、また天気も良い方だったので、申し分ない山行となったと思います。

  表参道成就コースを採ると、やはり鎖場のフルコースが堪能出来て、まあそれは大変ではありましたが、実に石鎚山らしい登山となりました。石鎚山への代表的なルートではありますが、改めて新鮮な楽しさをも感じることが出来ました。時にはこんな山行も良いものです。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

 

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