井仁の棚田から足を延ばして 天上山(972.6)

広島県山県郡安芸太田町・広島市佐伯区湯来町

2010年9月10日(金)    チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

 

〈展望台付近から井仁の棚田を眺望する〉

 

 

 

厳しい残暑の続く中ながら中山間部の稲田はもう黄金色に稔り、

この週末頃から穫り入れ時期を迎えるようであった。

稲が刈り取られる前の井仁の棚田を見ておきたいと平日ながらこの日に出掛けてみた。

その足で以前から行ってみたいと思っていた井仁から湯来へと延びる天上山林道を辿って

悠久の森入口に赴き、そこから天上山へピストンすることとした。

 

秋の天上山の様子は紅葉美しい「引き明けの森」を抜けて 天上山(972.6m)」2007.11.18)をご覧ください。

 

《山行記録》

井仁の棚田113112:35――(天上山林道)――13:00悠久の森入口

 

悠久の森入口13:13・・・・13:37頂稜北西端(水平道)・・・・13:43横泓人工林ルート合流・・・・13:44天上山(972.6m)13:50・・・・13:52横泓人工林ルート分岐・・・・13:58頂稜北西端・・・・14:16悠久の森入口

〔総所要時間:1時間03分、休憩等:0時間06分、正味所要時間:0時間57分、歩行距離:21q、累積標高差:±232m〕

 

11:31〜12:35  井仁の棚田

  井仁の棚田は日本棚田百選の一つで安芸太田町の旧筒賀村の山間部の盆地にあります。急斜面に開かれた棚田が324枚もあるとのことです。段々状の田圃はもう刈り入れ間近の黄金色に輝いていました。案内板によれば、ここの耕作地は12.7ヘクタールで、うち7.9ヘクタールが水田で、残りの4.8ヘクタールが畑ということでした。集落を約1時間かけて歩いて周回してみました。

 

 

 

 

〈南側の高台から棚田を俯瞰する〉

〈高原には秋の気配!〉

 

 

 

 

 

〈黄金色に稔った棚田〉

〈ひと足早く刈り取りを終えた田圃も・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈農道沿いに上へ上へと展開される棚田〉

 

 

13:13 悠久の森入口

  棚田を見てから井仁の集落から山を越えて湯来へと延びているという天上山林道を通って天上山への登山口のある悠久の森入口まで行ってみることにした。井仁の集落は猪避けの柵に囲まれており、天上山林道にも三カ所の扉が設置されており、そこを通行するには都度開閉しなければならなかった。林道は舗装されており路面状態は良かったが、路傍の灌木や雑草の刈り込みが出来ておらず車道に被さってきていたのには閉口した。それでも何とか辿り着いて、愛車を駐車場へ停めてから天上山への登山道に入った。

  悠久の森は天上山とは反対の北側の龍頭峡に下る斜面に拡がっている。「引き明けの森」などの実に素晴らしい森があるが、この日はそこへは下らずに杉や桧の林の中の急坂を登って天上山の山頂を目指した。山頂まで殆ど眺望もなく、地味でこれと言った特色のない山域である。20分余で頂稜部に辿り着き水平道となり、やがて横泓人工林ルートを併せると直ぐに山頂広場へと飛び出た。

 

 

 

 

〈悠久の森入口の碑〉

〈ここは標高780m、下って行くと「引き明けの森」である〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈天上山への登り口〉

 

 

〈桧と杉の植林地の中を上り行く〉

 

 

 

 

 

〈林床に咲くアキチョウジ(シソ科)〉

〈ミズヒキ(タデ科)〉

 

 

 

 

 

〈頂稜に乗ると笹が覆う水平道が延びる〉

横泓人工林ルートが合流すると直ぐに山頂だ

 

 

13:44〜13:50 天上山(972.6m)

  平日の午後とて天上山の山頂には他に人影はなかった。狭い山頂広場の一角には二等三角点が建てられていたが、その他には何もなかった。広場の周囲は西側だけが切り拓かれており、そこから曇天下の十方山、恐羅漢山、市間山などが望めた。以前はもう少し視界が広かったような気もしたが、樹木が成長して狭くなってしまったのであろうか。暫し休憩の後、早々に下山の途に就くこととした。下山も上りと同じ道を辿った。

 

 

 

 

〈狭いながらも山頂広場に飛び出た!〉

〈笹に飾られた山頂の二等三角点〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈西方に拡がる眺望は十方山や恐羅漢山だ!〉

 

 

 

 

 

 

〈山頂に咲いていたヤマハギ(マメ科)〉

〈山頂広場の一角を飾っていたキンミズヒキ(バラ科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂近くから分岐する横泓人工林ルート

〈こちらは悠久の森入口へのルート〉

 

 

 

 

 

〈頂稜の路傍を飾るアセビの古木〉

〈程良く笹が被った頂稜部の登山道〉

 

 

14:16 悠久の森入口

  悠久の森入口の登山口へ下って再び井仁の集落へ向けて天上山林道を下って行くこととした。500メートルほど下ったところに「横泓人工林ルート」の登山口があった。横泓人工林はこの上の山中にあるよく手入れされた人工林とのことだ。いつか機会があれば、このルートも歩いてみたいものだ。林道を走ること約3キロメートルで井仁集落の最上部の猪避け扉まで下った。あとは集落の中の狭い道路を抜け、井仁トンネルを抜けて国道186号線へと下って行った。

 

 

 

 

〈杉と桧の森の中の急坂を下って行く〉

〈天上山林道に出合う!〉

 

 

 

 

 

〈天上山林道を井仁に向かって下り行く〉

〈こちらは横泓人工林ルートの登り口

 

 

 

 

 

〈ゲンノショウコ(フウロソウ科)〉

〈ツリフネソウ(ツリフネソウ科)〉

 

 

 

 

 

〈天上山林道の猪防止扉、通行する毎に開閉せねばならない〉

〈井仁のここでは「添水」(そうず)と呼ばれる水車〉

 

 

〔山行所感〕

  今回の主目的は、秋の稔りの時期を迎えた井仁の棚田見物であったが、前々から天上山林道で悠久の森入口まで行ってみたかったので、足を延ばして天上山にも登ってみた。歩いた山域は山頂を除くと歩く魅力は今一つで、山には登らずにむしろ「引き明けの森」などへ下って行くほうが魅力的なところであるのは間違いない。しかし、この天上山の深い山と井仁の集落を一体として捉えると、ここで棚田を営み護って行くことの大変さ、勤勉さを改めて驚くべきことと感じ取ることが出来た。そして、気持ち良く我々外部からの物見遊山の訪問者を迎えるくれる集落の皆さんに感謝せずにはおれない。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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