秋の花々の咲き揃う 吾妻山(1,238.4m)・大膳原

広島県庄原市比和町・島根県仁多郡奥出雲町

2010年9月11日(土)     仁王さん夫妻+門久

 

 

 

 

 

 

〈マツムシソウ咲く池ノ原を歩く〉

 

 

 

連日の真夏日で残暑はなお厳しいものの、山野には秋の花々が咲き揃っているらしい。

前日に井仁の棚田と天上山に遊んだので、この日は秋の山野草を楽しみに西中国山地を軽く歩こうと思っていた。

そんな時に仁王さんから連絡があって、種々諮った結果吾妻山へ行くこととなった。

四季折々に良い山で、今年の5月に次いでの探訪であるが、4年振りの初秋のこの山もまた楽しみでもあった。

 

《山行記録》

吾妻山国民休暇村駐車場10:43・・・・10:59池ノ原・・・・11:17中間地点・・・・11:45吾妻山(1,238.4m)12:22・・・・12:27大膳原方面分岐・・・・12:40巻き道合流・・・・12:53大膳原野営場13:03・・・・13:08大膳原(Uターンポイント)・・・・13:28吾妻山方面分岐・・・・13:51南の原・・・・14:051キャンプ場・・・・14:10大池・・・・14:13池の原14:15・・・・14:19吾妻山国民休暇村駐車場

〔総所要時間:3時間36分、昼食・休憩等:0時間49分、正味所要時間:2時間47分、歩行距離:6.6q、累積標高差:±435m

 

 

10:43 吾妻山国民休暇村駐車場

  吾妻山国民休暇村のロッジ前の駐車場は3分の1ほどが埋まっているだけで、秋の花々の時節としてはやや寂しげであった。ロッジの左手を回り込んで池ノ原に出ると早速に池の西側斜面にマツムシソウの群生があった。観光客や花を見物中の登山者の姿も多く見られた。ゆっくりとその花を写真に収めてから草原を山頂方向に向かったが、斜面や池にはここに貼り付けたように沢山の種類の秋の花々が咲き揃っており、歩みは遅々として進まなかった。

 

 

 

 

〈吾妻山国民休暇村のロッジ〉

〈宿舎裏から吾妻山山頂を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈マツムシソウ(マツムシソウ科)の群落の咲く池ノ原〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ツリガネニンジン(キキョウ科)〉

〈池にはスイレン(スイレン科)が咲く〉

 

 

 

 

 

〈まだあったアカツメクサ(マメ科)の花〉

〈吾妻山山麓の草原は山野草の宝庫〉

 

 

 

 

 

〈「小坊主」の丘〉

〈キセルアザミ(キク科)〉

 

 

 

 

 

〈アケボノソウ(リンドウ科)〉

〈タムラソウ(キク科)〉

 

 

 

 

 

〈ミゾソバ(タデ科)〉

〈サラシナショウマ(キンポウゲ科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ワレモコウ(バラ科)に止まったアキアカネ〉

 

 

 

 

 

 

〈オトギリソウ(オトギリソウ科)〉

〈ゲンノショウコ(フウロソウ科)〉

 

 

11:17 中間点

  ロッジ裏に拡がる草原の最上部に吾妻山からも国民休暇村宿舎からも0・6キロメートルの道標が立っている。登山道はそこから目の上に迫っている尾根に左に回り込んでから上って行った。急な坂道の路傍に初めてイヨフウロが現れた。尾根上に上がると、遙か西方に猿政山や高野の毛無山や大毛無山が望め、眼下に池ノ原の草原から比和の谷間も望めた。目を進行方向に転じれば、吾妻山の山頂が迫っていた。緩やかに上って行く登山道にはイヨフウロの群生を始め、ここにも沢山の秋の花々があった。

 

 

 

 

〈頭に雲が掛かりそうな猿政山、大毛無山〉

〈イヨフウロ(フウロソウ科)〉

 

 

 

 

 

〈中腹から池ノ原、国民休暇村宿舎方面を望む〉

〈振り向いて山頂方向を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

〈ヤマハギ(マメ科)〉

ワレモコウ(バラ科)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アキノキリンソウ(キク科)〉

 

 

 

〈イヨフウロ咲く登山道を登り行く〉

 

 

 

 

 

〈ゴマナ(キク科)〉

〈アキノタムラソウ(シソ科)〉

 

 

 

 

 

〈ホツツジ(ツツジ科)〉

〈ママコナ(ゴマノハグサ科)〉

 

 

11:45〜12:22 吾妻山(1,2387.4m)

  吾妻山の山頂広場とその周辺の草原では数組のグループが昼餉の最中であった。我々も大膳原側に寄った芝草の上に席を定めて昼御飯とした。登頂時には比婆の峰々の頂がガスに包まれ始める程の下り坂の天気であったが、昼食中にその天気も持ち直してくれた。 大山までは望めなかったものの、昼食後にはそのよく見え始めた比婆の峰々に向かって下って行き大膳原を目指した。この道中でもススキを始め多くの秋の花々に出合うことが出来た。

 

 

 

 

〈四等三角点のある吾妻山々頂〉

〈北方の横田方面の眺望〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大膳原越しに比婆山(御陵)、立烏帽子山、池ノ段を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈烏帽子山の肩越しに毛無山、伊良谷山、船通山方面を望む〉

 

 

 

 

 

 

〈南尾根越しに福田頭を望む〉

〈南尾根の頭から大膳原方面への分岐〉

 

 

 

 

 

〈キュウシュウコゴメグサ(ゴマノハグサ科)〉

〈ホソバヤマハハコ(キク科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈立烏帽子山、池ノ段、福田頭の大眺望の中を大膳原方面に下る〉

 

 

 

 

 

 

〈休暇村〜大膳原を結ぶ巻き道に合流する〉

〈大膳原のススキ越しに池ノ段、立烏帽子山を仰ぎ見る〉

 

 

 

 

 

〈カワラナデシコ(ナデシコ科)〉

〈ツリフネソウ(ツリフネソウ科)〉

 

 

12:53〜13:03 大膳原野営場

  残暑が厳しいとは言えキャンプの季節が去って無人の大膳原野営場に寄って暫しいつもながらの静寂に包まれた佇まいを楽しんだ。野営場から大膳原に出ると比婆の峰々や反対側には吾妻山が眼前に構えていて、如何にも比婆の深山まで入ってきたことが実感出来た。大膳原の東端近くでこの日はUターンをして国民休暇村へと引き返すこととした。大膳原の草原の中にも幾つもの山野草の花が咲いており、吾妻山の麓の巻き道に入って行くと路傍にはツリフネソウの群生が拡がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

〈大膳原野営場〉

 

 

 

 

 

 

〈ヤマラッキョウ(ユリ科)〉

〈フジバカマ(キク科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大膳原から吾妻山を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

〈サワヒヨドリ(キク科)〉

〈オミナエシ(オミナエシ科)〉

 

 

 

 

 

〈アキチョウジ(シソ科)〉

〈キバナアキギリ(シソ科)〉

 

 

 

 

 

〈ツリフネソウが群れ咲く巻き道を南の原へ〉

〈南の原近くの萱原の中を行く〉

 

 

13:51 南の原

  吾妻山の南麓を巻く登山道はブナ林の中に敷設されている。吾妻山の南尾根が下ってくる南の原でその樹林が切れて南方向の眺望が開けていた。比婆山から続く猿政山などの峰々が望めた。再び深いブナ林に入って西方に進むとやがて休暇村の園地に入って先ずはキャンプ場に出合った。いつもきれいに整備されているキャンプ場であるが、ここもこの時節は無人であった。オオカメノキの実が色付いて秋めいた風情の園地を抜けて、沢山の鯉が餌を求めて集まって来る大池の土手を抜けて行くと再度池ノ原に出た。

 

 

 

 

〈南の原に立つ道標〉

〈吾妻山南面のブナ林を抜けて行く〉

 

 

 

 

 

〈ミズヒキ(タデ科)〉

〈オオカメノキ(スイカズラ科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈秋の気配の漂う第1キャンプ場から吾妻山を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

〈大池〉

〈シロヨメナ(キク科)〉

 

 

14:19 吾妻山国民休暇村駐車場

  池ノ原で再びマツムシソウの群生に出合い楽しんだ。昼下がりの草原には沢山の観光客の姿があった。皆さんそれぞれにマツムシソウやツリガネニンジンなどの花々を楽しんでおられた。休暇村ロッジ前の駐車場は到着時とは打って変わってほぼ満杯であった。どこからも遠い土地ゆえに登山目的以外の人達の出足は遅いのであろう。車を降りれば直ぐに高原の風情が楽しめる所ゆえそれも自然なことである。我々も多くの観光客の姿があったロッジでアイスクリームなどを買って下山後のひと時を寛いだ。

 

 

 

 

 

 

 

〈マツムシソウ咲く池ノ原〉

 

 

 

 

 

 

〈吾妻山国民休暇村のロッジ〉

〈蜜を集める蜂〉

 

 

〔山行所感〕

  秋の花々を訪ねての吾妻山はご覧の通りの数々の花々の園となっていた。この時期は、池ノ原にはマツムシソウ、その上部の草原ではツリガネニンジン、山頂までの尾根筋はイヨフウロ、南麓の巻き道ではツリフネソウのそれぞれの群生が見られたのが特徴的であった。これだけの花々が乱れるが如く咲くのは流石である。広島を代表する花の山と言われる所以であろう。どの季節に訪れても決して裏切らないのが吾妻山である。大膳原まで足を延ばして歩行距離を稼げたことも加わって、我々にとっても大満足の山行であった。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

 

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