紅葉間近の比婆山稜線を歩く 立烏帽子山(1,299)・池ノ段(1,2795m)・比婆山(御陵)(1,264)・烏帽子山(1,225.1)

広島県庄原市西城町

2010年10月23日(土)     仁王さん夫妻+チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈ツツジの紅に染まる池ノ段から比婆山(御陵)、大膳原、吾妻山を望む〉

 

 

 

九重山や大山の紅葉も気になる時節となった。

天気予報や身の回りの状況を顧みるに仲々そこまで行けそうにない。

そんな中前日に比婆山へ行った仰天さんの情報を元に仁王さんとも諮って、

ツツジの紅葉がひと足早く意色付いた立烏帽子山、池ノ段を中心とした比婆山へ出掛けることとした。

今回はメンバーの体調などを考慮して立烏帽子駐車場まで車で上がり、

全般的に高低差に少ないルート設定を行うこととした。

 

《山行記録》

立烏帽子駐車場10:20・・・・10:39立烏帽子山(1,299)10:40・・・・10:54鞍部10:55・・・・11:04池ノ段の肩・・・・11:11池ノ段(1,2795m)11:13・・・・11:17池ノ段の肩11:20・・・・11:45越原越・・・・12:13比婆山(御陵)(1,264)12:15・・・・12:34烏帽子山(1,225.1)13:27・・・・13:50比婆山(御陵)(1,264)13:51・・・・14:14越原越・・・・14:38千引岩・・・・14:43立烏帽子駐車場

〔総所要時間:4時間23分、昼食・休憩等:1時間03分、正味所要時間3時間20分、歩行距離:78q、累積標高差:±590m

 

 

10:20 立烏帽子駐車場

  竜王山の麓の熊野神社の駐車場で仁王さん夫妻と落ち合ってから山中を行く狭く曲折した比婆山公園線を辿って立烏帽子駐車場まで上って行った。バイオトイレと休憩舎のある駐車場には既に10台程の車で停められており、今日の山上は賑わっていることが想像出来た。山の賑わいもさることながら、もう一つ驚いたことは駐車場の周りの山肌の樹々が予想を越えて色付いていることであった。駐車場で身仕度を整えて、立烏帽子山への登山道へ入った。直ぐにブナ純林が始まったが、急坂の登山道沿いのブナは色付くことなく既に枯れ葉色となっているものが多いのが気になった。ただ楓類が紅く色付いて山に生気を与えていた。

 

 

 

〈紅葉の始まった樹々に囲まれた立烏帽子駐車場〉

〈駐車場から直ぐに立烏帽子山のブナ純林に踏み入る〉

 

 

 

 

〈立烏帽子山への急坂を楓の紅が彩る〉

〈紅葉した樹々の先に毛無山のスカイラインを望む〉

 

 

10:39〜10:40 立烏帽子山(1,299m)

  駐車場から20分も経たないうちにもう比婆山系の最高峰の立烏帽子山の山頂に着いた。山頂からは竜王山や熊野の谷越しに福田頭などが望めた。その前面の山々の斜面も一様にかなり色付いており、あと一週間か10日もすれば鮮やかに色付いた世界が現出することが予想出来た。立烏帽子山頂から稜線を西に一寸進めば直ぐに下り坂となり隣の池ノ段とその手前の鞍部が一望出来た。その眺望の全てがほぼ真っ紅に染まっていた。ツツジ科の灌木の多い山域で周囲のブナ林が紅葉する前に、このツツジ類が紅く色付きひと足早い紅葉が楽しめる。今回の山行の第一目的はここでこの紅い山肌を眺めることであった。

 

 

 

〈比婆山系の最高峰・立烏帽子山の山頂〉

〈紅葉を始めた山肌の先に福田頭の山稜を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈立烏帽子山から紅葉したツツジで彩られた池ノ段の肩を望む〉

 

 

 

 

 

〈池ノ段の稜線から猿政山、大毛無山、大万木山等などが覗く〉

〈立烏帽子山直下の鞍部から池ノ段の肩を見上げる〉

 

 

11:04〜11:20 池ノ段

  立烏帽子山から鞍部に下り池ノ段の肩に登り返した。この鞍部の両面と更には池ノ段山頂への稜線部に紅く色付いたツツジ類が多く、大袈裟に言えば今は真っ紅な山と化している。暫し池ノ段の肩から頂上を往復してこの紅い山とそこからの眺望を楽しんだ。もともと草原の稜線部で眺望の良いところであるが、秋のこの時期にはこの紅い景色が加わり一際登山者や観光客も多くなる。沢山のグループやご夫婦連れが草原に弁当を広げていた。我々はまだ少し先に行ってから昼食を摂ることとした。

 

 

 

 

 

 

 

〈池ノ段の肩から立烏帽子山を振り返る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈池ノ段の肩付近から池ノ段山頂方向を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈池ノ段山頂から池ノ段の肩、立烏帽子山を望む〉

 

 

 

 

 

〈池ノ段の稜線部から竜王山を望む〉

〈池ノ段の肩から比婆山(御陵)への稜線を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈池ノ段の肩から公園センターのある六ノ原方面を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈池ノ段の肩付近から紅葉したツツジ越しに立烏帽子山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈色付き始めたブナ林を下り行く〉

 

 

 

〈紅葉を始めた越原越への尾根筋〉

 

 

 

11:45 越原越

  池ノ段から越原越(おっぱらごえ)への下りはブナ林の尾根から急斜面にジグザグを描く道となった。林の中に入るともうそれまでの紅いツツジの世界とは全く違ったブナやカエデの世界となった。越原越に下ると今度は比婆山(御陵)への一寸だけ長い上りとなった。ここは比婆山のブナ純林が拡がる山域でもある。登り行くに従って、カエデ類が随分と色付いて来ているのに気付いた。広々としたと登山道が続き、気持ちの良い道でもあった。行き交う登山者の数も多かった。  

 

 

 

〈越原越の道標〉

〈越原越から比婆山ブナ純林の中を登り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈秋の彩りの増してきた比婆山の稜線〉

 

 

〈ブナ純林の中の広々とした登山道を行く〉

 

 

12:13〜12:15 比婆山(御陵)(1,264m)

  比婆山山頂の御陵には団体登山者の姿があり、参拝するのにちょっと待たねばならない程であった。御陵の岩の上を覆うブナの巨木は既に色付き始めていた。御陵前の広場は昼食を摂るグル―プ登山者などで賑わっていたので、我々は更に先に歩を進め烏帽子山まで脚を延ばしてそこでランチタイムを取ることにした。御陵を越えて北へと稜線上の道を進んで行くと、それまでに比べてブナの樹々がより色付いているように思えた。今まで稜線上のブナが紅葉しているところを見るのは仲々にタイミングが合わずに難しいことであったので、今回は意外に良い機会に巡り合えたようであった。

 

 

 

〈比婆山々頂の御陵〉

〈色付き始めた御陵のブナの樹々〉

 

 

 

 

〈御陵を後に色付いた稜線を烏帽子山へ向かう〉

〈この辺りの稜線部はもう秋の真っ只中の感じだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈本格的に冷え込んでくると一気に秋色に染まりそうな比婆山の稜線部〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈公園センター、大膳原への道が分岐する烏帽子山手前の鞍部を行く〉

 

 

 

12:34〜13:27 烏帽子山(1,225.1m)

  烏帽子山の広い山頂広場にはそこかしこに昼食を取るグループの姿があった。暑くなく寒くなく頃合の良い天候の下で、気持ちの良い昼寝を取っている人達も見られた。四周の眺望はほどほどで、はるか東方には大山の稜線部だけが雲の中に浮かんでいた。我々も一時間近くかけてゆっくりと昼食と歓談の時間を取ってから、下山に掛かった。先ずは来た道を越原越まで引き返せねばならなかった。帰路のこの道筋は光線の具合もあるのであろうが、来た時より比婆山稜線部のブナの色付きがより進んでいるように思えた。

 

 

 

〈烏帽子山の山頂広場〉

〈烏帽子山から吾妻山を望む〉

 

 

 

 

〈船通山の先の雲上に大山が覗く〉

〈遙か道後山、猫山の山塊を望む〉

 

 

 

 

〈烏帽子山の山頂にある条溝石、その先に比婆山を望む〉

〈山名の所縁と言われる烏帽子岩〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈烏帽子山を後に紅葉した鞍部へと下る〉

 

 

 

 

〈ブナの紅葉した比婆山稜線部の森〉

〈陽が当たり一際明るくなった稜線を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈多くの登山者が憩う御陵前の広場〉

 

 

〈ブナ純林の中を気持ち良く行く〉

 

 

14:14 越原越

  越原越まで帰ると後は立烏帽子山の北面をトラバースして車を停めた駐車場まで帰るだけであった。この間も立烏帽子山のブナ純林の中を抜けて行く道であった。午前中に辿った立烏帽子山山頂直下のブナ林の多くは色付くことなく枯葉となっていたが、この巻き道辺りのブナは極めて健康で林全体が美しく色付き始めていた。ここも気持ちの良い登山道であった。神話で彩られた千引岩(ちびきいわ)を抜けると立烏帽子駐車場は直ぐであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈越原越〉

 

 

〈立烏帽子山ブナ純林の中の巻き道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈仰ぎ見る立烏帽子山の稜線部は完全に色付いているようだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈千引岩を抜けると岩壁の先に美しいブナ林が拡がる〉

 

 

 

〈千引岩の間を抜けて行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈黄色に色付いたブナ林を抜けて行く!〉

 

 

 

14:43 立烏帽子駐車場

  約4時間半の山行を無事に終えて立烏帽子駐車場へ帰り着いた。午後3時に近い時間であったが、駐車場はまだほぼ満車で、まだ新たに上がって来る車もかなりいた。ここは広島県民の森の一角で、登山者用駐車場というよりも観光客もかなり多いようだ。ここまで紅葉が進んでおれば、都会からやってきた観光客は大満足であろう!

 

 

 

〈立烏帽子駐車場へ帰還〉

〈駐車場脇の色付いた楓越しに竜王山の稜線を望む〉

 

 

〔山行所感〕

   昨年も10月12日にちょっと早い紅葉を探しに立烏帽子山、池ノ段のツツジを訪ねたが、今年は仲々のタイミングでの探訪となったようだ。透き通った紅とまでは行かなかったが、真っ紅に染まった山稜を眺める事が出来た。その上に比婆山(御陵)や立烏帽子山のブナ純林の紅葉が意外にも進んでいたのに驚くと共に、感動するところとなった。この機会に訪ねることが出来て良かったと思った。これから1週間から10日を掛けて、比婆山の紅葉前線は下へ下へと下って行くことになろう。まだ暫し各所で美しい紅葉を楽しむことが出来そうだ。

  情報を頂いた仰天さん、お誘い頂きまたご一緒頂いた仁王さんご夫妻には大変にお世話になりました。この場を借りて御礼を申し上げたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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