最後の紅葉狩りと博奕尾ルート南斜面の探査行 獅子岩・包山(309.6m)・大砂利地蔵

広島県廿日市市宮島町

2010年11月28日(日)     チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈博尾南面の巻き道から見た絶妙な瀬戸内海の眺望〉

 

 

 

春先から宮島の南斜面(東斜面というべき)が気になっていた。

紅葉の季節も最終盤となり、山への関心も他の物に移ろうかという時節となり、

いよいよ尾ルートの南側の探索をしてみようと思い立って、

2週連続の週末の訪問とはなったが宮島へ出掛けることとした。

とはいえ、今秋もチャコが宮島の紅葉を見ていなかったので、

ここは今秋最後の紅葉狩りも兼ねることとした。

 

《山行記録》

宮島桟橋10:08・・・・10:18塔の岡10:23・・・・10:32滝小路からもみじ歩道へ・・・・10:41藤の棚公園10:42・・・・10:48もみじ茶屋10:52・・・・10:55紅葉谷橋・・・・11:00弥山紅葉谷ルート登山口・・・・11:42山中の踏み跡へ(13号堰堤の先)・・・・11:45 14号堰堤・・・・11:49大倒木・・・・11:52 15号堰堤標柱(登山道へ戻る)・・・・11:58尾根上11:59・・・・12:08獅子岩展望台12:13・・・・12:31榧谷駅・・・・12:38 407mピーク・・・・12:49Uターン地点・・・・12:57大砂利観音分岐・・・・13:03丸太のベンチ(十字路)13:06・・・・13:13包山(309.6m)13:18・・・・13:28丸太のベンチ13:31・・・・13:38大砂利地蔵13:44・・・・13:48分岐(昼食)14:20・・・・14:27丸太のベンチ・・・・14:44博奕尾ルート合流・・・・15:03包ヶ浦自然歩道合流・・・・15:16博奕尾・・・・15:19宮島桟橋近道分岐(尾根道)・・・・15:30うぐいす歩道・・・・15:31近道入口・・・・15:35ホテルまこと・・・・15:40宮島桟橋

〔総所要時間:5時間32分、昼食・休憩等:1時間05分、正味所要時間:4時間27分、歩行距離:10.6q、累積標高差:±951m

 

 

10:08 宮島桟橋

  今回は愛車で宮島口に赴いた。紅葉シーズンには混雑を極める国道2号線に渋滞もなく、桟橋からちょっと離れると駐車場も随分と空いていた。もう紅葉シーズンも終焉を迎えようとしていた。それでも宮島へのフェリーはオンシーズンの臨時態勢で運行されていた。宮島に渡ると、まだまだ観光客の姿が多かった。混雑を避けて町家通りから塔の岡に寄り、厳島神社の裏側を廻り込んで大聖院へと続く滝小路に抜けた。

 

 

 

〈オンシーズンで投入された「ななうら」で島に渡った〉

〈町家通りから五重塔を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大聖院へと続く滝小路〉

 

 

〈紅葉も最終盤〉

 

 

10:32 もみじ歩道

  大聖院には寄らず滝小路からもみじ歩道に左折してまだ辛うじて残っている紅葉を見ながら藤の棚公園、更に紅葉谷公園へと進んだ。一週間前の最盛期に近い頃の絢爛とした紅葉に比べれば、やはりどこの紅葉にも一抹の寂しさを感じた。遠来の観光客の方々の表情にもそれが読み取れた。いよいよ晩秋である。

 

 

 

〈最後まで美しさを保った紅葉〉

〈もみじ歩道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈紅葉谷公園のもみじ茶屋〉

 

 

〈落葉の紅い絨毯〉

 

 

 

 

〈紅と黄の最後のコラボレーション〉

〈樅と紅葉〉

 

 

11:00 弥山紅葉谷ルート登山口

  紅葉谷公園を抜けて、紅葉谷橋、紅葉谷奥橋を渡って弥山への紅葉谷ルートに入り、いよいよ登山を開始した。ウリハダカエデの紅に彩られた登山道には家族連れの姿が多かった。幼子を連れた人達も多く、皆さん極めて健気の歩いておられた。紅葉谷をかなり遡って13号堰堤に出合い、なお少し登った所で登山道から左へ入る踏み跡がある。以前から気になっていたので、そこに踏み入ってみた。獅子岩方面にでも抜ける踏み跡が続いているかと願っていたが、直ぐに14号堰堤にぶつかり、そこを何とか越えて壁のような急傾斜を登り大倒木を跨いで行くと小尾根に乗ったが、直ぐに15号堰堤近くで本来の紅葉谷ルートに出てしまった。とんでもない無駄骨であった。歩き易い登山道で直ぐに獅子岩から弥山へ繋がる尾根道に出た。この日は弥山には向かわず、道を左に採って獅子岩へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ここから弥山紅葉谷ルートが始まる〉

〈秋色の登山道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ウリハダカエデの紅葉に彩られた登山道〉

 

 

〈大勢の登山者、観光客が登り行く〉

 

 

 

 

〈紅葉谷を登り切って尾根上に出る〉

〈宮島ロープウェイ獅子岩駅〉

 

 

12:08〜12:13 獅子岩展望台

  宮島ロープウェイの獅子岩駅の前を通りその背後にある獅子岩展望台に登った。ここがこの日の最高点(443.5m)であった。大勢の観光客と共にこの展望台から瀬戸内海や宮島の山々の眺めを楽しんだ。獅子岩を後にしてから三ツ石の尾根を辿って行った。その辺りには性悪な野猿がいたが、彼らはもう全て捕獲されて日本モンキーセンターに送られたとのことで、安堵感と共に些かの寂しさも感じてしまって。ロープウェイの中継地である榧谷駅の下を潜ってから、その背後の407mピークへと登って行った。

 

 

 

〈獅子岩展望台から弥山を仰ぐ〉

〈阿多田島は指呼の間のようだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈獅子岩展望台からの眺望〉

 

 

 

 

 

尾ルートの通る尾根筋の南斜面

〈宮島ロープウェイと榧谷駅

 

 

 

 

榧谷駅

〈407mピークから大奈佐美島、能美島を望む〉

 

 

12:57 大砂利観音分岐

  大砂利観音へは407mピークを越えて直ぐのところから急な南斜面を下る踏み跡を辿るのが順路であるが、その入口を見落としてしまって、かなり博奕尾ルートを下って行ってしまった。右下に包ヶ浦が大きく見えてきたので、これはとんだ失敗と下って来た尾根道を登り返すこととなった。分岐点まで戻って急な踏み跡を下って行った。5分程で丸太を3本並べたベンチのある巻き道の広場に出た。よく手入れされた登山道が左右に延びて来ていた。右へ行けば大砂利観音、左に行けば遙か東で博奕尾ルートに合流する道である。この巻き道との合流点からまだ真っ直ぐに尾根筋を進む踏み跡が羊歯の中に見て取れたので、暫し辿ってみることとした。意外にもはっきりとした踏み跡で、直ぐに鞍部へと下りなおもその先のピークへと続いていた。

 

 

 

〈大砂利観音へは407mピークの南面の急傾斜面を下り行く〉

〈比較的よく踏まれた踏み跡が続く〉

 

 

 

 

〈樹間から絵の島、似島が望めた〉

〈出合った尾からの巻き道に丸太のベンチがあった〉

 

 

 

 

〈立派な巻き道が尾から来ている〉

〈羊歯の中の踏み跡を辿って包山へと向かった〉

 

 

13:13〜13:18 包山(309,6m)

  鞍部から登り返すと程なくピーク上に出た。笹原と灌木、松に覆われた山上で、灌木に「包山 309.6m」と記した札が吊されてあった。407mピークから東に延びる尾根の最初のピークである。国土地理院の地形図には山名も標高も記されてはいないが、宮島町発行の1万分の1図にはその記載がある。このピーク上から観察すると、羊歯の中の踏み跡は包山のピークを越えてなお東の砲台跡のある鷹ノ巣山方面と、南の腰細山方面に延びているようであった。いっそこのまま鷹ノ巣山方面に下ってしまおうかとも考えたが、この日の本旨と違ったのでそこは自重して来た道を巻き道の広場に引き返した。そこからよく手入れされた道で大砂利観音へ向かった。

 

 

 

〈樹々に囲まれた包山山頂〉

〈包山から更に鷹ノ巣山、腰細山方面に踏み跡は続いていた〉

 

 

 

 

〈巻き道の丸太ベンチに引き返してきた〉

〈しゃもじの道標が大砂利観音に導いてくれる〉

 

 

13:38〜13:44 大砂利地蔵

  丸太のベンチのある広場から7分程で大砂利地蔵のお堂に下った。水が豊富な季節には背後に小滝の落ちる谷間にあるが、今は渇水期で細い流水もなかった。ここから出来得れば谷間を下って大砂利の開拓地へ下りたかったのであるが、晩秋の短日の午後も大分回った時間であったのでこの日は諦めることとした。2体の自然石の地蔵尊に参拝してから、すぐ上の尾根筋に上がって日溜まりで遅い昼食を摂った。食後は、来た道を引き返して丸太のベンチのある広場からは南斜面をひたすら巻いてから博打尾ルートに合流する登山道を辿って行った。この巻き道から見る瀬戸内海の島々の景観は、程良い高さから見るゆえか、誠に美しく且つ新鮮であった。

 

 

 

〈大砂利への谷間に鎮座する大砂利地蔵堂〉

〈堂内には二体の自然石の像が安置されていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾からの巻き道を引き返す〉

 

 

 

〈大砂利地蔵堂付近の佇まい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈丸太のベンチから能美島、小黒神島、大黒神島の海域を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鷹ノ巣沖に浮かぶ大奈佐美島〉

 

 

 

 

 

尾へと続く巻き道〉

〈包山を遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈眼下は包ヶ浦、はるか先に広島市街地を望む〉

 

 

 

14:44 博奕尾ルート合流

  長いトラバースの末に博奕尾ルートに合流した。その合流点の直ぐ先で博奕尾ルートは尾根道と北斜面の巻き道とに分岐しているが、この日は今は随分に荒れていると聞いていた尾根道を採ってみた。尾根筋はかなり深い羊歯が覆うようになってきており、下りに掛かると深く土砂がえぐれた道筋となっていた。とてもお勧め出来る道ではなかった。かなり下って行って今は一般道となった巻き道に合流し、やがて包ヶ浦から来る自然歩道に合流した。この自然歩道は紅葉谷公園方面へと下って行くが、この日は途中から尾根筋の小路を辿ってうぐいす歩道に出て、更に尾根筋に沿って下りホテルまことの裏を下ってから桟橋へのトンネルに出た。

 

 

 

尾ルートとの合流点に「大砂利地蔵」の道標があった

尾ルートの尾根上のルートから聖崎を遠望する〉

 

 

 

 

尾ルートの尾根上から大鳥居と大野瀬戸を俯瞰する

〈包ヶ浦自然歩道にある

 

 

 

 

〈尾根筋を辿ってうぐいす歩道に出た〉

〈紅葉に包まれホテルまこと〉

 

 

15:40 宮島桟橋

  午後もう遅い宮島桟橋であったが、まだまだ沢山の観光客が往来していた。まだこれから厳島神社方面へ向かう大きな団体の塊も見受けられた。そんな喧騒の中を、直ぐに連絡するフェリーに乗って宮島口を目指した。洋上から見る大野瀬戸は西に大きく傾いた秋の陽をまだまだ強く照り返していた。

 

 

 

〈大勢の観光客で賑わう宮島桟橋〉

〈西陽を浴びながら宮島口へと渡る〉

 

 

 

〔山行所感〕

  博奕尾ルート南斜面の「探査行」とはちょっとオーバーな表現であるが、この山域はいろいろと歩いてみたいと思っており、今回はその可能性、難易などを観察する良い機会となったのは間違いないようだ。大砂利観音から大砂利へ下ること、包山を経由して鷹ノ巣山の砲台跡に抜けること、包山から腰細山へ到達することは何とか可能な様子が窺えた。またこれらにチャレンジする機会を作ってみたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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