<チャレンジ あさきた里山マスターズ>

広島県緑化センターから直登ルートで登った 長者山(571m)

広島市安佐北区・安芸区

2010年12月19日()     チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈長者山から望む鉾取連山〉

 

 

 

好天に恵まれた日曜日であった。

風邪の具合も悪くはないようであったので、チャコと二人で近場の里山に登ることとした。

馴染みの山であっても、出来れば新しいルートを歩いてみたいと思い、

長者山に登って、まだ歩いたことのない狩留家ルートで下山してみることとした。

長者山への上りは仲々に適切なルートがなく、どこから登っても難渋する。

ここは難路を承知の上で旧知のミノコージ峠ルートで登るべく、入口となる広島県緑化センターに赴いた。

 

《山行記録》

広島県緑化センター入口10:27・・・・10:35渡渉10:38・・・・10:45ミノコージ峠登山口10:46・・・・11:07尾根筋取り付き・・・・11:38(休憩)11:44・・・・11:53ピーク11:55・・・・11:59尾根道合流12:01・・・・12:16長者山(571)13:02・・・・13:10鞍部(立石バス停下山口)13:11・・・・13:14狩留家ルート分岐・・・・13:37林道出合・・・・14:01県道出合(変形十字路)14:04・・・・14:53城前橋(山陽道を跨ぐ)・・・・15:11広島県緑化センター入口

〔総所要時間:4時間44分、昼食・休憩:1時間05分、正味所要時間:3時間39分、歩行距離:8.7q、累積標高差:±691m

 

10:27 広島県緑化センター入口

  ミノコージ峠へと上る谷筋に入るには広島県緑化センター入口にあるゲート手前から左手に入って行く車道を辿って行く。ゲートより外の駐車場は鎖で閉ざされていたので、その入口に近い道路の膨らみに愛車を停めさてもらってから出発した。直ぐに分岐する車道に入るのが順路であるが、暫く緑化センターへの広い車道を上って行ってから、左手の枯れ沢となっていた麻下川を横切って並行気味に隣の谷間の奥へと延びている本来の車道に移った。 直ぐに養鶏場団地が左手に拡がり、その外縁に延びている車道をそのまま辿って行くと、谷の最奥でヘヤピンカーブする地点が谷筋への入口であった。

 

 

 

〈広島県緑化センター入口からスタート〉

〈麻下川の河床を渡る〉

 

 

 

 

〈緑化センター入口からミノコージ峠入口へ車道が続く〉

〈ミノコージ峠入口付近には大規模な養鶏場が並ぶ〉

 

 

10:45 ミノコージ峠登山口

  ミノコージ峠への道は2006年3月に下山ルートとして使ったことがあった。倒木累々としてとても歩き辛い道であったが、地形的にはそんなに難しい道筋ではなかった。そんなことから、特に何も構えることなく谷間へ入って行き、マーキングテープだけを頼りに意外にも広々とした谷間を進んで行った。今は水の一滴も流れていない枯れ沢で、上り行く程に倒木が現れて来たが、どこも大した難儀もなく乗り越えて行けた。

 

 

 

〈最奥の鶏舎脇のヘヤピンカーブ地点がミノコージ峠入口である〉

〈ミノコージ入口付近の谷間は広くて明るかった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈谷間を遡って行くと倒木が累々としてきた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈荒れ果てた苔生す枯れ沢を遡る〉

 

 

 

11:07 尾根筋取り付き

  谷間への入口から20分も遡った時、谷筋が二つに分岐しているという予想だにしていなかった光景に出合った。4年半前の記憶にも、地形図にもこん地形はなかった。左右どちらの谷間もまだまだ遡っていけそうな感じであったが、真中の灌木の繁った尾根筋に薄い踏み跡のような道を見付けたのでそこに入った。ここで遅きには失したが、ザックの中に入れて軌跡を取っていたGPSを出して現在地の確認をした。谷間に入った直後にミノコージ峠への道筋から外れて、東へと延びる別の谷間に入っていたのであった。GPSの地図から判断して、乗ったばかりの尾根筋を従順に上って行けば長者山直下まで直登出来ることが分かった。谷の入口で磁石を使っての方向確認を怠ったミスであったが、このまま進むことにした。下生えの少ない斜面で、時に斜度はきつくはあったが、厚く積もった落ち葉を踏み分けて登って行った。傾斜がきつくなると踏み跡はいつの間に消えて、縦横に走る獣道だけが目立った。従順に尾根筋を外さないように上って行き、尾根筋の上部に出るとまた人間の踏み跡らしき道筋が見付かった。これは古い道筋に間違いなかった。まだ里山が健全であった時代には、この尾根筋にも山道が確実に通じていたようである。50分程の登攀でピークに達した。そこには確かな踏み跡があり、呉娑々宇山方面から延びてきている尾根道に簡単に合流出来た。その合流点は狩留家ルートの分岐点でもあった。そこから長者山の山頂は直ぐで、暑い時には厭になる胸突きの急坂を登って反射板のある山頂広場に到達した。

 

 

 

〈二つの渓谷の合流点:ミノコージ峠への道筋ではないと気付く!〉

〈薄い踏み跡を辿って尾根筋を登り始める〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根上に出ると確かな踏み跡が!〉

 

 

 

〈尾根筋を上ると再び薄い踏み跡に出合う〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈微かに「狩留家・長者山」の字が読み取れた古い道標〉

 

 

〈長者山山頂直下の胸突きの急坂〉

 

 

 

 

 

〈直登ルート拡大図〉

 

 

1216〜13:02 長者山(571m)

  長者山の山頂は我々を除いて無人であった。良く晴れた日で素晴らしい展望が開けていた。東から南にかけては志和から瀬野の先の山並みが見事に眺望出来た。遙かに小田山も綺麗な稜線を引いていた。西側は樹々に眺望が邪魔をされてはいたが、白木山の大きな山体が横たわり、その南には木ノ宗山、阿武山辺りまでの山々が確認出来た。この静かな山上でゆっくりとランチタイムを取った。途中で、単独行の男性が登って来られたが、写真を撮って早々に下って行かれた。食後、我々も下山の途に就くこととした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈長者山々頂〉

 

 

 

〈長者山々頂に建つマイクロウェーブ反射板〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈長者山々頂から白木山の大きな山体を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東方から南にかけて曾場ヶ城山から水丸山への連山が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈南方には鉾取山、天狗坊山から南西の延びる連山が望めた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鉾取山の手前には「みどり坂」の住宅団地が拡がっていた〉

 

 

 

13:14 狩留家ルート分岐

  長者山山頂直下の滑り落ちそうな急傾斜面を鞍部まで下ってから、狩留家ルートの分岐まで戻った。そこから広島緑化センターから登って来た斜面とは反対側の谷間に下って行くと狩留家へと続く道が延びていた。これまた踏み跡と言ってよい程の道筋であったが、比較的良く踏まれているので見失うことはなかった。直ぐに昼なお暗い桧の植林地に入って、暫し暗くて湿っぽい谷間を時に不安気になりながら下った。尾根筋から20分余りでやっと荒れ果てた感じの林道に出た。そこからはまた20分余の林道歩きが続き、長者山々頂から1時間程の時間を要して志和、湯坂峠から小河原へと通じる車道に出た。

 

 

 

〈呉娑々宇山と湯坂峠を結ぶ尾根上のある狩留家ルートへの分岐〉

〈尾根上から谷間に下って行った〉

 

 

 

 

〈やがて急斜面に拡がる桧林に入った〉

〈谷間にあったイノシシの「ぬた場」〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈踏み跡から荒れ果てた林道に出る!〉

 

 

 

〈昼なお暗い桧林を抜けて行く〉

 

 

 

 

〈長々と続く林道を下って行く〉

〈林道脇に建てられていたゴミの不法投棄を戒める看板〉

 

 

14:01〜14:04 県道出合(変形十字路)

  出合った車道は変形十字路で、車道は北の湯坂峠方面から来て右に鋭角に曲がって小河原方面に延び、そこに南から我々が下ってきた林道が合わさり、更に東に向かっては直ぐに行き止まりになる今は通行止めの林道が延びていた。ここからは、広島県緑化センター入口まで小河原方面に向けてこの車道をひたすら歩いて行くだけであった。本来は静かな散策が楽しめる所なのであろうが、この沿線には延々と廃棄物や家庭ゴミなどの不法投棄が続いており楽しめるどころか、実に情けない気持ちにさせられてしまった。いつから日本人はこんなに公徳心をなくしてしまったのであろうか!

 

 

 

〈林道が小河原と湯坂峠を結ぶ車道に出合う〉

〈下って来た林道を合わせて変形十字路を成す〉

 

 

 

 

〈小河原へ向かう車道を歩く!〉

〈沿道は不法投棄されたゴミで酷く汚されている!〉

 

 

 

 

〈緑化センター入口まで歩くと意外に遠い!〉

〈車道は城前橋で山陽道を跨いだ! 後背の山は高鉢山〉

 

 

15:11 広島県緑化センター

  多様な道筋を辿ったので、随分と長い時間歩いたような気持ちであったが、昼食時間を含めても5時間に満たない時間で出発点に戻ることが出来た。午後3時を回った時間であったが、帰り仕度をしている間にも、多くの車が緑化センターに入って行った。午前中の出発時にも幾台かの車に遭遇したが、この季節にも緑化センターは根強い人気があるようであった。

 

 

 

〈広島県緑化センター入口に帰着!〉

〈これがミノコージ峠入口へ続く車道〉

 

 

〔山行所感〕

  小康状態とは言え風邪を押しての山行で選んだ里山が長者山であった。分かってはいたが、よくもまあ我ながら難しい山を選んだものである。渓谷へ入る時の方向確認を怠るミスをしてしまったが、結果的には広島県緑化センターからの直登ルートを踏破することとなって楽しかった。とは言え、やはりこの山は藤ヶ丸山方面から尾根道を辿ってアプローチするのが王道であろう。アプローチの難路と山頂直下の滑り落ちそうな急坂はこの山の名物であると言えようか!

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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