大砂利地蔵から更に下って 博奕尾〜大砂利ルート探査行

広島県廿日市市宮島町

2011年1月14日(金)    チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈大砂利海岸〉

 

 

 

県北の山々には雪が降り続き、芸北の八幡では1.5mの積雪という。

翌日からまた暫し大寒波が襲来し大雪になるとの予報である。

その荒天を前にして嘘のような晴天となった。

雪の山も気になるが、去年からの課題の宮島の大砂利ルートの探査も大いに気になった。

蛇のいない冬の間に通り抜けておきたい・・・!

ここは雪の山は次週以降に回して、平日でノンビリと歩ける宮島へ向かうこととした。

 

《山行記録》

宮島桟橋9:58・・・・10:08御笠浜・・・・10:10厳島神社「とんど」見物10:21・・・・10:28山村茶屋・・・・10:34紅葉谷橋・・・・10:35包ヶ浦自然歩道入口・・・・10:49博奕尾(衣類調整)10:53・・・・11:05博奕尾ルート分岐・・・・11:21大砂利地蔵巻き道分岐・・・・11:38ベンチのある十字路12:15・・・・12:22大砂利地蔵12:30・・・・12:37(小尾根乗り越す)・・・・12:58滑の渓流・・・・13:13水源・・・・13:15農園入口・・・・13:21大砂利・・・・13:31大砂利海岸13:34・・・・13:49腰細浦13:54・・・・14:12入浜14:16・・・・14:54鷹巣林道分岐・・・・15:11包ヶ浦自然公園・・・・15:21包ヶ浦バス停15:24====15:31宮島桟橋

(包ヶ浦まで)総所要時間:5時間23分、昼食・休憩等:1時間12分、正味所要時間:4時間11分、歩行距離:117q、累積標高差:+964m-962m

 

 9:58 宮島桟橋

  平日の宮島口桟橋や連絡船内は初詣客の姿も既になく閑散としてノンビリムードが漂っていた。出航の迫った連絡船に乗る乗客の歩調もゆっくりとしたものであった。船上から厳島神社を望むと神社前の干潮の浜から一条の煙が上がっていた。「とんど」の煙であった。宮島に上陸して、これは見ておかねばと神社前の浜に行ってみた。神社関係者と若干の観光客が囲む円の中に堆く灰が積もり、まだ御札などが投入されていた。フォークリフトが灰を掻き混ぜると大きな炎が上がった。10分余りこの炎の祭典を見てから、紅葉谷公園を抜けて包ヶ浦自然歩道への入口のある中村橋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

〈連絡船から望む「どんど」の煙の上がる厳島神社〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大鳥居〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈燃え盛る「とんど」の火〉

 

 

〈五重塔を背にして燃える「とんど」〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈紅葉谷橋〉

 

 

 

〈宮島の街を抜けて紅葉谷公園へ〉

 

 

10:35 包ヶ浦自然歩道入口(中村橋)

  紅葉谷公園の紅葉谷橋を渡ったところで左にうぐいす歩道へ曲がれば直ぐに包ヶ浦自然歩道への入口がある。標識に従って小さな渓流沿いの歩道に入って行く。暫し谷奥に入って行くとウリハダカエデの落葉が堆く積もる階段道となり、道は左に大きく曲がって直ぐ上の博奕尾へ左へ左へ、そして右へと大きく回り込みながら登って行った。毛利元就が陶晴賢軍を奇襲したという博奕尾で衣類調整を兼ねた休憩を取ってから暫し進むと、我らが登山道は包ヶ浦自然歩道から右に分れて山中へと入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

〈中村橋詰の包ヶ浦自然歩道入口〉

 

 

 

 

 

〈博奕尾から宮島の街を俯瞰する〉

〈包ヶ浦自然歩道を離れ博奕尾ルートへ〉

 

 

11:21 大砂利地蔵巻き道分岐

包ヶ浦自然歩道から分れた道は分岐から15分程で榧谷のピークへと続く尾根上出た。その直ぐ先に弥山登山道の立派な道標があるが、ここではその道標に従わず、その裏側の羊歯の中に延びている大砂利地蔵へと続く巻き道へと入った。入口の樹に手書きの文字が薄くはなっているが「大砂利お堂」と書いた小さな木の札が掛けられている。尾根の東側を巻くこの道は良く手入れされていて歩き易い。海の景観も抜群である。15分程で丸太のベンチのある十字路広場に出た。日溜まりのこの広場で昼食を摂ってから、大砂利地蔵へと下って行った。地蔵堂の手前で道は二筋に分れるが、この日は左手の尾根筋の道を採った。

 

 

 

 

 

 

 

〈この道標の裏側から大砂利地蔵への巻き道が始まる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈巻き道から包ヶ浦自然公園を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈丸太のベンチのある十字路広場〉

 

 

〈十字路広場から大小の黒神島を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈奈佐美瀬戸の先に「がんね」を望む〉

 

 

 

12:22〜12:30 大砂利地蔵

  綺麗に清掃された地蔵堂に参拝してから、この日の主目的の大砂利ルートの探査に出発した。地蔵堂の対面の小さな渓流を渡ったところから踏み跡が延びていた。。最近は行く人も多いのか、赤いテープでマーキングがされており、道筋もはっきりと確認出来た。暫し急な傾斜面に付けられた踏み跡を辿って行くと小高い尾根上に出た。そこからは眼下にこれから行く大砂利の集落が、その先には阿多田島などが眺望出来た。その先は深い羊歯の尾根で、その羊歯の海の中に先人の踏み跡が幾筋か付いていた。この羊歯の尾根を乗り越すと道はその先の小さな谷筋の桧林の中へと下っていた。ルートファインディングではこの羊歯の尾根がポイントであろう。ここで道筋をしっかり捉えることが出来れば、あとは大きな問題はないルートと言えよう。谷筋に下ると、後は渓流に沿った踏み跡を辿るだけであった。倒木、滑りやすい岩盤上の滑、深い羊歯、幾筋にも分れる踏み跡などの障害はあるものの、慎重に下れば何とかなる。地蔵堂から40分程で右手上に農園のネットが見えてきた頃、渓流沿いの踏み跡が不鮮明になった。何とかテープを見付けて下って行くと、集落の水源の取水所に出合い、踏み跡を辿ると農園の入口前に飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

〈大砂利地蔵尊の祠〉

 

 

 

 

 

〈大砂利地蔵尊〉

〈大砂利地蔵の祠の対面から大砂利への踏み跡が延びる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根上から眼下に大砂利の別荘地、遙かに阿多田島を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈能美島の西側の海を望む〉

 

 

 

 

 

〈深い羊歯の小尾根を乗り越す〉

〈桧の林の中を下って行く〉

 

 

 

 

〈渓流に沿った踏み跡はやや荒れ気味!〉

〈滑の渓流に出る!〉

 

 

 

 

〈深い羊歯を分けるように進む〉

〈大砂利の集落の水源地〉

 

 

13:15 農園入口(大砂利)

  頭上に獅子岩を仰ぐ位置にある農園は前周ネットを張り巡らせているようであった。ネットなしでは鹿の食害で耕作どころではないようだ。この農園が大砂利の最奥部で、そこからは車道が海岸部へと下っていた。5分程で大砂利の集落に出た。以前はかなりの段々畑の耕作地が開かれていたようであるが、今はその畑にも蕨の羊歯が生えて荒れ果てていた。その畑の中には廃屋も見られた。荒れた畑には鹿の群れが見られたが、なお下って行くとネットに囲まれた民家数軒と浄水場があったが、人影は見えなかった。あるいは週末だけ人の来る別荘であるのかも知れない。ネットの外には鹿が多く、ここでは人間がネットの中での生活を余儀なくされているようだ。

 

 

 

〈大砂利最奥部の農園入口前に出る〉

〈農園から大砂利の集落へ続く道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大砂利の荒れた農地〉

 

 

 

 

 

〈大砂利から獅子岩を仰ぎ見る〉

〈この雄鹿の出迎えを受ける〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ネットに囲まれた大砂利の集落〉

 

 

 

13:31〜13:34 大砂利海岸

  大砂利の集落から照葉樹のトンネルを抜けて下って来ると海岸に出た。北の包ヶ浦から南の青海苔浦まで車道が延びているが、一般車はこの大砂利から先は通行止めとなり、ここに柵が設けられている。この先は防火用水道の管理用の道という位置付けのようだ。大砂利の綺麗な海を見てからは、包ヶ浦方面に向けひたすらの車道歩きであった。昨年3月に歩いた所だけに新鮮味には欠けたが、その時には入浜から鷹ノ巣山の砲台跡に上がったので、鷹ノ巣山の東側を巻く車道歩きは初めであった。全般にアップダウンのある道であるが、やはりこの最後の鷹ノ巣山東面の上りが高低差もあり最もきつかった。

 

 

 

 

 

 

 

〈水も透き通った大砂利海岸〉

 

 

 

 

 

〈宮島の北側を回って来た車道も大砂利から先は通行止め〉

〈包ヶ浦に向けて車道を歩く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈小黒神島の背後に大黒神島が重なる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈腰細浦神社〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鷹ノ巣浦神社のある入浜〉

 

 

 

 

 

〈絵の島〉

〈車道を鷹ノ巣山東面の高みへと登り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈午前中に辿った博奕尾を仰ぐ〉

 

 

 

15:11〜15:21 包ヶ浦自然公園

  大砂利海岸から1時間半余りの歩行で鷹ノ巣山越えの難所を越えて包ヶ浦自然公園へと下った。夏場には賑わうこの公園であるが、さすがに厳冬のこの時期の平日に訪れる人の姿はなかった。広い園内を横切って管理棟前を通り過ぎて入口に達しようとする時に、行く手正面に宮島島内を巡る乗合バスが我々の為に横付けするかのように停まった。無人の荒野の中にいるのは我々だけであり、これでは乗らざるを得ないというタイミングであった。

 

 

 

 

 

 

 

〈人影のない冬の包ヶ浦自然公園〉

 

 

 

 

 

〈包ヶ浦から桟橋へは乗合バスで〉

〈宮島島内を走る乗合バス〉

 

 

15:31 宮島桟橋

  乗合バス乗車で包ヶ浦からの1時間弱の歩行時間を大短縮出来た。最後の1時間の歩方は特に草臥れるので、まだまだ元気な状態での帰還であった。桟橋で待つこともなく、巧い具合に疎らな観光客に混じって連絡船に乗る事が出来て、早々に家路に就くことが出来た。

 

 

 

〈なお正月モードの宮島桟橋〉

〈西に傾く陽と共に連絡船で帰路に〉

 

 

〔山行所感〕

  宮島の包ヶ浦より南の東海岸に下るルートを開拓したいとかなり前から考えていたが、仲々に実行出来ないでいた。昨年3月に革篭崎を周回した時に広島山稜会のT沢さんから大砂利地蔵から谷筋を辿れば下れるとの情報を得ていたの、早く探査しておきたかった。歩いてみて、予想外に踏まれていたのには驚いた。谷に下り始める羊歯の尾根の乗り越しポイントさえ間違わねば、ルートを失うことをないと思う。谷筋の下流域に行く程に踏み跡は荒れてきてやや難はあるが、宮島西側から東側への近道としてなんとか使えるルートであると思う。より多くの方々が歩かれんことを切に望むものである。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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