二ヶ城山〜木ノ宗山縦走路から高陽ニュータウンC団地に下る 加坊山(329.0m)

広島市安佐北区・東区

2011年3月7日(月)     門久単独

 

 

 

 

 

 

〈高陽浄水場入口付近から加坊山を仰ぐ〉

 

 

 

まだ寒波が南下してきており時に冷たい雨が降る不安定な天気の日であった。

こんな日は春を迎える前によくあるものだ。

一頻りの雨が降り止んだ午後、そろそろ天気も安定する筈と散歩も兼ねて未踏の山道を歩いてみることした。

狙ったのは二ヶ城山と木ノ宗山を結ぶ縦走路上の329.0メートルピークから北に伸びて高陽C団地へと下る尾根道。

4等三角点のあるこのピークは国土地理院の2万5千分の1地形図では無名峰ではあるが、

縦走路上のテープには「倉掛山」と表示され、また山頂の手製の山頂標識には「加坊山(329.4m)」と表記されていた。

どちらもあまり聞いたことのない名前で一般的ではないと思うし、その由来もよく分からない。

でも、ここでは山頂に立っていた力作の山頂標識の製作者のご努力に敬意を表して「加坊山」を採用することとした。

標高は山頂標識に記載のそれは採らず地形図の329.0メートルとした。

 

《山行記録》

上岩上橋(山陽道)13:40・・・・13:45送電線巡視道分岐・・・・13:51衣類調整13:53・・・・13:54 86号送電線鉄塔13:55・・・・14:15 88号送電線鉄塔14:16・・・・14:26二ヶ城山林道終点・・・・14:30縦走路合流・・・・14:43  332mピーク・・・・15:10加坊山(329.0m)15:15・・・・15:26支尾根へ左折・・・・15:46倉掛登山口・・・・16:02浄水場入口バス停

〔総所要時間:2時間22分、休憩等:0時間09分、正味所要時間:2時間13分、歩行距離:4.7q、累積標高差:332m、−373m〕

 

13:40 上岩上橋(登山口)

  今回の登山口は山陽道に架かる上岩上橋(かみいわのうえはし)詰とした。ここには5〜6台の車が停められるスペースがある。高陽中央霊園前から二ヶ城山林道に入った。前回(1月29日)はその林道を終点まで辿ったが、今回は入って直ぐに林道から分れて左手に入る送電線巡視路を行くこととした。入口に「雨乞の碑」の道標も掲げられていた。「雨乞い碑」への道は直ぐにまた左手に分岐して行ったが、巡視路は真っ直ぐに小さな尾根筋に沿って続いていた。電力会社の手できれいに手入れされた道で、歩いていても気持ちが良い。頭上を通っているのが滝野川線という送電線で、主稜線上に登るまでの間に86号、87号、88号の鉄塔があった。主稜線に出合う直前に前回辿った二ヶ城山林道終点からの道を併せた。

 

 

 

〈登山口近くの梅園〉

〈登山口の上岩上橋は山陽道に架かる陸橋〉

 

 

 

 

〈二ヶ城山林道から左に折れる送電線巡視路〉

〈よく手入れされた送電線巡視路を登り行く〉

 

 

 

 

〈きれいに刈り込まれた送電線下の斜面〉

〈かつて人の営みがあったことが窺える石垣〉

 

 

 

 

〈滝野川線88号鉄塔足元からの高陽町の眺望〉

〈二ヶ城山林道終点からの道が尾根筋に合流して来る〉

 

 

14:30 縦走路出合(二ヶ城山〜木ノ宗山縦走路)

  二ヶ城山と木ノ宗山を結ぶ縦走路の通る主稜線に出合った。今回はここで左手の木ノ宗山方面への道を採った。ここは電力会社の巡視路ではないことから、道は荒れ気味となった。それでも、今ではこの縦走路を歩く登山者の数も増えてきたようで、踏み跡はしっかりとしており迷う心配はなかった。緩慢なアップダウンを繰り返しながら、桧林となったり、荒れた灌木林となったり、はたまた羊歯の中になったり等々と変化の激しい尾根筋を北上して行った。

 

 

 

〈二ヶ城山〜木ノ宗山縦走路に合流する〉

〈桧林の中の尾根筋を行く縦走路〉

 

 

 

 

〈やや荒れ気味の照葉樹林を抜けて行く〉

〈羊歯の繁みを分けて伸びる縦走路〉

 

 

15:10〜15:15 加坊山(329.0m)

  縦走路が三田ヶ峠への大下りに掛かろうかという最後のピークが四等三角点の建つ加坊山(かぼうやま)である。この名前は山頂に立つ手製の頂上標識で今回初めて知った。ここから北へと伸びている踏み跡はまだ通ったことがなかった。地図を見ても高陽ニュータウンのC住区は近いし、主稜線に乗った縦走路出合の樹に巻かれている赤テープに「倉掛山からC団地へ」と記されているのを以前に見て、この道を踏破する気持ちになった。加坊山の山頂標識には「防災センター(C団地)25分」などともっと具体的なことが書かれており、容易に下って行けるような雰囲気であった。

  山頂を後に北に向かうと、登山道は未だ整備中と言った感じで、羊歯などの下刈りも荒削りであった。思わぬ急傾斜地もあったりもしたが、それでも概して十分に歩ける尾根筋であった。山頂から10分程の所で、北へ真っ直ぐに延びる尾根を左に外れて団地へ下って行く小尾根に乗り換えた。赤テープがリードしてくれたので迷うことはなかった。そこからの小尾根は比較的きれいに手入れされた気持ちの良い道筋であった。

 

 

 

〈標高329.4mの四等三角点の建つピーク〉

〈無名のピークであったが、今は「加坊山」の標識が立つ〉

 

 

 

 

〈加坊山の東方に藤ヶ丸山・呉娑々宇山の山塊を望む〉

〈北方には鬼ヶ城山などの白木山塊が聳える〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈加坊山々頂から北に伸びる高陽C団地への登山道〉

 

 

〈羊歯を分けて下るまだワイルドな登山道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈右手に白木山塊、高鉢山を望みながら下り行く〉

 

 

 

 

 

〈この赤テープで左手の支尾根に乗り換える〉

〈きれいに手入れされた細尾根を下り行く〉

 

 

15:46 倉掛2丁目登山口

  登山道の最後のやや薄暗い桧林を抜けて行くと金網の柵があり、その柵に設けられた鍵の掛かっていない扉が倉掛2丁目の登山口であった。登山口の前はもう倉掛2丁目の住宅地であった。 金網の枠に赤テープが巻いてある以外には登山口の表示はなく、ある程度の情報がなければここが加坊山への登山口であると気付くことは難しいだろうと思えた。C団地の住宅地の中を抜け県立特別支援学校の脇を通って高陽浄水場に近い浄水場入口バス停まで下って行った。ここから広島バスセンター方面へのバスに乗れる。

 

 

 

〈倉掛2丁目登山口にはこんな扉が設置されていた〉

〈登山口の目の前は高陽C団地の住宅地〉

 

 

 

 

〈高陽C団地から白木山塊を仰ぐ〉

〈浄水場入口バス停〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈高陽C団地から加坊山を望む〉

 

 

 

〔山行所感〕

  二ヶ城山域への高陽C団地ルートを歩け満足出来た山行であった。このルートはまだよく知られていないように思える。この日もC団地の中をバス停に向かっている時、散歩中の男性から「あの山から下りてきたのか?」「歩ける道があるのか?」「扉があるが、どうして通れたのか?」と矢継ぎ早の質問を受けた。その男性は何度かチャレンジしようとしたが、都度不安で止めたという。道標のない登山口ゆえ仕方ないか・・・とも思えた。しかし、尾根筋の道には、なんとか立派な登山道にしてみたいという地域住民の情熱のようなものも漂っていた。多くの登山者に愛される道として発展して行ってもらいたいものであると心から思った。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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