宮島東斜面を歩き博奕尾から鷹ノ巣砲台へ 包山(309.6m)・鷹ノ巣山(194m

広島県廿日市市宮島町

2011年3月28日(月)     門久単独

 

 

 

 

 

 

〈鷹ノ巣砲台跡〉

 

 

 

東北関東大震災の甚大な被害に心が塞ぐ。

そんな中ながら、春めいた気候に宮島へ出掛けてみた。

歩く一歩一歩は悲しみの一歩でもあり、「東北頑張れ」との激励の一歩でもあった。

宮島にはまだ幾つかの歩きたいバリエーションルートがあるが、

今回は昨年11月に宮島東斜面の包山まで行った時に確認していた鷹ノ巣山までの尾根を歩き、

鷹ノ巣山からダイレクトに包ヶ浦に下れるという尾根ルートを探査してみようとの心算であった。

 

《山行記録》

宮島桟橋10:31・・・・10:36ホテルまこと・・・・10:42うぐいす歩道・・・・10:43登山道に入る・・・・10:55包ヶ浦自然歩道合流・・・・10:58博奕尾11:01・・・・11:13包ヶ浦自然歩道分岐・・・・11:29大砂利方面巻き道分岐・・・・11:52包山道分岐・・・・11:54榧谷駅手前のピーク・・・・11:55包山道分岐・・・・12:03ベンチのある十字路(昼食)12:39・・・・12:51包山(309.6m)12:53・・・・13:15 202mピーク・・・・13:35砲台跡13:45・・・・13:51鷹ノ巣山(194m)13:59・・・・14:03井戸14:04・・・・14:08北尾根下山口・・・・14:32包ヶ浦自然公園14:37・・・・14:41キャンプ場・・・・14:48登山口・・・・15:38弥山道分岐・・・・15:50紅葉谷公園道分岐・・・・16:09車道・・・・16:12登山道へ・・・・16:15ホテルまこと・・・・16:21宮島桟橋

〔総所要時間:5時間50分、昼食・休憩等:1時間05分、正味所要時間:4時間45分、歩行距離:10.1q、累積標高差:±872m〕

 

10:31 宮島桟橋

 JR山陽線から連絡船に乗り継いで宮島に渡った。午前10時半に宮島桟橋を出るのは、バリエーションルート探査の山行にしては我ながら遅すぎる感は否めない。最短距離を採ろうと、要害山下のトンネルを潜ってから町家通り方面には行かず、直ぐに左折して「ホテルまこと」前を通り抜けてその裏手から支尾根に取り付いた。直ぐにうぐいす歩道に出て左折し、その先の橋の手前から右手の谷間の道に入っていった。直ぐに尾根上に出て、馬酔木の花が満開の中を登り行くと中村橋からの包ヶ浦自然歩道に出合った。このルートが桟橋から博奕尾に行く最短のルートのように思える。

 

 

 

〈好天の宮島へ〉

〈「ホテルまこと」前を抜けるルートが博奕尾への近道〉

 

 

 

 

〈「ホテルまこと」裏手の丘からの眺望〉

〈一旦「うぐいす歩道」に出て直ぐに右手の登山道に入る〉

 

 

 

 

〈登山道の馬酔木(あせび)が満開〉

〈シキミの花も咲く〉

 

 

10:58〜11:01 博奕尾

  博奕尾のベンチで衣類調整の休憩を取ってから、先を急いだ。包ヶ浦自然歩道から右に入る弥山方面への道を採って尾根上まで登って行った。尾根上に出たところで、左手に大砂利地蔵へと続く巻き道が分岐するが、このところ幾度もこの巻き道を通ったのでこの日は尾根上のルートと行くことにした。一旦榧谷駅手前のピークまで上がってから、少し引き返して包山への尾根筋へ下る踏み跡に入った。10分足らず下ると大砂利地蔵への巻き道に出合い、そこの丸太のベンチがある広場で昼食を摂ることとした。

 

 

 

〈博奕尾を登り行く〉

〈包ヶ浦自然歩道から右に分れ弥山方面への道を採る〉

 

 

 

 

〈尾根上に上がると「大砂利お堂」への巻き道が分岐する〉

〈今回はそのまま尾根筋を登って行った〉

 

 

 

 

〈羊歯の中を行く尾根道〉

〈左手の包ヶ浦の先には絵ノ島、似島が浮かぶ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈右手には弥山、駒ヶ林のピークが並ぶ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根筋から包山〜鷹ノ巣山の尾根筋を俯瞰する〉

 

 

 

12:03〜12:39 ベンチのある広場

  ベンチのある広場での30分余のランチタイムの後、包山へと下り始めた。包山までは昨年11月に踏破済みであったので、難なく進めた。ただ、昨年に比べて、羊歯の中の道筋はかなり踏まれている感じがした。包山から先は初めてのルートであった。樹々にしっかりと巻かれた赤テープが案内してくれる踏み跡は、202mピーク手前の鞍部まで急降下し続けた。足元には注意を要したが、その分右手の眺望が開けて楽しかった。202mピーク前後の羊歯の中の道は荒れてはいたが、雰囲気としては山上の平らかな尾根道ゆえに牧歌的に感じられた。やがて道は深い羊歯の中に入って行き、一段低い鞍部へと下ってから登り返すと高砲台の陣地跡を見下ろす土塁の上に出た。

 

 

 

〈尾根筋から下りベンチのある十字路広場に出た〉

〈やや霞んだ瀬戸内海を眺めながらランチタイム〉

 

 

 

 

〈昼食後に野趣に富んだ羊歯の尾根を包山に向かう〉

〈まだ咲いていたヤブツバキの花〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈赤テープに導かれて鷹ノ巣山を目指す〉

 

 

 

〈包山山頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根の右手下には入浜が望めた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈原生林の先に阿多田島を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈急傾斜面の先に鷹ノ巣山を望む〉

 

 

 

 

 

〈ゲンカイツツジ〉

〈小黒神島と大黒神島〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

202mピーク辺りから下ってきた包山を振り返る〉

 

 

〈深い羊歯を分けて鷹ノ巣山を目指す〉

 

 

13:35〜13:45 鷹ノ巣砲台跡

  鷹ノ巣砲台跡に出て、無事に今回の第一目的の博奕尾から鷹ノ巣山への支尾根縦走を果たしたことを実感した。昨年3月27日以来ほぼ1年振りの鷹ノ巣砲台跡であった。曾遊の地ではあったが、広い高砲台の陣地とその先の鷹ノ巣山域の低砲台陣地跡をひと回りした。明治時代の砲台跡が今もってこうしてしっかりと残っていることに改めて感動した。

 

 

 

 

 

 

 

〈鷹ノ巣砲台跡を見下ろす土塁の上に出た!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈高砲台の陣地跡のようだ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈煉瓦を積んだ陣地を囲む壁〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈井戸近くのこの設備は、果たして何か・・・?〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈二重構造の鷹ノ巣山の低砲台跡〉

 

 

 

〈鷹ノ巣山へと続く長い石段〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈海岸部を見下ろす低砲台跡〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鷹ノ巣山山頂の砲台跡〉

 

 

 

 

14:08 北尾根下山口

  昨年3月には入浜から鷹ノ巣砲台跡に上がり、明治時代の陸軍が造った車道を辿って島の周回道路に出て包ヶ浦へと下ったが、砲台跡から直接に包ヶ浦へ下れるとの情報もあったので、そのルートを探索することとした。地形図を見るに、高砲台の陣地跡から北に延びる尾根伝いに下るルート以外には可能性はないと思えたので、陸軍の造った車道の終点部まで行って、その尾根筋を下れるものかどうか藪漕ぎ覚悟の上で品定めすることとした。ところが、車道終点の広場の端に立ってみて驚いた。そこには、博奕尾ルートから大砂利地蔵への巻き道入口に掲げられているのと同じような木の札が(字はもう読めなかったが)掲げられており、そこから立派な道が尾根筋を包ヶ浦に向かって下って行っていた。藪漕ぎ覚悟の下山から高速道を走ることとなったような塩梅で、大いに拍子抜けではあったが、人知れないところにこんな立派な登山道あることも宮島の奥深さかとの感慨を持ちながら楽々と下って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈砲台陣地を囲む石垣を回り込むと車道終点〉

 

 

〈車道終点から北尾根を下る登山道が始まる〉

 

 

 

 

〈意外にもよく整備された登山道が下っていた!〉

〈包ヶ浦が段々と大きくなって来る!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈振り返ると包山から鷹ノ巣山への尾根筋が望めた〉

 

 

 

 

 

〈北尾根登山道は包ヶ浦キャンプ場の南端に下ってきた〉

〈車道に出合い左手の橋を渡ると包ヶ浦自然公園の園地である〉

 

 

14:32〜14:37 包ヶ浦自然公園

  包ヶ浦の園地で暫し休憩の後、包ヶ浦自然歩道を辿って山越えで宮島桟橋へと帰ることとした。想い起こせば、随分と長い間この包ヶ浦自然歩道のこの包ヶ浦側を歩いていなかった。通しで歩いたのはもう10年以上前、前世紀のことであったようだ。そんなことから、懐かしい心持で山越えの道を歩いた。道筋は随分と荒れてきているよう感じたが如何なのであろうか。博奕尾から自然歩道は中村橋、紅葉谷公園へと下って行くが、この日は145mピークのある尾根筋を辿ってみた。桟橋まではちょっと遠回りになるルートであったが、尾根筋には馬酔木が多く、見事なアセビ街道と言った感じであった。

 

 

 

〈包ヶ浦自然公園で暫し休息〉

〈包ヶ浦からは包ヶ浦自然歩道で山越えだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈緑の樹間・・・・、春を感じるひと時!〉

 

 

 

〈谷間を行く包ヶ浦自然歩道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アセビの花の先に鷹ノ巣山を望む〉

 

 

 

 

 

〈羊歯の繁る自然歩道〉

〈弥山への分岐点に戻って来た!〉

 

 

 

 

〈左手の紅葉谷公園への道を採らず、尾根道を辿ってみた!〉

〈尾根筋はアセビ街道と言った感じであった〉

 

 

16:21 宮島桟橋

  遅い出発であったが、いろいろとラッキーにも恵まれて、この時間に桟橋まで下山出来た。この日は平日であったので、電車で大勢の通勤客に迷惑を掛けてもいけないと、早々に帰路に就くこととして、間髪をいれず16時25分発の連絡船に飛び乗った。

 

 

 

〈宮島桟橋から乗船〉

〈西に傾いた陽光の下、宮島を離れた!〉

 

 

〔山行所感〕

  ひとつ宮島の宿題を片付けることが出来た。ややワイルドなルートではあったが、博奕尾〜包山〜鷹ノ巣山は仲々に楽しい尾根筋であった。包山から202mピークへの下りで眺望が開けるもの好ましい。鷹ノ巣砲台跡とセットになるので、面白いルートであると思えるが、バリエーションルートであることには変わりない。とは言え、宮島は常に奥深く、何処を歩いても楽しい島である。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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