ロングトレイルの全山縦走の完成 東温アルプス(井内峠東コース)

〜梅ヶ谷山(1,315.8m)・樽谷山(1255.1m)・根無山(1,241m)・白猪山(1,201m)・法師山(1,310m)・石墨山(1,456.0m)

愛媛県東温市・愛媛県上浮穴郡久万高原町

2011年4月10日(日)      門久単独

 

 

 

 

 

 

〈梅ヶ谷山付近から石墨山、石鎚山を望む〉

 

 

 

 4年前に黒森峠から石墨山に登ってから、東温アルプスの全山縦走を果たしたいと思い始めた。

それから2回のチャレンジを重ねて、「井内峠〜石墨分れ(割石分れ)」(6.5q)を残すだけとなっていた。

桜が満開のこの日、遂にこの区間を歩くことにして、早朝に井内峠へと向かった。

今回は、井内峠トンネル南口に愛車を置いて、石墨山との間をピストンすることにした。

アップダウンを繰り返す厳しいルートに、やや緊張しながら朝早めのスタートとした。

 

過去の踏破記録

2007年3月17日 黒森峠〜石墨山

2008年5月4日  井内峠〜皿ヶ嶺

2009年3月21日 皿ヶ嶺〜引地山

 

《山行記録》

井内峠トンネル(直瀬側)7:39・・・・7:49井内峠7:57・・・・8:43梅ヶ谷山(1,315.8)8:48・・・・8:54(石墨山・石鎚山好眺望)8:55・・・・9:35樽谷山(1,255.1m)9:48・・・・10:11根無山(1,241m)・・・・10:29白猪峠・・・・10:53白猪山(1,201.1m)・・・・11:23法師山(1,310m)11:26・・・・11:28巻き道合流・・・・11:48石墨分れ11:52・・・・12:24石墨山(1456.0m(昼食)13:02・・・・13:36石墨分れ・・・・13:56法師山分岐・・・・14:19白猪山(1,201.1m)14:20・・・・14:43白猪峠・・・・15:11根無山(1,241m)15:26・・・・15:55樽谷山(1,255.1m)・・・・16:08根無林道方面分れ・・・・16:59梅ヶ谷山(1,315.8)・・・・17:44井内峠・・・・17:55井内峠トンネル(直瀬側) 

〔総所要時間:10時間16分、昼食・休憩等:1時間28分、正味所要時間:8時間48分、歩行距離:14.9q、累積標高差:1,561m〕

 

 7:39 井内峠トンネル(南口・直瀬側)

  3年前に井内峠から皿ヶ嶺に向かった時には井内峠トンネルの北口から登り始めたが、今回は稜線部までの道が歩き易いという南口からスタートを切った。登山路は峠の南側を大きく巻いて稜線上の井内峠へと登って行った。井内峠から縦走路を東の石墨山に向かった。最初から急坂が続いた。一つ二つと小さなピークを越えて行くと、前方に壁のような梅ヶ谷山(ばいがたにやま)の山体が見えてきた。稜線部は見事なブナ林で気持ちが良かった。梅ヶ谷山の山頂直下も険しい急坂の道であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈井内峠トンネル南口が登山口〉

 

 

 

〈御来迎の滝〉

 

 

 

 

〈稜線上の井内峠〉

〈壁のように聳える梅ヶ谷山を目指す〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの美しい稜線上を行く〉

 

 

 

〈見事なブナの古木〉

 

 

 8:43〜8:48 梅ヶ谷山(1,315.8m)

  梅ヶ谷山の山頂には大きな反射板が建っていた。その足元に四等三角点が建てられてはいたが、山頂広場もない散文的な所であった。ただ東側にもう一つのピークがあって、そこからはこれから行く石墨山までの稜線が一望出来た。梅ヶ谷山を過ぎると、登山道は大きく方向を北に変えて奈落へ落ちるのではないかと思わせるような急坂を幾度も繰り返してから樽谷山へと登って行った。 そこからはまた進行方向を東に変えて根無山までは比較的歩き易い尾根筋であったが、やがて自然林から桧林の中に入って行くと白猪峠への大下りが待っていた。

 

 

 

〈梅ヶ谷山々頂に建つ反射板〉

〈梅ヶ谷山々頂から霞む松山平野を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの巨樹の先にシルエットの石墨山が浮かぶ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈梅ヶ谷山付近から石墨山を遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの美林の中を行く〉

 

 

 

〈梅ヶ谷山からの大下り!〉

 

 

 

 

〈路上に四等三角点が建っている樽谷山〉

〈この辺りもブナの古木が多かった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈根無山を通過する〉

 

 

〈白猪峠への下りは桧林の中〉

 

 

10:29 白猪峠

  白猪峠は地形図では標高1,125メートルと、スタート地点の井内峠よりは高いものの、今回の縦走路の道中では最も低い地点であった。ここで白猪の滝から上って来た道が合わさった。峠の最低鞍部を過ぎると、石墨分れまでの間ずっと急登が続いた。一息付けるのは、途中にある白猪山、法師山のピークくらいであった。特に法師山は険しい地形をしており、登山道はその山頂部の右側を巻いていた。ただ直登するためのロープも懸崖に下がっていたので、その道を登ってみたが、とても他人様にお勧め出来るル―トではなかった(法師山へは巻き道を経由してのアプローチをお勧めする)。法師山を越えて、馬の背のような険路を石墨分れまで登って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈白猪峠:白猪の滝からの道が合流する〉

 

 

〈白猪山への笹の被さった急坂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈法師山々頂から梅ヶ谷山方面を望む〉

 

 

 

〈法師山への直登ルートを採ってみた!〉

 

 

 

 

〈法師山から石墨山々塊を望む〉

〈遙か東方には石鎚山が望めた〉

 

 

11:48〜11:52 石墨分れ(割石分れ)

  石墨分れで割石峠からの道が合わさった。4年前に黒森峠からここまで登って来て石墨山まで行っていたので、ここで東温アルプスの全山踏破を完成させることが出来た。喜びに浸ろうかと思う間に、元気な男性四人組が唐岬の滝駐車場から上がって来られた。この日山中で会った初めて人達であった。石墨分れから先の様子はよく覚えていた。広々とした笹原と綺麗なブナ林、石鎚山を望む岩場越えなど忘れられない眺望であった。

 

 

 

〈割石分れ:ここで東温アルプス全山縦走が完成〉

〈法師山の先に河之内の谷間を鳥瞰する〉

 

 

 

 

〈笹の尾根を石墨山へ向かう〉

〈岩場の先に石鎚山が控える〉

 

 

 

 

〈石墨山周辺もブナが美しい〉

〈石墨山の北面には残雪があった〉

 

 

12:24〜13:02 石墨山(1,456.0m)

  4年前の3月には石墨山から真っ白な雪を被った石鎚山塊が望めた。この日もそれを期待していたのであったが、雪の多かった今冬ではあったが南国ゆえか標高2,000メートル近い石鎚山も早くも白装束を脱いでしまっていた。石鎚山以外にも、周囲360度の大眺望で、この日の来し方には遠く皿ヶ嶺の山容で見ることが出来た。先に登って来られていた白猪の滝登山口からのご夫妻が下山された後で、男性4人組と一緒に山頂でゆっくりと昼食を摂った。食後、元気良く先に白猪の滝に向け下って行った4人組の後を追うように、来た道を引き返すべく帰路に就いた。急登続きの往路であったが、帰りは自ずと急坂を下ることとなった。

 

 

 

〈石墨山々頂:石鎚山の好眺望所〉

〈石墨山の二等三角点〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石墨山から眺める石鎚山〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈西方には皿ヶ嶺ほか東温アルプスの尾根筋が見渡せる〉

 

 

 

 

 

〈割石分れからこれから帰って行く尾根筋を遠望する〉

〈梅ヶ谷山、その背後には皿ヶ嶺のスカイラインが望める〉

 

 

 

 

〈法師山への尾根筋を下って行く!〉

〈大きなブナに励まされる!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈白猪山付近では暫し林道が並行する〉

 

 

〈白猪峠への大下り!〉

 

 

14:19 白猪峠(1,125m)

  白猪峠を過ぎると、それまでの下り中心の道から、梅ヶ谷山までは登り、それも急坂の登り中心のアップダウンの厳しい道となった。やはり縦走路のピストンというのは大変なものであった。梅ヶ谷山への登りが大変な急坂であったので、樽谷山を過ぎたところから尾根筋に入って下を通る根無林道に下り、そのまま井内峠トンネル近くまで林道歩きをすることも考えたが、やはり歩行距離の短い尾根上の縦走路を辿ることとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈白猪峠の道標〉

 

 

 

〈白猪峠に祀れていた石像〉

 

 

 

 

〈根無山で大休憩〉

〈ブナの樹林の先に梅ヶ谷山を見ながら尾根を行く〉

 

 

 

 

〈樽谷山を通過する〉

〈根無林道への分岐を通過し梅ヶ谷山を目指した〉

 

 

 

 

〈疲れた心身を癒してくれるブナの古木〉

〈梅ヶ谷山は美しい山だ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈長大なスライダーのような梅ヶ谷山への急坂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石鎚山と石墨山の眺望〉

 

 

 

16:59 梅ヶ谷山(1,315.8m)

  長い長い急坂登りの末にやっとこさ梅ヶ谷山の山頂まで上がり、石墨山や石鎚山、辿って来た尾根筋などの眺望に酔ってから、反射板の脇を抜けて井内峠への尾根道を下って行った。この尾根筋も何度かアップダウンを繰り返した。些か草臥れ果てて、井内峠を経由して井内峠トンネル南口まで下るのに、1時間弱の時間がかかった。

 

 

 

〈梅ヶ谷山々頂〉

〈ブナの尾根を井内峠へ向け下り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈井内峠まで下って来た!〉

 

 

 

〈良く踏まれた道が続く〉

 

 

17:55 井内峠tトンネル(南口・直瀬側)

  太陽が西の空に大きく傾き、陽光が谷間の底に届かなくなった頃に、やっとこさ登山口の井内峠南口に下山出来た。往路、復路ともに、思ったより時間を喰ってしまったが、現在の体調や体力からして仕方のないことであろう。だが、しかし東温アルプスの全山踏破を達成出来て、気持ちだけは意外にも軽いものがあった。

 

 

 

〈井内峠トンネル南口へ下山〉

〈井内峠トンネルの銘板〉

 

 

 

〜お・ま・け〜

東温アルプスの西の主峰・皿ヶ嶺の麓の重信川河畔の桜が満開でした。

暫しお花見もお楽しみあれ・・・!

 

 

 

〈散り始めた重信川河畔の桜並木〉

〈一番に美しい頃合のようだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈桜土手の先に皿ヶ嶺を仰ぎ見る〉

 

 

 

〔山行所感〕

   4年目にして東温アルプス(黒森峠〜石墨分れ〜石墨山〜石墨分れ〜白猪峠〜井内峠〜上林峠〜皿ヶ嶺〜引地山)の全山を踏破出来て嬉しい限りである。標高1,000メートルから1,500メートルに近い四国の中央構造線上の尾根道ゆえに、激しいアップダウンが打ち続く険しい道筋であった。これからも、この山域では幾度も遊ばせてもらうこととなると思うが、時にこの長大なトレイルを踏破出来たことを誇らしく思い起こすことになるであろうと思う。東温アルプスという奴はまったく凄いトレイルであると言えよう。 

  累積標高差が1,500メートルを超えたこの日のルートは、やはり厳しさを感じるものがあった

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈断面図〉

 

 

 

 

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