東温アルプスの花の山初見行 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市・上浮穴郡久万高原町

2011年4月24日(日)   門久単独

 

 

 

 

 

 

〈上林への道すがら皿ヶ嶺を仰ぐ〉

 

 

 

石鎚山系の東温アルプスから雪が消え、そろそろ花々が咲き始める頃、

花の山としても有名な皿ヶ嶺の様子を探りに行ってみることとした。

本格的な花の季節は5月の大型連休頃からであろうとは思うものの、

走りの花々の様子を見ることを楽しみにしての山行であった。

 

《山行記録》

水の元8:56・・・・8:58お花畑9:04・・・・9:15林道・・・・9:24風穴9:31・・・・10:00お花畑10:04・・・・10:08引地山分れ・・・・10:22十字峠・・・・10:31皿ヶ嶺三角点(1,270.5)・・・・10:35皿ヶ嶺山頂(1,278)10:37・・・・10:55竜神平(愛大小屋で昼食)11:40・・・・11:53風穴方面分岐・・・・12:13上林峠・・・・12:34久万林道分岐・・・・13:27水の元

〔所要総時間:4時間31分、昼食・休憩等:1時間04分、正味所要時間:3時間27分、歩行距離:8.5q、累積標高差:±966m〕

 

 8:56 水の元

  今回は「水の元」を登山口とした。夏には「流しそうめん」の店が営業する湧水の美しい所である。すぐ上にお花畑が拡がっているのでまずそこから観察を始めようと考えてのことであった。ここの駐車場でお隣に先に車を停められた方から「広島からですか?今日は花の専門家が来るので一緒に登られてはどうですか!」と声を掛けて頂いた。花の観察が第一目的ゆえに、これは有難いお誘いで、以降竜神小屋での昼食時まで、金魚の糞よろしく、この方々のグループにくっ付いて行くこととなった。6人のグループで、リーダー格のN女史は皿ヶ嶺に年200回登られると言い、ご夫妻で来られていたMさんは220種類の花々をここ皿ヶ嶺で確認したというから驚きであった。声を掛けて頂いたNさんは、名コーディネーター役という感じの方で、山菜に関しての造詣は只ならぬ感じであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈今回の登山口は水の元〉

 

 

〈水源〉

 

 

 

 

〈トサミズキ〉

〈ハシリドコロ〉

 

 

 

 

〈キバナノアマナ〉

〈アワコバイモ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈上林森林公園を抜ける〉

 

 

〈地元の方々は間道を通る〉

 

 

9:24〜9:31 風穴

  登山口を出ると直ぐに花々の紹介が始まった。通過する路傍に咲く小さな花も目敏く見付けられて、「そら、これは○○」と解説して頂いた。早くも多くの花々が咲き始めており、それを追っ掛けるのが忙しい程であったが、しかし花を追いながらの山行は何と楽しいことか!風穴からはダイレクトに稜線上に向かう踏み跡を辿ったが、その斜面にも多くの花々が咲き始めており、またこれから花を咲かせるべく芽吹きを迎えている山野草も数多かった。専ら花談義をしながら稜線上に上がり、皿ヶ嶺山頂へと登って行った。

 

 

 

〈底に雪が残る風穴〉

〈急傾斜面の踏み跡を辿る〉

 

 

 

 

〈アワコバイモが群生していた〉

〈キツネノサカズキ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈引地山分れ〉

 

 

 

〈ハルトラノオ〉

 

 

 

 

〈十字峠〉

〈二等三角点を過ぎると山頂は近い〉

 

 

10:35〜10:37 皿ヶ嶺山頂(1,278m)

  寒気を伴った低気圧の影響でこの日は気温は低く、皿ヶ嶺山頂の温度計は4℃あたりを示していた。風もやや強くて、山頂に留まっているには寒過ぎた。そんなことから、早々に山頂を辞して竜神平へ下って小屋で昼食を摂ることとなった。晴れた日には竜神平への下りの樹間から石鎚山が望めるが、この日は霞の中に隠れたままであった。

 

 

 

〈曇天下の皿ヶ嶺山頂〉

〈気温は4℃程度〉

 

 

 

 

〈眺望は霞んで、眺望はただ漠としたもの〉

〈早々に竜神平へと向かう〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東温アルプスの尾根筋を望む、石鎚山は霞の中〉

 

 

 

10:55〜11:40 竜神平

  竜神平へ下って、昨年改装成ったという愛媛大学の竜神小屋をお借りして昼食を摂ることとなった。さすがは小屋で、竜神平の外気は2℃であったが、小屋の中は8℃程と暖かであった。昼食後、メイン登山道を下山されるというグループの方々とお別れをして、独り上林峠を経由して下ることとした。綺麗に整備された登山道が竜神平から上林峠まで続いていた。

 

 

 

〈竜神平にある愛大小屋で昼食〉

〈青空が見え始めた竜神平〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈竜神平の笹原を抜けて上林峠へと向かう〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの樹々も美しい!〉

 

 

 

〈よく整備された道が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈上林峠の先に陣ヶ森を仰ぐ〉

 

 

 

〈上林峠へは長い階段道を下る〉

 

 

12:13 上林峠

  上林峠側に回ると登山者の数もぐっと少なく、静かな山行を楽しむことが出来た。上林峠へ下る木の階段を辿ってから、峠で陣ヶ森へと続く縦走路から分れて水の元への道を採った。暫し何箇所か崩落した北壁の下を足早に通過し、久万林道への道を分けてから水平に近い巻き道に入ると、北面の急峻な斜面の下にお花畑が拡がっており、そこにはシロバナエイレンソウやハシリドコロの他、小さな数々の花々の姿があった。花々を観察しながらの山旅は時間を要するが、ストレスを感じることもなく、気持ち良く心も軽く歩を進めることが出来た。

 

 

 

〈上林峠付近のブナの美林〉

〈上林峠〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈サイゴクサバノオ〉

 

 

〈路傍に祀られた千手観音〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ハルノトラノオの群生〉

 

 

 

 

 

〈苔生す登山道〉

〈シロバナエイレンソウ〉

 

 

 

 

〈ヤマシャクヤク〉

〈ヤマエンゴサク〉

 

 

 

 

〈マムシグサ〉

〈エイザンスミレ〉

 

 

13:27 水の元

  綺麗に間伐された桧林の中の作業道をたどって下って行くと、登山口の水の元へと導かれて行かれた。水の元にも山野草好きの方が多くおられて、山中にどんな花が咲いていたかと、幾人かに聞かれた。概して、皆さんの会話を聞いていると花の名前をよくご存知の方々ばかりのようで驚いてしまった。駐車場に、先に下りられたNさんがお仲間に会うためにまだ残っておられ、ここでも幾人かのお仲間にご紹介を戴くなど大変にお世話になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマルリソウ〉

 

 

 

〈水の元〉

 

 

〔山行所感〕

   地元の花好きのグループの皆さんに大変にお世話になり、楽しく、有益で刺激に富んだ山行を成就することが出来た。皿ヶ嶺を花の山というが、お蔭様で、山の花々も少々の山行を重ねた位では到底理解できないほど奥深い世界であることが分かった。個々の花々の名前を教わる以上に、今回はこの深遠な世界を垣間見させて頂いたことが最大の収穫であったと思う。お世話になった皆さん、大変に有難うございました。また、東温アルプスの山上でお会い出来ることを楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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