山頂のカタクリの花園を目指して 船通山(1,142.4m)

島根県仁多郡奥出雲町・鳥取県日野郡日南町

2011年5月8日(日)      門久単独

 

 

 

 

 

 

〈カタクリのお花畑に囲まれた山頂広場〉

 

 

 

あの花も見に行きたい、残雪も気になる、

山菜も採り頃のようだ、遅い桜もまだ見れそうだ・・・・、

今年の5月は奥山に一気に春が来たようでとにかく気忙しい。

連休明けの日曜日、昼頃には晴れると言う。

ここは晴れないと花開いてくれないカタクリを見に行くべしと気持ちを固めた。

行き先は、最近では山頂のカタクリが復活して人気を博しているという船通山とした。

遅い出発で、山上には午後の遅い時間に着くこととなるが、

山頂広場に座るところもない程という混雑が収まっている頃合で、

とても優れものの行程と思えた。

 

《山行記録》

わくわくプール13:03・・・・13:05林道分岐・・・・13:26亀石高殿鉄跡・・・・13:47亀石コース駐車場・トイレ13:49・・・・13:52亀石コース登山口・・・・14:31横手道始点・・・・15:03鳥上滝コース合流15:11・・・・15:13船通山(1,142.4m)15:42・・・・15:44亀石コース分岐16:11・・・・16:39鳥上滝16:40・・・・17:06鳥上滝コース登山口17:09・・・・17:45わくわくプール

〔総所要時間:4時間42分、休憩等:1時間10分、正味所要時間:3時間32分、歩行距離:97q、累積標高差:±741m〕

 

13:03 わくわくプール

  午前10時過ぎに広島の我が家を出て、中国道を庄原ICで下りて、カーナビの示す通りに国道183号線で鍵掛峠を越えて鳥取県日南町に下り、「矢戸」で左折して県道9号線で大入峠を越え県道108号線に移り阿毘縁、万才峠(ばんじょうだわ)を経由して島根県奥出雲町に入ると船通山登山口に近いヴィラ船通山斐乃上荘への入口は直ぐであった。ヴィラ船通山前に駐車スペースがあったが、もう少し先に行ってみると、林道の分岐点手前のわくわくプ―ル脇の路側に縦列駐車している車の列の中に一台分の空スペースがあったので、そこに愛車を停めた。直ぐ脇に真新しい水洗のトイレや温泉スタンドがあった。周囲は夥しい車の数であった。山上の混雑が思われた。

  車中で昼食を摂ってから身仕度を整えて出発した。直ぐ先で林道が分岐しており、この日は左の亀石コースを採ることにし、右の鳥上滝コースは下山時に使うことにした。分岐から約2.5キロメートル先の登山口までは舗装された林道歩きであった。途中に民家が一軒ある以外は赤川の渓流に沿った道を路傍の花を愛でながらノンビリと歩いた。道中で沢山の下山者と行き交った。何十人という大グループが多いのには驚いた。

 

 

 

〈わくわくプ―ル横の路側に車を停めさせてもらい出発〉

〈温泉スタンド〉

 

 

 

 

〈林道分岐:左手の亀石コースを採ることに〉

〈途中にあった民家〉

 

 

 

 

〈シハイスミレ〉

〈ミツバツチグリ〉

 

 

 

 

〈ヤマエンゴサク〉

〈ミヤマキケマン〉

 

 

 

 

〈下山中の大グループ〉

〈亀石高殿鉄跡〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈亀谷コース駐車場:トイレもある〉

 

 

 

〈赤川の渓流〉

 

 

13:52 亀石コース登山口

  亀石コース駐車場から少し奥まったところに登山口があった。登山口の直ぐ奥で舗装道は途切れて登山道が始まり、ひたすら赤川最奥部の渓流沿いの道を辿って行くこととなった。ちょうど芽吹き始めた直後のミズナラなどの樹々が清新であった。路傍にはミヤマカタバミ、シハイスミレ、エイレンソウ、ハシリドコロといった花々が多かった。緩やかな傾斜の登山道も谷が奥まってくると、険しい階段道となって船通山から東に延びる稜線部へと向かって一気に登って行った。ここでも多くの下山者のグループに出逢った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈亀石コース登山口〉

 

 

〈萌え始めた新緑の渓谷を登る〉

 

 

 

 

〈ネコノメソウ〉

〈ミヤマカタバミ〉

 

 

 

 

〈ハシリドコロ〉

〈エイレンソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ハシリドコロ咲く渓流沿いの登山道を行く〉

 

 

〈なかなかに気持ち良い道だ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈キクザキイチゲ〉

 

 

〈険しい渓谷を下り来るグループ〉

 

 

14:31 横手道始点

  最後には急峻な道となった赤川渓流沿いの途が尽きると、今度は打って変わって道のりにして1キロメートル弱という山上としては特異な水平な道が続くこととなった。横手道と呼ばれるこの道は、かつて山砂鉄を取る現場まで水をひいた水路跡と言われている。標高1、000メートルに近い所での水平道歩きは気持ちの良い空中散歩のようであった。水平道が終わると、登山道は大きくジグザグを切りながら鳥上滝コースの登山道の通る尾根へと上がって行った。周囲には見事なブナの樹が多かった。尾根上に出ると、この日の主目的のカタクリの花が乱れるが如くに咲き誇っており思わず歓声を発するほどであった。目と鼻の先の山頂へ赴くのを暫し忘れて、ここでカタクリの花の写真を撮った。

 

 

 

〈ここから長い水平な道が続く〉

〈芽生えたばかりのブナの新緑〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈新緑を見ながら横手道を行く〉

 

 

〈美しいブナ林〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナに囲まれた登山道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鳥上滝コースとの合流点の尾根に上がるとカタクリ群生に出会う〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ほぼ満開といったところか・・・・!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈午後の日差しを浴びて咲く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9枚の花弁を持つ個体〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9枚を花弁を開いた姿はやや重そう・・・!〉

 

 

 

15:13〜15:42 船通山(1,142.4m)

  のんびりゆっくりと写真を撮りながら2時間余の時間をかけて山頂に到着した。山頂広場の外周部分が一面カタクリのお花畑となっており、今が満開直前といったところで、まるで紫の絨毯を敷いたが如くであった。周囲360度の大眺望であったが、大山方向だけは霞が濃くこれも期待していた大山の雄姿を目にすることが出来なかったのは残念であった。こうなっては、ひたすらカタクリの花と付き合うことしかないと、約30分間写真を撮って回った。午後3時を回った時間で、山頂広場には10人余の人がいるだけの静かな世界であった。

 

 

 

〈船通山々頂〉

〈絶好の大山の展望台なのだが、この日は霞みの中であった!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大眺望とカタクリのお花畑の中で憩う家族連れ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈カタクリ咲く山頂から道後山、比婆山(毛無山)方面を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ツインのカタクリ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈好天の下、揃い踏み!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈澄んだ空気の中で可憐に咲く!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ここのカタクリは山頂広場を囲むように咲く〉

 

 

 

15:44〜16:11 亀石コース分岐

  山頂で30分程の時間を過ごしてから下山をすることとしたが、亀石コースと鳥上滝コース分岐点周辺のカタクリの花がまた綺麗であったので、ここでまた暫く油を売った。午後4時頃となって、逆光の中の花や西に傾いた斜光を浴びた花が殊の外美しかった。午後4時をかなり回ってきたので、急ぎ下山することとした。鳥上滝コースの登山道は鳥上方面からの登山道としてはメインルートであるだけによく踏まれていた。コース中の目玉は鳥上滝かと期待していたが、岩間を流れ落ちるその姿は滝としては特異な姿であるとは思ったが、滝としての魅力としてはもうひとつと言った感じがした。滝を過ぎると緩やかな渓流の中の途となった。石畳の道が暫し続いていたが、ヤマタノオロチの伝説を秘めたこの山ゆえ、古から訪れる人達が多かったということであろうか。

 

 

 

 

 

 

 

〈登山道沿いにもカタクリのお花畑が拡がる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夕刻近い逆光を浴びて咲く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三姉妹か・・・!?〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大家族!?〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夕刻の斜光の中で〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈頬の白い花も!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈下山路の通るミスナラ、ブナの美林〉

 

 

 

〈良く踏まれた鳥上滝コースを下る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鳥上滝〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈新緑の森を抜けて下る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈幾度も渡渉をする:大雨の後には厳しい道であろう!〉

 

 

〈石畳の登山道〉

 

 

17:06〜17:09 鳥上滝コース登山口

  午後5時を少し回って鳥上滝コースの登山口に下った。駐車場のスペースも確保されていたが、既にそこには車の姿はなかった。ここからまだ2.3qばかりの舗装された林道歩きが残っていた。日没まではまだ時間が十二分にあったので、ゆったりとした気分で下って行った。

 

 

 

〈登山道から林道に出る〉

〈鳥上滝コース登山口〉

 

 

 

 

〈林道を下り行く〉

〈オオカメノキ〉

 

 

17:45 わくわくプール

  40分程の林道歩きの末に愛車を停めていたわくわくプール脇に帰った。昼く過ぎには溢れるほど停まっていた自動車がこの時間になると我が愛車とプールの駐車場に停められたもう1台の計2台のみとなっていた。祭りの後のような風情であった。「わくわくプ―ル」とは直ぐ近くにあるヴィラ船通山の温泉源から湯を引いた子供用の水遊び場で、赤川の河岸段丘に町が設置したもののようであった。コンコンと湧き出る温泉水は、生ぬるいものであった。ここからの帰路には、横田に出て国道314号線のおろちループを経由した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈民宿の案内板〉

 

 

〈温泉水が湧き出るわくわくプール〉

 

 

〔山行所感〕

  船通山に最後に登ったのは、もう10年も前であったろうか。その時は南側の日南町側から登った。カタクリのピーク時を少し過ぎた頃であったが、山頂にはあまり沢山の花はなかった。そんなことから、この山がカタクリの山であるという認識はあまりなかった。しかし、最近では地元も方々のご努力で古のカタクリの山が復活したとのことで、今や人気の山となっている。今回は、島根県側から初めて登った。周回ルートを採れて、亀石、鳥上滝の両コースとも、それぞれに個性があって楽しい登山道であった。主目的のカタクリの花も概して満開直前といったところで、咲く範囲は狭いものの山頂広場と山頂直下の鳥上滝コースの途沿いに面をなして咲いているのは印象深く美しくもあった。また、機会を作って訪ねてみたいところとなった。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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