紅葉と好眺望の独立峰 龍頭山(928.4m)

広島県山県郡北広島町

2011年11月21日(月)    チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

                                 〈豊平・都志見から見上げる龍頭山〉

 

 

 

紅葉がなかなか里まで下りて来ない。

どの辺りで足踏みをしているのだろうかと思いつつ、

豊平の龍頭山辺りにを目途にして街から遡って行った。

予想がズバリ当たったようで、

道の駅「豊平どんぐり村」から仰ぐ龍頭山の中腹は紅葉の盛りのように見えた。

そんなことから、久し振りに龍頭山に登ることとなった。

 

       《山行記録》

どんぐり村10:00・・・・10:04龍頭山登山口バス停・・・・10:27龍頭山遊歩道口・・・・10:33龍頭山登山口(駐車場)10:35・・・・10:45別荘地上の登山口(龍頭観音4)10:49・・・・11:06駒ヶ滝分岐・・・・11:08駒ヶ滝11:39・・・・11:43権現坂・・・・11:48滝上分岐・・・・11:50滝上(屏風滝)11:53・・・11:55滝上分岐・・・・12:00龍ヶ馬場(駐車場)12:02・・・・12:12黒瀧・・・・12:28前龍頭12:32・・・・12:40中龍頭12:41・・・・12:54龍頭山(928.4m)(昼食)13:43・・・・14:22龍頭平原別荘地上登山口14:23・・・・14:54掛札バス停(県道出合)14:55・・・・15:38豊平どんぐり村

〔総所要時間:5時間38分、昼食・休憩等:1時間38分、正味所要時間:4時間00分、歩行距離:10.3q、累積標高差:±795m

 

10:00 豊平どんぐり村

  前日まで「そば祭り」で賑わった道の駅「豊平どんぐり村」はこの日は嘘のように静かであった。そのどんぐり村を後にして、龍頭山登山口バス停から西宗に向かう県道に入り龍頭山遊歩道入口まで20分余集落を抜けて山の中へ入って行った。遊歩道に入って少し引き返すように南下して行くと、直ぐに小さな祠があり、そこで登山の安全を祈った。右に紅葉した龍頭山を映す池を見て、更に南へ下りると直ぐに駐車場が整備された龍頭山登山口に出合った。

  

 

 

〈道の駅「豊平どんぐり村」から龍頭山を仰ぐ〉

〈龍頭山登山口バス停〉

 

 

 

 

 

 

 

季節を忘れた花達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈季節を忘れた花達:マウス・ポインターを載せると・・・〉

 

 

〈龍頭山遊歩道入口〉

 

 

 

 

〈登山口近くの小さな祠〉

〈龍頭山を映す麓の池〉

 

 

10:33〜10:35 龍頭山登山口(駐車場)

  登山口には数台の車が停められるスペースがあった。山頂や駒ヶ滝までピストンするならここに駐車すれば良いだろう。登山口を後に荒れた別荘地を抜けて登って行った。別荘地のメイン道路も今は登山道として使われるだけのようで、樹々に包まれた敷地内は紅葉していた。10分も登ると別荘地上で山道となった。ここにはトイレや案内板も設けられていて、熊注意の注意書きもあった。灌木類が紅葉した中を時折紅葉した前龍頭を仰ぎながら登って行くと、15分程で駒ヶ滝への分岐に出合った。道を左に採ると、直ぐに龍ヶ滝の下に出た。

 

 

 

〈駐車場を備えた龍頭山登山口〉

〈ここから別荘地へ登り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈荒れた別荘地内のロータリー〉

 

 

〈秋深まる別荘地〉

 

 

 

 

〈別荘地上の登山口〉

〈こんな注意書きに熊鈴を出す!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈前龍頭辺りを仰ぎ見る〉

 

 

 

〈見頃の紅葉!〉

 

 

 

 

〈丁石を兼ねた龍頭観音に導かれて・・・〉

〈時折射す木漏れ日を受けて〉

 

 

11:08〜11:39 駒ヶ滝

  この龍頭山の東面を上る登山道を登山口にあった案内板によれば「滝見コース」と呼ぶようだ。その滝が「駒ヶ滝」である。標高600メートルほどの谷間の懸崖に落ちている。杉に囲まれた滝壺下の広場から滝を見上げた。平生は水量が少ないと言われるこの滝も、週末になると悪天が続いている昨今ゆえこの日は滝の体面を保つだけの水が落下していた。ここで写真撮影を兼ねて長い休憩を取った。滝見物の後は、登山道に戻ってこの滝を巻く「権現坂」と名付けられた急坂を登って行った。上がり切ったところに滝上への分岐があり、ほんの数分山中へ入って行くと駒ヶ滝の落下口に出た。その上にも屏風滝という滝が落ちてきていた。再び登山道に戻り紅葉に彩られた中を登って行くと、2台の車が停められた駒ヶ馬場の駐車場に出合った。

 

 

 

 

 

 

 

〈駒ヶ滝〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     〈雨の日々が多いせいかこの滝にしては水量は多い方〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                            〈虹色に輝く滝壺〉

 

 

 

 

 

〈滝壺近くから紅葉した野々志山を仰ぎ見る〉

〈駒ヶ滝を後に山道へ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈駒ヶ滝辺りは紅葉の盛り〉

 

 

 

〈暫し権現坂の急坂を登る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈滝上から駒ヶ滝の落ち口を覗いてみた〉

 

 

〈滝上に懸かる屏風滝〉

 

 

 

 

〈滝上への分岐をあとにすれば龍ヶ馬場は近い〉

〈紅葉の中を登り行く〉

 

 

12:00〜12:02 龍ヶ馬場(駐車場)

  駒ヶ馬場の駐車場にはトイレも設置されており、ここにも案内板があった。龍頭山の地図情報と共に寛政年間に広島藩の絵師岡岷山が描いた駒ヶ滝の絵も紹介されていた。駒ヶ馬場からは前龍頭東面の険阻な斜面下まで大きく巻いてからその傾斜面をジグザグを切りながら登って行った。高度が上がってきたことから、この辺りでは紅葉も疎らでいかにも晩秋の風情があった。上空は相変わらず曇勝ちで陽光がないと紅葉もくすんで見えた。

 

 

 

〈龍ヶ馬場にある駐車場〉

〈登山道のここにもこの注意書きが・・・!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                〈岡岷山が江戸時代に描いた駒ヶ滝〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈楓の黄葉の下を行く〉

 

 

〈黒瀧〉

 

 

 

 

〈高度を上げる程に落葉の森に・・・〉

〈去りゆく秋・・・〉

 

 

12:29〜12:32 前龍頭

  前龍頭は台形の龍頭山の頂稜の南東端である。ここの尾根に乗った所に木組みの休憩舎があり、その直下の南面に岩の突起があって豊平の都志見原を眺望する絶好の展望台となっていた。この日はやや霞みがかかっていたが、空気の透明度が高く遠く宮島や広島湾、西中国山地の峰々まで望むことが出来た。前龍頭からは緩やかな尾根歩きとなった。途中に休憩舎のある中龍頭で一端ピークアウトしてから浅い鞍部に下り、ブナの樹々も見られるやや斜度を増した尾根道を登って行くと龍頭山の山頂に飛び出た。

 

 

 

 

 

 

 

〈前龍頭からの豊平の眺望:写真をクリックすると・・・

 

 

 

 

 

 

〈前龍頭から宮島方面を遠望する〉

〈前龍頭の休憩舎〉

 

 

 

 

〈中龍頭へと続く尾根道〉

〈中龍頭〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根筋のブナ〉

〈龍頭山々頂への最後の上り〉

 

 

12:54〜13:43 龍頭山(928.4m)

  何と言う素晴らしい眺望であったことか!豊平の地に屹立するほぼ独立峰のような龍頭山であるので、山頂広場に飛び出るとほぼ周囲360度の透明度の高い大眺望が拡がっていた。なかんずく宮島弥山から西中国山地へと続く峰々のスカイラインが素晴らしかった。山頂には円盤形の案内板が設置されていたが、峰々を同定していると楽しいことこの上なかった。山頂は冷たい風がやや強かったので、風通しの良い山頂の休憩舎を避けて風下の北斜面に陣を張って昼食を摂った。山頂にいる間に、2組3人の登山者が登って来られた。昼食後は、南面に下る掛札コースで下山することとした。南面は急峻な地形ゆえに、登山道は暫く尾根筋を西に向かってから、眼下の龍頭平原の別荘地へと一気に下って行った。この登山道の標高800〜700メートルあたりの紅葉が素晴らしかった。午後になって晴れてきた中で、カエデやシロモジなどの黄葉に、紅いカエデが交じって彩り鮮やかで艶やかな秋色を呈していた、そんな気持ちの良い森の中を快調に下って行った。

 

 

 

〈龍頭山々頂〉

〈東隣の野々志山を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂からの大眺望:写真をクリックすると・・・・

 

 

 

 

 

 

〈遠く大江高山、三瓶山を望む〉

〈高杉山、天狗石山も望める〉

 

 

 

 

〈山頂に設置された360度の展望図〉

〈眼下には豊平の平原、遠く広島湾を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈宮島弥山から掛頭山までの大眺望:写真をクリックすると・・・・、何座同定出来ますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈掛札コースへ下山の途に〉

 

 

〈陽光に輝やく紅葉の下を歩く〉

 

 

 

 

〈錦のカエデ〉

〈黄金色の光とともに〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈標高700m余は紅葉の盛りを迎えていた〉

 

 

 

 

 

〈今が盛りの紅葉の森〉

〈見事な彩りの中を気持ち良く下って行った〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                              〈古木を育む森〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                      〈目覚めるようなカエデの紅〉

 

 

 

14:22〜14:23 龍頭平原別荘地上登山口

  龍頭山の南麓の標高450メートルから650メートルの間には龍頭平原というなだらかな斜面が拡がり、そこにも別荘地が拓かれている。ここは入口に近い標高の低いところは比較的良く分譲が進んでいると言えるが、上部は針葉樹の中に埋もれようとしていた。この別荘地最上部の登山口に出てから、別荘地の中に延びる車道を辿って下の県道40号線まで下った。広大な別荘地でそこを抜けるのに20分間もかかった。県道に出たところは掛札という集落で、そこからどんぐり村までは晩秋の豊平の景観を楽しみながらもひたすら県道沿いを歩いた。

 

 

 

〈龍頭平原別荘地上の登山口〉

〈別荘地から龍頭山を見上げる〉

 

 

 

 

〈紅葉に包まれて別荘地〉

〈別荘地の中を下り行く〉

 

 

 

 

〈別荘地を抜けて掛札の集落に出る〉

〈掛札の別荘地入口の標石〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                 〈掛札の集落から龍頭山を仰ぎ見る〉

 

 

 

15:38 豊平どんぐり村

  掛札から道の駅「どんぐり村」まで40分間余の平地歩きはやはり長かったが、気温の下がったこの時期ゆえに気持ち良く歩けた。陽射しに恵まれた午後の龍頭山や野々志山の紅葉は美しくもあった。長い山行を無事に終えて、人の心までも落ち着かせる晩秋の山間の景観に包まれて、深い満足感を抱きながら道の駅に帰り着いた。

 

 

 

 

 

 

 

                                                〈秋深し・・・〉

 

 

 

 

 

〈どんぐり村から仰ぐ龍頭山〉

〈道の駅「豊平どんぐり村」〉

 

 

〔山行所感〕

  紅葉前線の足取りを確認するための山行であったが、龍頭山の紅葉が意外にも素晴らしいのには正直に驚いた。5年を越える随分と久し振りの龍頭山であり、秋に登るのは初めてのことであった。広島の紅葉も、奥山から宮島に至るまで長い間楽しめるが、中継ぎの山の数が少ないと思い続けていたが、そこに龍頭山が加わって心強くなった感じである。また、龍頭山々頂周囲360度の大眺望、これには凄いものがあった。言葉では聞いていたが、実際にその眺望を見たという記憶が今までになかった。周囲360度の山々の稜線の連なりを見ると、広島の山人なら、きっと興奮して山座同定を始めるに間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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