クリスマス寒波で雪化粧した里山を歩く 権現山(397.1m)・阿武山(586.4m)

広島市安佐南区緑井町・八木町

2011年12月26日(月)     門久単独

 

 

 

 

 

 

                      〈太田川から雪化粧をした権現山、阿武山を仰ぎ見る〉

 

 

 

クリスマスイブに襲来した寒波は長い間居座り、

広島近郊でも阿武山から北は翌々日まで雪模様となり山肌は完全に真っ白になった。

この日早暁には晴れて輝く白い峰を見せてくれたので、ひと歩きしてみる気になったが、

山に取り付く頃にはまた強い雪となり、まだまだ冬将軍の支配下にあることを実感した。

そんなまだ移り気な冬の天候下の里山歩きの記録です。

 

《山行記録》

緑井駅10:11・・・・10:22毘沙門天表参道出合・・・・10:41毘沙門天鳥居・・・・10:45毘沙門天仁王門10:47・・・・10:57毘沙門天本堂11:01・・・・11:04里見の岩11:06・・・・11:07多宝塔11:12・・・・11:37権現山(397.1m)11:40・・・・11:42駐車場・・・・11:47阿武山入口・・・・12:02鳥越峠・・・・12:12西回り登山道分岐・・・・12:53貴船神社・・・・12:54阿武山(586.4m)12:59・・・・13:00貴船神社・・・・13:20日溜まりで昼食13:43・・・・13:54西回り登山道分岐・・・・14:01鳥越峠・・・・14:27登山口・・・・14:41七軒屋踏切・・・・14:43下八木バス停

〔総所要時間:4時間32分、昼食・休憩:0時間44分、正味所要時間:3時間48分、歩行距離:8.8q、累積標高差:+798m、-795m

 

10:11 緑井駅

  JR可部線の緑井駅からスタート。歳末が近づき買物客や行き交う車で混雑する緑井の商店街を抜けて毘沙門天の表参道へ向かった。これから行く権現山や阿武山はまた降り始めた雪でその姿を隠そうとしていた。表参道に出た頃にはその雪が一際強いものとなり、この先の労苦に思いを馳せながら長い参道を登って行った。毘沙門天の鳥居を潜る頃にはその雪も俄かに止んで、仁王門を潜り階段の参道を抜けて本堂前に辿り着いた頃には空の一角に青空さえ見えるようになっていた。

 

 

 

JR可部線緑井駅、背後の阿武山は降雪に霞んでいる〉

〈山行出発前の阿武山〉

 

 

 

 

〈毘沙門天表参道から雪降る権現山を仰ぐ〉

〈強い雪に霞むばかりの権現山〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈毘沙門天仁王門〉

 

 

 

〈毘沙門天の鳥居〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈参道を飾る福禄寿立像〉

〈毘沙門天本堂への最後の階段〉

 

 

10:57 毘沙門天本堂

  毘沙門天では狛犬ならぬ狛虎が迎えてくれる。とは言えここは真言宗の寺院である。険しい岩壁の下に屋根に雪を戴いた本堂が建っていた。暫し参拝をしてから、権現山への西コース登山道を採った。寺院の庫裡の背後の山肌を巻いて行くと程なく里見の岩と名付けられた権現山南尾根の一角に出た。ここからは広島市街地、広島湾、武田山・火山から南に連なる広島南アルプスの峰々、沼田方面などの広範は眺望が得られた。その直ぐ上には多宝塔の三重のパゴダが建っていた。日射しが出て暖かくなってきたことから多宝塔で衣類調整の休憩を取り、小雪が残った南尾根筋の登山道(遊歩道)を辿って権現山へと向かった。山頂直下まで概して急坂が続くが、木材チップを敷き詰めた遊歩道で歩き易い道であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈毘沙門天の狛虎〉

 

 

〈毘沙門天本堂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈里見の岩からの眺望〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈雪化粧した権現山への遊歩道を行く〉

 

 

 

〈多宝塔〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遊歩道から沼田方面を望む〉

 

 

〈陽光に雪融けが進む遊歩道〉

 

 

11:37〜11:40 権現山(397.1m)

  権現山の山頂には2つのテレビ塔が建っている。南尾根を登り切った所にあるNHKとTSSの共用の塔の足元近くに四等三角点があった。この日は先客があったようで、その山頂広場の木製テーブルの上に兎の形をした雪だるまが残されていた。先はまだ長いので早々に山頂を発って緑井方面から延びて来ている車道を暫し下り、「阿武山入口」の道標が立つ地点から鳥越峠へと続く尾根筋の登山道(遊歩道)に入った。この頃になって上空には俄かに青空が拡がり、行く手には白い雪を纏った阿武山の山頂部が眩しく眺められた。

 

 

 

〈四等三角点の建つ権現山々頂〉

〈どなたかの作品:兎かな?〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                               〈権現山から雪化粧した阿武山を望む〉

 

 

 

 

 

〈阿武山入口の道標〉

〈阿武山を仰ぎ見る尾根道を鳥越峠へと急ぐ〉

 

 

12:02 鳥越峠

  雪が薄く積もった鳥越峠を通過すると、登山道(遊歩道)は緩やかな上りに転じた。10分程すっかり晴れた気持ちの良い尾根筋を辿って行くと、登山道が三つに分かれ、そこから先は傾斜がグンときつくなっていた。左の道は西回り登山道、右は整備された遊歩道であるが、この日は真ん中の旧道を辿ることとした。阿武山の登山道が未整備だった頃に等高線に直角に交わるように延びていた急峻な踏み跡がそのまま登山道として残されている。旧道は時に遊歩道と交わりながらも、山頂へと続いていた。山頂直下の最後の上りは格段に急坂で我慢を強いられた。そこを登り切ると貴船神社の祠が迎えてくれ、山頂広場は直ぐその先であった。

 

 

 

〈鳥越峠〉

〈すっかり晴れた尾根道を阿武山へと登り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈時に樹々の枝からの落雪爆弾に見舞われる!〉

 

 

 

〈尾根道の後半は厳しい急坂が続く〉

 

 

 

 

〈山頂直下に祀られた貴船神社の祠〉

〈山頂近くの休憩舎〉

 

 

12:54〜12:59 阿武山(486.4m)

  阿武山の山頂にはどなたかの姿があるかとも思っていたが無人で、薄雪が積もった広場に二等三角点と山頂標識があるばかりであった。樹々が刈り払われた東側の眺望が開けているが、往年に比べるとまた樹々が成長して期待していた程の眺望の拡がりはなかった。それでも、雪を纏った白木山塊や東方に対峙している二ケ城山、呉娑々宇山の眺望は圧巻であった。山頂広場で昼食を摂る積もりであったが、陽光の下で雪融けが進みびしょ濡れであったのでそれは諦めて早々に下山の途に就くこととした。下山路は阿武山の東斜面を緩やかに巻きながら下る遊歩道を採った。旧道に比べて距離は随分と長くなるが、この道の良い所は、東から南の眺望が得られることである。この日も広島市街地や広島湾、東方向の峰々などの眺望を楽しみながら鳥越峠へと下って行った。途中の日溜まりではランチタイムを取った。

 

 

 

〈阿武山々頂〉

〈山頂標識〉

 

 

 

 

〈阿武山から白木山塊、高鉢山を望む〉

〈眼下には高陽ニュータウンが拡がる〉

 

 

 

 

〈東方には二ケ城山、呉娑々宇山、藤ケ丸山が対峙する〉

〈遙かに元宇品前面の広島湾が望める〉

 

 

 

 

〈下山は遊歩道を採った〉

〈雪融け、湯気立つ遊歩道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遊歩道から望む広島市街、広島湾の眺望〉

 

 

 

 

 

〈太田川の向こうに二ケ城山、呉娑々宇山を望む〉

〈松笠山(中央)の先に灰ケ峰()と絵下山()を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                           〈長い間荒れた天気に曝された尾根筋の樹々〉

 

 

 

14:01 鳥越峠

  鳥越峠からは今回も緑井8丁目へと下る道を採った。峠から直ぐに南に下る急な山道を30分足らず辿って行くと緑井8丁目の集落に出た。谷間の集落の最奥に登山口の道標が立っていた。その案内文字はすっかり薄れてしまっていたが、峠からの山道はよく整備されていた。登山口からは集落の中を出来る限り真っ直ぐに下る道で下八木バス停に出た。

 

 

 

〈鳥越峠から七軒茶屋駅方面への道を採った〉

〈よく歩かれている整備された登山道〉

 

 

 

 

〈登山口に下山〉

〈登山口にある文字も色褪せてきた道標〉

 

 

14:43 下八木バス停

  下八木バス停には広島バスセンター方面へのバスが頻繁に停まる。最寄りのJR可部線の七軒茶屋駅はまだかなり広島寄りである。七軒茶屋駅からの電車に乗る場合は、登山口から最初の分岐を右に採って緑井8丁目から同7丁目へ下って行くことをお勧めする。

 

 

 

〈下八木バス停:バスの便数は多い〉

〈下八木付近から雪が大分融けた阿武山を仰ぐ〉

 

 

〔山行所感〕

  緑井権現山、阿武山は慣れ親しんだ山域と言えるが、昨年5月に阿武山に登って以来のご無沙汰(権現山は一昨年12月26日が最後)であった。今回、クリスマス寒波の雪が降ったお陰で登る気にさせてもらった。下界から見ていると二日間以上雪が降り続いていたので、山上はかなりの積雪量であろうと思っていたが、実際にはさほどのこともなかった。やはり都市近郊の低山で、ちょっと陽が射せば雪など一溜まりもないということであろう。とは言え、雪化粧すれば、非日常の山、登山者に別世界の想念を抱かせる山となるのは間違いないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

                                              〈この日の軌跡〉

 

 

 

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