〈ササユリ咲く石鎚山系・堂ヶ森から霧立つ鞍瀬ノ頭を望む(2011717日撮影)

 

 

 

 

 

 

 

今年も宮島で初詣&初登り 弥山(535m)・前峠山(423m)

広島県廿日市市宮島町

2012年1月3日(火)   チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

                                                〈朝の宮島〉

 

 

 

正月3日になってしまったものの、今年も初詣と初登り兼ねて安芸宮島を訪ねてきました。

今年はNHK大河ドラマで平清盛が放映されることから、宮島への観光客がまた増えそうな雰囲気があります。

島内には「清盛」の幟が立ち、宮島ロープウェイにもデコレーションが施されていました。

ただ今回は恒例の宮島への初詣&初登山が主目的。

ちょっとお屠蘇を頂き過ぎた感があったので、少し長めもコース設定をして、

最後に例年立ち寄ることのなかった清盛神社だけには参拝してきました。

 

《山行記録》

宮島桟橋8:59・・・・9:12厳島神社9:28・・・・9:36紅葉谷公園入口・・・・9:43中村橋(包ヶ浦自然歩道入口)・・・・9:57博奕尾10:03・・・・10:15包ケ浦分岐・・・・10:51榧谷ピーク・・・・10:58榧谷駅・・・・11:04(休憩)11:10・・・・11:23獅子岩11:29・・・・11:36紅葉谷コース合流・・・・11:49弥山本堂11:56・・・・11:57三鬼堂11:59・・・・12:06弥山(535m)12:13・・・・12:15干満岩12:16・・・・12:19大日堂・・・・12:25御山神社(昼食)13:03・・・・13:16多々良林道終点・・・・13:24奥ノ院13:38・・・・13:54荒船岳登山口・・・・14:05(衣類調整)14:08・・・・14:15前峠・・・・14:37前峠山(423m)14:53・・・・15:44前峠山登山口15:47・・・・15:55大元神社・・・・16:04清盛神社16:05・・・・16:16塔之岡隧道・・・・16:29宮島桟橋

〔総所要時間:7時間30分、昼食・休憩等:2時間06分、正味所要時間:5時間24分、歩行距離:132q、累積標高差:±1,025m

 

8:59 宮島桟橋

 今年は自動車で宮島口まで赴いた。混雑を避けるために朝やや早くJR宮島口駅裏の駐車場に車を停めたが、まだ閑散としており、直ぐに料金徴収のご婦人がやって来て正月特別料金(1,500円)を支払わされた。連絡船はピストン運転をしているようであったが、朝早くから乗客が湧くように集まって来て直ぐに座席が満杯になった。朝の比較的に閑散なうちに厳島神社への参拝を済ませておこうと桟橋から海岸沿いの通路を急いだ。混雑時には御笠浜を越えて延びる行列もまだなくスムースに神社に入ることが出来た。今年一年の安泰を祈り、お神酒を戴き、家内安全の御札を求めた。厳島神社を後に、紅葉谷公園を抜けて博奕尾コースの登山口の中村橋へと向かった。公園に入って直ぐの四宮神社にも参拝した。今年もこの神社の名前が付された「四宮コース」の登山道を幾度も通らせてもらうことになるであろう。 

 

 

 

〈連絡船から宮島を望む〉

〈正月装束の宮島桟橋〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                               〈海岸沿いの通路を厳島神社へ向かう〉

 

 

 

 

 

〈祈り!〉

〈回廊を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈紅葉谷公園入口〉

 

 

〈四宮神社〉

 

 

9:43 中村橋(包ケ浦自然歩道入口) 

  中村橋詰の包ケ浦自然歩道入口から入山した。ここまで来ると人っ子一人もおらず俄かに静寂に包まれた。ここから獅子岩まで静かな山歩きが楽しめることを見越してのルート設定であった。曇天の天気予報に反して、青空の見える好天となっていた。博奕尾まで上がって衣類調整を兼ねての休憩を取った。ここでこの日抜きつ抜かれつしながら弥山まで登った男性三人組が先に行った。その三人が行った後は小鳥の囀りが聞こえるだけの静かな山中であった。榧谷ピークまでの上りを無事にこなし、ロープウェイ榧谷駅の下を潜ってからひと上りして獅子岩へと続く尾根上のプロムナードに入った。尾根上の眺望の良い岩の上で大休止を取ってお茶の時間とした。このコースの尾根上からは、霞みがちではあったが、晴れやかな瀬戸内海の展望が得られた。

 

 

 

〈中村橋〉

〈博奕尾〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                              〈大鳥居前を回航するクルーズ船“銀河”〉

 

 

 

 

 

〈右:弥山登山、左:包ケ浦自然公園、右に採る〉

〈羊歯の中の道を登り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                 〈尾根上から包ケ浦公園を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                        〈包山の先に大奈佐美島、江田島、能美島を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               〈冬の海に浮かぶ小黒神島と大黒神島〉

 

 

 

 

 

〈獅子岩の断崖を背にロープウェイが行く〉

〈「平清盛」に模様替えされた宮島ロープウェイ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                            〈休憩場所に最適な岩から瀬戸内海を望む〉

 

 

 

11:23〜11:29 獅子岩

  ロープウェイ山上駅の獅子岩駅に着くと大勢の観光客の姿があり俄かに賑やかになった。駅の背後の獅子岩の展望台にも大勢の人達の姿があった。獅子岩から弥山に向け、これら大勢の観光客と一緒に遊歩道を歩いて行った。家族連れの姿が多いのは如何にも正月らしかった。紅葉谷コースとの合流点の直ぐ先から暫し遊歩道を離れて求聞持堂前で遊歩道に合流する山道へと入った。下方の遊歩道を行く人達の話し声が灌木の先のあちこちからステレオ音の如く洩れてくる不思議な空間であった。求聞持堂前に出ると大聖院弥山本堂は直ぐ上でひと歩きの距離であった。弥山本堂前の広場では大勢の方々が休憩していた。我々は弥山本堂に参拝し、付消霊火堂で護摩木を奉納すると共に白湯を戴いた。広場からちょっと石段を上がったところにある三鬼堂にも参拝をしてから、弥山への石敷き道を登って行った。

 

 

 

〈獅子岩展望台からの瀬戸内海の眺望〉

〈獅子岩から弥山、南方向の山々を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                           〈宮島原生林の上を行き交う宮島ロープウェイ〉

 

 

 

 

 

〈暫し遊歩道を離れて山道を登る〉

〈弥山本堂〉

 

 

 

 

〈不消霊火堂〉

〈不消霊火堂の釜から白湯を頂く〉

 

 

 

 

〈文殊堂の前を抜けて弥山々頂に向かう〉

〈山頂直下の登山道〉

 

 

12:06〜12:13 弥山(535m)

  弥山々頂の展望台に上ってみると、冷たい風がやや強く寒かった。瀬戸内海の眺望は相変わらず霞んでいた。晴れておれば芸北方面の峰々まで望める北方の眺望は雲の中に隠されていた。山頂部の巨岩群の陰でランチタイムにしようかと思っていたが、どこしも先客の姿があり叶わなかった。昼食はまだ先で摂ることにして、干満石を見てから大日堂に参拝し、大元公園コース沿いの庫裡から御山神社へ下る道に入った。

 

 

 

〈弥山々頂の展望台〉

〈展望台から山頂広場を見下ろす〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                〈山頂展望台からの瀬戸内海の眺望〉

 

 

 

 

 

〈山頂付近の鹿〉

〈御山神社近くから駒ケ林、焼山を望む〉

 

 

12:25〜13:03 御山神社

  御山神社(みやまじんじゃ)は厳島神社の奥宮で、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の宮島の三女神がそれぞれ別区画の祠に祀られている。ここにも参拝したあとで、神社前の石段脇から数十メートルの高さで急落下している岩壁の脇の猫の額ほどの狭い平地で昼食を摂ることにした。昼食中に身体を動かさないでいると風が徐々に冷たく感じられるようになって行った。昼食後は更に下って行って途中で仁王門からの登山道に合流し、やがて多々良から延びてきている林道終点の鞍部に出た。その林道をほんの少し行くと左に奥ノ院へ行く山道が分岐していた。そこに入って行くと、数分のうちに奥ノ院の境内に出た。

 

 

 

〈御山神社〉

〈御山神社直下の岩壁〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遙か阿多田島を望む〉

 

 

〈奥ノ院への道標〉

 

 

13:24〜13:38 奥ノ院

  ここは大聖院の奥ノ院で、奥深い谷間の山裾に弘法大師を祀る小振りのお堂が祀られており、その入口近くには幾つかの祠や石仏が安置されている。その空間は谷間の底のような感じのところで、見上げれば巨岩が剥き出しになった弥山や駒ケ林、焼山が覆い被さるが如く迫りきていた。山肌には枯れた松の木が針のように尖がり針山と言ってもよい光景であった。ここで参拝中に埼玉県から来たという青年がやって来た。仁王門から地図も案内書も持たずやって来たというが、途中で道に迷ったかと青くなった旨であった。帰路は仁王門から大聖院コースを採るよう案内した。一方の我々は前峠を越えて下山することとして、多々良林道を暫し下り、岩船岳や青海苔浦方面への分岐点から前峠への踏み跡へと入って行った。久し振りに辿るこの道は、相変わらず粘っこい羊歯に覆われていた。

 

 

 

 

 

 

 

                                              〈奥ノ院の御堂〉

 

 

 

 

 

〈奥ノ院境内周辺の佇まい〉

〈奥ノ院から弥山を仰ぎ見る〉

 

 

 

 

〈奥ノ院から暫し多々良林道を下り行く〉

〈ここから道標が指していない方向の前峠へ向かう〉

 

 

 

 

〈羊歯が被さる踏み跡を辿る〉

〈前峠山を仰ぎ見る〉

 

 

14:15 前峠

  前峠山と焼山の間の鞍部が前峠である。そこを大元公園と多々良林道を結ぶ踏み跡が越えている。前峠からはもう一本、焼山への急峻で厳しい踏み跡が分岐している。我々はここから大元公園へ直接下る予定であったが、峠への道で前峠山を仰ぐにつれ尾根伝いで大元公園へ下る方が楽しいと思うようになり、進路を変更することとした。前峠から直ぐの前峠乗越で大元公園への道を右に見送り、真っ直ぐに尾根伝いに423mピークの前峠山へ登って行った。2009年9月11日以来のこの道であったが、相変わらず粘っこい羊歯が覆い被さり、幾度も倒木のハードルを越えないと前へ進めない急坂であった。山頂部まで上がると踏み跡は尾根の北側を巻くような感じで登って行き、山頂直下で一気に急傾斜面を山頂部へと上がった。前峠山の山頂には灌木に囲まれた狭い空間があり、その西側と南側の灌木の中に巨岩があった。この巨岩の上からは、特に南側のその上からは素晴らしい眺望が得られた。岩船岳や三ッ丸子など宮島の南半分を占める山々の姿を一望出来た。西側の巨岩の上は休憩用のスペースとして最適であった。ここで午後のお茶の時間を過ごして下山の途に就いた。下山路は北へ延びる尾根上に開かれた踏み跡を辿った。ここの羊歯も粘っこいことこの上ないようであった。山域全体の踏み跡は2年半前に比べると随分と荒れてきているように感じられた。それでもこの尾根筋には時折北方向に素晴らしい眺望の広がる展望地があった。俯瞰する厳島神社や宮島の街の眺望は、霞みが濃くなってきてはいたが仲々に良いものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈前峠:ここで道が三方向に分かれる〉

 

 

〈前峠乗越から前峠山への踏み跡〉

 

 

 

 

〈前峠山への道から駒ケ林、焼山の岩壁を望む〉

〈前峠山々頂の標柱〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                   〈前峠山々頂から南方向を望む〉

 

 

 

 

 

〈前峠山から大元公園への下山道の通る尾根筋〉

〈下山道脇の露岩越しに宮島の町を遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                         〈下山路途中の展望所から宮島の街を俯瞰する〉

 

 

 

15:44〜15:47 前峠山登山口(大元公園園地)

  前峠山から50分程で大元公園の園地に下った。弥山からの大元公園コースの大元橋の北詰の一角で、ここから川沿いに上っていけば前峠乗越、尾根伝いに行けば前峠山という絶妙な地点であった。広葉樹がすっかり葉を落とした大元公園は、樅の緑が眩しいほどに美しかった。その樅の樹間を抜けてから大元神社に参拝した。国民宿舎から正月休みで賑わう宮島水族館の前を通って、今回は西松原に祀られている清盛神社に参拝した。今年のNHK大河ドラマの主人公を祀る神社故か、幾組もの参拝者が続いた。この頃になると、厳島神社前面の海はかなり強い風に波立っており、これから天気は荒れ模様に変わるぞとの前触れのように感じた。西松原を抜け厳島神社の裏手へ回り込んで桟橋へと急いだ。

 

 

 

〈大元公園園地の前峠山登山口〉

〈樅の木が美しい大元公園〉

 

 

 

 

〈大元神社の鳥居が建つ大元公園入口〉

〈宮島水族館〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                〈清盛神社〉

 

 

 

 

 

〈西松原から大鳥居を見る〉

〈紅葉谷川沿いの参道を行く参拝者〉

 

 

16:29 宮島桟橋

  初詣客で混雑する宮島商店街を抜けて宮島桟橋へ急いだ。我々の前後を行く人々は、ほぼ皆さんお土産を持っていた。やはりもみじ饅頭が筆頭のようだ。宮島桟橋では、ピストン輸送のためゆっくりする時間もなかった。霞の中に西に傾いた太陽が丸い円球に見える桟橋から船に乗り、今年の初詣&初登りは夜の帳が下りる前に宮島を後にすることが出来た。

 

 

 

〈塔之岡隧道〉

〈参拝客で混雑する宮島の商店街〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈靄の中に・・・夕陽〉

 

 

 

〈清盛人気を醸す幟〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                〈連絡船上〉

 

 

 

〔山行所感〕

  宮島での初詣と登り初めで我が家の新年は始まる。今年は1月3日になってしまったが、やっと落ち着いて新年が過ごせるようになった感じである。今年の宮島は、清盛人気にあやかろうといつもと意気込みが違うようだ。きっと世界遺産認定後の訪問客の急増を遙かに超えるペースで観光客が訪れるのではなかろうか。我々はそんな世間の光景を横睨みしながら、今年も楽しい島・宮島のそこかしこを今少し歩いてみたいと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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