静かな朝の雪の山を散策する 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市、同上浮穴郡久万高原町

2012年1月15日(日)       門久単独

 

 

 

 

 

 

        〈皿ヶ嶺山頂から久万高原町市街地と冠雪した五段城、天狗高原を遠望する

 

 

 

前日に麓から見上げた皿ヶ嶺は靄に包まれて雪が積もっているのか判別がつかなかった。

翌朝、霧氷が見えないものかと思いながら朝早く積雪した上林森林公園へ向け車を走らせたが、

曇天の下で気温もさして下降せず、山上にも霧氷は結晶しておらず願いは叶わなかった。

上林森林公園へと向かう林道にも積雪しており、ノーマルタイヤでは走行不能の状況であった。

冬用タイヤ装備で上って行くと、何と駐車場に一番乗り、

静寂の支配する山中へ散策がてら雪を踏んで踏み込んで行った。

 

《山行記録》

上林森林公園駐車場(-1)8:38・・・・8:43風穴8:44・・・・9:26ベンチのある休憩所・・・・9:35上林峠道分岐・・・・9:40竜神平(-1.2)9:45・・・・10:21皿ケ嶺(1,278m)(-1.2)10:37・・・・10:43皿ケ嶺三角点(1,270.5m)10:48・・・・10:54十字峠・・・・11:07引地山分れ・・・・11:22風穴正面道合流・・・・11:40上林森林公園駐車場(1.5) 

〔総所要時間:3時間02分、休憩等:0時間27分、正味所要時間:2時間35分、歩行距離:55q、累積標高差:±505m

 

 8:38 上林森林公園駐車場

  四国の人々は冬季になっても冬用タイヤに履き替えることは稀有であると聞いた。ここ皿ヶ嶺では風穴近くの上林森林公園駐車場へは冬季にはノーマルタイヤで上って来ることは無理なことが多い。この日もそんな状況であった。それでも、地元の方々の多くは上がれる所まで車で上って来て、そこから歩いて皿ヶ嶺を目指されるようだ。従って、朝早くの駐車場は我が愛車だけであった。いつもは賑やかな山域であるが、この日ばかりは静寂そのもので、ゆったりとした気分で登り始めた。登山道の通る斜面には10〜15センチメートル程の積雪があり、登山道の雪はよく踏まれて固まっていた。ジグザグを数回切ってから北壁下の巻き道を辿って行った。沢筋などの急傾斜地には積雪期に道筋を示す矢竹のポールが立てられ、壁側には新しいロープが張られていた。冬支度完了と言ったところであった。

 

 

 

〈東温市から皿ケ嶺を仰ぎ見る〉

〈閑散とした上林森林公園〉

 

 

 

 

〈風穴〉

〈風穴近くの皿ケ嶺登山口〉

 

 

 

 

〈ジグザグの登山道〉

〈急傾斜地には登山道端を示すポールとロープが設置されていた〉

 

 

 

 

〈眼下に上林の集落から東温市の平野を俯瞰する〉

〈ベンチのある休憩所〉

 

 

 

 

〈ブナ林の中を行く〉

〈間もなく竜神平!〉

 

 

 9:40〜9:45 竜神平

  竜神平までも、また竜神平でも誰にも会うことはなかった。愛媛大学の小屋も鍵の止め金がかかりまだ誰も利用した痕跡はなかった。風もない日で寒さを感じることもなったので、竜神平で休憩を取ることは考えず畑野川への分岐経由で皿ヶ嶺山頂へと向かった。相変わらず登山道の雪はよく踏まれていた。山頂直下のブナ林に掛かると、樹間から雪の冑で覆われた石鎚山の山塊がきれいに見えた。この季節に来た時には是非共見たい眺望である。そこから、山頂は直ぐであった。

 

 

 

〈竜神平〉

〈竜神平にある愛媛大学の小屋〉

 

 

 

 

〈竜神平を後に皿ケ嶺山頂に向かう〉

〈よく踏まれた登山道〉

 

 

 

 

〈山頂直下のブナの森を登り行く〉

〈雪を被ったブナ古木〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                〈ブナの樹間から石鎚山塊を遠望する〉

 

 

 

10:21〜10:37 皿ヶ嶺(1,278m)

  いつもは沢山の登山者で賑わっている皿ヶ嶺の山頂ではあるが、この日はここもまだ無人であった。雪に覆われた山頂広場の南正面に真一文字に雪を被った天狗高原から五段城にかけての稜線が見渡せた。その左手には、いつもながらに堂々と聳える明神山がやはり雪を被って一際高く聳えていた。山頂広場の周りに目を配れば、つい最近取り付けられた道標が二つあった。山頂広場から南西方向に下る尾根の入口には「久万」、東側へ下る広い尾根の入口には「畑野川」と記された新しい標識があった。特に後者は、怪しげな踏み跡が笹原の中に下っていたが、その道が市民権を得たようでいつか辿ってみようという気になった。15分程度の山頂広場への滞在の後、十字峠経由で下山にかることとした。5分程行った二等三角点でこの日初めて会った男性三人連れの登山者と暫し話をした。この雪は正月に降ったもので、それ以降は降っていないとのことであった。霧氷も一週間前には見られたが、それ以降は難しかったという。森林公園駐車場の駐車車両は我が愛車を含めて2台となったという情報であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈皿ケ嶺山頂〉

 

 

〈標高を間違えた山頂標識〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                 〈雪を戴いた明神山(1,540.6m)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                     〈天狗高原、五段城の山並み〉

 

 

 

 

 

〈山頂に新しく設置された道標〉

〈尾根筋の道を採って下山の途に〉

 

 

 

 

〈杉の植林と自然林の境界を下り行く〉

〈皿ケ嶺二等三角点〉

 

 

10:54 十字峠

  十字峠付近で次の登山者グループに出会った。いよいよ峠道の途中に車を置いた方々も登って来たようであった。その後、引地山分れ経由で下山するまでの間に5組の登山者と行き違った。 昼前になって、山頂広場も竜神平も賑やかになったであろう。引地山分れ下のテラス状の平地を過ぎると、 急峻な下りとなったが、ここはまだ雪が完全に踏み固められておらず若干注意深くステップを切って歩を進めることが必要であった。ここにも、新しいロープが張られており早速それを利用させて頂いた。

 

 

 

〈十字峠〉

〈ブナの幹の模様〉

 

 

 

 

〈東温市を見下ろすテラス〉

〈引地山分れ:風穴への道を採る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                    〈紅いテープが鮮やかな雪の道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈急峻な道には新たにロープが張られていた〉

 

 

〈登山口近くの杉並木〉

 

 

11:40 上林森林公園駐車場

  風穴からの正面登山道に出合ってから暫し下り、あとは園地の遊歩道に入って駐車場まで下って行った。駐車場には4台の車が停められていたが、やはり寂しい佇まいであった。そのうちの一台はお孫さんを連れたおじいちゃんの軽四輪で、二人で橇で遊ぶ姿には和むものがあった。下山後早々に車で峠道を下ったが、林道の膨らみに停められた自動車は数多で、まだまだ沢山の車が上って来ていた。子供連れのグループも多かった。この山は、雪が降っても幅広い人々から愛される所であるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈上林森林公園内の遊歩道を下り行く〉

 

 

〈静寂!〉

 

 

 

 

〈広い駐車場に4台の自動車〉

〈雪に覆われた上林・河之内林道〉

 

 

〔山行所感〕

  昨年の10月2日以来の皿ヶ嶺であった。紅葉の季節を飛び越えて雪の季節にカムバックとなった。雪で出足を挫かれた地元の方々に先んじて登る結果になり、実に静かな皿ヶ嶺を経験出来たのは幸運であった。冬の皿ヶ嶺の魅力は、霧氷の貼り着いた樹林の景観かと思う。も少し寒くて、やや荒れた天気の朝でないとそれは望めないのかも知れない。今シーズンもまた再訪のチャンスがあれば、それもまた狙ってみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

〔BACK〕

〔HOME〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ads by TOK2