新緑芽生え始めた峰へ 牛頭山(西峰)(689m)

広島市安佐北区安佐町

2012年4月23日(月)    チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

                                              〈新緑・芽生え〉

 

 

 

桜行脚を続けているこの4月、山陽道などを走っていると沿線の新緑が眩しくなってきた。

時には桜の花ばかりではなく、全山新緑の山並みをゆっくりと見てみたくもなる。

この日、北広島町で桜を見た後で少しでも眺望の良い南の山へ登ろうと考えて、牛頭山を選んだ。

広島市内から戸河内方面へ高速道で行く時に、広島北ジャンクションを過ぎて最初のトンネルが抜けているのがその山である。

久し振りの牛頭山であったが、全山新緑になるまでには時期尚早でまだ暫く日にちが必要な状況であった。

 

《山行記録》

青少年野外活動センターこども村12:51・・・・12:52登山口・・・・12:59蕨採り13:03・・・・13:07谷筋出合・・・・13:28鞍部・・・・13:38「東第5郭跡」・・・・13:2「東第2郭跡」・・・・13:45三の丸跡・・・・13:47牛頭山西峰(689m)14:32・・・・14:38東第6郭跡・・・・14:44鞍部・・・・15:04集落・・・・15:18青少年野外活動センターこども村

〔総所要時間:2時間27分、昼食・休憩等:0時間49分、正味所要時間:1時間38分、歩行距離:2.5q、累積標高差:±315m

 

12:51 広島市青少年野外活動センターこども村

  北広島町豊平から小河内を経由して広島市青少年野外活動センターへと車を走らせた。同センターのこども村の最奥まで車で上がり、羊の放牧場脇の駐車場に車を停めさてもらった。平日の午後ゆえに、遅い時間ながらも先客の車は一台もなかった。身支度を整えて、すぐ傍に設置された水槽の脇にある登山口から入山した。直ぐに椎茸の榾木(ほだぎ)の並んだ杉林に入り、暫しよく手入れされた杉の植林地の中を登るでもなくトラバース気味に山中へと入って行った。途中の荒れた草原には蕨が芽を出していた。

 

 

 

〈野外活動センターの羊放牧場〉

〈水槽脇に登山口がある〉

 

 

 

 

〈杉林の中の巻き道を暫し行く〉

〈送電線下も芽生え〉

 

 

13:07 谷筋出合

  15分間ほど山裾を巻くようにして行くと、浅い谷筋へと下って行った。左手には谷筋の出口があり、その先に小さな集落が覗いていた。牛頭山へはこの谷筋を上って行くことになる。谷筋はやや荒れてはいるが、踏み跡はしっかりとついており迷うことはなかった。暫し谷の底の緩やかな上りであったが、直ぐに牛頭山登山道名物の太いロープが張られた急傾斜面を上る道となった。尋常の傾斜面ではなく、滑り落ちそうなほどの急坂である。これがその先の鞍部までひたすら続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈谷筋に出合う〉

 

 

〈谷筋の杉林の中〉を登って行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ロープが張られた急傾斜面が続く〉

 

 

〈滑り落ちそうな急傾斜面を登る〉

 

 

13:28 鞍部

  急坂登りを20分間ほど続けて鞍部に上がった。牛頭山は西と東の二つのピークを持つが、その間の鞍部である。この日は眺望の良い西峰へ登ることにした。東峰には四等三角点があるが樹々に覆われたピークで眺望は全くない。標高も西峰の方が16メートルほど高い。鞍部で道を右に採ると、直ぐに岩の露出した急坂が始まった。鞍部までも厳しかったが、その先もまだ厳しい道筋が続いた。しかしそれも10分間ほどで、尾根筋にかつての山城の郭跡が現れると傾斜は緩くなっていった。山城跡をステップしながら上って行くと、やがて広い山頂広場に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈牛頭山西峰と東峰の間の鞍部に出る〉

 

 

〈岩の露出した急坂を登る〉

 

 

 

 

〈戦国時代の城跡が続く〉

〈左(南)側は杉の植林地、右(北)側は自然林の尾根を行く〉

 

 

 

 

〈稜線部にあったコシアブラの新芽〉

〈山頂直下の三の丸跡〉

 

 

13:47〜14:32 牛頭山西峰(689m

  牛頭山西峰の山頂からは南、西、北の三方向に眺望が開けている。この日は春霞であろうか、黄砂であろうか透明度が極めて低く、残念ながら絶景という訳にはいかなかった。山頂広場の中央部にその眺望の古い案内絵図があるが、もうかなり朽ちてしまい今では殆ど役目を果たすことが出来ない状況であった。この山頂から、眼下に新緑の大地を眺望することを期待してこの山を選んだのであったが、まだこの地域では時期尚早であったようだ。そのお楽しみは諦めて、ここで遅い昼食をゆっくりと摂った。食後は、早々に下山することとした。

 

 

 

〈牛頭山西峰の山頂〉

〈山頂から野外活動センターを俯瞰する〉

 

 

 

 

〈本串山を中心に武田山(左)、荒谷山(右)を望む〉

〈西側の谷をはさんだ滝山(692.7m)

 

 

 

 

〈豊平の向こうに龍頭山(928.4)が望めた〉

〈東方向に堂床山(859.6m)が構えていた〉

 

 

 

 

〈鞍部への尾根筋を下り下山の途へ〉

〈頭上に残っていたタムシバの花〉

 

 

14:44 鞍部

  再び鞍部へと下った。ここから三角点のある東峰へも足を運び足跡を印したいところであるが、もう時間も遅いのでこの日は省略することとした。鞍部からの急傾斜の下りは上り以上に注意を要した。太い固定ロープは下りでこそその真価を発揮してくれた。その難路を下ってから、上りに辿ってきた登山口への巻き道は採らず、谷筋を下り切って集落へと出た。

 

 

 

〈鞍部に残っていたヤブツバキ〉

〈鞍部から左へ急傾斜面を下る〉

 

 

 

 

〈急坂の路傍を飾るスミレ〉

〈険しい急傾斜面を下る〉

 

 

15:04 集落

  山裾に隠れるようにして佇むこの谷奥の集落は、4年半前に来た時よりもより静寂な感じであった。渓流の向こう側の草地で山菜採りをしている住人の姿は確認出来た。この静かな生活を登山者が邪魔立てするのは感心しないと考えて立ち去ることとした。野外活動センターから上ってくる車道の沿線には春の花々が咲こうとしていた。

 

 

 

〈谷筋を下り切ると小さな集落に出た〉

〈コバノミツバツツジが美しい〉

 

 

 

 

〈野外活動センターへの車道〉

〈チャルメルソウ(ユキノシタ科)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈満開の花は美しい!〉

 

 

 

〈車道脇を飾るヤマザクラ〉

 

 

15:18 広島市青少年野外活動センターこども村

  こども村の牧場前の駐車場に戻って来ると、放牧地に放たれている羊の群れが「メーメー」と啼いて迎えてくれた。僅か2時間半程の里に近い山域の山歩きであったが、これもまた楽しいものであった。

 

 

 

〈野外活動センターの牛舎を望む〉

〈こども村の羊がお出迎え〉

 

 

〔山行所感〕

  新緑を求めての山行の積もりであったが、この山域では時期尚早だったようだ。この時節ではもう少しだけ瀬戸内沿岸部に寄らねばいけなかったようだ。しかし、4年半振りに訪ねた牛頭山は、相変わらずの急坂登りを強いられて懐かしくも厳しく迎えてくれた。前回は本串山を経て旧JR可部線布駅までの縦走コースを採ったが、今回は野外活動センターからの正味で1時間半程のピストンであった。山行と呼ぶには物足りなさが残るが、ちょっとだけ自然に触れながらの山歩きとすれば十分に満足出来るものあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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