霧の層を抜けて雲海を望む登山道を歩く 皿ヶ嶺・風穴周辺

愛媛県東温市

2012年6月17日()   門久単独

 

 

 

 

 

 

                                        〈霧の流れる皿ヶ嶺の森〉

 

 

 

前日来の雨は上がったものの、麓から見上げる皿ヶ嶺連峰は厚い霧の彼方であった。

風穴まで行ってみようと濃霧の中に車を進めたが、視界5メートルもない所もあり肩に力が入った。

水の元では霧の中で地元の方々が、夏の名物の「流しそうめん」の営業開始に向けての準備に精を出しておられた。

風穴直下まで上がって驚いたことには、それから上はガスが開けて山の稜線部まで見えていた!

霧に巻かれた麓からは想像も出来ない山上の光景であった。

 

《山行記録》

風穴下駐車場所11:39・・・・11:42風穴11:47・・・・12:14十字峠経由登山道分岐・・・・12:24Uターン地点12:25・・・・12:52風穴・・・・12:54風穴下駐車場所

〔総所要時間:1時間15分、休憩等:0時間06分、正味所要時間:1時間09分、歩行距離:2.4q、累積標高差:±330m〕

 

11:39 風穴下駐車場所

   風穴付近の霧のない光景は、狐か狸に化かされた嘘の世界ではないかと思う程の激変であった。自然界にはこうしたこともあるのだ。風穴直下の車道脇に車を止めて、お目当ての風穴に向かった。こんな天気であるので、他には一台の車もなかった。

 

 

 

〈皿ヶ嶺は厚い霧の彼方!〉

〈林道も濃霧に包まれる〉

 

 

 

 

〈上林森林公園に立つ案内板〉

〈風穴付近に霧はなかった!〉

 

 

 

 

〈ウマノアシガタ〉

〈皿ヶ嶺登山口〉

 

 

11:41〜11:47 風穴

  風穴の中やその縁石の上で育てられているヒマラヤの青いケシの花が開いていないだろうかと期待していたが、まだ蕾のままであった。先週末には咲いていた東屋側の縁石の上の株は散り果てており、この日は一輪の花もなかった。やや落胆しつつ、他に何か新しい花はないかと周囲の斜面を探してみると、オカタツナミソウの青い花が目に飛び込んできた。また草叢の中から、トチバニンジンの長い花柄が伸びている姿も見られた。これだけでは、些か物足りない想いがしたので、今日の天気では山上から雲海が望めるのではないかと思い付き、お花畑の花々の観察も兼ねて時間の許される限り登山道を高みまで登ってみることとした。新たに見ることが出来たのは、白く小さいサワルリソウの花くらいであった。

 

 

 

〈風穴〉

〈ヒマラヤの青いケシの蕾〉

 

 

 

 

〈オカタツナミソウ〉

〈ナルコユリ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈サワルリソウの蜜を吸うモンシロチョウ〉

 

 

〈バイケイソウ〉

 

 

 

 

〈ギンバイソウ(蕾)〉

〈十字峠への直登ルート分岐、ここは竜神平への道を採った〉

 

 

12:24〜12:35 登山道Uターン地点

   皿ヶ嶺は眺望に優れた山とは言えない。山稜北面の急傾斜地の樹林の中に延びる登山道からは、樹間に時折麓の平野が見下ろせる程度である。風穴から30分余り登山道を登ったところでやっと樹間に雲海を見ることが出来たので、そこでUターンをして下山することとした。下山していると、2組の登山者が登って来るのに出会った。何れの方々も、麓から上を眺めて山は雨だろうと諦め気分で上がってきたら嘘のような天気なので驚いたと仰っておられた。努力して上って来た人達に、今日の山の神はご褒美をくれたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

                                       〈樹間から雲海が望めた)〉

 

 

 

 

 

〈カタバミソウ〉

〈コガクウツギ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈サワルリソウ〉

 

 

〈ハナイカダ〉

 

 

 

 

〈眼下には霧の層が棚引く〉

〈上林森林公園の遊歩道〉

 

 

12:54 風穴下駐車場所

   悪天ゆえに風穴だけ覗く積もりで来たが、想定外の雲海見物で1時間余りの山上散策をすることとなった。無事に下山。上林森林公園の駐車場には、登山者の車が見られたが、いつもの日曜日に比べると、やはり静かな山中であった。

 

 

 

〈風穴に下って来た!〉

〈上林森林公園駐車場付近〉

 

 

〔山行所感〕

   皿ヶ嶺から雲海を見るというのは、初めての体験ではなかったかと思う。麓の天気が良くなければ、山上は必ずもっと悪いと思っていたので、この日は滅多にない体験をしたようだ。自然界には、いろいろなことがあるものだ。それも、この日のように、現地に行ってみなければ分らない現象もあるのだ。この日は麓に下ってみると、昼前よりは霧は薄くはなっていたが、山上は相変わらずの霧の中で、とても山上の霧が晴れていることを想像することは出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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