ササユリ咲く草原の山 雲月山(911.2m)

広島県山県郡北広島町・島根県益田市

2012年6月29日(金)      チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

                        〈ササユリ咲く南側の尾根から高山、岩座山を望む〉

 

 

 

6月末から7月初めにかけての花は、西中国山地ではやはりササユリであろう。

梅雨の中休みも週末までは続かないようであるので、雨になる前にササユリも逢いに行くこととした。

十方山か雲月山かと迷ったが、お手軽な雲月山とした。

そろそろ蕾が膨らんで新鮮な花の開く頃の筈、

その姿に逢うのを楽しみに草原を稜線部へと登って行った。

 

《山行記録》

東屋下駐車場(21)10:22・・・・10:34雲月峠駐車場10:37・・・・10:50岩座山11:16・・・・11:38高山11:41・・・・12:08雲月山(911.2)(昼食)12:55・・・・13:40仲の谷(放牧場入口)・・・・13:50東屋下駐車場

〔総所要時間:3時間28分、昼食・休憩等:1時間19分、正味所要時間:2時間09分〕、歩行距離:3.7q、累積標高差:±300m〕

 

10:22 東屋下駐車場

   東屋下の駐車場に車を停めて雲月峠へと車道を歩いた。もうこの車道脇でササユリやノアザミ、ウツボグサなどの数多の花々が迎えてくれた。雲月峠の手前にも駐車場がある。どちらの駐車場にも先客の車は停まっていなかった。テレビカメラを持った放送局のクルーと思しき2台の車が来ていたが、直ぐに峠で踵を返して下山して行ったようであった。峠付近から見える範囲には花も殆どなかったので、取材意欲が萎えたのであろう。我々は駐車場から岩座山への急斜面を登って行った。登山道沿いの主役はここではノアザミとウツボグサであったが、急斜面の草原のあちこちにササユリの姿があった。概して開いてからあまり間のない新鮮な花々であった。

 

 

 

〈東屋下駐車場から雲月山のピークを仰ぐ〉

〈雲月峠への道筋で早速にササユリに出合った〉

 

 

 

 

〈ウツボグサ〉

〈ウツボグサ()

 

 

 

 

〈ヒメジオン〉

〈カワラナデシコ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                  〈雲月峠駐車場から岩座山を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈開いたばかりの新鮮なササユリ〉

 

 

 

〈岩座山の斜面に咲くササユリ〉

 

 

10:50〜11:16 岩座山

   この日最初のピークの岩座山からは素晴らしい眺望が開けていた。峠の旧芸北町の町章越しに天狗石山、高杉山、阿佐山の山群がくっきりと見て取れた。これから進む雲月山々頂の先には、大潰山や大佐山の大きな山体が横たわっていた。周囲の草原の中には、これから咲く夏の花々が準備中といった佇まいで待機していた。草原の中に沢山咲いたササユリを見ながら岩座山の斜面を下り、鞍部から次のピークの高山に向けて登って行った。例年低木のヤマツツジが美しい道筋であるが、今年もウツボグサなどとコラボレートしながら綺麗に咲いていた。ただここの胸突きの道では、カンカン照りの蒸した天気の中であったが故に熱中症かと思えた程の暑さと苦しさを感じた。高山のピーク上で一息ついてからは、雲月山々頂まで稜線漫歩。そこには次々にササユリが続き、さながらササユリ街道の面持ちであった。熱中症に陥らぬように、ゆっくりとした歩調で山頂まで歩いて行った。

 

 

 

〈ベンチのある岩座山のピーク〉

〈雲月峠にある旧芸北町の町章〉

 

 

 

 

〈稜線を彩るノアザミ〉

〈5つの蕾がついたササユリ

 

 

 

 

〈岩座山から望む雲月山の山頂〉

〈草原の各所にササユリが咲く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鞍部から高山のピークを仰ぐ〉

〈ヤマツツジとウツボグサのコラボ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                         〈高山のピーク付近から雲月山ピーク方向を望む〉

 

 

 

 

 

〈ウツボグサとササユリ〉

〈オカトラノオ〉

 

 

 

 

〈稜線はさながらササユリ街道〉

〈ササユリ街道を彩る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                               〈ノアザミとウツボグサも稜線の主役級〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                              〈ササユリ咲く稜線から岩座山を振り返る〉

 

 

 

 

 

〈間もなく姉妹揃って咲きそう!〉

〈ふっくらと膨らんできた蕾〉

 

 

12:08〜12:55 雲月山(911.2m)

   駐車場で26℃という暑さと、ササユリの美しさに魅せられての牛歩で、駐車場を出てから1時間半を遙かに超える時間を費やして山頂に到着した。ちょうどこの頃になって上空を厚い雲が覆ってくれて山頂は日陰となってくれたのは幸運であった。ここでランチタイムを取っていると、山口県の徳山から来られたという男性2人組が登って来られた。前の週末にもここに来たものの、ササユリが蕾だったのでこの日また来てみたというお話をお伺いした。将にこの日は、咲き始めのササユリの最も美しい時に当たったようであった。2人組が同伴の女性陣が待つ東屋へと引き返されたのを潮時に、我々も山頂を出て南側尾根から仲の谷を経由する周回路で下山の途に就いた。山頂から先の尾根筋は、今年はまだ刈り込まれていない様子であったので、ササユリが咲く環境としては厳しいかと懸念したが、それは杞憂に終り、ここもササユリ街道と言っても良い位の盛況であった。仲の谷に下ると、今年は山中に牛を放牧していない様子で、放牧場の入口も草茫々であった。

 

 

 

〈雲月山々頂〉

〈天狗石山、高杉山方向を望む〉

 

 

 

 

〈大潰山、大佐山、臥龍山方面〉

〈雲月山々頂から尾根筋の周回ルートを採る〉

 

 

 

 

〈ノアザミの蜜を懸命に吸うツマグロヒョウモン〉

〈蜂も蜜を求めて!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                       〈南側に回り込んだ尾根筋から高山、高座山を望む〉

 

 

 

 

 

〈南側の尾根筋もササユリ街道の趣き〉

〈純白のササユリ〉

 

 

 

 

〈笹薮の中に咲く〉

〈登山道を飾る一輪〉

 

 

 

 

〈これも新鮮な一輪〉

〈緑色妖しい花芯部〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ササユリの山路〉

 

 

 

 

〈ヒヨドリグサ〉

〈アカショウマ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈仲の谷に下る〉

 

 

〈駐車場への急坂に咲くササユリ〉

 

 

13:50 東屋下駐車場

   仲の谷から東屋下の駐車場までの最後の急坂も草が繁っていたが、その中にも何輪かのササユリの姿があった。駐車場の端にあるトイレ棟の裏側に出て駐車場に回り込んでみると、徳山のグループは下山した後で、もう一台別の車が駐車していた。2人組が山頂へ向かっているようであった。上空の雲はいかにも梅雨時のもの、いつしかいつ雨になってもおかしくない程に厚いものになっていた。

 

 

 

〈駐車場から東屋、岩座山を仰ぎ見る〉

〈参考になる立看板〉

 

 

〔山行所感〕

   今年も訪ねたササユリの咲く雲月山であった。山行中の摂氏30度を超えた蒸し暑さには些か参ってしまったが、ササユリ街道状態の花の稜線部には大満足の山行となった。暑過ぎるほどであったので、蝮や蛇が姿を現さなかったのもまた良かった。いつもながらに満足度の高い雲月山での山稜漫歩であった。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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