渓谷の奥深く夏の花咲く 西中国山地の幽谷

201285日(日)   チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

                           〈この日の最終目的であったキレンゲショウマ〉

 

 

 

8月になると天涯の花キレンゲショウマが気になってくる。

連日の猛暑につい涼しい所に行きたくなって家を出たこの日、涼しい山の頂に登る前に

とある県北の谷間に咲くキレンゲショウマをちょっと確認しておこうと入渓してみた。

結果は、思い違いで天涯の花の咲くところは谷の奥深いところで、長い沢登りを強いられることとなった。

とは言え、渓谷に咲く夏の花々も多く、厳しい道中ではあったものの、一日をこの渓谷で楽しむことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈深い谷を登り行く〉

 

 

〈メタカラコウ〉

 

 

出発点から道なき山行となった。

直ぐに渓谷に入って歩き易いところを選んで岩の間や渓流の中を歩いて登って行った。

厳しい道筋であったが、谷間の所々に咲く可憐な花々が心を癒してくれた。

 

 

 

〈キツリフネ〉

〈ミゾホウズキ〉

 

 

 

 

〈アキカラマツ〉

〈オトギリソウ〉

 

 

概してゴルジュ帯を行く谷筋であった。

大きな滝が懸かっている訳ではなかったので、そんな難しいルートではなかった。

ただ、この日は渓流靴を用意していなかったので、ルートファインディングには特に意を用いた。

やがて渓流は地下水となったようで、長い涸れ沢が続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ゴルジュ帯を行く先行グループ〉

〈深い懸崖の底を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                             〈ゴルジュが続く〉

 

 

 

長い渓谷の遡上を経てやっとこの日最初のキレンゲショウマに出合えた。

登山口から2時間ほどの時間を要していた。

涸れ沢を登っていくと、再びキレンゲショウマが姿が現して、

やがて渓流が現れると右岸の急傾斜面を中心にキレンゲショウマの花園となった。

 

 

 

 

 

 

 

                              〈この日初めて出合ったキレンゲショウマ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ソバナ〉

 

 

 

〈涸れ沢を登り行く〉

 

 

 

 

〈沢筋のキレンゲショウマが続く〉

〈栃の古木繁る急傾斜面にキレンゲショウマが咲く〉

 

 

登山口から3時間弱登った滝の懸かる地点をこの日の最終点としてランチタイムを摂ることとした。

周りにはキレンゲショウマ、ナンゴククガイソウ、シモツケソウ、テンニンソウなどが咲き誇っていた。

日曜日とて奥深い谷間で、この日ここに来たのは、先行しておられた7人のグループと我々だけであったようだ。

7人グループは先に引き返して少し下流部でランチタイムとのことで、

静かで気持ちの良い谷間で花々に包まれての至福の時間であった。

 

 

 

〈シモツケソウ〉

〈テンニンソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈渓流沿いの急傾斜面咲くキレンゲショウマ〉

 

 

〈今ちょうど見頃といったところか!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                         〈開いた花と蕾のコラボ〉

 

 

 

 

 

〈急傾斜面はキレンゲショウマのお花畑〉

〈ナンゴククガイソウとキレンゲショウマのコラボ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ナンゴククガイソウ〉

 

 

〈渓流〉

 

 

昼食後は登り来た長い道のりをそのまま下山することとした。

登りには意外に難渋し、下山は滑る渓流ゆえにもっと大変かと危惧していたが、

やはり花々などを楽しみながら下って行くと、

3時間弱の上りの所要時間に対して、2時間余りの時間で登山口まで下れた。

 

 

 

 

 

 

 

                                               〈ジャコウソウ〉

 

 

 

 

 

〈イヌトウバナ〉

〈イワタバコ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                               〈このゴルジュを抜けると登山口は近い〉

 

 

 

 

〔山行所感〕

  キレンゲショウマの花を取り上げると、レポートの筆の勢いもつい鈍くなり、構成も窮屈になってしまう。西中国山地には、意外にキレンゲショウマの自生地が多く、公然の秘密と言った所もあるが、自生地の場所を明らかにするのは未だ許されないようである。絶滅危惧種であること、心ない人達が皆無でない以上、これも仕方がないかと思いもする。このレポートでも注意した積もりであるが、このレポートが関係者にご迷惑をお掛けすることがないことを祈るものである。

  この日、時に相前後しながら一緒に上り下りした7人のグループの方々には、花の所在や名前を教えて頂くなど何かとお世話になりました。何よりも、世間と隔絶されたようなこの険阻な渓谷にあって同行者がいるという安心感を得られたことが最も有難いことでした。広島周辺と山口県東部からの、山慣れた方々の集まりとお聞きしましたが、下山した時の思わぬ驟雨に十分にお礼と挨拶を申し上げることが出来なかったので、失礼ながらもここで厚く御礼を申しあげたいと思います。

 

 

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