初めての皿ヶ嶺東尾根ルートを辿る 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市、同県上浮穴郡久万高原町

2012年8月13日()         門久単独

 

 

 

 

 

 

                                     〈笹原と樹林の東尾根を下る〉

 

 

 

ちょっと天気の安定しないお盆の一日、

広島から四国へ渡ったその日の昼に皿ヶ嶺へと向かった。

今回は、上林トンネルを抜けて久万高原町の畑野川登山口に車を置いて、

竜神平から山頂に向かい、山頂からまだ通ったことのない東尾根の踏み跡を通って下山するルート採りとした。

 

《山行記録》

畑野川登山口12:15・・・・12:40皿ヶ嶺東尾根道分岐・・・・12:46畑野川コース分岐・・・・12:48竜神平(昼食)13:25・・・・13:52上林峠分岐(尾根道出合)・・・・14:06風穴・竜神平分岐・・・・14:10十字峠・六部堂方面分岐(竜神平)・・・・14:34十字峠・・・・14:45皿ヶ嶺二等三角点(1,270.5)・・・・14:52皿ヶ嶺山頂(1,278m)15:02・・・・15:31畑野川コース出合・・・・15:51畑野川登山口

〔総所要時間:3時間36分、昼食・休憩等:0時間47分、正味所要時間:2時間49分、歩行距離:56q、累積標高差:±423m

 

12:15 畑野川登山口

  林道上林河之内線の上林トンネルを抜けて久万高原町に入った。途中の水の元の流しそうめんの店は、折からのお盆休暇のランチタイムとあって大賑わいであった。上林トンネルを抜けてから1キロメートル足らず畑野川の集落に向け下ったところに皿ヶ嶺への登山口(畑野川登山口)がある。登山口近くの道路の膨らみに愛車を停めて入山した。他には車はなかった。登山道は杉を中心にした植林地の中に延びていた。渓流に掛かってから暫くジグザグを切りながらその渓流に絡みながら登って行った。登山口から25分程で、左方向「皿ヶ嶺」と記した新しい道標に出合った。下山時採ろうとしている東尾根ルートである。ここはそれを見送って真っ直ぐに竜神平への道を採った。5分程で竜神平と皿ヶ嶺山頂を結ぶ登山道に出合った(畑野川分岐)。そこから竜神平は直ぐであった。

 

 

〈この日の皿ヶ嶺〉

〈畑野川登山口〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈杉林の中を登り行く〉

〈幾度か渓流を渡る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈新しく立てられた東尾根ルートへの分岐の指導標〉

 

 

〈ここでは、竜神平へと向かう登山道を採る〉

 

 

 

 

〈ヤマジノホトトギス〉

〈皿ヶ嶺と竜神平を結ぶ登山道に合流(畑野川分岐)〉

 

 

12:48〜13:25 竜神平

  昼過ぎの竜神平には沢山の登山者の姿があるだろうと思っていたが、着いてみると何と無人であった。お盆であると共に、この地では朝方まで雨が降っていた様子でその雨が登山者の出足を挫いたのであろうか。想定外の静かさの中で、湿原の中の踏み跡を辿って晩夏に向かう季節の花々の観察をした。今はヌマトラノオが全盛、次いでツリガネニンジンが美しい時期であった。愛大小屋近くのベンチでランチタイムを取っていると、3世代の家族連れが1組、単独行の女性が風穴方面から登って来られた。お盆らしい光景であった。登山口から30分程しか歩いていなかったので、食後少しでも歩行距離を延ばそうと竜神平を周回してから山頂を目指すこととした。

 

 

 

〈ブナ林越しに見る竜神平〉

〈愛大小屋の周りの休憩ポイントでランチタイム〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コオニユリ〉

 

 

〈ヌマトラノオ〉

 

 

 

 

〈コバギボウシ〉

〈ハンカイソウがまだ残っていた〉

 

 

 

 

〈ツリガネソウ〉

〈カワラナデシコ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヒヨドリバナ〉

 

 

〈ハルノタムラソウ〉

 

 

13:52 尾根道出合(上林峠分岐)

  晩夏の花々が咲く竜神平の湿原から、その続きの赤松やミズナラの美しい樹林を抜けて行くと、上林峠と風穴との結ぶ尾根筋の登山道に出た(上林峠分岐)。ここは左に道を採って風穴方面へと向かった。綺麗に整備された広々とした登山道がブナ林の中に延びていた。10分余り行くと左に竜神平への道が分岐していたので、その道を採った。愛大小屋に出る直前に、右手に十字峠を経由する「六部堂」方面への道が分れていたので、その道に入って山頂へと向かった。

 

 

 

〈竜神平の湿原に続く樹林を周回〉

〈尾根筋の上林峠と風穴を結ぶ登山道に合流(上林峠分岐)

 

 

 

 

〈ベンチのある尾根筋の登山道〉

〈尾根筋のブナの大木〉

 

 

 

 

〈尾根筋の道から竜神平方面への道を採る〉

〈竜神平から十字峠方面への道を採る〉

 

 

 

 

〈ヤマトウバナ〉

〈十字峠直下の登山道〉

 

 

14:34 十字峠

  十字峠から植林地と自然林の境目に延びる通いなれた山頂への登山道を辿った。ここで下山して来られた単独行の男性と擦れ違った。お聞きすると山頂は無人だという。ウマノアシガタやヌスビトハギ、アキノタムラソウなどの咲く道を二等三角点にもタッチしつつ登って行くと、山頂広場直前で大きなウバユリが今にも花を開こうとしているところにも出合った。実に静かな登山道であった。

 

 

 

〈十字峠〉

〈植林地と自然林の境目の登山道を山頂へと向かう〉

 

 

 

 

〈ウマノアシガタ〉

〈皿ヶ嶺二等三角点〉

 

 

 

 

〈山頂直下の登山道〉

〈ウバユリ〉

 

 

14:52〜15:02 皿ヶ嶺山頂(1,278m)

  件の紳士の言葉通りに皿ヶ嶺山頂には他の登山者の姿はなかった。不安定な天気に眺望も優れなかった。辛うじて久万高原町の市街地が霧の切れ間に俯瞰出来るだけであった。10分間ほどの小休止の後、山頂広場の東側の一角に立つ指導標に従って畑野川へと下る東尾根を初めて下ってみることとした。山頂広場から樹林の中に入ってみると、笹を林床とした森林の中に真っ直ぐに踏み跡が続いていた。辿って行くと、今ではよく使われている道筋のようで、ずっと歩き易い道であった。ブナ林、ミズナラ林、そして桧の植林など周囲の森が美しく、気持ち良く歩けた。最終盤には3つの沢筋を越えから、上りの道筋で出合った指導標が現れて畑野川登山口から竜神平へと向かう登山道に出た。

 

 

 

〈皿ヶ嶺(1,278m)山頂標識〉

〈ベンチに囲まれた山頂広場〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂広場の一角に「畑野川」への道標が立つ〉

 

 

〈東斜面に踏み跡が続く〉

 

 

 

 

〈ブナの美林の中を行く〉

〈この辺りはミズナラが主体の森だ!〉

 

 

 

 

〈桧林の中を下る〉

〈桧林の林床にマルバフユイチゴの群生があった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈涸れた沢を渡る〉

 

 

〈ハンカイソウ等の繁る二番目沢筋を渡る〉

 

 

15:31 畑野川コース出合

  畑野川コースの登山道に出れば、もう登山口まで一気に下るだけであった。昼過ぎに一度登ってきているので、珍しいものとてもうなかった。樹間から振り返ると、先ほどまでいた皿ヶ嶺山頂付近は霧に巻かれており、どうもこの山域は弱い雨になっているようであった。樹林の中の登山道ゆえに、雨に濡れることもなく下山を続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈畑野川登山口から竜神平への道に出合う〉

 

 

〈畑野川登山口へと下る〉

 

 

15:51 畑野川登山口

  3時間半余の山行を無事に終えて登山口に下山した。樹林帯を出ると、やはり弱い雨模様になっていた。出発時に悩まされたアブの群れがその雨に姿を消しており、むしろその雨を歓迎したといったところであった。

 

 

 

〈ヘアピンカーブの路傍にある畑野川登山口へ下山〉

〈林道脇に立つ林道の説明板〉

 

 

〔山行所感〕

  残暑の皿ヶ嶺は、お盆ということもあってか静かな山であった。竜神平では晩夏に向かう花々が美しかった。今回は、畑野川登山口から登ってみた。竜神平までは僅か30分程の歩行で到達出来た。今回初めて下った東尾根ルートを登れば、皿ヶ嶺へも1時間程で登れるであろう。何れにも他に比べて最短のルートであると言えよう。東尾根ルートは、その他にも山頂から竜神平へのバリエーションルートとしての活用も出来よう。通常の巻き道ルートとまた違った雰囲気を持っており、TPOに合わせて色々な利用が出来そうである。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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