仁王門の落慶法要が行われた 宮島・弥山(535m)
広島県廿日市市宮島町
2012年10月28日(日) 月光さん+門久
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〈厳粛に執り行われた弥山仁王門落慶法要〉 |
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数か月前に月光さんから案内を貰っていた弥山仁王門の落慶法要の日となった。
カメラ持参で大聖院コースの石段道を月光さんと懸命に登って行って法要に立ち会わせて頂いた。
雨の予報ではあったが、大聖院の願力の賜物か法要の時間までには見事に晴れてくれた。
厳粛な法要の後には、弥山山頂まで登り昼食を摂った後に四宮コースを下った。
《山行記録》
宮島桟橋8:42・・・・8:56塔の岡茶屋8:58・・・・9:04五重の塔下9:06・・・・9:14大聖院山門前9:17・・・・9:41東屋9:47・・・・10:10第一砂防堰堤・・・・10:23仁王門(落慶法要)11:17・・・・11:29御山神社11:34・・・・11:40弥山本堂11:43・・・・11:53弥山(535m)(昼食)12:28・・・・12:45夕陽観音12:48・・・・13:21(休憩)13:32・・・・13:48四宮神社13:51・・・・13:53紅葉谷公園入口13:56・・・・14:02『SARASVATI』14:27・・・・14:40宮島桟橋 〔総所要時間:5時間58分、昼食・休憩等:2時間35分、正味所要時間:3時間23分、歩行距離:7.7q、累積標高差:±667m〕 |
8:42 宮島桟橋
日曜日の午前8時過ぎの宮島連絡船はまださほどの乗客ではなくゆったりと座席に座って行くことが出来た。秋の行楽シーズンの最中の今や人気の宮島である。JRは古い「ななうら」まで起用してこの日の多忙に備えているようであった。宮島桟橋の界隈には、仁王門の落慶を祝賀するもの何も見受けられなかった。宮島全体にとっては大きな出来事ではないのであろうか。折角の落慶法要の日なのに天気予報は午前中は雨と慈悲もないものであったが、宮島の街を抜けて行っていると頭上に青い空が拡がり始めた。慶ばしいことこの上もない。朝日の下の宮島の景観を写真に収めてから、時間も迫ってきたので大聖院コースの石段の登山道を採って仁王門のある弥山と駒ヶ林の間の鞍部へと急いだ。
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〈まだ先行きが心配される天気の朝であった〉 |
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〈霧の漂う谷間の上の鞍部に仁王門はある〉 |
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〈五重塔を見上げながら町家通りを行った〉 |
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〈満潮の海に浮かぶ厳島神社〉 |
〈樹々が色付き始めた大聖院山門前〉 |
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〈背後に白糸の滝が落ちる地点に再建された瀧宮神社〉 |
〈石畳の道に紅い落葉が散る〉 |
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〈宮島の街と大野瀬戸を眺望する〉 |
〈第1号砂防堰堤〉 |
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10:23〜11:17 仁王門(落慶法要)
再建された仁王門の前には100人足らずの方々が待機して法要の開始に備えておられた。午前10時半に法要が開始された。弥山・仁王門は弥山への入口としてこの地に建てられていたが、1991年9月の台風19号で一度全壊し、いったん94年12月に再建されたものの、1999年9月の台風18号で再び倒壊して、その後は礎石だけが残された状態であった。この度多くの信者さんなどの浄財により13年振りに再建の運びとなったとのことです。弥本堂に仮安置されていた仁王像(金剛力士像)1対が新しい門で開眼された後、大聖院の吉田正裕座主を始めとする4人の僧侶による読経により法要は執り行われました。新しい仁王門はかつての銅板葺きから瓦葺きとなり重量も増して構造の変更と相俟って風の通り道での強風対策がされているとのことです。我々も読経の中で焼香をさせて頂きました。
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〈落慶法要の開始を待つ〉 |
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〈仁王の顔面は隠されている〉 |
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〈鉦と法螺貝に導かれて吉田正裕座主のご登壇〉 |
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〈仁王像の開眼に続き読経が始まる〉 |
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〈金剛力士像(阿形)〉 |
〈金剛力士像(吽形)〉 |
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〈仁王門が再建され稜線上の十字路に昔日の佇まいが戻った〉 |
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〈法要終了後の吉田座主のご挨拶〉 |
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11:29〜11:34 御山神社
小一時間の落慶法要の後、高揚した気持ちのままに仁王門を辞して弥山の山頂を目指すこととした。月光さんが御山神社には行ったことがないというので、立ち寄って厳島神社の三人の女神様を参拝してから、弥山本堂に赴きここにも参拝し更に弥山への登山道を辿って行った。
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〈三女神を祀る御山神社)〉 |
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〈御山神社への分岐〉 |
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〈参道から駒ヶ林、焼山のピークを望む〉 |
〈弥山本堂にも参拝〉 |
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11:53〜12:28 弥山(535m)
弥山山頂には家族連れなどの多くの観光客の姿があった。天気は回復してくれたものの、眺望は霞んだままで今一つであった。近く建て直しされる展望台は今は錆ついて人目に晒すのが恥ずかしい程になっていた。巨岩群の中のテラスでランチタイムを取ってから、四宮コースを採って下山することとした。月光さんには初めてのルートとのことであったが、久し振りに辿るこの道筋もやや荒れ気味といったところであった。途中行き交うロープウェイのゴンドラや大鳥居などの写真撮影で楽しみながらゆっくりと下りて行った。山中で誰一人と逢うこともなかった。
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〈建て直しを前にした弥山山頂展望台〉 |
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〈この潜り岩がずれたと言うが、さて!〉 |
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〈晴れてきたものの眺望は霞んでいた(能美島方面)〉 |
〈岩船岳方向も霞んでいた!〉 |
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〈四宮コースを下る〉 |
〈夕陽観音〉 |
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〈宮島特有の粘っこい羊歯の道〉 |
〈博奕尾をバックしたロープウェイのゴンドラ〉 |
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〈尾根上から大鳥居の沖を行く連絡船を俯瞰する〉 |
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〈尾根上から俯瞰した宮島らしい大眺望〉 |
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13:48〜13:51 四宮神社
紅葉谷公園に下山して、先ずは四宮神社に無事の下山のお礼を兼ねて参拝した。園内にはロープウェイに行き来する人など沢山の観光客の姿があった。園内の紅葉の見頃までにはまだ一か月近くが必要である。公園を出てから五重の塔登り口近くのカフェで美味しいコーヒーを戴きながら暫し憩うてから、観光客で混雑する街を抜けて桟橋へと足早に向かった。
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〈木漏れ日を浴びた色付く前のモミジ〉 |
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〈四宮神社の背後に下山〉 |
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〈紅葉谷公園入口〉 |
〈五重塔への登り口に近いカフェで暫し憩う〉 |
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〈逆光の中の大鳥居〉 |
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〈商店街は大変な賑わい〉 |
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〈浜で潮干狩り中の家族〉 |
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14:40 宮島桟橋
約6時間のゆったりとした宮島の山行を無事に終えて桟橋に帰着した。連絡船は秋の行楽シーズンにフル稼働中で、待つこともなく多くの観光客に交じって帰りの船上の人となり、秋の午後の陽光の下にある宮島を後にした。
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〈行楽の秋、連絡船はフル稼働!〉 |
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〈西日の逆光の中に建つ五重塔〉 |
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〔山行所感〕
弥山仁王門の落慶法要への参列という得難い機会に恵まれた宮島山行であった。霊火堂の落慶時にも訪ねさせて頂いたが、この島の持つ常に更新し続ける力を今回も感じることが出来た。またしても、この島がより好きになって行く。
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〈この日の軌跡〉 |
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