神話の峰から落ち葉の縦走路を漫歩 白鳥山(524.7m)

広島県東広島市高屋町

2012年12月16日(日)   仁王さん夫妻+チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

                            〈白鳥山からの尾根筋は極上の落ち葉の道〉

 

 

 

広島の県北は潤沢な雪のようですが、どういう訳かまだ雪の峰へ行こうという意欲が湧いてきません。

仁王さん夫妻と久しぶりにスケジュールが合って、

「あまり体力や寒さを気にせずに、歩行意欲だけは十分に満たされる所」との注文を頂いて選んだのが

ここ西条の白鳥山(しらとりやま)でした。

東征からの帰路に亡くなった日本武尊(やまとたけるのみこと)の化身の白鳥が下り立った山と言われています。

麓のJR西日本の西高屋駅から白鳥山に登り、そこから西条の街に向けて長い尾根歩きを楽しみ、

下山後には西条の「酒蔵通り」を歩いて、美味しい日本酒を戴こうという趣向としました。

 

《山行記録》

西高屋駅9:01・・・・9:06踏切・・・・9:19マツダタウン先の三差路・・・・9:36白鳥橋(山陽道)・・・・9:43白鳥神社参道入口・・・・10:04白鳥神社鳥居・・・・10:14白鳥神社(453m)10:23・・・・10:31西条方面分岐10:33・・・・10:38縦走路分岐10:43・・・・10:54白鳥山三角点(524.7m)10:58・・・・11:14標高484mピーク巻き道・・・・11:18標高484mピーク西側(昼食)12:09・・・・12:21標高394mピーク・・・・12:27展望岩12:29・・・・12:35竹林・・・・12:48東西条小学校裏・・・・13:23福壽院13:28・・・・13:35賀茂鶴見学13:55・・・・14:05西条駅

〔総所要時間:5時間04分、昼食・休憩等:1時間38分、正味所要時間:3時間26分、歩行距離:102q、累積標高差:+540m-510m〕

 

 

 9:01 西高屋駅

  今日は登山口と下山口が離れており、また下山後に日本酒の都を訪ねることから、電車で出掛けることとした。仁王さん夫妻と広島駅で落ち合い、山陽本線の上り電車に乗って登山口の最寄りの西高屋駅で下車した。駅で見支度を整えてから、登山口へと向かった。線路沿いに白市方面へ数百メートル行った所にある踏切を渡って、南に連なっている白鳥山の山塊を目指した。やや左手に見える高い電波塔が建っているのが山頂に白鳥神社の建つピークとのこと。もうそんなに遠い感じでもなかった。古いガイドブックに従って登山口を目指そうとしたが、この地域の方々は仲々に親切で、屋敷内から出て来られて、こちらの道を行った方が近いと教えてくれた。親切を無にしてはいけないと、そのご指導に従った。白鳥橋で山陽道を跨いでから側道を暫し歩くと別府橋の南袂に「白鳥神社参道」の大きな案内板が立っていた。

 

 

 

JR山陽本線西高屋駅から出発〉

〈駅から数百メートル東の踏切を渡って登山口へ向かう〉

 

 

 

 

〈子の日歩く尾根を望みながら暫し住宅団地の間を抜けて行く〉

〈田舎の道の先に白鳥神社の建つピークを望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                                          〈西高屋の田園風景〉

 

 

 

 

 

〈目指すピークを望みつつ山陽道白鳥橋を渡る〉

〈山陽道〉

 

 

 9:43 白鳥神社参道入口

  案内板に従って入山すると、幅の広い立派な参道が樹間を上へと延びていた。今は落ち葉に覆われてはいるものの、良く整備されて地域の人達に大切にされていることがよく分る道であった。緩やかな上りの快適なその道を歩くこと20分程で稜線上に出ると、石造りの鳥居が立っていた。その先は直ぐに山頂かと思いきや、意外にもジグザグの稜線歩きが10分程も続いて、やっとと言う感じで山頂に鎮座する白鳥神社に到達することが出来た。

 

 

 

〈参道入口の別所橋〉

〈山陽道の側道脇から山へと入る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈目指すピークを正面に見て登り行く〉

 

 

 

〈登山道に建つ丁石〉

 

 

 

 

〈白鳥神社の鳥居〉

〈「白鳥神社」と刻まれた額〉

 

 

10:14〜10:23 白鳥神社(453m)

  山頂は全面白鳥神社の境内であった。そこに立派な神殿と拝殿が建てられており、脇には春日神社も小振りな拝殿を擁して祀られてあった。片隅には神楽澱も設けられていた。山の上にある神社としては立派なその佇まいにちょっと驚いた。ただ、その神社の背後に背の高い電波塔が建てられているのは如何にも異様であった。暫し神社に参拝してから、先に進むこととした。神社の南側には立派な車道が登って来ていた。今ではこちらの方が正面と言った感じで、大きく立派な鳥居も建てられ、参道には新しい灯籠が列をなしていた。駐車場のある鞍部に下ってから暫し車道を辿ると、右手に金網に囲まれた上水池があり、その直ぐ先に古びた案内板があり辛うじて西条方面へは右手の道を採らねばならないことが分った。緩やかな登山道を辿ること数百メートルで十字路に出合った。ここの標識は朽ちており判読出来なかったが、西条市街地へと下る縦走路へはここで右手の道を採る。真っ直ぐに行くと山の南側の旧山陽道の松子山峠口に下るらしい。縦走路は落ち葉が分厚く積もった気持ち良い道で、小ピークをひとつ越えて、のびやかな尾根上の道を快適に進んで行くと三等三角点の建つ2つ目のピークに達した。

 

 

 

〈453mのピーク上に白鳥神社が建つ〉

〈白鳥神社〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈白鳥神社の由来〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈裏参道の灯籠群〉

 

 

 

〈白鳥神社の背後にKDDIの電波塔が建つ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈清水の溜まった白鳥神社上水池〉

〈上水池近くで西条方面への道が分れる〉

 

 

 

 

〈開放的な尾根道を最高峰へと向かう〉

〈足元はフワフワの落葉の絨毯〉

 

 

10:54〜10:58 白鳥山(524.7m)

  国土地理院の地形図には白鳥神社のあるピークに白鳥山と記されているが、三等三角点のある標高524.7メートルの最高峰も白鳥山と呼ばれているようである。かつては眺望のないピークであったと言うが、今は南側の樹々が切り払われており、何とか眺望を得ることが出来る。午前11時前で昼食にはまだ早い時間であったので我々は先に進むこととした。その先にも分厚い落ち葉が積もったよく整備された気持ちの良い登山道が続き、この季節にこの道を通る幸せを感謝せずにはいられなかった。途中にある484メートルのピークには道は上らず、南側をトラバースしていた。その巻き道がピークの西側の尾根に戻ったところでランチタイムを取ることとした。残念ながら、それまでの尾根道は樹林の中で眺望を得ることは出来なかった。ランチタイムを終えた後の道中に、露岩が転がる展望地があったが、山頂から下で眺望が得られたのはそこだけであった。大分標高も下って来て、里の騒音も間近に聞こえるようになってきた。綺麗な竹林を抜けてから10分もすると、東西条小学校の裏手の墓地脇の登山口に出た。

 

 

 

〈最高峰の白鳥山、三等三角点が建つ〉

〈南に眺望が開けて遠く野呂山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈484mピーク手前の鞍部への下り〉

 

 

 

〈山頂から先ものどかな尾根道が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                     〈ランチタイムを終えてなおも落葉の絨毯の道を下り行く〉

 

 

 

 

 

〈木漏れ日の尾根道〉

〈眺望はないが樹間に里の様子が覗く〉

 

 

 

 

〈露岩の転がる展望地〉

〈展望地から野呂山、江ノ藤山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈竹林を抜ける〉

 

 

12:48 東西条小学校裏(登山口)

  東広島市の土与丸の街に出ると、あとは西条駅まで市街地を歩くこととなった。ただ道筋には「酒蔵通り」があり、酒都の西条の楽しみが待っていた。酒蔵の間を散策してから賀茂鶴酒造に立ち寄り銘酒を試飲させて貰った。ランチタイムにも西条の酒を少しばかり戴いていたので、心持は極めて「ハイ」になったのは言うまでもなかった。お土産の銘酒も求めた。これは正月用の酒になるのであろうか。山歩きの後の、楽しき西条の街であった。

 

 

 

〈東西条小学校の裏手に下山〉

〈中川の土手から下り来た尾根筋を見返す〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                       〈東広島市の市街地に入って「酒蔵通り」を散策した〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                        〈白壁の醸造所街を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                          〈午後になって綺麗に晴れ上がった空が拡がる〉

 

 

 

14:05 西条駅 

  西条駅前まで帰り着き、駅前の菓子舗「さくらや」に立ち寄った。ここには酒に纏わる銘菓があるという。ここで店を出る前にお茶とお菓子のお接待を受けた。とても高価なお菓子であったので、有難くて恐縮する程であった。酒にお菓子も加わって、西条の印象はより一層良いものとなった。

 

 

 

〈西条駅前の「さくらや」でお茶とお菓子を戴く〉

〈名物の銘菓〉

 

 

〔山行所感〕

   素晴らしい散策路を歩いた。白鳥山から東西条小学校裏までの尾根道はほぼ全面的に厚い落ち葉が積もった緩やかな登山道で、こんなに長い歩き易い道は他には例がないのではないかと思える素晴らしい散策路であった。我が家から近ければ、毎日通っても良いようにも思った。この時期にはお勧めの所である。ただ、春から秋にかけての樹々が葉を付けた時期がどんな様子かは、ちょっと想像したくないようにも思う。そうは言わずにいつか一度歩いてみないといけないかな!?

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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