広島デルタの東側外縁の尾根を歩く 

岩滝山(192m)・茶臼山(271.0m)・呉娑々宇山(682.2m)・二ヶ城山(483.2m)・松笠山(374.3m)

広島県安芸郡海田町・府中町・広島市安芸区、東区、安佐北区

2013年2月10日(日)     山の自由人山行(7名)(門久が参加)

 

 

 

 

 

 

〈今日は里山の尾根歩きなれど、ちょっと覚悟のロングウォーク!〉

 

 

 

メンバーの末端に加えさせてもらっている「山の自由人ML」にロング・トレイル・ウォークの案内があった。

JR山陽線海田市駅から呉娑々宇山、二ヶ城山、松笠山を越えてJR芸備線の戸坂駅近くまで歩こうとの誘いであった。

何かと雑用の多い週末であったが、前日になって参加を決めて連絡!

気持ち良く受け入れてもらって、総勢7名でロング・ウォークに果敢に挑戦した。

 

《山行記録》

海田市駅8:00・・・・8:21岩瀧神社8:25・・・・8:31展望台・・・・8:32鐘楼(船越観音豊稔寺)・・・・8:45展望広場(岩滝山四等三角点)8:47・・・・8:51岩滝山(192m)・・・・9:00送電線鉄塔9:01・・・・9:23甲越峠9:25・・・・9:43茶臼山(271.0m)・・・・10:02笹ヶ峠・・・・10:42東屋10:44・・・・10:54ハンド岩・・・・10:59南尾根分岐(水分道合流)・・・・11:01水分峡分岐・・・・11:03岩屋観音分岐・・・・11:09バクチ岩・・・・11:26呉娑々宇山(682.2m)11:49・・・・11:54馬木方面分岐・・・・12:00呉娑々宇林道出合12:05・・・・12:10馬木方面分岐・・・・12:13鉄塔巡視道分岐・・・・12:40林道出合・・・・12:44広島市森林公園入口12:46・・・・13:04セブンイレブン馬木店13:14・・・・13:15二ヶ城山登石コース登山口・・・・13:48三田ヶ峠縦走路出合・・・・13:51広島西幹線4号鉄塔13:54・・・・14:04馬木八幡神社コース分岐・・・・14:07二ヶ城山(483.2m)14:14・・・・14:15三差路・・・・14:23広島川内線7号鉄塔・・・・14:53蝦蟇ヶ峠・・・・15:17松笠山(374.3m)15:35・・・・16:02展望岩16:06・・・・16:14松笠観音寺16:18・・・・16:34琴比羅神社16:37・・・・16:44戸坂駅

〔総所要時間:8時間44分、昼食・休憩等:1時間28分、正味所要時間:7時間16分、歩行距離:20.3q、累積標高差:+1,664m-1,646m

 

 8:00 海田市駅

  集合場所の海田市駅北口を午前8時ちょうどに出発。暫し海田の市街地を縫って旧山陽道に入り西進、10分程で岩瀧神社の参道への坂道に入った。坂道の行き着くところに鎮座する岩瀧神社に立ち寄ってメンバーの武運とこの日の山行の無事を祈念した。ここで先週宮島に同行した大黒さんが待機してくれていて、有難くも激励と差し入れを頂いた。参拝の後、船越観音(豊稔寺)に続く階段道を辿って岩滝山を目指した。良く晴れた朝で、登り道の各所で得られる眺望が素晴らしかった。岩滝山の四等三角点のある展望広場からも良い眺めが開けていた。

 

 

 

〈出発はJR山陽本線海田市駅(北口)〉

〈丘の上の岩瀧神社に参拝〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                         〈岩滝山への上りの展望所から海田湾方面を望む

 

 

 

 

 

〈岩滝山展望広場〉

〈展望広場にある四等三角点〉

 

 

 8:51 岩滝山(192m)

  岩滝山のピークは三角点のある展望広場の背後の高みにある。 灌木の繁った散文的なところで、登山道で通過しても特に感慨も起きない。むしろその直ぐ先にある送電線鉄塔の立つピークの方が、これから行く呉娑々宇山への長いトレイルなどの眺望も開けて感慨深い。その直下辺りを山陽新幹線のトンネルが通っている筈である。アップダウンの少ない尾根筋を気持ち良く辿って行くと、別の送電線鉄塔に出合った。ここからの眺望も良かった。その直ぐ北側が府中ニュータウンと畑賀を結ぶ甲越峠で、登山道はそこへ一旦急降下してから茶臼山方面への急坂を登り返した。峠からの長い急坂を登り切ったところが揚倉山のピークで、そこからの眺望もまた佳。特に広島市街地が広々と見えるのが良い。この揚倉山は三角点のある茶臼山より標高が高く、ピークもはっきりしているので、出来得れば地形図にその山名を載せたいと思うところである。

 

 

 

〈岩滝山の直ぐ北側の小ピークに建つ送電線鉄塔〉

〈鉄塔の足元からこれから行く呉娑々宇山への稜線を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈甲越峠:車道を横断して茶臼山への急坂を登る〉

 

 

 

〈甲越峠への急坂を下る〉

 

 

 

 

〈揚倉のサッカー場越しに広島市街地を望む〉

〈大きな露岩が陣取る揚倉山々頂〉

 

 

 9:43 茶臼山(271.0m)

  茶臼山の三角点は登山道の右手の目立たない灌木の中にある。今回は急ぎの山旅ゆえにそこには立ち寄らなった。茶臼山から下って行くと左手から舗装された林道が接近してきてやがて最低鞍部で一瞬登山道と合流した。登山道は直ぐにまた尾根筋に登り返したが、その先の笹ヶ峠までは大したアップダウンのない楽な道程であった。「畑賀3q」の道標が立つ鞍部が地形図上の笹ヶ峠であるが、そこには峠の名前の表記はなく、その先々の尾根筋の各所にその表記があるので、実際のところどこが本当の峠か分らなくなってしまう。その鞍部を過ぎると、いよいよ呉娑々宇山トレイルの最大の長くて険しい尾根筋の上りが待っていた。その急坂は水分峡(みくまりきょう)からの登山道と合流するまでの約1時間続くこととなった。途中、標高354メートルの鉄塔下と東屋のある休憩所で暫し休憩を取った。水分峡からの登山道に合流すると、あとはハイキング気分で快適に歩けた。バクチ岩に暫し寄ってからの山頂への尾根筋は、下生えがきれいに刈り取られた開放的な空間で身も心も軽快に歩けるところであった。

 

 

 

〈茶臼山付近から呉娑々宇山への尾根筋を望む〉

〈環境庁と広島県が設置した道標が立つ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈笹ヶ峠〉

 

 

〈笹ヶ峠を過ぎると険しい道が続く〉

 

 

 

 

〈きれいに下生えが刈り取られたいしころび憩の森を抜ける〉

〈送電線鉄塔から岩屋観音を遠望する〉

 

 

 

 

                   〈東屋が建つ眺望が素晴らしい休憩所〉

〈ハンド岩、その先には鉾取連山が望める〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈バクチ岩から広島湾を遠望する〉

 

 

〈よく手入れされた呉娑々宇山への尾根道〉

 

 

11:26〜11:49 呉娑々宇山(682.2m)

  呉娑々宇山の山頂に近づくにつれて気温が急降下して指先が冷たくなる程に冷え込んできた。山稜の南斜面と北に面した所の違いであろう。山頂には2組の先客の姿があった。ここで待望のランチタイムとなった。山の自由人は早飯を原則とするということでランチの所要時間は20分余であった。まだまだ長い道程が待っているので、早々に二ヶ城山へ向けて出発した。この日の下山口は山頂から5分程バクチ岩方面へ引き返したところもある新しい道標が立つところであった。赤テープが巻かれた道筋を下ると5分程で山頂直下を巻いている林道に出た。その反対側の尾根筋に道は延びているようであったが、リーダーが予定していたルートとは違っていたので、5分程森林公園方向へ林道を歩き、山頂から北へ延びている尾根筋に出合ったところで、左折してその尾根に乗った。地形図上にはその尾根に沿って破線の道が示されているが、この日は尾根に乗って直ぐに尾根から左の谷筋に分岐する電力会社の鉄塔巡視路を下ることとなった。この道が快適な道で、下ること僅か30分で舗装された林道に出ることが出来た。谷の奥にモトクロスの練習場があるらしく、幾台かの車が奥へと入って行っていた。我々は、その林道を歩いて馬木の街へと下った。

 

 

 

〈松に囲まれた呉娑々宇山々頂〉

〈呉娑々宇山々頂の二等三角点〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈馬木方面への下山口に立つ道標〉

 

 

 

〈鉄塔の建つ呉娑々宇山を後に・・・〉

 

 

 

 

〈直ぐに山頂直下を通る林道に出る〉

〈暫し林道を歩きこの道標に従って馬木への道に入る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根筋の踏み跡から送電線鉄塔巡視路へ左折〉

 

 

 

〈林道からひと登りし馬木へ下る尾根に乗る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈送電線鉄塔の足元で小休止〉

 

 

 

〈良く手入れされた巡視路を快調に下る〉

 

 

 

 

〈下ること30分程で舗装された林道に出た〉

〈二ヶ城山を仰ぎながら馬木の街を行く〉

 

 

13:04〜13:14 馬木(コンビニ)

  馬木の街に下って暫しコンビニに立ち寄って休憩とエネルギー補給を行った。長いトレイルの途中に街を通るメリットと言えようか。ここで心身共にリセットして二ヶ城山への上りにチャレンジすることとなった。登るのは登石登山道。馬木の街から二ヶ城山と木ノ宗山を結ぶ縦走路に一気に上がる。このルートも送電線鉄塔の巡視路で、登山者がそんなに多く通るルートでもないので人跡は薄い感じで、今は猪が掘るに任した状態であった。ここの急坂は疲れた脚には堪えたが、稜線上の縦走路まで30分程で上がれて一息つくことが出来た。縦走路に乗ると、やや緩慢ながらも上り一方であった。何とか我慢して登り行くこと10分程で二ヶ城山の頂上に到達することが出来た。

 

 

 

〈馬木のコンビニで小休止し、エネルギーを補充〉

〈二ヶ城山登石登山口〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鉄塔の足元から馬木の街と呉娑々宇山を望む〉

 

 

 

〈登石登山道も送電線鉄塔の巡視路だ〉

 

 

 

 

〈二ヶ城山と木ノ宗山を結ぶ縦走路に出合う〉

〈縦走路から白木山塊を望む〉

 

 

14:07〜14:14 二ヶ城山(483.2m)

  二ヶ城山の狭い山頂広場で暫し休憩を取りながら、メンバーの皆さん寛いだ表情でこの日の体験や身の上などの良い話をされていた。二ヶ城・松笠の山塊に移って気持ちに余裕が出来てきたのかも知れない。二ヶ城山々頂を出ると、蝦蟇ヶ峠への長い尾根歩きとなった。若干のアップダウンはあるが、概して下りの道程であるので、ここは快調に歩き抜くことが出来た。蝦蟇ヶ峠でも、近くに用事で来ていた大黒さんが有難くも出迎えてくれた。蝦蟇ヶ峠から菰口憩の森に上がり、そのままこの日最後の登攀となる松笠山への登山道へと入った。やや滑り易い急坂であるが、25分程の辛抱で山頂へ達することが出来た。

 

 

 

〈二ヶ城山々頂から海田湾を望む〉

〈山頂から木ノ宗山、高鉢山を望む〉

 

 

 

 

〈長い尾根道を辿って松笠山へ向かう〉

〈蝦蟇ヶ峠の二ヶ城山登山口〉

 

 

 

 

〈菰口憩の森から二ヶ城山を振り返る〉

〈松笠山への尾根筋を登る。この日最後の登攀であった〉

 

 

15:17〜15:35 松笠山(374.3m)

  この日最後のピークの松笠山山頂でティータイムとなった。女性陣の煎れてくれたコーヒーの旨いこと! それに加えてまだ持っていたのと驚く程のおやつ類も沢山出て来た。これもまた旨かった。ティータイムの後は、もう時間も大分遅くなり陽も西に傾きかけていたので、太田川を見下ろす展望岩に立ち寄ってから、JR芸備線の戸坂駅(へさかえき)へ下ることとなった。午後になってから天気は大分曇ってきて、眺望も随分と霞んできていたのは残念であったが、今度は宮島から太田川までの眺望が得られて新鮮であった。下山の途中には松笠観音寺にも立ち寄った。

 

 

 

〈松笠山々頂に到着〉

〈山頂に建つ四等三角点〉

 

 

 

 

 

 

 

 

                           〈山頂から霞む広島市街地、宮島方面を望む〉

 

 

 

 

 

〈よく手入れされた松笠山の登山道〉

〈展望岩に立ち寄って眼下に太田川、緑井方面を望む〉

 

 

 

 

〈夕暮れの斜光に輝く太田川放水路〉

〈松笠観音寺の一角に咲く山茶花〉

 

 

 

 

〈松笠観音寺〉

〈境内にある「空海の霊水」の井戸〉

 

 

16:44 戸坂駅

  松笠山の麓の岩壁に囲まれた谷奥にひっそりと祀られている琴比羅神社を抜けて無事にJR芸備線の戸坂駅に下山した。総所要時間8時間44分という長丁場であったが、落伍者もなく、全員無事に完走出来たのは何よりであった。戸坂駅で6人のメンバーは広島駅への列車を暫し待ち、私一人が一足お先に反対方向の列車に乗ってお別れした。

 

 

 

〈戸坂駅の背後にある岩壁に囲まれた琴比羅神社〉

〈戸坂駅の背面に立つ重氏稲荷の鳥居越しに松笠山を仰ぐ〉

 

 

〔山行所感〕

  山陽線海田市駅から芸備線戸坂駅までGPSでの計測で20.3qに及ぶ大トレイルであった。このトレイルは広島デルタを眺望する東側のルートで、ガガラ山から始まり鈴ケ峰で終わる広島(南)アルプスのトレイルを加えるとデルタ眺望ルートの完成となるという。何とも気宇壮大なルート設定と言えようか。今回初めて歩いたのは呉娑々宇山から馬木に下る送電線鉄塔巡視路だけで、その他は曽遊のルートであった。それでも全般的に新鮮な感覚を保ちながら歩くことが出来たと思う。やはり、ロング・コースを仕立てて、自らを鼓舞することは新鮮な感覚なのであろう。こんな気持ちにさせてくれた、山の自由人の皆さんに感謝せずにはおれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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