鳴滝山〜みはらし連山縦走 鳴滝山(408.7m)・鉢ヶ峰(429.7m)・大平山(424.5m)・米田山(357.2m)・象山(270m)

広島県尾道市・三原市

2013年2月17日(日)  山の自由人山行(6名)(門久が参加)

 

 

 

 

 

 

〈今日は多島美の瀬戸内海を眺めながらの山歩き〉

 

 

 

尾道市の西端に海からせり上がって連なっている鳴滝山の山域は瀬戸内海の展望台として整備されている。

そこから西に三原市の鉢ヶ峰までの尾根上には遊歩道が整備されており、もう10年も近く前にそこは歩いたことがあった。

今回の山の自由人の企画は、鉢ヶ峰から更に西に延びる「みはらし連山」を合わせて縦走しようというものであった。

「みはらし連山」は髭じじーさんのサイトで初めて知ってから、

いつか機会があれば踏破してみたいと思っていたのでこれ幸いとこの企画に参加することとした。

 

《山行記録》

登山口バス停9:17・・・・9:22尾道バイパス吉和7号トンネル・・・・9:48衣類調整9:51・・・・10:05鳴滝集落・・・・10:09熊野神社西光寺跡10:11・・・・10:21八注池(やつがいけ)10:24・・・・10:34展望台10:41・・・・10:49標高408.7m三角点ピーク・・・・10:51好眺望地10:53・・・・11:18鞍部(後山・木原方面分岐)・・・・11:41大平山分岐(送電線鉄塔の足元)・・・・11:50鉢ヶ峰(429.7m)(昼食)12:27・・・・12:36大平山分岐・・・・12:43首なし地蔵尊の鞍部(中之町・糸崎神社分岐)・・・・13:04大平山(おおひらやま・424.5)13:13・・・・13:15車道出合・・・・13:19米田山分岐・・・・13:43米田山(357.2m)13:49・・・・14:13採土跡・・・・14:23象山(270m)14:28・・・・14:51中之町登山口(地蔵堂)・・・・15:07三原駅

〔総所要時間:5時間50分、昼食・休憩等:1時間14分、正味所要時間:4時間36分、歩行距離:13.2q、累積標高差:+1,112m、-1,108m

 

 9:17 登山口バス停

  我々総勢6人にグループはJR山陽本線の尾道駅前から「おのみちバス」に乗って「登山口」へと赴いた。尾道の人達には「登山口」と言えば鳴滝山のそれであるのは自明のことなのであろう。海岸の工場の一角にあるバスの方向転換所でバスを降りてからちっと身支度を整えてから北方に横たわっている鳴滝山の山稜を目指して出発した。山陽本線の踏切を渡り、尾道バイパスをトンネルで潜り、道標に従ってもう三原市の市域となる木原の集落を抜けて行くとみかん畑や野菜畑が斜面に拓かれた谷間となり、そこに一条伸びている舗装された農道を登って行くと、稜線上に鳴滝の集落が見えて来た。ちなみに鳴滝の集落は尾道市に属する。

 

 

 

JR山陽本線尾道駅前からバスで登山口へ向かう〉

〈“THE 登山口”バス停、山と言えば「鳴滝山」ということか!〉

 

 

 

 

〈山陽本線の踏切を渡って鳴滝山の山稜に向かう〉

〈尾道バイパスの「吉和7号トンネル」を潜る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈麓の集落を抜けて山道に取り掛かる〉

 

 

 

〈鳴滝城山の岩山を仰ぎながら行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈稜線上の鳴滝集落に向けて農道を登って行く〉

 

 

 

 

 

〈左手奥に鳴滝山の展望台、408.7mピークを仰ぐ)〉

〈段々畑越しに瀬戸内海を望む〉

 

 

10:05 鳴滝集落

  山の上の10戸にも満たないと思われる鳴滝集落は、よくぞこんな所に・・・と思える程に険しい地形の所に拓かれていた。険しいが故に、そこからの眺望はすこぶる秀でていた。独特の雰囲気のあるこの集落を抜けて、後背の尾根筋に登って行くと猪柵に囲まれた熊野神社西光寺跡の祠に出合った。その境内の背後に回り込んでなおも登って行くと車道に出て、ちょっとだけそこを歩いて行くと青緑の水を満々と湛えた八注池(やつおがいけ)に出合った。池畔にトイレもありここで小休止してから、池の土手を横切って背後の山の上に回り込むとこの辿って行く主稜線上に出た。眼下には多島美を誇る瀬戸内海が拡がっていた。直ぐ先の展望台のある高みに向けて緩やかな遊歩道を登って行くと、途中に有名画家(小林和作画伯)写生地のモニュメントがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鳴滝集落を抜けて行く〉

 

 

 

〈鳴滝の集落に到達〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鳴滝集落から眼下に瀬戸内海を望む〉

 

 

〈今も半鐘が残る〉

 

 

 

 

〈この道を抜けて鳴滝山への山道へ〉

〈熊野神社西光寺跡〉

 

 

 

 

〈満々と水を湛えた八注池(やつがいけ)〉

〈小林和作画伯の写生地〉

 

 

10:34〜10:41 展望台

  展望台のある広場からの眺望は秀逸であった。眼下に向島と橋で結ばれた岩子島がドンと構え、因島大橋で結ばれた向島と因島がそれを保護するが如くに背後に陣取っていた。その左には川のような尾道水道を前面にした尾道市街地が拡がっていた。展望台から数分行った標高408.7メートルの三角点ピーク近くからの眺望もまたより広々として素晴らしいものがあった。三角点ピークの直ぐ先で、園地の遊歩道は終わって、山道となった縦走路が鉢ヶ峰に向かって更に西に延びていた。アップダウンを繰り返し、幾度か鞍部に下り、小ピークを越えて行ったが、鉢ヶ峰の山塊への取り付きに到達するまでは大したアルバイトでもなかった。鉢ヶ峰の山域への急坂を登り、南へと進路を変えた尾根筋で3つほどの小ピークを越えてからやっとと言う感じで鉢ヶ峰の山頂広場に出ることが出来た。

 

 

 

〈鳴滝山から瀬戸内の島々を眺望する〉

〈展望台〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈眼下に岩子島を望む。左に向島、背後に因島大橋、因島が控える〉

 

 

 

 

 

〈408.7m三角点ピーク〉

〈これから行く、鉢ヶ峰、大平山、米田山方面を望む〉

 

 

 

 

〈三角点ピークから細島、因島方面の海域を眺望する〉

〈眼下の小島は大小の鯨島〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾道市街地と尾道水道〉

 

 

 

 

 

〈尾根筋を西へ進む、鉢ヶ峰はまだ遠い・・・〉

〈北方に目をやれば竜王山、大峰山の連山が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈目の前に鉢ヶ峰の山頂部が現れた〉

 

 

 

〈鉢ヶ峰の山域に掛かり急坂を登り行く〉

 

 

11:50〜11:27 鉢ヶ峰(429.7m)

  鉢ヶ峰からの眺望も見事なものであった。何よりも右手に現れた三原市街地が実に大都市を思わせる程に広々としており驚いた。沼田川の河口の伸びやかさのインパクトが大きいせいであろうか。それと共に眼下に陣取る佐木島と小佐木島の風情が何とも良かった。映画「裸の島」の舞台となった小島も望めた。現代ではトライアスロンの島として有名になっている。後背には因島や高根島が大きかった。この山頂広場でランチタイムを取った。ここまで順調に来ることが出来たので、食後のコーヒーまでのんびりと楽しんだ。食後は、いよいよ「みはらし連山」の縦走となった。「三原山の会」の皆様のご努力で拓かれ、護られているとお聞きしている。感謝しつつ辿らせて頂くこととした。大平山への分岐点まで来た道を引き返すと、急坂となって首なし地蔵を祀った鞍部へと下って行った。その先は無線中継塔が占拠する大平山(おおひらやま)まで、小刻みなアップダウンが続いた。大平山の山頂直下で一旦車道に出た。無線中継塔の補修用の道路であろう。その車道から外れると、これまたなかなかの急坂の下りが待ち受けていた。下りが大きかった分、また米田山への上りも厳しかった。概して、「みはらし連山」は予想していた以上に、アップダウンの厳しい縦走路であった。

 

 

 

〈二等三角点が建つ鉢ヶ峰山頂〉

〈沼田川河口と三原市街を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鉢ヶ峰から佐木島、小佐木島、その背後に高根島、因島を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈因島の背後に四国・石鎚山のシルエットが覗いていた〉

 

 

 

 

 

〈鉢ヶ峰から大平山へと急ぐ〉

〈大平山手前の首なし地蔵を祀った鞍部〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大平山々頂から河内、広島空港方面の山並みを望む〉

 

 

 

〈無線中継塔の建つ大平山の山頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大平山から下って行くと車道に出合う〉

 

 

〈車道を離れ急坂を下って米田山へ向かう〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈沖に小佐木島、佐木島が浮かぶ糸崎の街を俯瞰する〉

 

 

〈米田山へも急坂が待っていた〉

 

 

13:43〜13:49 米田山(357.2m)

  米田山の山頂からも眼前に素晴らしい瀬戸内海の眺望が得られた。ここでも主人公は佐木島と三原市街地の眺望であった。佐木島は三原市の沖に浮かぶので、この縦走路を辿ればアングルを変えた眺望が次から次に得られ楽しいものがあった。三原市街地や筆影山、葉田竜王山は近くなってより大きな眺望となっていた。米田山の山頂を発つと直ぐに標高差150メートル程の急坂の下りが待っていた。われわれは転がり落ちるかの如くして下った。その大下りの後で直ぐに象山の一角に登り返した。米田山方向から見ると、象山は将に象の形をした山と言えたが、その尾根筋に上がってみると、象の身体の右半分、即ち西側の斜面は採掘されて削ぎ落されていた。上からみたその崖は壮絶なものがあった。ここは東面を巻いて南側にある象山の山頂へとアップローチした。

 

 

 

〈米田山々頂〉

〈眼下に佐木島、その背後に生口島、大三島が横たわる〉

 

 

 

 

〈三原市街地と沼田川〉

〈沼田川河口の対岸に筆影山、葉田竜王山が聳える〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈薮の先にこれから辿る象山を眺める〉

 

 

 

〈米田山から150m程の急坂を下る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈象山の背面は壮絶に切り落ちていた!〉

 

 

〈この断崖は砂利採掘場跡のようだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈象山直前の巻き道から波静かな瀬戸内海を俯瞰yする〉

 

 

 

14:23〜14:28 象山(270m)

  象山まで来ると、佐木島もやや小さくなって、瀬戸内海に浮かぶひとつの島として客観的に見れるようになった。ここからの景観では、これでもかと言った感じで拡がっている三原市街地が圧巻であった。また連山最後のピークで、振り返れば辿ってきた「みはらし連山」のその全容が見て取れて楽しいものがあった。象山の山頂の標識には、この山の標高を277メートルとしていたが、ここでは国土地理院の地形図に表記されている高さ(270メートル)に従った。さて、この270メートルの山頂から三原市街地に向かって一気に下らねばならなかった。ただひたすら下り続ける道筋であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈象山々頂〉

 

 

〈象山から俯瞰した三原市街地〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鉢ヶ峰から延びてきている「みはらし連山」を振り返る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三原バイパスの中之町トンネル出口に向い下り行く〉

 

 

 

〈三原市街地を見下ろしながら急坂を下る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈地蔵堂のある中之町登山口〉

 

 

 

〈中之町の街並みももう直ぐ〉

 

 

15:07 三原駅

  中之町の登山口に下山した。三原バイパスの中之町ランプ直近の地点であった。あとは三原駅まで辿るだけであった。和久原川に沿った道を採り、三原駅の北口に回って駅構内に入った。北口に回ってみると、三原駅が完全に三原城址の中に造られていることがよく見て取れた。三原駅からは山陽本線の電車で広島への帰路に就いた。

 

 

 

 

 

 

 

〈三原駅に組み込まれたような三原城天守台〉

 

 

 

〔山行所感〕

  望んでいた鳴滝山から象山までの縦走を成就出来て満足の山行であった。初めて辿った「みはらし連山」(鉢ヶ峰、大平山、米田山、象山)は、短い距離ながらアップダウンがメリハリが効きすぎる程にあって、十分に山行の妙味が感じられる楽しい所と思えた。ルート全般を見ると、各ピークからは全くもって素晴らしい多島美の瀬戸内の眺望を、アングルを変えつつ眺めることが出来て、贅沢この上ないようなトレイルであると思う。「三原山の会」の皆様など、ルートを護って頂いている方々に感謝しつつ御礼を申し上げねばなるまい。また、山の自由人のメンバーの皆さんには、大変にお世話になり有難うございました。

  

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

 

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