今年も気ままにスノーシューイング 恐羅漢山(1,346.4m)・台所原

広島県山県郡安芸太田町

2013年2月24日(日)   「気ままな山登り」ご夫妻+大黒さん+門久

 

 

 

 

 

 

〈ちょっと大袈裟なシュカブラ:今年の西中国山地の積雪量は少ない〉

 

 

 

このところ恒例となっている台所原へのスノーシューイングに出掛けてきました。

同行は「気ままな山登り」ご夫妻と大黒さんにお願いしました。

例年は3月下旬か4月初めの春山の時節に挙行していますが、

今年は如何せん西中国山地にも積雪が少なく、例年の頃まではとても待てぬとこの時期になった次第。

「しかしながら」と言おうか「やはり」と言おうか、まだ2月だと言うのに、既に春山のような様相であった。

 

《山行記録》

牛小屋高原登山口9:06・・・・9:08かやばたゲレンデ・・・・9:15百本杉・・・・9:29衣類調整9:33・・・・9:45主稜線上9:48・・・・10:21かやばたのキビレ・・・・10:43台所原分れ・・・・10:47恐羅漢山(1,346.4m)10:58・・・・11:45台所原平(昼食)12:45・・・・13:32管理林道終点・・・・13:50早手のキビレ13:55・・・・14:15百本杉・・・・14:25かやばたゲレンデ・・・・14:29牛小屋高原登山口

〔総所要時間:5時間23分、昼食・休憩等:1時間23分、正味所要時間:4時間00分、歩行距離7.6q、累積標高差:±683m〕

 

 9:06 牛小屋高原登山口

  午前9時頃の牛小屋高原の気温は氷点下2℃。 風がやや強く、駐車場でスキー客に交じって登山支度をしているとかなり寒かった。登山口でスノーシューやカンジキを着けて夏焼けのキビレへと向かう登山道に入った。かやばたゲレンデまではスキー場の客の往来も多くよく踏まれており、そこが朝の低温でバリバリに凍っていた。先行する4人の登山者グループは壷足のままであったが、それも「あり」の条件と言えた。 かやばたゲレンデから先にも、前日のものと思われるはっきりとしたトレースがあった。我々は百本杉まで先行グループを追ってそのトレースを歩いた。

 

 

 

〈スキー場の整理要員に導かれて駐車場へ〉

〈牛小屋高原登山口〉

 

 

 

 

〈朝、まだ閑散としたかやばたゲレンデ〉

〈夏焼けのキビレへと続く登山道〉

 

 

 9:15 百本杉

  先行グループは百本杉の下を通り過ぎてなお夏焼けのキビレ方面へと向かったようであった。我々は百本杉の手前から左に恐羅漢山の北尾根主稜線上へと延びている支尾根に入った。 このルートは、今や積雪期には恐羅漢山への表登山道のようによく使われている。この支尾根上にも前日のものと思われる明確なトレースがあった。こうなればここの登りは楽勝で、途中での衣類調整の時間を含めて30分間で主稜線上に出ることが出来た。

 

 

 

〈百本杉で左折して支尾根に乗る〉

〈百本杉から主稜線に向かう支尾根〉

 

 

 

 

〈支尾根から立山尾根を見上げる〉

〈右側には砥石郷山を望む〉

 

 

 9:45〜9:48 主稜線出合

  主稜線上に出てから、この日は例年のように西側の支尾根を下って管理林道経由で台所原へと行くルートは採らず、北尾根主稜線を辿って先ず恐羅漢山の山頂に登ることとした。台所原から恐羅漢山に上がり、そこから東尾根を二軒小屋に下ろうかという考えもあったが、積雪があまりにも少なく、二軒小屋辺りの斜面にはもう地肌が見えていたので、このルート採りは諦めた。主稜線上にも、それまでと同じくはっきりとしたトレースが延びていた。とは言え、ここは広い尾根筋であるので、各自気ままに好きなコース採りをすることした。残念ながら、主稜線上の霧氷の森もモンスターも殆ど姿を消していた。それでも、青空が見え始めた中で、眺望などを楽しみながらのんびりゆっくりと登って行った。

 

 

 

〈主稜線に乗ってこれから登り行く山頂方面を望む〉

〈主稜線出合から天杉山を望む〉

 

 

 

 

〈広い尾根筋を登り行く〉

〈各自好みのコース採りをして登る〉

 

 

 

 

〈振り返れば砥石郷山、臥龍山が控える〉

〈かなり雪の融けた深入山〉

 

 

 

 

〈数は少なかったが霧氷を付けた樹もあった〉

〈積雪少なく、この道標も姿を現していた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈行く手の杉並木もモンスターに変身出来ていなかった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈恐羅漢山々頂直前から山頂部を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遙か望むは深入山〉

 

 

 

10:47〜10:58 恐羅漢山(1,346.4m)

  牛小屋高原から2時間も要せずに恐羅漢山々頂に到達出来た。好天下の固い雪とトレースがあったお陰である。山頂は無人であった。暫し眺望などを楽しんでから、まだ早いので台所原へ下ることとした。我々が下り始めようかとした頃に、登山口から暫し我々の直前を先行していた4人グループが上がって来られた。昨年までは台所原から恐羅漢山へ登るルート設定ばかりしており、積雪期にここを下るのは初めてのことであった。磁石を台所原に固定してから下降を開始した。広々としたブナの森の中を下るコースは快適であった。昨年までのここの登りで喘いでいたことが愚かな行為のように感じられた。ここのコース採りは、亀井谷に近付くと傾斜が厳しく、夏山登山道に沿うと斜度が弱い。 この日は後者のコース採りをし、台所原へ差しかかったところで進路を右に曲げて、台所原平へ直接出ることとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈恐羅漢山々頂〉

 

 

〈山頂部のブナの梢には霧氷が付着〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈臥龍山遠望〉

 

 

 

 

 

〈半四郎山〉

〈広見山〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈広々とした恐羅漢山西面を台所原へと下る〉

 

 

 

 

 

〈樹間に中川山の南斜面が覗く)〉

〈見事なブナ原生林が拡がる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈青空に背伸びした冬のブナ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コース採りはご自由に・・・!〉

 

 

〈栃とブナのハグ〉

 

 

 

 

〈ボーダーの残したトレースに出合った〉

〈こちらは野ウサギのトレース〉

 

 

11:45〜12:45 台所原平

  台所原平へドンピシャリで下った。ここも無人であった。広場の真ん中にトレースが延びていたが、そのトレースは夏山登山道を忠実に辿ってきているようであった。昼近くの時間であったので、広場の一角の雪を踏み固めてランチタイムを取ることにした。約1時間のんびりと昼食を摂った。途中で、我々のトレースを追うように4人グループが恐羅漢山から下って来られて、同じく広場の一角に陣取ってランチタイムを取っておられた。食後は、管理林道を歩いて、その終点から早手のキビレへと上がることとした。例年、管理林道は、雪崩や雪崩痕に気を付けねばならないが、今年は積雪が少ないことから、その心配は無用であった。早手のキビレへの上りには、急斜面を直登するトレースがあり、やや厳しいながらもそれを辿って登った。早手のキビレの道標が立つ地点からやや山頂寄りの稜線上に出ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

〈広々とした台所原平へドンピシャリで飛び出した!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈後から来られたグループも雪上でランチタイム〉

 

 

 

〈台所原平のノッポのブナ〉

 

 

 

 

〈雪の少ない管理林道を登り行く〉

〈積雪は1メートル程か!〉

 

 

 

 

〈中川山〉

〈聖山(中央)、両翼は高岳(左)と臥龍山(右)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈少ない積雪ゆえ雪崩の憂いなしで歩ける〉

 

 

〈記念撮影!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈管理林道終点から早手のキビレへの登路〉

〈早手のキビレへの厳しい登り〉

 

 

13:50〜13:55 早手のキビレ

  早手のキビレからの下山は、その東面にルートを探ることとした。東面に出てみると、眼前にサバの頭から内黒山、さらに十方山へと延びる山稜が澄み切った空気の中に鮮明に見えて、少しばかり心動かされた。さて、歩ける尾根筋はあろうかと眺めてみると、朝方上りに使った支尾根のもう一つ北側にやや細くはあるが明確な尾根が下っており、そこを辿って下ってみることとした。歩き易い尾根筋で、快適に下れた。ただ最終局面ではその尾根筋は消えてしまったが、その先は右へ右へと歩き易い所を選んで行くと、百本杉の北側にピッタリと出ることが出来た。あとは、歩き慣れた夏焼けのキビレからの登山道を牛小屋高原まで辿るだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

〈早手のキビレ付近〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈早手のキビレ付近から内黒山方面を望む〉

 

 

 

 

 

〈百本杉に北側に下る支尾根に乗った〉

〈支尾根の左後方に夏焼けの丘を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈百本杉の北側に下って来た〉

 

 

〈良く踏まれた牛小屋高原への道筋

 

 

14:26 牛小屋高原登山口

  かやばたゲレンデはスキー客やボーダーの姿も多く、結構賑わっていた。その前を通り過ぎて、牛小屋高原登山口まで戻ってみると、目の前に拡がっている3面の広い駐車場はほぼ車で一杯と言う感じであった。昨年、国設と民営が一体となって以降、休日には結構賑わっているようで、大変結構なことである。スキー客の車に交って置いてある愛車に戻って、無事にこの日の山行を終えることが出来た。

 

 

 

〈賑わうかやばたゲレンデ)〉

〈牛小屋高原登山口に下山〉

 

 

〔山行所感〕

  2月と言うのに早くも春の山といった佇まいにはちょっと面喰う感じはあったが、恐羅漢山や台所原辺りはまだそれなりに雪も残っており、自由気ままにどこでも歩けるスノーシューイングを存分に楽しむことが出来た。恐羅漢山西面と台所原のブナの原生林の拡がりは、季節を問わずやはり冬も魅力満点であった。例年、台所原まで足を延ばす登山者は僅少なのだが、今年は立派なトレースもあり、また山中で出会うなど多くの登山者が入山しており、嬉しい限りである。この美しい世界を、多くの人達に見て貰いたいと願うものである。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

 

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