上三田からのロングコースを辿る 胡谷山(540.9m)・大槌山(600.7m)・白木山(889.3m)

広島市安佐北区

2013年3月16日(土)    門久単独

 

 

 

 

 

 

〈白木山二等三角点越しに高鉢山塊を望む〉

 

 

 

白木山とは暫くのご無沙汰状態であった。

ぽっかりとスケジュールの空いた土曜の休日、誰とも約束をしていなかったので単騎で出掛けることした。

チャコはこの所とても多忙で、残念ながら山行どころではない。

こんな時は、長年の課題に挑戦するに限ると、上三田からの長尾根を辿って白木山を目指すルートを選んだ。

 

《山行記録》

上三田駅9:05・・・・9:13白木山入口・・・・9:23住吉神社9:25・・・・9:38尾根上9:48・・・・10:02標高297mピーク・・・・10:36標高384mピーク10:37・・・・11:14胡谷山(三等三角点540.9m)11:23・・・・11:44送電線鉄塔(吉田広島線)11:48・・・・12:00送電線鉄塔(新西広島幹線)12:02・・・・12:16標高575mピーク・・・・13:16大槌山(600.7m)(昼食)13:50・・・・14:32標高711mピーク・・・・14:52標高695mピークトラバース道・・・・15:30白木山駅正面道に合流・・・・15:37小屋15:39・・・・15:42白木山(889.3m)15:59・・・・16:17水場16:18・・・・17:06四差路17:07・・・・17:21車道終点・・・・17:24白木山駅正面道登山口・・・・17:30白木山駅

〔総所要時間:8時間25分、昼食・休憩等:1時間23分、正味所要時間:7時間02分、歩行距離:14.2q、累積標高差:+1,298m、-1,337m

 

 9:05 上三田駅

  JR芸備線上三田駅着午前9時の列車から降りたのはただ一人であった。トイレもない無人駅の小さな駅舎を出て左手に行くと、直ぐに反射鏡のある旧道交差点に出たのでそこを右折して上三田の街を抜けて行った。街路を抜けて道幅が二車線に拡がった所に「白木山入口」の道標が立っていた。それに従って、県道を離れて左手の狭い道に入っていった。直ぐに河津川に出合ったが、対岸には渡らず右岸の狭い舗装道を遡って行くと、やがて登山口の住吉神社が現れた。

 

 

 

〈片面ホームの上三田駅〉

〈県道に面した白木山入口〉

 

 

 

 

〈河津川沿いに暫し遡る〉

〈満開の白梅〉

 

 

 9:23〜9:25 住吉神社

  田部戒自氏の「広島市の山を歩く〔下巻〕」によれば、尾根上まで登山道がなく、住吉神社の少し先の墓地入口から薮漕ぎ気味に尾根上まで登るとのこと。要は何処でも尾根上まで上がれば良いようなので、住吉神社の左手の小さな谷間へ回り込んで、そこから上に延びていた桧林と自然林の境界線沿いの歩き易いところを登って行くと、急坂ではあったが10分程で尾根上に出ることが出来た。尾根筋は広々として伸びやか雰囲気で、これなら歩いて行けると嬉しくなった。身支度を整えて出発した。標高297mのピーク、次いで同384mのピークを難なく越えた。赤松と雑木の混交林の中に道が延びていた。384mピークを過ぎると、樹々が大きくなって林相がやや濃くなって来た。その樹林の中を進んで行くと眼前に胡谷山への急坂が現れた。この日最初の長い急登であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈登山口の住吉神社〉

 

 

〈桧林と自然林の間を登って行く〉

 

 

 

 

〈尾根上に上がると伸びやかな尾根筋が続いていた〉

〈標高297mピーク〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遅咲きの馬酔木〉

 

 

 

〈松林の美しい尾根を行く〉

 

 

 

 

〈標高384mピーク〉

〈猪のヌタ場、ここはダブルだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈木漏れ日の尾根を行く〉

 

 

〈胡谷山々頂への急坂〉

 

 

11:14〜11:23 胡谷山(540.9m)

  地形図にはこの尾根上に名前に付いたピークはない。540.9mの三等三角点のあるこのピークには、何枚かの手書きの山名標が掛けられてあり、「胡谷山」という名が記されていた。樹林に囲まれていて、眺望は一切なかった。正午までまだ時間があったので、先に進むこととした。伸びやかな尾根道を若干のアップダウンを繰り返しながら行くと、20分程で送電線(吉田広島線)の鉄塔に出合った。鉄塔足元のマウンド上に上がれば南北の電線の延びる方向に眺望が開けていた。専ら樹林の中を行く縦走路にあって得難い眺望であった。更に10分程行くともうひとつの送電線鉄塔(新西広島幹線)が建っていた。一際高い鉄塔が狭い尾根を跨いでいた。こちらは余り眺望が得られなかった。送電線を見送ると、尾根上に俄かに倒木が多くなってきた。急坂の後の標高547mピークなどは倒木帯の中であった。一度鞍部に下り、もう一度急坂登りを強いられて標高675mピークに立った。その先は、やや荒れ気味ではあったものの広々とした尾根筋が続いた。大槌山への登りはやや掘り込まれた道で、そこに溜まった枯葉を掻き分けるようにして登って行った。

 

 

 

〈胡谷山の三角点〉

〈手書きの山名標が掛かる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈広やかな尾根を行く〉

 

 

〈吉田広島線の送電線鉄塔〉

 

 

 

 

 

 

 

 

吉田広島線の送電線鉄塔からの南方向の眺望〜安駄山、高鉢山を一望

 

 

 

 

 

〈縦走路に建つ新西広島幹線鉄塔〉

〈鉄塔越しに高鉢山を望む〉

 

 

 

 

〈標高575mピーク〉

〈中国電力の巡視路を離れると倒木が多くなる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈手製の標識〉

 

 

 

〈尾根上のコブに立つ標識〉

 

 

 

 

〈広々とした尾根筋を進む〉

〈大槌山への掘り込まれた道を登る〉

 

 

13:16〜13:50 大槌山(600.7m)

  標高600.7mの三等三角点の建つこのピーク上にも「大槌山」の手書きに木札が掛かっていた。何処まで行っても白木山の山頂はまだまだ遙か彼方と言った感じでここまで来たが、ここからは何とか目算が立つように思えた。この山頂広場の日溜まりでまだ摂っていなかった昼食とした。30分余のランチタイムの後は、素晴らしい照葉樹林の中の散策路のような縦走路が暫く続いた。標高711mピークへの長い上りはやや厳しいものがあったが、その先の標高695mピークは南面をトラバースすることが出来た。その695mピークを越えると、あとは白木山の山頂へ向かう直登斜面が控えているだけであった。俄かにきつくなった斜面上の灌木に付けられたテープを追って登って行った。アキレス腱が悲鳴をあげそうな位の急登であった。その急坂登りを30分程こなして、待望の白木山駅からの正面登山道に出ることが出来た。これまでの道筋と違って、何と手厚く手入れされている道であろうか!山頂まではそこから10分程であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大槌山の三等三角点〉

 

 

〈切り開かれた南面に座してランチタイム〉

 

 

 

 

〈美しい照葉樹林の尾根を行く〉

〈豊かな森が拡がる711mピーク〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈標高695mピークは南面を巻く〉

 

 

〈白木山が近付き急登りが続いた〉

 

 

 

 

〈午後の陽射しが森の中まで射してくる〉

〈白木山駅正面登山道に出合う〉

 

 

15:42〜15:59 白木山(889.3m)

  久し振りの白木山の山頂であった。4年間ほどご無沙汰していたようだ。山頂周辺はあまり変わった雰囲気はなかったものの、登山道は随分とよく手入れがされているように感じた。小屋で単独行の男性に挨拶をしたものの、午後4時に近い山上には人影がもうなかった。好天のこの日の日中は賑わったことであろう。好天はまだ続いていたが、残念ながら眺望は霞んで十分には得られなかった。小屋で白木山駅からの列車の時刻を確認して、1時間30分の所要時間の予定で桧尾根コースを下ることとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈陽が西に傾きかけた白木山々頂〉

 

 

〈山頂に建つ白木神社の祠〉

 

 

 

 

〈霞む大林、桐陽台方面〉

〈狩留家、広島方面も霞んでいた〉

 

 

 

 

〈馬酔木の並木を抜けて下山の途に〉

〈流石は正面登山道!高速の街道のよう!!〉

 

 

16:17〜16:18 水飲み場

  正面登山道を9合目、8合目と経由して水飲み場まで下った。ここから桧尾根が分岐する。名前の通り桧林の中の尾根筋を下って、正面登山道の登山口の奥の谷間へと下る道である。下り始めると急坂続きで、身近な樹々に掴まらなければ滑り落ちそうな所も多かった。下るに従って、掘り込まれた道筋も多くなってきた。そこには分厚い落ち葉が堆積しており、滑ること著しい限りであった。足や膝を傷めないように気を付けながら下り、所要時間1時間25分で正面登山道の登山口へ到達し、白木山駅には予定通りの1時間半で下ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈水飲み場〉

 

 

〈水飲み場から山頂方面を仰ぎ見る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈桧林の中に急坂を下る!〉

 

 

〈枯葉が厚く積もった掘り込みを下る〉

 

 

 

 

〈椿谷、バリエーション、桧尾根の3ルートの分岐に出る〉

〈下って来た桧尾根コースの指導標〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈渓流に沿って白木山駅へと急ぐ!〉

 

 

〈ちょっと笑ってしまいます!〉

 

 

 

 

〈最奥の民家前で舗装道に出て、正面の高鉢山を仰ぎ見る〉

〈白木山正面登山道の登山口〉

 

 

17:30 白木山駅

  17時30分に白木山駅に下山、その2分後に広島行きの列車が片面プラットホームの駅に到着し車上の人に。誠に計算した以上にタイミングの良い到着、効率的な下山であった。

 

 

 

〈集落からこの日辿った上三田からの尾根を仰ぎ見る〉

〈白木山駅〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈早春の花々〉

 

 

 

〔山行所感〕

  長年の課題をひとつ片付けることが出来て、先ずは満足の一日となった。ただ反省点は、@出発時間をもう少しは早くすべきであった(1時間早い列車があるはず)。Aその上で、下山路を中深川駅や上深川駅方面などに変化をつければもっと楽しいルート設定となること間違いなかった。この日は鈍足が一層鈍足となったようだ。まだまだ頑張らねば!!

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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