桜満開の宮島を訪ねる 駒ヶ林(509m)・弥山(535m)

広島県廿日市市宮島町

2013年3月30日(土)      門久単独

 

 

 

 

 

 

〈多宝塔を包み込むような桜の園〉

 

 

 

3月22日(金)に開花した広島の桜が、早くも満開との情報に心は騒ぐ。

大好きな宮島の桜も当然に満開とのこと。

何があってもここは宮島に行かねばと、晴天の予報の出た週末のこの日に出掛けることとした。

先ずは麓で満開の桜を存分に楽しんでから、

展望台の建て替え準備が進んでいる弥山の山頂に寄ってみようとの心算であった。

宮島口からの連絡船は、春の行楽シーズンのピークを迎えて満員の盛況であった。

 

《山行記録》

宮島桟橋9:29・・・・9:33要害山9:43・・・・9:52北之神社9:53・・・・9:59誓真大徳碑10:09・・・・10:14塔の岡10:18・・・・10:20五重塔下10:23・・・・10:33聚景荘横の公園10:37・・・・10:40多宝塔下の桜の園11:04・・・・11:08多宝塔11:13・・・・12:02朝日観音・・・・12:29駒ヶ林(509m)13:01・・・・13:10仁王門・・・・13:21弥山本堂13:24・・・・13:32弥山(535m)13:36・・・・13:56夕陽観音・・・・14:30展望地14:32・・・・14:47四宮コース登山口(紅葉谷公園)・・・・14:50四宮神社14:55・・・・14:58藤の棚公園14:59・・・・15:09大聖院15:14・・・・15:19多宝塔・・・・15:27大元公園15:38・・・・15:45清盛神社・・・・14:53御笠浜・・・・16:00大鳥居16:09・・・・16:11御笠浜・・・・16:14塔の岡・・・・16:18誓真大徳碑16:21・・・・16:25町家通り・・・・16:33宮島桟橋

〔総所要時間:7時間04分、昼食・休憩等:2時間16分、正味所要時間:4時間48分、歩行距離:128q、累積標高差:±1,092m

 

 9:29 宮島桟橋

  大勢の団体のお客さんが集合して混雑を極める宮島桟橋前の広場を後にして、先ずは桟橋から指呼の間にある要害山へ登った。高台から眺めるとこれから行く予定の宮島の街の山裾や塔の岡などの桜の名所はどこも満開のようで心楽しくなった。要害山から下りて町家通りに出て、その途中で左折して山際の小路に入ると北之神社の祠があったので参拝した。そこから間道を辿るとすぐ裏手を通る山辺の小径に出たので、その道を暫し行くと目指していた誓真大徳碑のある広場の直ぐ裏手に出ることが出来た。

 

 

 

〈山の裾が桜で彩られた宮島へ連絡線で渡ります〉

〈要害山で早速に満開の桜に出会いました〉

 

 

 

 

〈要害山から五重塔、千畳閣を望む〉

〈町家通りを行く〉

 

 

 

 

〈厳島神社の末社の一つの北之神社〉

〈山辺の古径

 

 

 9:59〜10:09 誓真大徳碑

  山辺の小径から少し街へ寄った高台の広場に誓真大徳碑が建っている。光明院の直ぐ北の丘の上である。誓真は18世紀の晩期に宮島で修行した僧で、宮島の町内に井戸を掘ったり、杓子の製作を教えたりしたと伝えられている。宮島の杓子の生産はこの誓真に始まるとされる。この碑が建つ丘を覆う桜は今が満開で、この桜越しに見る塔の岡の景観は絶景であった。宮島に張り巡らされた小径を辿って光明院前を経て塔の岡に出て五重塔を仰ぎ、さらに厳島神社の裏手に下りてから歴史民俗資料館の対面の高台にある聚景荘へと桜の花を追って歩いた。聚景荘の隣の公園からは、満開の桜に包まれた多宝塔が望めた。

 

 

 

 

 

 

 

〈誓真大徳碑の建つ広場の桜も満開!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈誓真大徳碑の広場から塔の岡を望む〉

 

 

 

 

 

〈花々に彩られた五重塔〉

〈桜と銀杏の新芽に彩られた千畳閣〉

 

 

 

 

〈千畳閣下の枝垂れ桜も絢爛!〉

〈厳島神社の回廊越しに多宝塔を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈聚景荘へと登る石段の道〉

〈聚景荘横の広場から多宝塔を望む〉

 

 

10:40〜11:04 あせび歩道から見る多宝塔下の桜の園

  聚景荘の隣の公園からあせび歩道に出て多宝塔に向かっていると、聚景荘を過ぎたところで多宝塔のある尾根との間の谷間に桜の園が拡がっているのが目に入ってきた。ここの桜も満開であった。あせび歩道に面した山の斜面に上がれば、この桜の園を上から俯瞰することが出来た。この桜の園を海と見做せば、多宝塔は将に桜の海に浮かぶ吉兆の証のようであった。暫しこの桜の海の中を泳いでみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

〈多宝塔西面の谷間の桜の園を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈桜の海に浮かぶ多宝塔〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈今年の桜は豪華絢爛な咲き振り!〉

 

 

〈鹿たちも食足りて花見の気分か!?〉

 

 

11:08 多宝塔

  桜の園で存分に満開の桜を楽しんでから多宝塔まで進んだ。ここで多宝塔のすぐ背後の尾根筋に立てば、満開の桜に囲まれた多宝塔越しに大鳥居や大野瀬戸が望めた。この景観は宮島を代表するそれの一つであると思う。既に時計は午前11時を回っていたが、登山装備で来ていたので、ここから多宝塔コースを辿って駒ヶ林へと向かうこととした。あせびの白い花の咲く尾根筋を登って行くと、やがて宮島特有の粘っこい羊歯の中を行く登山道となった。登り行く程に傾斜は厳しくなり、最後の駒ヶ林山頂の直ぐ手前からは露岩の上を越えて行くことなった。

 

 

 

 

 

 

 

〈多宝塔越しに大鳥居、大野瀬戸を望む〉

 

 

 

 

 

〈花見を一先ず措いて、多宝塔コースを駒ケ林へと登る〉

〈宮島らしい羊歯の中の道が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈随分と少なくなった青松が美しい尾根筋〉

 

 

〈岩場を通過〉

 

 

12:29〜13:01 駒ヶ林(509m)

  駒ヶ林の山頂には二組の登山者の姿があった。ここでランチタイムを取っている間に大勢のグループの方々が上がって来られたが、山頂に留まることなく多宝塔コース下って行かれたようであった。駒ヶ林から仰ぎ見る弥山の山頂には既に展望台の影はなく、露岩の上で憩うっておられる登山者の姿を見ることが出来た。昼食後は、仁王門、弥山本堂を経由してその弥山の山頂を目指した。

 

 

 

〈駒ヶ林山頂から弥山を望む〉

〈遙か南に岩船岳を望む〉

 

 

 

 

〈仁王門を抜けて弥山を目指す〉

〈仁王門近くにあった案内板〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霊火堂越しに弥山本堂を俯瞰する〉

 

 

 

〈不消霊火堂〉

 

 

13:21〜13:24 弥山(353m)

  弥山々頂にあった展望台はすっかり取り払われており、跡地は綺麗に整地されていた。この日は工事は行われておらず、登山者は工事の間は立入が出来ない山頂の広場に出て憩うていた。展望台のない山頂広場は落ち着けなかったので、跡地の様子を暫し観察してから早々に四宮コースで下山することとした。四宮コースへの取り付きは撤去されたトイレの直ぐ脇であったので、工事が行われておれば、このコースは通れないのではなかろうかと思っていたが、案の定下り始めて直ぐにところに立入禁止の黄色のテープが張られていた。下から上がって来ても、ここから先の山頂部へは入れないよという意味と解した。工事のないこの日はそのまま通してもらって、長い尾根筋を紅葉谷公園に面した登山口まで下って行った。

 

 

 

〈展望台が解体撤去された弥山々頂広場〉

〈整地された展望台跡〉

 

 

 

 

〈山頂の桜は未だ3分咲きと言ったところ〉

〈弥山から駒ヶ林を望む〉

 

 

 

 

〈立入禁止のテープが張られた山頂直下の四宮コース〉

〈夕陽観音〉

 

 

 

 

〈ヤブツバキ〉

〈シキミの花〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈四宮コースから厳島神社、塔の岡、大野瀬戸を俯瞰する〉

 

 

 

14:47 四宮コース登山口

  登山口まで下ると、やはり通行止めのロープが張られていた。どうも展望台の建設中はこの四宮コースは通行止めのようであった。他のコースに立つ案内板には「弥山山頂には登ることができます」との表記があったが、このコースだけはこの文言がテープで隠されていた。秋までの辛抱である。紅葉谷公園に出て四宮神社に参拝してから、もう少し島内の桜の花見をすることとして、藤の棚公園からもみじ歩道を通って大聖院に寄り、さらにあせび歩道を通って再度の多宝塔を経て大元公園へと足を延ばした。

 

 

 

〈四宮コース登山口には立入禁止のロープが張られている〉

〈アセビが満開の四宮神社の参道〉

 

 

 

 

〈大聖院山門〉

〈桜やツツジが満開の大聖院境内〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大元公園に近付くと樅の古木が目立ってくる〉

 

 

 

〈アセビ歩道を辿って再び多宝塔へ!〉

 

 

15:27〜15:38 大元公園

  大元公園まで来ると観光客の姿も殆どなく、俄かに静かになった。伸び始めた園内の草の若芽を食す鹿たちも落ち着いていた。大元公園の桜は、秋の紅葉と同様に他の所とはちょっと違った佇まいであった。何よりもここの園内には樅の巨木もあり、桜の花と樅の緑の葉のコラボレーションを楽しむことが出来た。また、園内の桜は染井吉野だけでなく、山桜が交っており、濃淡あるいは陰影のある桜の咲き具合を楽しむことが出来た。この大元公園で花見はお仕舞にして桟橋へ引き返すこととした。厳島神社の前面の海は春の干潮で、大鳥居の遙か沖まで潮が引いていた。

 

 

 

〈大元神社〉

〈静謐な大元公園〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈樅の緑と満開の桜のコラボレーション〉

 

 

 

〈鹿たちもノンビリと草を食む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマザクラの染井吉野の幻想的なコラボ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈清盛神社付近から干潮の大鳥居を望む〉

 

 

 

〈西松原の清盛神社〉

 

 

16:00〜16:09 大鳥居

  厳島神社の前面の干潟を渡って御笠浜へ一旦上がったが、あまりにも見事に沖まで潮が引いた干潮に、大勢の人たちが集まっている大鳥居まで行ってみることとした。春の干潮時にはこうした現象が現れて楽しい限り。干潟で暫し遊んだ後、塔の岡に上がってから、この日の午前中に立ち寄った誓真大徳碑のある公園に再度寄ってシルエットとなった五重塔を改めて眺めてみた。

 

 

 

〈大鳥居の額〉

〈潮の引きが大きい春の干潮〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大鳥居越し多宝塔を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夕刻の誓真大徳碑の広場から塔の岡を望む〉

 

 

 

16:33 宮島桟橋

  あとは宮島の街を抜けて宮島桟橋に戻るだけであった。複雑な宮島の街の小路を抜けて町家通りに出てから、雛めぐりのお雛様などを眺めながら桟橋へと向かった。要害山の下を抜けるトンネルを出ると宮島桟橋であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈町家を飾る「みやじま雛めぐり」のお雛様〉

 

 

 

〈小路を抜けて町家通りへ〉

 

 

〔山行所感〕

  満開の宮島の桜を心行くまで楽しめ、駒ヶ林、弥山の山頂まで足を運ぶことが出来、また弥山山頂の展望台跡の現況を確認出来て収穫の多い山行であった。桜に関して言えば、今年の広島周辺の桜は特に美しいと思う。ここ宮島の桜も同様で極めて見事な咲きっぷりであった。桜の季節の宮島はやはり夢の世界かと思う程に楽しく美しい。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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