オオヤマレンゲ咲く峰を訪ねる 天狗石山(1,191.8m)

広島県山県郡北広島町

2013年6月22日(土)  チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈天狗石山で微笑む天女〉

 

 

 

中国山地の初夏の花と言えば、オオヤマレンゲ抜きには語れないであろう。

その花の時節を迎えているが、ウェブページで拝見すると先週末の吉和冠山の人出は大変な様子であった。

何とか静かに鑑賞出来ないものであろうかと考えて、午後の天狗石山を訪ねてみることにした。

昼前に広島の我が家を出て、午後1時半少し前に登山口の来尾峠へ到着した。

 

《山行記録》

駐車場所(気温21)13:30・・・・13:34来尾峠・・・・14:18(昼食)14:37・・・・14:47高杉山分れ・・・・15:06佐々木新道分岐・・・・15:08天狗石山(1,191.8m)15:21・・・・15:23山頂岩場直下15:31・・・・15:48高杉山分れ・・・・16:28来尾峠・・・・16:33駐車場所

〔総所要時間:3時間03分、昼食・休憩等:0時間40分、正味所要時間:2時間23分、歩行距離:4.8q、累積標高差:±444m

 

13:34 来尾峠

  午後1時半頃の来尾峠の駐車スペースは、筑豊ナンバーのマイクロバス1台と乗用車2台でもう満杯であった。峠への登り口に福山ナンバーのマイクロバスも停まっていたので、山中は賑やかそうであった。仕方なしに峠から才乙の集落方面へ少し下った道路の膨らみに愛車を停めてから登山口の峠に引き返して山行を開始した。登山口から少し入ったところから急坂が始まった。山頂まで余り遠くはないが、最初に険しい上りがあるのでちょっと手強い山と言える。ただ20分余の急登を我慢すれば、後は楽しい山歩きが楽しめる山とも言える。その急登をこなして稜線上に出ると、ササユリやコアジサイ、ヤマボウシなどの花々が次々と姿を現してくれた。稜線部の草地に出て、高杉山や才乙の集落などの景色を眺めながら、遅い昼食を摂った。昼食を終えた頃に、山頂方面から福岡から来たと言う20名のグループが下山して来られた。

 

 

〈来尾峠の路傍に咲くササユリ〉

〈天狗石山登山口の来尾峠〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈咲き残っていたヤマツツジ〉

 

 

 

〈暫し急坂が続く〉

 

 

 

〈登山道を彩る白いササユリ〉

〈もうコアジサイの咲く季節〉

 

 

 

〈ヤマボウシ〉

〈コナスビ〉

 

 

 

〈路傍に咲くピンクのササユリ〉

〈まだウツギ(卯の花)が咲いていた〉

 

 

 

〈これから向かう天狗石山〉

〈南あm隣の高杉山〉

 

 

14:47 高杉山分れ

  高杉山へ登山道が分岐する地点を過ぎると、登山道はブナを中心にした樹林帯へと入っていった。大きなブナの樹は少ないが、細く背の高いブナが密集している森である。この季節この森に入ると、沢山のコバノフユイチゴ(マルバノフユイチゴ)が白い花を付けているのを見ることが出来る。この日もその通りであった。午後になって天気は下り坂のようで、曇天に加えて山頂部からガスに覆われ始めたようであった。登って行く程に、森の中にも霧が巻くようになって来た。

 

 

〈標識も朽ちてしまった「高杉山分れ」〉

〈ブナの蜜林へと入って行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈林床に咲くコバノフユイチゴ〉

 

 

〈ギンリョウソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

がん〈ガスに巻かれた山頂部〉

 

 

 

15:08〜15:21 天狗石山(1,191.8m)

  木組みの展望台のある天狗石山の山頂は濃いガスに巻かれて眺望は全く得ることが出来なかった。オオヤマレンゲの季節にはいつもほぼ同様な天気を経験しているので落胆することもなかった。この時期は専ら山頂部の岩場や岩峰の下に咲くオオヤマレンゲを観察出来れば良いのである。午後3時を回った山頂には、他に登山者の姿はなく、目論んだ通りに静かな花見が出来る環境であった。岩場に回り込んでみると3輪の開花した花と蕾が認められた。山頂下の樹には沢山の花が付いていたが、もう既に褐色に変色してしまった古い花が多く、見頃の花は葉や樹々に隠れて見辛い所に咲いていた。それでも何とか目的としたオオヤマレンゲの花を身近に見て、写真も撮ることが出来た。目的を達すれば、後は登り来た道を下るだけであった。下り始める前に、山頂部の岩の下へ回り込んで、山頂からは見辛かったオオヤマレンゲの花を樹下から覗き込んでみた。

 

 

〈天狗石山々頂〉

〈ヤマボウシ咲く山頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂の岩場に咲くオオヤマレンゲ〉

 

 

 

 

〈間もなく開きそうな蕾〉

〈謙虚に、下向きに咲く〉

 

 

 

〈山頂直下の高木に咲く〉

〈山頂の岩壁の下から仰ぎ見るオオヤマレンゲ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈美しい蝶に出逢った〉

 

 

 

〈岩の隙間に根差した杉〉

 

 

15:48 高杉山分れ

  高杉山分れから時間があれば高杉山や乳母御前神社などを訪ねてみたいところであったが、遅立ちのこの日はもうそうする余裕がなかった。来尾峠への登り口に停まっていた福山ナンバーのマイクロバスのグループは、きっと高杉山方面へと足を延ばして才乙に下山されたのであろう。我々は来た道をそのまま引き返した。天気は俄かに下降基調となり、登って来た天狗石山も隣の高杉山も霧に閉ざされ、才乙の集落までも霧に隠されようとしていた。

 

 

〈高杉山分れ〉

〈霧の閉ざされようとする才乙の集落〉

 

 

 

〈開いたばかりと思える新鮮なササユリ〉

〈ツルアリドオシ(アカネ科)〉

 

 

16:28 来尾峠

  下って来た来尾峠にはもう一台の車もなかった。我々がこの日最後の登山者となったようであった。愛車を停めた所まで下って行く間に、山中で見ることはなかったウツボグサの群落に出逢った。

 

 

〈来尾峠へ下山〉

〈来尾峠に立つ道標〉

 

 

 

〈来尾峠、峠の向こ側は島根県〉

〈峠に咲くウツボグサ〉

 

 

〔山行所感〕

  今年のオオヤマレンゲ詣は天狗石山のエコノミールートで済ませるこが出来た。3年振りの訪問であった。この山にも例年県外からオオヤマレンゲを目的に来訪される登山者が多い。広島県内には4か所のオオヤマレンゲの自生地があるかと思うが、どの山も同様であろう。何処も、樹々が荒らされることなく、より大きな群落として成長、拡張して行くことを願いたいものである。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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