夏の花が咲き始めた皿ヶ嶺連峰を歩く 赤柴峠・引地山(1,026.8m)

愛媛県東温市・同県上浮穴郡久万高原町

2013年7月6日(土)    門久単独

 

 

 

 

 

 

〈皿ヶ嶺・風穴上の北斜面を覆うギンバイソウ〉

 

 

 

週末の四国・東温市で午前中時間を取って久し振りに皿ヶ嶺を歩いてみることとした。

風穴上の北斜面でギンバイソウが蕾を膨らませて群生しているのを見たら、

尾根上に上がって竜神平へ下ってから下山しようかとの胸算用であった。

しかし山も歩いてみると棒に当たるようで、山中で有り難い情報を頂いて想定外のコースを歩くことに!

 

《山行記録》

風穴下駐車地8:40・・・・8:42風穴8:48・・・・9:02十字峠方面直登道分岐・・・・9:17丸太のベンチのあるテラス9:47・・・・9:49尾根道出合・・・・9:52迂回路分岐・・・(急坂)・・・10:07迂回路合流・・・・10:10標高1,058mピーク・・・・10:22イチヤクソウ10:28・・・・10:29赤柴峠・・・・10:32引地山(1,026.8m)10:34・・・・10:37赤柴峠・・・・10:41イチヤクソウ10:46・・・・11:13迂回路分岐・・・・11:38尾根道出合・・・・11:46丸太のベンチのあるテラス・・・・12:01十字峠方面直登道分岐・・・・12:10風穴12:11・・・・12:13風穴下駐車地

〔総所要時間:3時間33分、休憩等:0時間43分、正味所要時間:2時間50分、歩行距離:54q、累積標高差:±550m

 

 8:40 風穴下駐車地

  やや早めの時間に風穴下まで車で上がり、車を路側に寄せて停めた。下の駐車場にはまだ一台も車がなかったのにここには既に5台の先客の車があった。身支度を整えて、先ずは風穴に立ち寄った。冷気が霧となって漂う穴の中にはヒマラヤの青い芥子が10株15輪ほど咲いて賑やかであった。穴の縁石の上に置かれたプランターの中では、橙色の芥子も3輪咲いて見事であった。芥子を見たら先を急ぐことにして、北斜面にジグザグを切って上っている皿ヶ嶺正面登山道を登って行った。斜面には予想通りにギンバイソウが蕾を膨らませながら群落を形成していた。所々にはヤマアジサイの花がまだ綺麗に咲いていた。途中で、いつものように正面登山道を外れて十字峠方面に直接登っていく道に入った。分岐から暫し急坂が続くが、その沿道はすばらしいギンバイソウの群落で覆われていた。

 

 

〈麓から皿ヶ嶺連峰を仰ぐ〉

〈冷気を吐き出す風穴〉

 

 

 

〈風穴に咲くヒマラヤの青い芥子〉

〈橙色の芥子が〉風穴の縁石の上に咲いていた〉

 

 

 

〈梅雨時の瑞々しい上林森林公園〉

〈北斜面をジグザグに上る皿ヶ嶺への登山道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ギンバイソウの膨らんできた蕾〉

 

 

 

 

〈ここを右に採り十字峠への直登道に入った〉

〈ヤマアジサイ〉

 

 

 

〈見事なお花畑の中を抜けて上がる直登道〉

〈びっしりと斜面を埋めるギンバイソウ〉

 

 

 9:17〜9:47 丸太のベンチのあるテラス

  丸太のベンチのあるテラス状の台地で写真を撮っていると、旧知のNさんが偶然に通り掛かかられた。ベンチに座ってやや長話を決め込むこととなった。この時季はまだ花は少ないが、赤柴峠へ行けばイチヤクソウが見られると言うので、そこへ行っても午前中に何とか下山出来そうなので行く先をそちらに変更することとした。赤柴峠方面へは、話し込んでいたテラスから直接尾根上に上がれる踏み跡が出来ているのでそこを辿って行った。直ぐに尾根上に出た。広々としたブナの森が拡がる素晴らしい尾根であった。しかしその尾根は直ぐに細くなって急転直下断崖となって急降下しているのであった。この難路を避けるために、尾根の南側のスキー場の上を巻く迂回路が設けられている。断崖を下って鞍部に出てから、アップダウンを繰り返す尾根筋を更に西進した。概して尾根の右側(東温市側)は素晴らしいブナ林を形成していた。そろそろ赤柴峠へ着くかと思い始めた頃に、路傍にお目当てのイチヤクソウを見付けることが出来た。10本足らずのグループを形成して、2か所に咲いていた。ここでゆっくりと写真を撮った。赤柴峠はそのイチヤクソウの自生地から直ぐで、更に引地山の山頂は赤柴峠から数分のところであった。

 

 

〈丸太のベンチで久し振りにお会いしたNさんと長話を楽しむ〉

〈この美しい林を抜けて尾根筋に向かう〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈苔生す林床〉

 

 

 

 

〈尾根筋に出たところでササユリに出逢った〉

〈広々とした尾根筋を赤柴峠へと向う〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈左は迂回路、右は尾根道〉

 

 

〈尾根筋を進むと急坂が待つ〉

 

 

 

〈尾根筋の一角に落葉松林があった〉

〈尾根の東温市側には見事なブナ林が拡がる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈下向きに咲く可憐な花だ〉

 

 

 

〈赤柴峠の手前でイチヤクソウに出逢った〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈赤柴峠〉

 

 

〈引地山へと続く赤松林を抜ける道〉

 

 

10:32〜10:34 引地山(1,026.8m)

  引地山の山頂は登山道の中に三等三角点が建つだけの眺望もない散文的な所で長居は無用であった。ただ樹間を渡ってくる風が冷たく気持ちが良かった。昼までには下山したいので直ぐに来た道を引き返した。帰路に見ると往きに見たのとは別の所にも数か所イチヤクソウが咲いていた。ここでも暫し撮影タイムを取った。往きに断崖を下った所は迂回路の巻き道を通ることとした。そのお陰でキクガラクサを初めて見ることが出来た。また、迂回路が通る斜面にスキー場方面から延びて来る林道が拓かれている現場に遭遇した。尾根上に上がれば、丸太のベンチのあるテラスに下って行く分岐は直ぐであった。

 

 

〈登山道の真ん中に三等三角点が建つ引地山々頂〉

〈赤柴峠近くに拡がるダケカンバの林〉

 

 

 

〈赤柴峠からは上林の集落へ直接下る道が延びる

〈登山道脇に咲く別のイチヤクソウに出逢った〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イチヤクソウの花を下からアップ〉

 

 

 

〈豊穣なブナ林にヤマボウシが咲く〉

〈迂回路に聳え立つ岩塔〉

 

 

 

〈キクガラクサ〉

〈コナスビ〉

 

 

 

〈迂回路から広々とした尾根筋に出る〉

〈尾根筋を離れて丸太のベンチへと下る〉

 

 

11:46 丸太のベンチのあるテラス

  丸太のベンチに帰ってきたのはもう正午前であった。時折圏外となる携帯電話で何とか帰着が少し遅れると連絡を取った。ギンバイソウが一面埋める北斜面を下って行っていると、朝方には気づかなかったヤマトウバナなどを見付けることが出来た。ショートカット・ルートを採って風穴に下ってみると、ちょうど昼時間とあって涼しいところで弁当を開ける家族連れなど沢山の観光客の姿が見られた。

 

 

〈丸太のベンチのあるテラス状の台地に出る〉

〈ヤマアジサイの咲く下山路〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマトウバナ〉

 

 

〈樹間から上林の集落を俯瞰する〉

 

 

 

〈ギンバイソウの蕾が美しい〉

〈昼時間なって来訪者の多い風穴〉

 

 

12:13 風穴下駐車地

  当初の予定からは遅れてしまったが、正午をあまり大きく回らない時刻に下山出来た。咲き揃い始めた車道沿いの紫陽花の花もゆっくりと鑑賞したいところであったが、それはまたの機会にすることとした。帰路に車中から、賑わう水の元の流しそうめんの店を見た。暑い夏休みにでも一度立ち寄ってみようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈風穴下の車道に出た〉

 

 

〈植生の紫陽花が咲き始めている〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈水の元の流しそうめんが営業を始めていた〉

 

 

 

〔山行所感〕

  ちょっと退屈な山行を覚悟していたが、山中でNさんから頂いた情報で何とかこの時期にしては味わい深い山旅にすることが出来た。皿ヶ嶺も端境期を過ぎて、これから盛夏を飾る花々で埋められて行くことだろう。今回はそのプレリュードの位置付けであろうか。とは言え、今回は思ってもいなかった展開であった。山の世界も面白いものである。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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