夏の花の山を逍遥 皿ヶ嶺(1,1278m)

愛媛県東温市

2013年8月3日(土)    門久単独

 

 

 

 

 

 

〈霧に巻かれたギンバイソウで埋め尽くされた斜面〉

 

 

 

西日本ではこのところ各所で豪雨被害の出る不安定な天気が続いている。

北陸、東北の梅雨明けも遅れて、夏山の計画の遂行も儘ならない。

この日の四国も不安定な天気の予報であったが、

半日だけでも山歩きを楽しもうと少し早出をして、6月初め以来久し振りの皿ヶ嶺逍遥を楽しむこととした。

 

《山行記録》

上林森林公園駐車場7:33・・・・7:40風穴7:43・・・・8:04十字峠方面直登道分岐・・・・8:36ベンチのある休憩所・・・・8:45三差路・・・・9:00三差路・・・・9:28竜神平9:46・・・・9:49畑野川分岐・・・・10:18(気温21)皿ヶ嶺(1,278m) 10:22・・・・10:26皿ヶ嶺二等三角点(1,270.5m)・・・・10:35十字峠・・・・・10:50引地山分れ・・・・11:08十字峠方面直登道分岐・・・・11:22車道出合・・・・11:28上林森林公園駐車場

〔総所要時間:3時間55分、休憩等:0時間25分、正味所要時間:3時間30分、歩行距離:68q、累積標高差:±592m

 

 7:33 上林森林公園駐車場

  松山から近いせいか皿ヶ嶺の朝は遅いようだ。午前7時半頃の上林森林公園(風穴)の駐車場には先客の車はなかった。風穴直下の路側駐車の車が一台あるだけであった。皆さん、朝はゆっくりと来られるのだろう。静寂の風穴から先ずは竜神平を目指すこととした。冷気が霧となって流れ出る風穴にはまだ3輪のヒマラヤの青い芥子が咲いていた。登山道を登り行くに従って皿ヶ嶺北斜面は濃い霧に包まれて、大木の下では薄暗く感じる程であった。沿道にはキンバイソウが咲き誇っており、将に“ギンバイソウ・ロード”と言った佇まいであった。ウバユリ、モミジガサ、クサアジサイなどの花々もよく目に付いた。それらの花々をのんびりと写真に納めながら登って行った。

 

 

〈麓から見上げた朝の皿ヶ嶺〉

〈霧に包まれた上林峠を遠望する〉

 

 

 

〈静寂の上林森林公園〉

〈群れるように咲くウバユリ〉

 

 

 

〈冷気が流れる風穴〉

〈下生えが刈り払われた森林公園〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈モミジガサとギンバイソウの咲く登山道〉

 

 

〈霧にスッポリと包まれて・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈皿ヶ嶺登山道はすっかり“ギンバイソウ・ロード”〉

 

 

 

 

〈クサアジサイ〉

〈ギンバイソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アキノタムラソウ〉

〈ブナの触手〉

 

 

 

〈暫し上林峠方向へ進む〉

〈霧に巻かれた上林峠へと続く尾根筋の道〉

 

 

 9:00 上林峠への稜線上の三差路

  真っ直ぐに竜神平に向かわず、暫く上林峠への尾根筋の道を行き、峠への途中で道を右に採って竜神平へと向かった。尾根筋は霧に包まれていたが、赤松の森に入った頃からその霧が晴れ始めて、それまでが嘘の世界のように青空となった。森を抜けて竜神平の湿地に出ると、夏の湿地性の花々が次から次へと現れてきた。湿地に刻まれた踏み跡を辿ってそれらの花々を追ってみた。

 

 

〈この三差路から竜神平への道を採る〉

〈霧が晴れ始めた森を抜けて行く〉

 

 

 

〈コバノフユイチゴの実が熟れ始めていた〉

〈森を出て竜神平越しに皿ケ嶺山頂部を仰ぐ〉

 

 

 

〈オトギリソウ〉

〈キンミズヒキ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コバギボウシ)〉

 

 

 

〈ツリガネニンジン〉

 

 

 

〈ヌマトラノオの群落〉

〈ヌマトラノオ(拡大)

 

 

 

〈コバギボウシの群落〉

〈まだ咲き残っていたハンカイソウ〉

 

 

 9:28〜9:46 竜神平

  湿原を巡回してから竜神小屋前の広場に出た。ここで小休止のコーヒータイムとした。まだ登山者の姿は見えず、ここも蝉しぐれを除けば静寂の中にあった。竜神平を後にして皿ヶ嶺山頂に向かう途中で、2組4名の登山者と行き違った。この日の第一弾目の登山者のようであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ハンカイソウ咲く竜神平〉

 

 

〈静寂の竜神平で暫しコーヒータイム〉

 

 

 

〈竜神平を後に皿ヶ嶺山頂に向かう〉

〈ヤマジノホトトギス〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマトウバナ〉

 

 

 

〈ヒヨドリバナ〉

 

 

10:18〜10:22 皿ヶ嶺(1,278m)

  午前10時過ぎの皿ヶ嶺山頂は無人であった。山頂標識に付けられた寒暖計は21℃を指していた。下界に下りたくない気温であった。山頂からは久万高原町の市街地は見えたものの、その周囲の四国山地の山々は雲の中に隠れていた。樹間から隣の引地山方面に目をやると、北面の斜面からまた濃い霧が吹き上がってきていた。青空はほんの束の間で終わるようであった。十字峠を越えて、尾根筋の下山路に乗ると、やはり尾根筋はまた濃い霧の包まれてしまっていた。

 

 

〈無人の皿ヶ嶺山頂〉

〈山頂の梨の木に実が付いていた〉

 

 

 

〈十字峠へと下る登山道を採る〉

〈オカトラノオ〉

 

 

 

〈皿ヶ嶺2等三角点〉

〈ヌスビトハギ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ダイコンソウ〉

 

 

〈十字峠〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈稜線部の老ブナ〉

 

 

10:50 引地山分

  霧に包まれた引地山分れで尾根筋を離れて北面の急傾斜面を下った。この傾斜面に入ると、ハガクレツリフネが姿を現してくれた。それまでには殆どハガクレツリフネの姿を見ることがなかっただけに嬉しいことであった。この時節の四国の山ではやはりハガクレツリフネ抜きでは納得できない。下り斜面が最高度にきつくなる所あたりは、ここでもギンバイソウの群生が拡がっていた。一株一株は地味な花であるが、群落を形成すると存在感のある花といえる。十字峠への直登道の分岐に出ると、後は朝登ってきた正面登山道を辿るだけあった。

 

 

〈ブナの稜線部を行く〉

〈引地山分れ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈引地山分れからの下山路沿いにハガクレツリフネが多い〉

 

 

 

 

〈丸太のベンチのあるテラス〉

〈このの下山路も“ギンバイソウ・ロードだ!〉

 

 

 

〈ウバユリ咲く登山道を下り行く〉

〈車道沿いの紫陽花はまだ鑑賞に耐え得る〉

 

 

11:28 上林森林公園駐車場

  下山して驚いた。朝、一台の車もなかった園地広場にずらっと並んで車が停められていた。殆どは避暑の人達のようで、風穴で涼んだり、広場でデイキャンプやBQQを楽しんでおられるようであった。子供達の声が頻りにして賑やかであった。夏休みになると、ここ風穴の上林森林公園はいつもと違う避暑地としての賑わいもみせるのであった。水の元の”そうめん流しも大変に賑わっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈避暑の車が並んだ上林森林公園〉

 

 

 

〈キツネノカミソリ〉

 

 

 

〈大賑わいの水の元の“そうめん流し“〉

〈カラスウリ〉

 

 

〔山行所感〕

  2か月振りの皿ヶ嶺は初夏の花々が終わって夏の佇まいとなっていた。竜神平ではミズチドリが完全に姿を消していた、北斜面はギンバイソウの独壇場のような世界であった。群生したギンバイソウは実に存在感があるから不思議だ。もう一方でこの時期の皿ヶ嶺で存在感のあるのがハガクレツリフネの花である。しかし、今年は如何せんその花が少ないように感じた。花期は7〜9月とのことなので、これから大いに咲いてくれればいいのだが・・・。期待することとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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