雷雲に追われて早々に下山 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市

2013年8月14日(水)    門久単独

 

 

 

 

 

 

〈皿ヶ嶺上空を覆う雷雲〉

 

 

 

連日の猛暑日が続き、午後になると特に耐え難い。

盆休みとて自然界は容赦ないもので、この日も温度計は38℃を指していた。

こんな時には近場の山への納涼登山も避暑の一手段であろうと考え、午後になっていつもの皿ヶ嶺に逃れることとした。

竜神平から上林峠、天狗の庭辺りを回っての夏の花々巡りも悪くないとの想いもあったのだが・・・・!

《山行記録》

上林森林公園駐車場(気温28)13:59・・・・14:30十字峠方面直登道分岐・・・・15:01ベンチのある休憩所・・・・15:16竜神平15:26・・・・15:38ベンチのある休憩所・・・・15:54岩壁16:00・・・・16:09十字峠方面直登道分岐・・・・16:20風穴16:23・・・・16:29 上林森林公園駐車場  

〔総所要時間:2時間30分、休憩等:0時間19分、正味所要時間:2時間11分、歩行距う離:4.6q、累積標高差:±439m

 

 

13:59 上林森林公園駐車場(風穴)

  上林から風穴へと上る林道は水の元の「そうめん流し」から帰る車と離合が続き、狭い道を上って行くのに難渋した。水の元はもっと大変で、「そうめん流し」に訪れた車がその周辺に溢れて進路を塞がれる程であった。風穴下の広場にも沢山の車が停められており、風穴方面からは甲高い子供達を中心に賑やかな人声が響き渡っていた。駐車場で登山支度を整えてから、この日は風穴を避けて、車道から皿ヶ嶺登山道へ直接上がる間道を採って入山した。正面登山道に合流すると、つい10日程前には盛りを迎えていたギンバイソウの群生もすっかり花から実に変わって、代わりにオオバヨメナやヒカゲミツバなどの花々が姿を現していた。

 

 

〈気温35℃の麓から仰ぐ皿ヶ嶺〉

〈この日も風穴を訪れる納涼客の車が多かった〉

 

 

 

〈混雑する風穴を避けて別ルートを採った〉

〈キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)がまだ咲き残っていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈正面登山道に出た〉

 

 

 

〈人跡薄い木漏れ日の遊歩道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈オオバヨメナ(キク科)の群生〉

 

 

〈今が盛りのモミジガサ(キク科)

 

 

 

〈ヒカゲミツバ(セリ科)

〈真っ赤になったトチバニンジン(ウコギ科)の実〉

 

 

14:30 十字峠方面直登道分岐

  この日は山頂に登ることは最初から断念していたので、十字峠方面への直登道に入らず正面登山道を採った。何か新しい花の姿などはないかと登山道脇に目を配りながら登って行ったが、めぼしい成果はなかった。10日前には辛うじて通れはしたが登山道に大きなブナの倒木があったが、それがきれいに片付けられていた。なかなかに早い対応である。皿ヶ嶺北面を巻く登山道を登って行くと、山稜の北側の東温市の上空は綺麗に晴れ渡っていたが、皿ヶ嶺山頂方向から雷鳴が聞こえてくるようになった。こちら方向に近付いて来なければ良いがと願いながら竜神平へと急いだが、竜神平に近付いて上空を仰ぐと、山頂方向に雷雲が立ち上っており、ちょっと不穏な雰囲気となっていた。

 

 

〈この三差路で竜神平への正面道を採った〉

〈オオバヨメナ・ロードといった感じ!〉

 

 

 

〈盛夏の熱い日射しを浴びる森を行く〉

〈ヤマトウバナ(シソ科)の花期は意外に長い〉

 

 

 

〈クサアジサイ(ユキノシタ科)がまだ健在であった〉

〈ハガクレツリフネ(ツリフネソウ科)

 

 

 

〈花も殆ど実になったギンバイソウ(ユキノシタ科)の群落〉

〈ベンチの並ぶ休憩所〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマジノホトトギス(ユリ科)

 

 

〈ブナの蜜林の尾根筋を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの木漏れ日の登山道〉

〈俄かに湧き立つ雷雲〉

 

 

15:16〜15:26 竜神平

  雷雲の動きは早く、竜神平の上空は瞬く間に雷雲の層に覆われてしまった。竜神平でのんびりとコーヒータイムを取って、夏の花々を眺めながら上林峠を経由して下山しようとの計画がちょっと無謀なものになって行くのを感じた。雷に打たれる前に下山するのが山の常識に沿った賢明な選択と思えた。取り急ぎ竜神小屋周辺の湿地に咲く花々だけを見て、踵を返して下山することとした。上空の厚い雲のせいでブナの密林に覆われた尾根筋などは薄暗くなっていた。それでも幸いなることか、雨粒が落ちてくることはなかった。下山を急ぐ傍らで、途中で晩期を迎えたイワタバコの群落に立ち寄ってみた。ソバナの花もその傍に咲いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈竜神平のブナ林〉

 

 

〈竜神平に咲くヒオウギ(アヤメ科)

 

 

 

〈コオニユリ(ユリ科)も健在〉

〈雷雲の覆われて薄暗くなってきた竜神平〉

 

 

 

〈雷雲の覆う空域がドンドン拡がっている〉

           〈竜神平に拡がるヌマトラオノ(サクラソウ科)の群落〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コバギボウシ(ユリ科)もまだ健在〉

〈ヌマトラノオ(サクラソウ科)をアップ〉

 

 

 

〈雨に打たれないうちに・・・と下山を急いだ〉

〈北面の登山道も完全に日陰に・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈岩壁の咲くイワタバコ(イワタバコ科)

 

 

〈イワタバコの側に咲くソバナ(キキョウ科)〉

 

 

16:09 十字峠方面直登道分岐

  十字峠方面への分岐まで下って来るまと、もう登山口まで直ぐと思えて安心感も増した。上空の雷雲はなお松山平野方面へと拡がってはいたが、空は意外に明るく俄かに雨が降ってくる気配はなかった。登山道を従順に辿って風穴に寄ってみると、沢山の納涼客の姿があった。誰も雷雲のことなど心配している気配がなかった。既に聞こえなくなっていたが、先ほどの雷鳴もここからは遠いところであったのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈上林森林公園へと下ってきた〉

 

 

 

〈ウバユリ(ユリ科)も実を結んでいた〉

 

 

 

〈風穴には多くの納涼客の姿があった〉

〈風穴近くの皿ヶ嶺登山口〉

 

 

16:29 上林森林公園駐車場

  夕刻を迎えてもまだ数多い納涼客を避けて、風穴から間道を抜けて駐車場へと下った。上林森林公園の広場から広い上空を見上げると、雷雲の層は松山平野の半ばほどの上空まで達していたが、強い雨をもたらせるほどの勢いはないようであった。

 

 

〈間道を抜けて駐車場へ〉

〈雷雲に覆われたものの、雨にはならなかった・・・〉

 

 

〔山行所感〕

  予期せぬ(天気予報は一日中雷雨の心配はないと言っていたのだ・・・)雷雲に追われるようにして下山する羽目になったものの、それでも雷雨に遭うことにならず何となく安堵したのも事実であった。天気も含めて何かにつけてボラティリティの高い世の中になってしまったが、やはり山からは無事に下山するのが最も大切なことである。

  下山後の駐車場で、我が愛車のキーを車内に閉じ込めるという失態を起こしてしまったが、駐車場で情報交換していた今治市から来られていたOさんファミリーに大変お世話になり、その難局からスムーズに脱却することが出来た。この場で改めて山の仲間の厚い情けに深く深く御礼を申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

〔BACK〕

〔HOME〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ads by TOK2